1999年12月


 
12 / 01

賄賂(わいろ)とは、何だろうか?

アジアでは、現代に至るまで、この賄賂の風習は消えない。
例えば、空港の税関で、「いくら払えば、フリーパスだ」なんていう話は つい最近まで、常識だった。(いまでも多いらしい)

オリンピックでの接待(せったい)はどうか?

日本人は、比較的、賄賂(わいろ)に関しては潔癖(けっぺき)だと言われる ことが多い。 ただ、一部には、賄賂を当然のように受け取る人もいる。
よく分からないが、この点に 関しては、はっきりと2種類の人間に分かれるようだ。

賄賂と接待は、違う。ということになっている。 接待というのは、お客さんが気持ちよく過ごすことが できるように、誠実に、その人のことを考え、事前に調査し、 選考委員をよい部屋に泊め、いい料理を出し、贈り物を送る。 というのは、日本では、マナーにかなった行為であると いちおは、言えるだろう。

接待を受けるほうも、ある程度のマナーが要求される。基本的には、あまり 断ることはなしに、おうように受け取る。
受け取ったものに対して それを、かかった金額で評価することは、タブーである。

例えば、 「いやあ、この料理は、高いでしょうねえ」などと言ってはいけない。

賄賂の定義(ていぎ)は、権力を持った人に、何かの見返りを期待して、金銭 (きんせん)などを、あげること。と考えると、接待との違いは、難しくなってくる。

 


 
12 / 02

現在、日本で見られるテレビ局は、全国で平均すると5つ程度。
大都市でも10くらいだ。

ここ5年は、ケーブルテレビが流行だ。最初にチューナーとアンテナを 買わねばならない。これが4万円ぐらい。契約料が5000円くらい。

毎月3000円ほど払えば、CNN,BBC,SKY NEWSなどが見られ、サッカーも ほぼ大きなリーグは、見られる(ライブでは難しい)。

英語、スペイン語、中国語、韓国語の放送も3000円ほどだ。
加入者は増え続けている。

現在、日本に住む外国人の半数以上が インターネットに加入していると思われるので、このケーブルテレビに 加入すれば、少なくとも最低限の情報は、自分の国とほぼ同じ質のものが 手に入ることになる。

 


 
12 / 03

2000年問題は日本では、ほぼ対策(たいさく)が進んでいると 言われているが、私は信用しない。特に今年は事故が多く、責任者の 第一声(だいいっせい)は、すべて「想定していなかった」であった。

主婦の会話

「ねえ、水とか買いだめしておく?」
「え、ああ、あのにせんねんもんだいとかいうのね、いちお主人が買っておけって言ってた」
「やっぱり、おたくの御主人、コンピューター関係だものね」
「年末は泊まり込みだって」
「そうなの?」
「そうみたい」
「へえ、大変ね。食料なんかどうする」
「缶詰(かんづ)めとか?」
「そうそう」
「そこまではねえ。大丈夫じゃないの外に出なければ」

噂では信号の一部がだめになるとか、エレベーターが危ないとか言われている

 


 
12 / 06

私の知人に起こった本当の話し。

知人は、九州に住んでいる年老いた父に留守を頼み、埼玉(さいたま) の友人の家へ出掛(でか)けた。

そこに父から「からだの具合(ぐあい)が悪い」という電話があった。
彼は、119番に電話した。救急車(きゅきゅうしゃ)を呼ぶためだ。

救急の人は、「ここは埼玉の救急なので、九州のことはわからない」 と言った。
では九州の連絡先を、と言うと、ひとつの電話番号を 教えてくれた。
そこへ電話すると、「現在、使われておりません」のテープの声。

再び、119へ。すると、「すみません間違ってました」とのこと。
再び、教えてもらった番号へ、すると、今度は、 「受け付け時間は5時までです」とのテープの声。

再び、119へ。担当者は、「すみません、相談(そうだん)センターでした」

友人は、ついに、怒りだした、「なんとかならないんですか、埼玉の 救急と九州の緊急はどうして連絡ができないんですか」 というと、
「しょうじき言って、連絡がつきません。つながりはありません。 104(電話番号案内)で聞いてください」 と言われた。

友人はここで、電話を切った。

104で、九州の近くの病院の番号を聞き、救急車を手配してもらった。

病状は軽く、たいしたことにはならなかった。

こういうことは、他の国でも起こるのだろうか?

昨日は、医療(いりょう)廃棄物(はいきぶつ)を、フィリピンに 捨てていた日本の業者(ぎょうしゃ)が摘発(てきはつ)されていた。 使用済みの注射器(ちゅうしゃき)なども大量に捨ててあったとのことだった。

何かおかしい。もう取りかえしがつかないのかもしれない。

 


 
12 / 07

すり、万引(まんび)き、かっぱらい、おきびき、ちかん。

犯罪に関する言葉は、多い。これはどこの国も同じかもしれない。 先日、刑務所における外国人の待遇(たいぐう)に関するドキュメンタリー をテレビで見たが、これを見る限り、ずいぶん改善(かいぜん)された 印象も持った。

外国人の受刑者(じゅけいしゃ)に対する待遇に関しては、5年程前から、 改善の声が高まっていた。 しかし、元々、日本人の受刑者に対する待遇(たいぐう)も決してよくは ないことを考えると、特別外国人に対して厳しいというわけではなかったようだ。

ただし、食事(しょくじ)の点など、宗教に関する配慮(はいりょ)には、 欠けていたようだ。 テレビで紹介されていた刑務所は宗教的な配慮もなされていたし、食事も飛行機の 機内食(きないしょく)ほどでないが、行き届いているようだった。

正直いって、日本では外国人の犯罪(はんざい)が増えている。

テレビでは毎日のように「外国人らしい2人組」などという表現が されている。
ほとんどは、目撃者(もくげきしゃ)などの証言(しょうげん)から 推測(すいそく)して、報道しているようだ。

 


 
12 / 08

12月になると、クリスマスの飾りつけが、始まる。

日本ではキリスト教を信じている人々は、1%程度だと言われているが クリスマスムードは、キリスト教国に負けない。

子供がいる家庭では、ツリーを買うのがあたりまえになってきている。
仏教のお寺などでも、家庭では、ツリーを飾る人が多いとのことだ。

飾りは中国製が多い。よく見かける。 1000年後は、クリスマスはあるだろうか。

 


 
12 / 09

英語などでは、「白人以外の外国人」を指す意味でWogという言葉が あったそうだが、日本では、日本人以外の外国人は、「外国人」と 呼ばれる。 省略して「外人(がいじん)」と呼ぶこともある。 黒人という呼び方は、よく使われるが、白人という言葉はあまり 使わなくなった。 黄色人種という言葉には、一般的には抵抗があるようである。

一時期、南アフリカで、産業面で貢献度の高い日本人は、「名誉白人 (めいよ はくじん)」として遇(ぐう)されるという話しが有名になり 議論になったことがある。

当時の南アフリカは、アパルトヘイト政策をとっており、「それに加担 (かたん)する明確(めいかく)な証拠(しょうこ)である」 といった議論から、「白人の仲間と呼ばれてよろんでいるとはなさけない」 といった感情的な意見もあった。

しかし、実は、この「名誉白人」という言葉は、日本人に、「世界では、 日本人は白人の範疇(はんちゅう)に入らない」ということを知らしめた という意味があった。

普段、日本人は、肌の色をあまり意識することなく 生活していた。

 


 
12 / 10

町中(まちなか)に介護用品(かいごようひん)を扱(あつか)う店が めだちはじめた。

「この簡易(かんい)トイレ、手入れはかんたん?」
「ええ、取り外しが簡単ですし、においません」
「どうして臭(にお)わないの」
「この液(えき)を、あらかじめかけておくんです」
「あ、別売なのね」
「このタイプは、ちょっと大きいわね」
「ええ、手すりがついてますから、ちょっと大きくなります」
「うちは、まだ、手すりは必要ないから」
「では、こちらの小さいタイプで」
「ええ、そちらで、お願いします。液もいっしょに」
「ありがとうございます。少々、お待ちください」

日本では、年老いた両親といっしょに暮らす比率は高い。
トイレの管理が一番、大変な仕事である。

 


 
12 / 13

日本では、4や9といった数字は嫌われる。 4はし(死)と読めるし、9はく(苦)と読めるからだ。

病院などでは、4号室がないところも多い。49号室などは、 「しじゅう苦しむ」(いつも苦しいとかんじる)と読んだりして いやがるそうだ。

あなたの国で数字で人気があるのは、どれか考えたことがありますか?

日本では、3ではないだろうか。 三大名勝(さんだい めいしょう)などと、有名なものを3つに集約 (しゅうやく)して表現することが多い。

 


 
12 / 14

アメリカでは、ポケットモンスター(ポケモン)という日本製の アニメが大人気だそうだ。 これも、たまごっちのように、世界的なブームになるかもしれない。

日本では、すでにに似たようなアニメのデジタルモンスターというのも あり、デジモンといって、これも人気があるらしい。 つい先日も7歳の姪がうちに来たが、両方とも大好きだと言っていた。 難しい怪獣(かいじゅう)の名前もすべておぼえている。

この姪は、ゲーム機を4種類持っている。
それぞれに好きなゲームがある。 だまって、見ていると一人でゲームを何時間もやりつづける。 親は、そうやって、静かにしているので、楽だということもあって これを咎(とが)めることは少ないようだ。 もちろん、子供にゲームをやらせないという方針の親もいるが、そういう 子供は、学校で友だちと同じ話題がなく、苦労するらしい。

 


 
12 / 15

2010年には、日本が65才以上の人が人口に占(し)める割合で、 世界一になるそうだ。25%をこえて、30%に迫(せま)る勢いだ。

老人介護(ろうじん かいご)に関する法律の整備(せいび)も始まっている。
介護ビジネスもさかんになりつつある。
これは、老人用のベッドやトイレ などの器具(きぐ)の販売から、ヘルパーの派遣(はけん)まで、 幅広(はばひろ)い。

介護ビジネスに関わる大手の会社の株(かぶ)はあがったが、この会社が どういうことをするのか、まだはっきりしない。

政府(せいふ)も、細かな法律は作っているが、柱になる考え方は、 見えてこない。 日本の貯蓄率(ちょちくりつ)が、いまだに世界一であるのも、理由が あることなのだ。

 


 
12 / 17

喫茶店で、20代後半の男性と女性。ファッション業界(ぎょうかい) の人たちらしい。

「このあいだ、20才前後のイタリア人と話してたら日本のアニメに 詳しいんだよ」
「ポケモンとか」
「いや、古いアニメーションをテレビで見たんだって」
「へえ」
「ルパン三世(さんせい)とか、キャンディキャンディとか」
「古いね」
「ビートたけしのテレビにも詳しいんだよ」
「へえ、日本ではイタリアの番組なんて見られないのにね」
「そう、アメリカのばっかりだもんな」
「そうだな。なんかエッチな番組なら見たことあるけど」
「でも、美術番組とか面白いのがありそうだね」
「そうね。日本のカメラが入れない場所にも行けるんだろうね」
「見たいね」
「そうね」

 


 
12 / 22

特に日本で愛されるものというのはいくつかある。

例えば、スヌーピーとチャリーブラウン。日本での人気は衰えない。 詩人である谷川俊太郎という最高の翻訳者(ほんやくしゃ)を得て出版された マンガは、100册を越える。

テレビでも年末などに時々放映される。(最近は少なくなったが)

番組表にスヌーピーと書いてあると、学校から飛んで帰ってきた。

例えば、友人に、「あの娘(こ)、なんかペパーミントパティ って感じだな」というと、友人は、にやりと 笑って「あんなに男まさりじゃないよ」と言ったりする。

作者のシュルツ氏は、物静かな人らしい。人に会って話すのも苦手だとの ことだった。

シュルツ氏が引退(いんたい)を発表した。

病気の治療(ちりょう)に 専念(せんねん)するため、とのことだった。 病状が深刻(しんこく)でないことを祈るばかりだ。
私のような、いちファンができることは、病状の回復と、家族との豊かな 時間を祈ることだけだ。

ありがとう、シュルツさん。

 


 
12 / 28

明日、サリン事件を起こしたオウム教団(きょうだん)の スポークスマンが出所(しゅっしょ)する。

2000年問題(Y2K)の備えのために、カセット式のコンロや石油 ストーブが売れているそうだ。

今月は子供の誘拐(ゆうかい)や殺害(さつがい)事件が多かった。

例年になく暖かい12月だ。 いつもとは少し違う年末だ。

まあしかし、こういった事件はもう珍しく なくなってしまった。
経済ニュースでは、ペイオフの延期(えんき)なんて声もあるらしい。
大手ISPを持つ会社の株が、外国人投資家(とうしか)によって 上がったりしているが、本気で優良株だと考えている人はいなくて、 ゲームの一種だという。

ちなみに私のまわりには、2000年だから何か特別なパーティーでも やろうとする人はいない。 健全だと思いませんか?

 


 
12 / 29

都心では、ゴミ箱(はこ)が撤去(てっきょ)された。

駅などでもプラットホームのゴミ箱が使えないようになり 「不審物(ふしんぶつ)を見かけた方は、お知らせ下さい」という アナウンスが聞かれる。 ここ最近、ゴミ箱が爆発する事件が続き、神経質になっているようだ。

今年は2000年の正月なので、いろいろといたずらをする人がいるのでは ないかと言われている。31日まで出勤する人も多いので都心に、 休日気分はないようだ。

郊外(こうがい)に行くと、いつものように年始(ねんし)の飾り付けが 売られている。商店街などでは、この時期、小さな露店(ろてん)が だされ、玄関などに飾るしめ飾りなどが売られる。1000円ほどだ。

このページが置いてあるサーバーコンピューターは、アメリカにある。 しばしば、故障するようなので、2000年問題で、何かトラブルが 起きるかもしれない。

サーバーの管理者からは、なんの連絡もない。 データのバックアップは自分で取ってあるので、何かあっても1週間以内に 復旧(ふっきゅう)できます。

 


 

Copyright @ Web Japanese
All rights reserved.

No reproduction or republication without written permission.


Bookmark the permalink.

Comments are closed.