2003年09月


 
09/02

先日まで、世界陸上をテレビでやっていた。

夜10時から早朝までという時間帯にもかかわらず視聴率は 好調だったようだ。
今回は、マイケルジョンソンやブブカのようなスーパースターが 少なく、地味だと言われたが、競技自体は充実していた。

中距離、長距離は、アフリカの国々が強い。
短距離は、あいかわらず アメリカが強い。

世界陸上のメインスポンサーは、日本の企業であることが多い。
日本では、マラソンやハンマー投げなどに有力な選手がいて さかんにそれらの選手の紹介がなされていた。

 


 
09/03

陸上競技は、国によって、人気種目が異なる。

アメリカでは、短距離。

ヨーロッパの国々では、中距離種目が人気。

東欧諸国では、砲丸投げやハンマー投げなど、パワー中心の種目が 人気だそうだ。

おそらくアフリカ諸国では、長距離種目の人気が高い だろう。

自国が得意とする種目は人気がある。

そして、10種競技などは、すべての陸上ファンから尊敬されている。
私の親戚の一人は、この10種競技の選手だったが、日本ではまったく 人気がないと、こぼしていた。

 


 
09/05

□ 好きな地名って、ある?
■ ああ、言問 橋(こととい ばし)っていつ聞いてもいいと思うね。
□ ああ、いいね。あれは和歌(わか)から来てるんでしょ。
■ そうなの。ふうん。書いたカンジもいいし、音もいいでしょ。
□ うん。東京の橋の名前は、いいね。吾妻(あずま)橋、桜橋。
■ そうそう、東京って、意外といい地名が多いよね。
□ うん。この間ね、神奈川県に言ったら、woodの木とmoonの月で「木月」っていう地名があったよ。
■ きづき って読むの?
□ そうみたい。もくづき かと思ったけど。
■ ああ、もくづき のほうがいいね。
□ It’s only a paper moon って、あったでしょ。
■ うんうん。
□ で、それの日本版だなあ、と思ってね。
■ なるほど。
□ 地名の由来(ゆらい)を調べたらね、月とは関係ないみたいだけど。
■ でも、なんか、物語が秘められているような地名だねえ。
□ うん、鎌倉時代からあるらしいんだよねえ。

* 鎌倉(かまくら)時代は、13世紀。

 


 
09/09

「アジア」の概念は難しい。

すべては「アッシリア碑文(ひぶん)」から来ているということらしい。

アッシリアは、現在のイラクとほぼ同じ。
この碑文から東は「アジア」西がヨーロッパ、ということ。

アッシリアがなまって「アジア」となった説が有力。

ヨーロッパの語源は「エレブ」でエレブはギリシアのこと。

やはり、アジアという言葉は、元々「ヨーロッパ以東の場所」という 意味があったようだ。
皆さんはご存じでしたか?

 


 
09/10

電力が自由化され、誰でも電気を売ることができるようになった。

一般家庭でも屋根にソーラーパネルを取り付け、あまった電力を 売ることができるそうだ。
パネルは100万円ほどだが自治体の 補助がでるので50万円ほどで買えることもある。 新しく会社も出来ているそうだ。 これまでより5%安い価格を実現できれば、大手のスーパーや 工場などでは、大きなコストダウンになるので、ビジネスチャンスと 考える人が増えた。

風力発電も電気を溜める蓄電器(ちくでんき)の 技術が進み、実用化されはじめている。

ニューヨークの停電(ていでん)は、この電力の自由化が原因だと 言われている。 こういう技術革新は、理系(りけい)つまり、子供のころ物理が 好きで、数学の宿題が苦にならなかった人々の独壇場 (どくだんじょう)だ。

文系(ぶんけい。理系の反対ですね)の私のアイデアは、以下のとおり。

 

次々と出来ているアスレチックジムに、建設時に、地下に発電所を 設けることを義務づける。
ほら、ジムの中では物好きな連中が、重いものを持ち上げたり 走ったりしているでしょ? 
あのエネルギーを電力に変えます。

都会に行けば行くほど、電力は必要になるけれども、そういうところは ジムが多いんですね。

ビジネスマンの健康増進のためにオフィスビルには、安くジムを作る ことを義務づけて、屋上には、風力発電の装置を作る。 それらの発電力でビル全体の電力をまかなう 「自給自足(じきゅうじそく)ビル」

あらゆることが一挙に解決する、画期的なアイデアだと思うんですが 理系の人に鼻で笑われそうですね。

 


 
09/11

今年はさんまが豊漁(ほうりょう)で、安い。

一尾100円ほどだ。 去年は250円ほどだった。
サンマは、漢字で書くと、「秋刀魚」。

昔から安い値段で、安定していて、庶民の魚という印象が強い。

焼いて、大根おろしと、スダチで食べる。 内臓の黒いところは、苦く深い大人の味。

さんまと、焼き茄子(なす)、みそ汁と冷や奴、漬け物、と もう一品ぐらいで安上がりな秋の夕食となる。

 


 
09/12

東京に地震が起こるそうだ。

民間の研究所が予測したところでは、14日から20日にかけて マグニチュード 7.0程度、場合によっては、大災害になる可能性が ある地震が起こるとのこと。

このことは現在発売中の週刊誌に出ているが、それほど話題には なっていない。
これまでも外れた予測は数限りなくあったからだ。

しかし、今回は、私は少し緊張している。

実は、この研究所でかつて働いていた人で、現在は国立の研究所員の 人がひそかに大学の知り合いに「今回はホントに気を付けたほうがいい」 というメールを送っている。
たまたま、そのメールが私のところにも来た。 親類にたまたま関係者がいたのだ。 こういうことは、友人や職場で話題にするのはためらわれる。

メールを転送したりするのは、チェーンメールのようで迷惑かも しれないし、この種の予測は、外れるものだからだ。

というわけで、よく分かりませんが、少し注意しててください。
東京神奈川中心に起こるそうなので、その地域に住む方々は、水を 溜めたり、アウトドア用品の手入れをしておいたほうがいいかも しれません。

 


 
09/16

阪神(はんしん)タイガースというのは、プロ野球のチーム。
大阪で最も人気がある。

ただし、弱かった。

しかし、今日、18年ぶりに優勝を決めた。

今日は世界中のタイガースファンが、密かに杯を重ねていること だろう。

あなたの国で、マーチ風の変な歌を歌いながら、はしゃいでいる日本人を 見たら今日は許してあげてください。
その人は、阪神ファンで、歌は「六甲(ろっこう)おろし」という タイガースの応援歌(おうえんか)です。

 


 
09/17

自民党(じみんとう)の総裁(そうさい)選挙が佳境(かきょう)に 差しかかっている。

今回は、現職(げんしょく)で首相(しゅしょう)の小泉さんに 3人の候補が挑(いど)む形になっている。

すでに小泉さんが圧勝すると言われている。

他の三候補も、勝つつもりはないようで、いちおう、立候補しておいて そのうち首相になれればいいとか、自分のグループの代表であることを 示しておこうと考える人などいろいろだ。

テレビに出る機会も増える。
スタイリストがつきおしゃれになる。
うるさいニュースキャスターの質問に答える技術も身に付く。
地元での人気もあがり、次の選挙に有利になる。

 


 
09/23

新しい小泉内閣(ないかく)は、ハンサム揃いで、中年女性の 人気が高そうだ。

テレビなどでの評判も高く、さ来月には予定されている選挙を 意識した陣容(じんよう)だ。

日本語の能力という点で評価すると、まずまずではないかと考えられる。

これまでの日本の政治家は、

1)まともに日本語が話せない人
2)論理的に話せない人
3)玄人相手の説明だけはうまい人 というのが大半であった。

これに加えて、最近のテレビ報道の影響を意識して

4)その場その場の歯切れだけは、いいが、一貫性(いっかんせい)がない人。

という人も若い政治家に増えてきた。

今回の大臣達は、論理的に、しかもわかりやすく話せる人が、これまでに なく多い。つまりコミュニケーション能力が高い人が多い。
その話の内容がいいか悪いかは別として、純粋に日本語能力の点で評価 するとぎりぎりの合格点という内閣(ないかく)だ。

これまでが、ひどすぎたんですね。

 


 
09/24

金券(きんけん)ショップというのは、商品券をお金に換えてくれる 店のこと。

商品券は、デパートや、ビール、米、などいろんな種類がある。
そのほかにも、高速道路の回数券(かいすうけん)や使わなくなった 航空券、ホテルの宿泊券、株主だけに配られる割引券など。

ほぼ90%ぐらいの価格で買い取ってくれ、店頭では、95%程度の 価格で売っている。

 


 
09/25

落語は古くからあるシナリオを継承しながら、少しづつ時代に応じて 削ったり、加えたりして、その時代の落語家によって演じられる。

といっても、最初から決められたシナリオを話すわけではない。

最初は、今日の天気とか、最近の話題などをしながら、じょじょに 本題へと入っていく。
この最初の部分を「まくら」と呼ぶ。

「まくらばかり上手くなっても、いい落語家になったとは言えない」 ということがよく言われる。

しかし、いい落語家は、まくらもうまい。

矛盾するようだが、今日の天気の話を聞いているうちに、フッと 物語の世界に迷い込むようなカンジ。

 


 
09/26

現代の落語では、落語の本題の話のほうも、現代風にアレンジする ことが多い。

このアレンジのやり方も、人によって違う。

古い言葉に丁寧に説明をつけていく人。
「今でいうと、コンビニですね」などと例え話でいく人。
使われなくなった言葉をばっさりと省略する人。

テレビで、古い落語をやる番組では、話の前後に解説がつくことがある。

 


 
09/30

司馬 遼太郎(しば りょうたろう)は、今や、政治家のスピーチに 引用される回数が最も多い作家のようだ。

つい最近も、与党(よとう)野党(やとう)の大物が熱く司馬作品を 語ったかと思えば、小泉首相のスピーチの最後を締めくくったのも 司馬氏の言葉だった。

司馬氏は残念ながら最近亡くなったが、歴史小説と言われるジャンルの 中では、あいかわらず圧倒的に売れ続けている。
作風は、明るく、親しみやすい。
主人公は、いつも愛すべき好人物で、読後感もさわやかだ。

中でも、120年ほど前の江戸時代の終わりから明治時代の始まりを 描いた作品群が人気がある。 政治家が影響を受けた作品もこれらのものだと考えられる。

「最後の将軍(しょうぐん)」という作品が英訳されている。
江戸時代の最後の将軍となった徳川 慶喜(とくがわ よしのぶ)を 描いた短い小説で、あっさりと退位(たいい)した慶喜の個性が 英訳されて海外の人々に知られるのは、ちょっと面白い試みだと思う。

 


 


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