空蝉(うつせみ)

空蝉(うつせみ)というのは、蝉のぬけがらのことで、十世紀以上前から
日本の文学では、「今の世の中」という意味で使われていた。

つまり、今の世の中というのは、蝉のぬけがらのように、はかなく、とりとめのない
ものだ、ということらしい。

日本の古典文学には、虫がよく出てくる。

蝉は、夏の前半と後半では鳴き声が変わる。

蝉の種類が変わるのだ。

しかし、都心では、蝉の種類も限られていて、この鳴き声と共に季節の移り変わりを
感じる風情も失われている。


Bookmark the permalink.

Comments are closed.