サッカー王国

準々決勝が終わった。ドイツは強いが、それだけのチームだ。

イタリアは、調子が悪く、なんとなく勝ち上がるうちに、運も味方しいつの間にか
優勝する、という「イタリアペース」になってきた。

ポルトガルとフランスが、復活した。
フィーゴとジダンは素晴らしかった。

イングランドとブラジルは、最後まで、まともなチームではなかった。

もう、4チームとも優勝する可能性は持っている。

まあ、でも、それは、優勝するだけのことだ。
正直言って、もう、残りの試合には、あまり、興味が無くなってしまった。

ここ15年で、ワールドカップが失ったもの、サッカーが失ったものはあまりにも大きく
もう取り戻すことはできないかもしれないなあというのが、今回のワールドカップの
私の感想だ。もしかすると、あと50年もすれば「サッカー?ああ、今世紀の始めに
盛んだったスポーツね」などと言われるようになるかもしれない。

ワールドカップは、再生するだろうか?

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2つの提案を考えてみた。ひとつは、ベスト4が決まった段階で終わりにする。

というものだ。優勝を意識して、退屈なチーム作りが進むなら、思い切って
「4つの偉大な国」を決める大会にするわけである。

1ヶ月で5試合なら、まあまあのペースで大会を進めることもできる。

もう、ひとつは、恒久的に最適なコンディションで大会を行うためにFIFAが
有り余っている金で、サッカー特区を作るというもの。
場所は、ロシアがいいだろう。気候が温暖で、一年中、日中でも20度を越えないところを
探そう。

プーチンなら、土地を売ってくれそうだ。
その種のブローカーもロシアには豊富にいるだろう。ひとつの「国家」を作るわけだが
細かな法律はいらない。
「世界で最も王冠が似合う男」ペレを王様に据え、実務はベッケンバウアーと
プラティ二が担当する。

ワールドカップを始め、重要な大会はこの「サッカー国」で行う。
国家運営が安定してるうえに、長期的、安定的な収入が約束されている
この国の通貨は、サッカーボールが描かれ、ドルやユーロを越えた超安定通貨として
国際的な機軸通貨となるかもしれない。

そのうち、この国で誰かが、結婚し、子供が生まれることになるだろう。
仕事は、公務員として大会を取り仕切る事務の仕事がある。
手作業が好きなら、サッカー競技場の整備もあるし、警備員もたくさん必要だ。

運動神経がいい子供は、15歳に、スポーツ選手を目指して出国するか、自国の
国立サッカー審判学校に入学することになる。

フーリガンとして認定されたものは入国できない。

犯罪を犯した者には、この国の最も重要な産業であるサッカーボール工場での労役が
待っている。ひょっとすると、十年もしないうちに、この犯罪者集団をまとめあげた
アルゼンチンの「元天才」がクーデターを起こしたりして、だんだん
国家らしくなっていくかもしれませんよ。


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