命名権

命名権(めいめいけん)がジワジワといろんな分野に侵食しはじめている。

最初は、野球場だった。地名が付いた球場は、スポンサーの会社名になり
新聞やテレビではその名前で呼ばれるようになった。
ただこの名前は、契約が切れると、変わってしまう。
ほとんどの場合、2年から5年の契約で、更新されることは少ないようだ。

命名権という考え方は、広告会社にとっては、新しい市場であるので開拓に必死だ。

先日、ついに、有名なコンサートホールの名前が売られることになった。
CCレモンホールになると発表された。
CCレモンというのは、この会社が作る炭酸飲料の名前。5年契約らしい。
企業の名前でなく、商品名が使われるのは、あまり記憶がない。

野球場、コンサートホール、いずれも、維持費が高く、経営が苦しくなる可能性を持った
施設だ。次は、なんだろうか?駅はどうだろう。最近は、私鉄で経営が苦しい路線は
地方に、たくさんある。近いうちに、「エビアン駅」が誕生するかもしれない。

商品名で、5年でなくなる名前のコンサートホールや、2年ごとに名前が変わる野球場が
愛されるとは思えないが、この流れは止らないような気がする。

名前は、安売りされるようになった。誰もが口にする、テレビや新聞に出る機会が多い
建物は、そのうちすべて企業や商品の名がつくかもしれない。不景気になれば
国会議事堂とか、高速道路の名前も売りに出すことになるかもしれない。

国の大事なことは、ビッグマック議事堂で決まる、なんてことになったら私は
亡命しますけどね。


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