勇気とは

歯医者は乱立ぎみである。

かつては、町に一件、というのが普通であったが、今や10件程度あり
どうやったら経営が成り立つのか? と不思議なくらいだ。

通常の治療では国の保険の範囲内であれば、1000円程度だ。
予約をして、週に一回通う、とういのが、よくあるパターン。

歯を抜く場合でも、2000円程度。麻酔をしてガリッと抜くだけ。
抜いたところに、銀色の補整をすれば、これも安く済む。

ただ、最近は、白くて質のいい補整が流行っている。
その人の歯の色に合わせたものを慎重に選び入れると数万円に
なることもある。

抜いたところにボルトを埋め込んで人工の歯を入れるともっと高い。

テレビで仕事をしている人などは、歯並びを矯正することが多いらしい。
最初からきれいな人は少々の手入れで大丈夫だが歯並びが悪かったり
色が黄ばんでいる人は、なんと、一度全部抜いてから
ボルトで人工のきれいな歯を入れるそうだ。
費用は数百万円かかるところもあるらしい。

乱立気味の歯医者だが、よく観察していると、つぶれることも多い。
競争は激しくなっている。
人気の秘訣は、やはり、痛くないこと、医者の口調がやさしいということも
重要なようだ。

歯が痛くなると、「トムソーヤの冒険」を思い出す。
たしか、糸で歯とドアを結んで、一気に歯を抜くやり方。

あれに比べれば、今の時代は麻酔もあるし、競争も激しいからすごく痛い
ことはないだろう、と自分を納得させて、歯医者に行くのだ。

なにより、ズキズキ痛む歯が15分ですっきりするのだ。

大人なら、歯医者に行くべきだ。痛くなったらすぐに。

そう、私は、今月、20年ぶりに歯医者に行きました。

受付でもらった事前のアンケート用紙の
「歯医者は怖いと感じますか」という項目には、大きくマルをした。

医者は、私の口をみるなり、「ああ」とうなり
「これとこれとこれはもうダメですね」と宣言した。

もう2本抜きました。来週、もう一本抜きます。

コラムなんて書いている場合ではないのです。



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