検定ビジネス

資格試験は、ほとんどの場合、国や、業界団体が行うもので仕事に
直結した専門的なものが多い。

建築や料理、ガスを扱う、電気の工事をする、といった資格は、レベルによって
扱っていいものが決まっていて、難しい試験に合格した人は
より規模の大きなものを扱うことができることになっている。

この資格を持っているかどうかで、仕事を得ることもできるし
会社の中でも給料が違ってくることになる。

それとは別に、検定試験、というものがあり、最近は、乱立ぎみだ。
これは、どちらかというと趣味的なもので、日本語だと、漢字や文章力
総合的な日本語能力、会話能力など、いろんな種類があり、それぞれ
違う民間団体が行っているようだ。

そのほかにも、時刻表の知識を競う検定や世界遺産の知識を競うもの
オタク検定、なんていうのもある。

正直言って、こういう検定を主催している団体は、今ひとつ実態が
わからないものがおおい。

小さな会社が、本業で行き詰まり、検定ビジネスに活路を見いだす
というパターンもあれば、政府の団体がとりあえず予算を消化するために
検定のための団体を作り、細々とやっている、というのもあるらしい。

検定では、試験の結果によって、4級だとか、1級といった判定がされる。
例えば1級だからといって、何の特典もないのだが、子供のころから
試験で順位をつけられて育った世代にとっては、これが楽しみに
つながるらしい。

検定の料金は数千円。
コストは、紙と試験の場所の確保ぐらいだ。
あとは、適当に賞状などを作って、合格者に配れば終わり。

特殊な趣味でも、専門誌などで、うまく宣伝をして、問題を難しく設定すれば
一人が何度も受けるので採算は合う。

履歴書などにも、この種の検定試験で得た級をずらりと書く人が
増えているらしい。

私は、もし、古いハリウッド映画とジャズのスタンダード検定があれば、2級ぐらいは
取れるかもしれないけれども、その他はほぼ絶望的である。

漢字の検定なんて、まったく自信がない。

試験は、35歳で受けた運転免許で最後にしておこうと思います。



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