軽自動車の国に

どうやら、アメリカの自動車会社は存続するらしい。
つい10年前に、税金で民間企業を救済する日本を批判していた
アメリカのメディアは、自国のこととなると、沈黙するようだ。

もしかしたら、今回、アメリカは、自動車という今世紀最大のお荷物産業を早めに
整理するチャンスを失ったのかもしれない。
これで、存続してしまった車会社は、金融パニックの負の遺産としてアメリカを
長い期間、苦しめることになるのではないだろうか。

今回のアメリカの救済プロセスは、日本に与える影響が大きい。
これで、近い将来、大手の企業が危機に陥った場合、アメリカでさえ
自動車会社を税金で救うのだから、という理屈がまかり通ることになるからだ。

ここ数年、民間会社を税金で救済する際の「重(おも)し」であったアメリカの圧力が
薄まり、脈略のない救済が、次々に、行われることになるかもしれない。

雇用を守るための救済、という理屈は、日本人に馴染みやすい。
選挙でも有利だ。やらない理由はない。

日本には、トヨタ、ホンダ、ニッサンの三大自動車メーカーと
呼ばれる会社があり、その他に、スバル、ミツビシ、マツダという
中規模の会社と、スズキ、ダイハツという軽自動車の会社がある。

8つもの独立した大きな自動車会社があるという国は、世界中で日本だけだ。

どう考えても多すぎるし、ガソリン車は、これから衰退していくだけだ。
そろそろ、整理する時期かもしれない。

もちろん、こういうことが現在、話題になっているわけではない。
テレビも雑誌も、車会社の広告なしでは、成り立たないからか
私は、もう何年も、テレビやラジオで車会社の悪口を聞いたことが
ありませんからね。

軽自動車の会社であるスズキと、トラックの会社ひとつ、だけ残して
あとは、今のうちに、外国に売ってしまったほうがいいんじゃないか?
と考えているのは、私だけだろうか。



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