格言

10月に景気対策として、政府は、年内に、一人12000円程度を支給すると発表したが
間に合わなかったようだ。

一方で、高所得者層には不要なのではないか、という議論となっている。

ただ、所得の制限を設けて、支給するのは、多大なコストがかかるらしく
最終的に、政府は原則、支給する見や市など、地方自治体に対応をまかせることにするらしい。
国は、原則、すべての人数分を地方に支給する。
制限を上手に設けて支給せずに済んだ自治体は、残ったお金をおこづかいとして使えるそうだ。
変わったことを考え出す人たちだ。

首相は、どうやら、所得制限はしないが、高所得者は自ら辞退するのが望ましいと考えているようで
「所得が高いのに、12000円を貰おうとするのは、さもしい」と語ったそうだ。

正確には、覚えていないが、アラブの格言に

「もらえるものはもらっておけ、あなたに何かを与えようとするものは
 すでにあなたから何かを奪っているのだから」

というものがあるらしい。
厳しい環境で生き抜くためのサバイバルナイフのような言葉だ。

日本には、「武士(ぶし)は食わねど、高楊枝(たかようじ)」という言葉がある。

「食わねど」というのは、「食べていなくても」という意味。
「高楊枝」というのは、おおげさに楊枝を使う、という意味。

江戸時代の後期、生活に困窮する武士が続出したことから、プライドの高い武士を
からかう意味で使われた言葉だと言われているが、地方によっては
武士というものは、たとえ、おなかが減っていても、そんな素振りをみせてはいけない。
楊枝を使って、いかにもたくさん食べたかのように見せるのが美学というものだ。
という意味で伝えられているところもある。

「もらえるものは、もらっておけ」という論理は、ひょっとすると日本的な美意識とは
背反するものかもしれないが、私は、この政府が支給するお金に関しては
「もらっておけ」と考える派だ。



Bookmark the permalink.

Comments are closed.