インフルエンザ特需

今回のインフルエンザ騒動は、どうやら空騒ぎに終りそうだ。

日本では、オリンピックだろうと、災害だろうと、すぐに経済効果がいくらであったか
ということが分析され、報じられる。

1995年の神戸の地震の後も、3ヵ月も経過すれば、平気でテレビで経済効果を
話題にしていたくらいだ。

今回のインフルエンザの経済効果は、どうだったのかは、おそらく銀行のシンクタンクなどでは
分析されていると思うが、まだ騒動が治まっていない間は、不謹慎ということか、表立って
経済効果の数字を披露する人はいないようだ。

マスクを作っている会社、ワクチンに関わる会社は、間違いなく大儲けしたようだ。
空港などで荷物検査をする機械に良く似た熱感知センサーの会社も
需要が一気に伸びて、生産が追いつかないということを理由に、大幅な
値上げをしたらしい。
なんといっても自治体や学校などが相手の商売なので、「定価」で買ってくれますからね。

最もインフルエンザに感謝しているのは、家電を作っている会社だろう。
加湿器、暖房、空気清浄機には、ウイルスを除去する機能を付けて発売し
それらが、かなり売れているらしい。

各社ごとにウイルス除去のやり方は違う。

プラズマクラスター
メガアクティブイオン
光速ストリーマ

という、マンガのヒーローの必殺技(ひっさつわざ)みたいな名前をつけて
さかんに宣伝している。
しかも、このウイルス除去機能は、毎年、新しいインフルエンザが出てくるたびに
「新型インフルエンザに対応!」と新機種を出せるかもしれないのだ。

確かにその2,3万円の機械を稼動させれば、小さな部屋の中に限ってはウイルスを
除去することはできるらしいのだが、まさかその中だけで生活するわけにはいかない。

しかし、コマーシャルをボンヤリと見ていると、あたかも、これを買えば、インフルエンザに
感染しないかのような気分になってくるから、不思議なものである。

今のところ、日本では死者は少ない、もちろん、死者が増えればインフルエンザ特需は
大きくなるが、あまりに増えると、ショッピングセンターの人手に影響する、ということもあるので
多くの会社は、もう少し、この騒動が長引いて、そこそこに死者が出る程度で終ればハッピーだ
と考えているようだ。



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