憂鬱な足し算

いろんな統計があるので、いくつかの数字の平均をとると、第二次世界大戦での
日本の戦死者が、約300万人。アメリカの戦死者は、約40万人。
アメリカは、独立戦争の戦死者の数は、約60万人で、第二次世界大戦よりも
多いのも意外な数字だった。

第二次世界大戦後、ほぼ10年おきに戦争をしているアメリカの戦死者は
累計で、10万人前後。少ない。アメリカは、民間人の犠牲者がとても少ない。

これに対して、日本は、戦争をしていないので、戦死者といえる数は
戦後、ほぼゼロといってもいい。

ちなみに、21世紀に入ってから、イラク戦争におけるイラク人の犠牲者は
約10万人程度ではないかといわれている。

さて、最も驚いた数字。このコラムを書くきっかけになった数字は
以下のとおり。


統計によると、日本の戦後の自殺者の累計は、約150万人。
これは、自殺と確定した人の数字なので、実際にはこの10倍くらいではないか
といわれている。
10倍というのは、少々、誇張があるかもしれない。その半分の5倍としても
戦後、なんと、750万人の人が自殺したことになる。

先日、去年の自殺者が3万人を越えて、高い数値だったことが発表された。
政府は、対策チームを作ったそうだ。

自殺者の累計なんて、数字は、あまり計算されることはないので、これまで
考えたことがなかったけれど、昨日、ふと、気がついて、計算してみて驚いた。

750万人ですよ。
う~ん。何と言ったらいいのか、わからない。。。



THIS IS “IT” (ディスイズ アイティー)

ツイッターの流行が、じわじわと浸透し、ブログの更新頻度がかなり
落ちているようだ。有名人も一般のブロガーも圧倒的に更新頻度が
下がり、アクセスも減っている。

ブログの広告で、成り立っている会社なんかは大慌てでしょうね。
でも、本当にオリジナルなアイデアがないIT企業が短いスパンで淘汰されるのは
仕方ないと思います。

かつては、「アイティーカンケイで働いています」というのが
輝いていたんですが。。。


つい、3年くらい前に、大学の文学部出身の女性に「私、***(新興ネット企業)で
働くのが夢なんです」という人がいた。

私が「絶対にやめたほうがいい」と言うと、その人は、驚いて、いかにその会社が
先進的で、新しく、若々しい会社であるか、私に説明してくれました。
会社の人は、みな若くてちょっとオシャレなスーツなんかを着こなしているらしく
バーに大学生を集めてパーティをして、勧誘しているようでした。

で、私は

でも、その会社がやっているのは、全部、アメリカのネット企業がちょっと前に
やっていたことのマネで、それを、日本人向けにちょっとだけカルチャライズしたに
すぎないこと。

文学部出身のあなたが、今、そこに就職しても、うまくいって営業。
営業がうまくできなかったら、せいぜい、その会社の唯一の財産である
「芸能人のブログ」に来た頭のおかしい人が書いたコメントを削除するような
仕事をすることになる、ということ。

などを、話しましたが、納得していない様子でした。

彼女は元気でしょうか。

その会社は、まだありますが、どう考えても、将来が明るいとは思えない。
これは、ツイッターが流行する前から、明らかだったんですけどね。
そのテの会社には、もう、最初から、何もないんですから。

きっと、オリジナルなアイデアで、世界を相手に勝負している会社もどこかに
あるとは思いますが、かなり厳しいと思います。

だって、今や、日本語の変換ソフトでさえ、アメリかの会社が作っているんですよ。



土地の品格



しめ飾りというのは、家の中に悪いものが入ってこないように。
また、その家が、長く繁栄し、住む者が長生きするように、という
意味があるそうだ。

もう都心では、飾る家は少なくなってきている。

blow up というのは、辞書をひくといろいろな意味が載っているが
だいたい「怒りを爆発させる、激しく怒る」というところだろうか。

この店は、群馬県の桐生にある。

どことなく育ちのよさは、ごまかせない、というようなところが
この街には、あるような気がします。

今年もヨロシク。



あけまして


あけまして、おめでとうございます。

2010年は年が明けたというより、タイムマシンで2010年に
降り立ったような気分です。



新年からの新しい連載のお知らせです。

レシピブログの日本語版
http://webjapanese.com/blog/recipej/
英語版と同じく毎月、1日と15日の月2回更新です。
内容は英語版と同じです。

このwebjapanese.comのスタッフによる写真ブログ
http://webjapanese.com/blog/staff/
スタッフが日本各地で携帯電話で撮った写真を載せます。
英語が多いかもしれません。
多分、3日に一度は更新できると思います。

もうひとつは、現在準備中。
春までにはスタートできると思います。

私は、「たいへん」と「がんばる」と「よろしく」という言葉は、あまり
好きではありません。なるべく使わないようにしているんですが、、、

今年は、たいへんな年になりそうですが、がんばります。
よろしくおねがいします。





今年


一年に一度、年末最後は、勝手に好きなことを書いています。
トップページの掲載期間は、年末までです。

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来年のテーマは、世代交代。

ずっと現場で仕事を続けたいから、今のスタイルでやっているわけですが
語学教師も、その他の仕事も、やはり最低限度の反射神経が必要です。
もう、仕事をする上で、最前線のプレーヤーとしては、下り坂であることは否めません。
今年のワタクシは、特に酷かった。守備範囲がグンと狭くなった外野手みたいでした。

もう、これからは、「リーサルウェポン」のダニー・グローバーみたいに、オロオロしながら
やっていくしかないですわ。

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買い物をするたびに、どこに行っても
「なんとかカードお持ちですか?」
というのに、応えなければならない。
これがどうもイヤだ。

なんでこんなにイヤなのかと考えみた。
いろいろと理由は、あるが、根底には、多分、マニュアルで言わされている言葉に
反応しなければならない、という不愉快さ、が多数を占めているのだろう。

「ありません」 「ないです」
「シツレイイタシマシター」

死んだ言葉のやりとり。

ありまおんせん
とか
ナイチンゲール

といっても、呪文のように
「シツレイシマシター」と応えるに違いない。
向こうも、あきらかに、ぼんやりとしか聴いてないのだ。

最近は、おへそのところに、両手をちょこんとクロスさせて「ありがとうございました」と
言わされているところが増えてきた。

これがまた横並びなのか、どんどんいろんなスーパーに伝染してきた。
ああ、イヤだイヤだ。

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ハリウッド映画に出ていた日本人モデルの演技はひどかった。
その男性のシーンになると、映画のストーリーが一旦中断し、ものすごく
下手な一人芝居が始まるのだ。

ハアハアなんて息をしながら目が見えない苦悩を、ガラスの仮面みたいに。。。

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自民党は、次の選挙が終わったら、社民党や、なんとか新党といっしょに
「三丁目の夕日」的なコンセプトで、再生するのはどうだろうか。

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小学生、中学生に、「任意休暇制度」という、サラリーマンの有給休暇と
同じような休暇制度を作るのはどうだろうか。

夏休みを短くし、土曜も普通に学校を開ける代わりに、一人一年、30日は
個々の裁量で休める。

親の都合で休ませて家族で旅行に行きたい時もあるだろうし、半月ぐらい
キャンプさせたり、習い事の合宿に行ったりするのも悪くない。

引きこもりぎみの生徒も休んでいることがあまり目立たないから、復帰しやすくなる。

もちろん、この任意休暇制度を使わない方法もある。
使わない場合は、そのうちの数日は、繰り越せるし、成績に加点もされる。

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自分が高校生のころ、どうだったかなーと考えました。
私は、中古のジャズレコードを買いあさったり、古い映画に詳しかったり
妙に大人びた高校生でした。

で、気がついたんですが、私は、未だに、「大人びた高校生」のままです。
好きなものも、考え方も、ほとんど変わってないような気がします。
大人びた子供が、大人になるとは限らないということです。
トホホ。

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TBSラジオの「小島慶子 キラ☆キラ」のことですが

本当に才能のある人が、最も脂の乗り切った時期にチャンスを与えられ
堂々たる仕事をし、結果を出しているというのは、気持ちがいい。

私は仕事で、人が言葉を獲得するプロセスについて考えることが多いので
ちょっとだけわかるんですが、この人は、決して才能だけでやっている人では
ないと思います。彼女の語り口は、学習し、練習して、獲得したスキルです。

実は日本語教育では、現代の日本の普通の話し言葉のモデル、というのを
きちんと設定できてないんですが(特に女性の話し言葉)
小島慶子さんの話し言葉は大きなヒントになると思います。

日本人女性が、みんなあんなふうに話している、ということではなくて、あの世代の
女性の世界標準の話し言葉のモデル、ということなんですけどね。

*でも、ツイッターは、放送作家にでも、まかせておけばいいんじゃないでしょうか。

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今年の一枚は、「Criford Brown with strings」でした。

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テレビは、毎回観るのは、アメトーークだけになりました。
ラジオ中心の生活。しかし、マンションなので、ほとんど入らない。

ラジオは、マンションで聴けない。雑音が多い、ということで敬遠し
実際に、そのよさを実感できない人が、大多数で、今、デジタル化すれば
ラジオ人口は一気に増えると思います。

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映画は、映画館では、数本しか観ませんでした。
DVDでは、20本ぐらい。

クリント・イーストウッドとサム・ライミが、すばらしいのは、わかりますが
巨匠と海千山千の超ベテランですから当然です。

でも、ほかのは、ひどかったなー。デジタルの時代だからか、もうダメなものは、最初の
1分から映画じゃないカンジがします。

タランティーノのバッタもん、みたいな映画が腐るほどある、というのも確認できました。
やっぱりタラちゃんは、なんだかんだ言っても、すぐれている、ということだと思いますが
バッタもんのほうはひどいです。

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ツタヤのジャンル分けは、いつ行っても、さっぱりわからない。

サスペンスとホラー、ドラマと青春と感動、アクションとスパイ、は、どう違うのか。

「これはさすがにコメディの棚にあるだろう」と思ったら、「ツタヤオススメセレクションにあります」
なんて書いてあって、そのオススメセレクションの棚がどこなのかわからない。

もう監督の名前のアルファベットで並べるか、年代順か、検索用のパソコンを置くか
なんとかしてください。

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仕事のことをいくつか。

教科書は、本来、学習者にとってよいものであるか、という視点で作られ
選ばれるべきものですが、今は、「教師の使い勝手」が、最優先されている。
これは、教師の教材に対するチェック能力が落ちた、ということだと思います。

今の日本語教師は、圧倒的にハードに弱い。しかも、それでいいと思っているフシがある。
例えば、聴解教材は、mp3前提じゃないと、もう意味がない。ということがわかっていない。

学習者は、もう誰も、ラジカセやMDを持っていない。いまや、CDを再生する機械もパソコンぐらい。

こういうことがわからない教師は、引退したほうがいい。
少なくとも、教材を作る仕事に関わるべきではない。

でも、状況は、変わらない。
教材買うのは、学習者じゃなくて、教師のほうなんですね。
ダメな人が多数派だと、それに合わせることになる。
悪貨は、はびこる、ということです。

わからないのに質問しない。
できないのに練習しない。
書いてあるのに読まない。

これは、生徒のことじゃなくて、先生のほう、日本語教師のことです。
もう、つくづく、外国人より、日本語教師相手のほうが圧倒的に
コミュニケーションが難しい、と思います。

若い人がどうした、というハナシじゃありません。
年齢が高いほど、履歴書が立派な人ほど、オカシイ。
しかも、年々、その度合いは増している。

気がつくと、我々は小さな建物の中にいて、窓の外はゾンビの群れ
ということになっているような印象です。

いつから、こうなっちゃったんだろうか。

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新年から、連載が3つ始まります。

ひとつは、これまで連載してきたレシピブログの日本語版
もうひとつは、このwebjapanese.comのスタッフによる写真ブログ
みっつめは、現在準備中。春までにはスタートできると思います。

その他にも、旅行者用のコンテンツや、音声教材など、いろいろ企画、アイデアはあります。
ないのは、時間だけ。やれることからやっていきます。

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現場で日本語を教えるというのは、基本的にはアナログな仕事です。
問題集Aをコピーして、「ふりがな」部分をホワイト修正液で消して、またコピー。
で、漢字に強い人用の問題集A’、を作る。
というような地味なことも日々やっているわけで

webjapanese.comなんて、言っても、9割は、アナログな作業なんです。
コンピューター好きがやっている、と思われているようですが、まったく違います。
パソコンやネットは、日本語教師として、必要だから時間をかけておぼえて、活用しているんですね。

まあ、アレコレ言っても、ゾンビには通じないので、いいですけどね。

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ここは、基本的には「コラムの体裁をとった教材」なので、自分のことは書きません。
ある程度は、ワタクシのフィルターを通したものではありますが、描写、説明に徹してます。
自分の考えや、主張などを、一般に公開したい、世に問いたい、という欲求は
基本的にありませんので。

ただ、毎年、12月に入ると、この年に一度の愚痴の1本分のコラムを、ちょこちょこ書きたしながら
仕事をし、月末近くになると、それを修正して投稿します。

とはいっても、ただの悪口は、削除。厳しい表現は、穏やかに。
個人が特定できそうなものはぼんやりと。
いろいろ「配慮」して、最終的には、なるべくマイルドテイストでお送りしています。

日本語が6倍早く学べる、なんてまともな語学教師が言うことじゃないよ。
恥ずかしくないの?
なんて、ことは、書かないように注意してます。

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また来年もがんばります。

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皆様、よいお年を。