2003年12月


 
12/02

12月からテレビのデジタル放送が始まった。

デジタルの高い解像度(かいぞうど)に対応したテレビは高い。
あと7.8年は、今のテレビでも見られるが、そのうち買い換えないと いけないそうだ。

双方向(そうほうこう)というのもセールスポイントになっていて テレビの中の出演者のプロフィールとか、商品の説明、将来は 商品の購入まで出来るようになるそうだ。

テレビドラマも様変わりしそうだ。 もちろん、これまでもそうだったが、出演者のアクセサリー、洋服 部屋の家具など、これからはすべてが宣伝の直接の媒体(ばいたい)となる。

登場人物の携帯電話は、常に最新型で、車は、将来販売予定のものを 市場調査を兼ねて「出演」させる。

連続ドラマなどは、視聴率が落ちてくると、途中から、商品の説明で 埋め尽くされることになるかもしれない。

「犯人に逃げられた!」
「ボス、このGPS付き携帯なら追跡(ついせき)できます!」

なんてね。

 


 
12/03

寒くなってくると、家の中で過ごすことが多くなる。
本を読んだり、テレビを見たり、音楽を聴いたり。

実は12月は、ゲーム会社にとって勝負の月だ。

子供達は、誰もが、冬休みに、こたつに入りながらやるゲームを 一本か二本は買おうと計画している。
クリスマスのプレゼントは、ゲームソフトということも多い。

大手のゲーム会社は、勝負のソフトを12月に発売する。
少し早めに発売して、ゲーム雑誌の評価を固唾(かたず)をのんで 見守ることになる。 名前だけで売れるソフトは、2つか3つぐらいで、後は、この雑誌の 評価で、売れ行きが左右されることも少なくないからだ。

 


 
12/04

河豚(ふぐ)は、冬によく食べられる、不思議と外国人に人気のある魚だ。

その理由も 歯ごたえがしっかりしていて、肉を食べている感触に近いから。
とか
白身なので、あっさりしていて食べやすいから。
とか
ポン酢で食べるので、味にアクセントがあって、印象に残るから。
などといろいろな説がある。

河豚で最も一般的な食べ方は、やはり刺身で、薄く切る。
(あ!この薄いというのも人気のポイントかもしれませんね)
それを大きな絵皿に並べて、下の絵柄が見えるように盛りつける。

河豚の鍋料理も人気がある。
有名な河豚料理店でコースを頼むと この鍋と刺身、最後に鍋のスープで雑炊となる。
東京では一人1万円から3万円ぐらい。
高級料理だ。

 


 
12/05

冬に部屋でゆっくりと音楽を聴くのはいいものだ。

私はジャズしか知りませんが、冬向きのCDをご紹介。
どちらかというと、静かな演奏が多いものを。

定番ですが、ピアノのビルエバンス。
ベースのスコットラファロと一緒にやっている時代のライブ盤。 「Waltz for Debby」を聴いたことがなければ、これが入っている ものを買ってください。

「デュークエリントンとジョンコルトレーン」は、いつ聴いても 素晴らしいんですが、シャキッと寒い夜、しかも深夜に聞くと 自分だけでなく、周りの空気も澄んでくるような気がします。

ジョンコルトレーンなら、初期の「Lush life」
丁寧に静かに吹く コルトレーンもいいもんです。
表題の「Lush life」では、トランペットのソロが始まる時にいつも その音の瑞々しさにハッとさせられます。

最後に、アートペッパーの「Winter moon」。
何か、こう、寂しい演奏ですが、やはり素晴らしいですねえ。

今日は、これを聴いていて、コラムを書く気がしなくなったんですよ。

 


 
12/09

年末の楽しみのひとつに、商店街の福引(ふくび)き、がある。

12月になると、商店街では、福引き券が、買った金額に応じて配られる。
近所の例で言うと、300円で一枚。
5枚で一回、福引きができる。

福引き所は、たいてい商店街の真ん中に作られていて、木製の ラグビーボールのような形をしたものが白いテーブルの上に 置いてある。
その福引き機の取っ手を回すと、中からマウスのボールくらいの玉が ひとつ出てくる。 この玉の色によって、賞品が決まる。

一番いい特等(とくとう)は、ペア温泉旅行や有名温泉の宿泊券など。
2等でテレビ、3等で自転車、「はずれ」は、ティッシュなど。

子供のころは、これが毎年楽しみだった。

小学生のころに「2等」を当てたことがある。
しかし、私の地元の商店街は小さく、2等の賞品は「お酒一本」 であった。

 


 
12/10

石油ストーブを見る機会はめっきり少なくなった。

今は、都会では、どこにいっても、エアコンだ。
ガソリンスタンドでは 灯油(とうゆ)も売っているが、売り上げは落ちるばかりだそうだ。

石油ストーブが原因の火事も度々起きることから、高齢者や子供が いる家庭では、避けることが多い。 また、マンションやアパートでは、石油ストーブの使用が禁じられている こともある。

しかし、石油ストーブは、上にやかんを載せてお湯を沸かすことも できるし、その蒸気で、空気が乾燥しないという利点もある。

お茶用のお湯が常にあるというのも寒い時期には合理的だ。 
灯油(とうゆ)の匂いも悪くないと思う。

 


 
12/11

正月の料理である「おせち」の予約が始まっている。

おせちは、最近は買って済ます家庭が増えてきた。
デパートなどで売れる価格帯は2万円から3万円。 正月の三日間だけの食事代と考えると高いが、自分で作っても この時期は材料代がかかるので、結局は作るより安いと感じる人が多いようだ。

やはりおせち料理を食べないと正月と気がしないという人は多い。

高級料亭のおせちは、毎年、あっという間に売り切れてしまう。
手作りなので、元々量が少ないこともあるが、3.4人用のおせちで 30万円、などというものが、すぐに予約終了となってしまう。

 


 
12/12

□師走(しわす)っていうのは、どうして?
■ ああ、そうねえ。
□ 教師が忙しい時期だから?
■ いや、そうじゃなくて、教師のように、チマチマ動かない人でさえ忙しいということじゃない?
□ ああ、なるほど。
■ 実際は、教師は12月ってヒマなんじゃないの。
□ まあ、ヒマというほどじゃないけど、サラリーマンよりはヒマだろうね。
■ 受験は?
□ ああ、そうだな。3年生の担任なんかは、忙しいんだろうけど。
■ でも、いまどき、受験は学校は関係ないか。塾だよね。
□ 進路の相談なんかは、あるんじゃない?
■ それも、最近は、塾のデータでしょ。
□ そうだねえ。

 


 
12/16

年末になると、電気屋やスーパーには、蛍光灯(けいこうとう)の 売り場が特別に作られる。

日本人は、蛍光灯の白い、強い明かりを好み、一般的な家庭の部屋の ほとんどが蛍光灯になっている。
電球より経済的だし、日本の文字を読むためには、電球の明るさでは 不十分だと考える人が多い。

この蛍光灯は、一年に一度、年末に取り替える。
使う度合いにもよるが 1年で少し暗くなる。そのまま2年ぐらいは大丈夫なのだが、年末に 蛍光灯を変えるのが恒例となっていることもあるようだ。

ひとつの電灯は、天使の輪ぐらいの(?)丸い蛍光灯を二つ 使っていることがほとんどで、一部屋でふたつということになる。

平均的な家庭で5.6部屋分。合計10本程度。 一万円で少しおつりがくる程度の出費となる。

 


 
12/17

「ぶっちゃける」というのは、「本心をうち明ける」という意味。
英語だと「to put it bluntly 」となるそうだ。

今年は、これが流行った。

「ぶっちゃけ、~」「ぶっちゃけさあ、~」 というように文の最初に使ったり
「~、ぶっちゃけ」と、語尾に 付けたりして、本音や事実をストレートに言う時に使う。

「ぶっちゃけた話、小泉さんって、外国にあまり興味はないんだよね」
「パーティー行かないのは、山田が嫌いだからでしょ?ぶっちゃけ」

こういうストレートな表現は、「率直である」と受け止められることも あれば、「露骨だ」と嫌われることもある。

今年もっとも、「ぶっちゃけた」発言をした人は、防衛庁 (ぼうえいちょう)の長官(ちょうかん)で、彼は、イラクに派兵 (はへい)する理由として、一環して、「派兵しないと、石油の  分け前がもらえない」ということを言っていた。

これは、率直なのか、露骨なのか、判断の分かれるところだ。

 


 

 

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2003年11月


 
11/03

今度の選挙で与党(よとう)である自民党(じみんとう)は、定年制 (ていねんせい)を実施した。73歳だそうである。

年功序列(ねんこうじょれつ)の伝統は、政界(せいかい)にもあり この適用(てきよう)は、いくつもの衝突(しょうとつ)を生んだ。

特に、二人の総理経験者をクビにするのは大変だったようだ。

一人は、現職(げんしょく)の総理である小泉(こいずみ)さんが直接、訪れて頼んだことを重く受け取り、了解したが、もう一人は、「突然、訪れて、辞めろとは、どういうことだ!」と 激怒(げきど)。

同じ手順を踏んで、頼んでも、まったく正反対の反応が返ってくる ところが難しい。

この定年制もずいぶん前からあったものだが、老齢の政治家に 引退を勧める際の口実に使われていた程度で、ルールとまでは 言えないものだった。

日本では、とりあえず、細かく、厳しく、ルールを決めておいて、厳格に 適用せず、後はその「運用(うんよう)」で幅をもたせ、物事を 円滑(えんかつ)に運ぼうという考え方が支配的だ。

しかし、こういうやり方は、運用コストがかかるうえに、運用する側に 権力が偏ることになる。

 


 
11/04

「ちはやぶる神代(かみよ)もきかず龍田(たつた)川  唐紅(からくれない)にみずくくるとは」 は9世紀ごろに作られた歌。

「ちはやぶる神代」というのは、いろいろな伝説がある古代の時代
「きかず」そういう古代にも、聞かなかった。  
つまり、「なかったことだろう」という意味。

龍田川で、紅葉した葉が水面(みなも)に浮かんで、美しい織物 (おりもの)のようだ。 という歌。

紅葉の楽しみ方にもいろいろありますね。
東京の木々も色づきはじめて、秋になりました。

 


 
11/06

桜の花びらや、紅葉の葉などが池や川に落ちて浮かんでいるのは 美しい。

それを模(も)して、花を生けずに、大きめの器に水をはり 花びらや紅葉(もみじ)を数枚浮かして飾る人もいる。

器は、桜なら黒っぽいもの、紅葉なら、白っぽいものでもいいですね。
柄がなく、地味で、形は歪(いびつ)なほうがいい。
できれば、陶器(とうき)。
置く高さは、テーブルの上ではなく、床に近いぐらいで。
他に花は一切飾らないのが大事なポイント。
部屋は少し暗めがいいですね。

でも花にスポットライトを 当てるのは、やりすぎ。

まあ、このへんは、好みですけどね。

こんどお客さんが来る時に、挑戦してみてください。
10人に一人ぐらいは、「おや」と気が付くと思いますよ。

部屋の壁紙が花柄?
じゃあ、まず、その悪趣味な壁紙を剥がさないとだめですねえ。

 


 
11/07

□ 最近、どこに行っても駅ビルが新しくなってるな
■ ああ、多いね。
□ みんな似てるから、今、どこの駅かわからないよ。
■ああ、そうそう。駅前も再開発で、新しくなってるしね。
□ たいてい同じ店が入ってるんだよね。
■ そうそう。パスタ屋とスターバックス。コンビニ。
□ 小ぎれいな居酒屋。雑誌主体の本屋。マクドナルド。
■ネットカフェとか、郵便局とかあればいいのに。
□ ああ、そういう「あったほうがいいのに」というのに限ってないんだよ。
■ 区役所の出張所なんかあればいいのにね。
□ ああ、いいね。
■ついでに選挙の投票もできれば完璧。

 


 
11/11

この季節になると、デパートに手帳コーナーができる。

手帳は、専門に開発している会社がいくつもあり、コンピューター が発達しても、愛用者は、離れないそうだ。

15年ほど前に、ファイロファックスブームが起こり、今では手帳 コーナーの半分以上は、この6穴式のファイルで埋め尽くされている。
これも各社がいろんなバリエーションを開発している。
小さく、薄く、というのは、日本人の得意とするところで、この ファイルに収まるサイズの電卓や文具セットもある。

しかし、最近は、ファイロファックスも飽きられてきて、一年で 使い切るいろんなタイプの手帳がまた、売れ始めているということだ。

 


 
11/12

お茶漬けの作り方は、家庭によって違うようだ。

元々、お茶漬けは、食欲がないときなどに、佃煮(つくだに)や 残ったつけ物をご飯の上にのせて、お茶をかけて、サラサラと食べるのが一般 的な食べ方だった。
料理というほどのものではなかった。

ただ、人によっては、お茶漬け用に常に鮭のフレークを買い置きしていたり、お気に入りのインスタントのお茶漬けの素を常備していたり、ということも あった。

海苔をのせないとダメ、とか、わさびなしじゃ食べる気がしない。
とか、かけるのは、お茶じゃなくて、出汁じゃないと、という 人もいる。

地方によっても違うようだ。

居酒屋なんかには、メニューに載っているところがあるけれども、意外と、店に置いているところは少なく、外で食べる機会は少ない。

高級な日本料理の店には、たいてい、あるが、2000円、3000円と 値段も高級で、気軽にサラサラ、というわけにはいかないようだ。

 


 
11/13

「精巧(せいこう)なニセ物」と「稚拙(ちせつ)な本物」とどちらがいいのだろうか。

難しい話ではなく、駅の蕎麦(そば)の話。

最近、増えているチェーン店のそばは、見た目も味も一流のそば屋と 変わらなくなってきた。
そば粉の香りも、本格的だ。
天ぷらもカラリと揚がっている。
しかし、これらのすべては、冷凍モノで、工場で一括生産して 各店に送られてくる。 しかし、どこか違う。本物を食べ慣れている人は、こういう店には入らないだろう。

従来の駅のそば屋は、麺(めん)は、専門店のものが朝に送られてくる。
天ぷらは、朝、近くで揚げて、店まで持ってくる。
つまり、ほとんどのものが新鮮だ。しかし、味はいまひとつということが多い。

家庭で作っても同じようなレベルのものを作ることができる。

つまり、チェーン店のそばがプロの味に近づこうとしているのに対して 従来の店は、家庭の味に近い。

最近では、チェーン店のそば屋のほうが優勢だ。

 


 
11/14

30代の男女の会話

□ あのさ、最近、すごいファンデーションがあるんでしょ
■ 男のくせに、よく知ってるわね。高いのよ。
□ へえ。やっぱりすごいの?
■ そう。もうあれは特殊メイクね。自然だもの。
□ テレビ関係者しか使わないんでしょ。
■ 月10万円くらいかかるから、経費が使えないと厳しいのよ。
□ 売ってるの?
■ 最近、買えるようになった。陽子(ようこ)がハマってる。
□ 陽子ちゃんって、OLでしょ?
■ そう。でも一度使ったら、止められなくなっちゃって。
□ ああ。なるほどね。
■ 「ここぞ」という時しか使わないらしいけど。それでも月5万くらい。
□ ファンデーション以外の化粧代って、月いくらぐらいなの?
■ 人にもよるけど、2,3万ぐらいじゃない?
□ じゃあ、陽子ちゃん、月8万か。
■ 給料が23万だから、ファンデーション貧乏よ。

ハマる:be absorbed in , be buried in , be deep into

 


 
11/18

東京で木枯(こが)らしが吹いて、冬が始まった。

気温は10度から15度で、コートが必要な季節。

この時期は、デパートにカレンダーのコーナーができる。
人気なのは、有名タレントのものや有名なイラストレーターのもの。
予定が書き込めるようになっている白いシンプルなタイプも根強い。

米屋や酒屋など、昔から家庭に届ける必要のある店は、年末には お得意様にカレンダーを配った。 20年ほど前の日本の家庭には、たいてい、これらのカレンダーが貼ってあったものだった。

今や、米や酒は、配達してもらうものではなく、買いに行くものに なった。

規制が緩和(かんわ)され、安いお酒を置く店が郊外に 現れたし、米屋より多くの種類を置くスーパーが増えた。

「今年の酒屋さんのカレンダー、いまいちね」で済んでいたころが 不思議なくらいに、皆、自分の好みのカレンダーを買うようになった。

 


 
11/19

空気がひんやりして、乾燥している。

11月は、食べ物もおいしいし、木々は葉を失い寒々としているけど そういう風景も悪くない
風で枯葉が舞ったり、子供が自転車で競争したりしている。
猫がさっき止まった車のボンネットの上で丸まっている。

コンビニでも、おでんと肉まんが売られるようになった。
自動販売機で缶コーヒーを買う時は、「あたたかい」を選ぶ。

公園はどこに行っても人が少ない。
手をつないで歩くとちょっと暖かい。
まだ、手を出すのが寒いほどではない。

散歩にちょうどいい季節だと思いませんか?

 


 
11/20

日本人は総じて歯並びがよくないと言われる。

虫歯の数も多く、歯医者は大盛況だ。
芸能人や政治家などは、歯並びを矯正(きょうせい)することが 多い。
最近は、若い女性も矯正する人が増えた。

また、一般的に、欧米諸国に比べると、歯並びの善し悪しが 印象に与える影響も小さいと考えられている。

ラムズフェルド氏が来日した。

テレビなどで見る限り、彼の歯は 入れ歯ではないようで、歯並びもいい。
彼は、どのテレビを見ても、自分の歯を自慢するように歯を むき出しにして、笑顔を作っていた。

もちろん、彼は歯を自慢するために来日したわけではないが。

 


 
11/21

20代後半の女性の会話

□ この前、テレビで見たんだけどね。
■ うん。
□ 4人家族で、月々の携帯料金が5万円なんだって。
■すごいな。4台?
□ そう、子供が高校生と中学生で、二人で3万くらい。
■ えっ! 3万!
□ そうそう。父親も「仕方ないなあ」ってニヤニヤ笑ってた。
■許してるのね。
□ そうみたい。
■ 平均いくらぐらいなんだろうね。4人家族で。
□ 家族構成によって違うと思うけどね。中高生は、携帯使うでしょ。
■ああ、そうかもね。
□ 大学生になったら、「携帯代くらいは自分で払いなさい」ってね。
■ ああ、そうかもね。
□ あと、子供には、お小遣いも1万円くらい渡すでしょ。
■ああ、そうか。携帯代とは別にね。
□ 学費もあるし、子供の維持費って高いね。
■ 「維持費」ね。もう携帯持っちゃダメって言えないよね。
□ 90%ぐらいが持ってるんでしょ? ちょっとね。
■でも10%の子供は、どうしてるのかな。
□ もちろん、買えない家庭もあると思うけど、親が厳しいんじゃないかな。

 


 
11/25

国産品(こくさんひん)しか使わない男がいる。

彼の持論(じろん)によると、食べ物でも、着る物でも生活している ところで取れたもので作るのが最もその土地に合っている。 ということだそうだ。

野菜や肉は国産のほうが高い。結局、 コストはかかるが、味はよく、布地や 綿なども国産のもののほうが日本の気候に合っていると譲らない。

映画も邦画(ほうが)しか見ない。
本も翻訳物は読まない。
東京は外国人が多いので、あまり好きではない。
コーヒーは飲まない。
車も国産車。

まあ、ここまで来るとやや病的だと言ってもいいだろう。

しかし彼には大きな秘密がある。

彼の父は職人で、厳しく、まじめで地味だった。
両親の唯一の海外旅行経験は、ハネムーンのハワイ。
翌年、彼は生まれた。

つまり、彼はMade in USAなのだ。

 



2003年10月


 
10 /04

□ あのさあ、「スナック文化」ってあるよね。
■ 何それ?
□ 実家(じっか)に帰って、友達と会うでしょ?
■ うん。
□ で、最後は、馴染みのスナックに連れて行かれるんだよ。
■ はあはあ、なるほど。
□ 居酒屋とかバーという人もいるけどね。そういう人はちょっと無理してる。
■ そうか。スナックって、行ったことないけど、どんなカンジなの?
□ 小さくて、入口がドアひとつでね、中はバトミントンのコートぐらい。そこに、カウンターと、ソファとカラオケがある。
■ うんうん。
□ で、たいてい40代ぐらいの女性がオーナーで、アルバイトの30歳 くらいの女性が2人くらいいる。
■ 昔のドラマによく出てくるね。
□ そう、もう馴染みのお客さんばっかりでね。
■ 「ヤマちゃんは、糖尿(とうにょう)だから、甘いものはダメね」
□ そうそう、そんなかんじ。
■ 毎日そこで飲むのかな?
□ いや、例えば、週に2回とか決まっててね、曜日が違うと、お客の顔ぶれがガラリと変わったりするみたい。
■ なるほど、お客同士で、お互いに、他の曜日は、遠慮するのね。
□ 小さい店はね。時間帯でも「棲(す)み分け」があるみたい。
■ イギリスのパブみたいなもんか。
□ そうそう。

 


 
10/07

本屋だけでなく、図書館などにも「人生訓(じんせいくん)」という コーナーがある。

そのほとんどが男性に向けて書かれたものだ。
会社での処世術(しょせいじゅつ)から、結婚生活の問題の切り抜け方。
女性にモテルには、どうしたらよいか。ということまで、多くのスペース が割かれているということは、人気があるということなのだろう。

女性のための同種の本は、別のコーナーにある。
「女性問題」「家庭問題」というジャンルになる。

図書館では、こういう本は少ないが、実は、女性用の雑誌では 女優やテレビタレントなどが、「女性の生き方」について 長々と語るインタビュー記事などがたくさんあるとのこと。

それらは、「人生訓」という辛気くさい体裁(ていさい)を 嫌うように、「タレント本」として、売られていて、結構売れているそうだ。

当然、図書館にはない。

 


 
10 /08

秋は、運動会(うんどうかい)の季節。

運動会といっても、いろんな種類がある。
学校の運動会。地域の、会社の、業界団体の、、、

私は、週末、家から車で30分ほどの公園でぼんやりとしていることが 多いので、いろんな運動会を見るチャンスがある。

地域の運動会。

都会では珍しいが、参加者が少ない。地域というよりも市役所や 区役所の職員が中心になっているようだ。若い人は、つまらなそうに 木陰で、ジュースなどを飲んでいる。

建設業界の運動会。

おそろしくマナーが悪い。ゴミは散乱し、あちこちで勝手にテントを 張っている。駐車違反の馬鹿でかい高級車で、渋滞し、トイレは グチャグチャで、入る気もしない。

 


 
10/09

規制緩和(きせいかんわ)で、コンビニなどでもビタミン剤を 買うことができるようになった。

ビタミン剤を飲むというのは、今、ちょっと、都会的でかっこいい ことだと考えられている。
特に女性は、食事時に何粒も飲む人が 増えているらしい。

オフィス街のお弁当やにも、健康アドバイザーが作った栄養の バランスを考えたものが置いてあり、飛ぶように売れている。 オフィス街のランチでも、野菜中心のメニューが増え、女性が 満員だ。

でも、人前でザラザラと薬を飲む姿は、どうもおしゃれとは 言い難いような気がしますけど。

 


 
10/14

農作物が盗まれる被害が続いている。

単価が高い高級さくらんぼに始まって、リンゴ、なし。
秋になって、米、なめこ、などなど。

おそらく、これらの作物を現金に換えるブラックマーケットが 整備されたのだろう。食料の自由化の副産物だ。

考えてみると、時計やテーブルなどは、デフレの影響でもはや 100円で買える時代になっているが、農作物の価格はそれほど 下がったわけではない。

コストをかけて盗んでも、まあまあ お金になるというわけなのだろう。

かさばるし、すぐにお金にかえないといけない。 農作物の泥棒なんて、面 倒な仕事だと思うが、リンゴのもぎり方などから プロの手口かどうか、判断できるほどに、すでに「手慣れた」プロが いるということだ。

 


 
10/15

荒廃したイラクの地で女性が各国の報道陣に対して、イラクに経済的な 支援でなく、投資をしてほしいと説明していた。

彼女曰(いわ)く

イラクの人口を構成する人々は若く、ほとんどが 成人ではないとのことだ。
「後は老いていくばかりの国に投資するより、効果的です」

これは説得力があった。

日本は、たしかに高い教育水準と器用な手先と従順な労働力がある。
しかし、これから老いていく国である。 SFなどで見られるように、無理に成長させたマウスは早く老いてしまう。 日本は、もう20年もすれば、老人だらけになってしまう。

 


 
10/16

秋は美しい季節だ。

紅葉(こうよう)が始まり、空気も澄んでくる。

しかし、今年の秋は最悪だ。 街は、ひどい顔の写真が入った醜悪なデザインのポスターで 埋め尽くされ、大音量で名前を連呼する車が行き交うことになる。

選挙だ。

選挙は真夏にやるべきだ。

夏なら、たいていは室内で過ごすことになるので、うるさい街頭演説 も聞かずに済む。

夏に外で選挙運動をすることになれば、体力を試される。 70歳以上の候補者は選挙後にお亡くなりになるかもしれない。

自然と若返りもできるというものだ。 (まあ、そう、うまくはいかないが)
ポスターは、たき火にして、花火の付け火に使える。

 


 
10/17

20代後半の男性の会話。携帯(けいたい)電話について話している。

□ 携帯、何使ってるの?
■ 結構古いよ。カメラ付きだけど。
□ へえ、使う? カメラ。
■ 最初は、使ったけど。。。
□ でしょ? ムービー付き携帯とか、どうなんだろうね。
■ あれも、画質悪いしねえ。
□ 最新のカメラ携帯は、画質、いいんでしょ?
■ ああ、いいみたい。
□ 売れてるの?
■ う~ん。わからない。携帯の流行って難しい。
□ 銀行強盗にあって、監禁されたとか、ハイジャックにあったら役に立ちそうだけどね。
■ ああ、そういう犯罪は減るかもね。もうほとんどの人がカメラ 持って歩いているんだから。
□ そう。この前も交通事故のニュースで、携帯カメラで撮った映像を使っていたテレビ局があったよ。
■ なるほどね。
□ でも、普通は、カメラもムービーも、ほとんどの人は必要ないんじゃない?
■ そうだよね。

 


 
10/21

10代前半の少女の誘拐が増えているそうだ。

ほとんどが性犯罪の類(たぐい)で、数日監禁することが多い。
身代金を要求するような度胸はないらしい。

犯人としてよく報道されるのは、30代、独身、低収入の男性。
誘拐の罪は重いが、監禁の罪は意外と軽い。

2000年、少女を10年近く監禁した男性に14年の刑が言い渡された。

この種の犯罪には、最大でも15年の刑しか請求できないそうだ。

30代も半ばになってくると、自分の将来がだいたい見えてくる。
加えて、友人も恋人もいない。
家族からは、見放されている。

こういう男の最後の冒険が少女の誘拐というのは、あまりに陳腐で 寂しい結末だが、この世代のこういう犯罪は、これからも 増えるのではないかと、囁(ささや)かれている。

 


 
10/23

最近は、食券(しょっけん)を買う店が増えている。

牛丼などのチェーン店は、もちろん、ラーメンやそばなどの 麺類の店は、食券システムが多い。

食券は店の入口の近くにある。
外にある店も多い。

券を買ったら、テーブルの上に乗せる。

たいていは、カウンター式で 独立したテーブルの店は少ないので、券を置いて待っていると すぐに、「はい、天ぷらそばね」と券の半分を切り取っていく。

こういう店は、できあがるのが早いのも特徴だ。
1分もすれば、注文したものが出てくる。

食べ終わったら、そのまま帰る。 「ごちそうさん」と言う人もいるが、こういう店は忙しい、店の人は 返事をしてくれない。

というわけで、一言もしゃべらずに、食事ができるというのも 食券システムの特徴だ。

 


 
10/24

□ 近くの小さいスーパーでさ。
■ うん。
□ まぐろの解体(かいたい)ショーをやっててね。
■ ああ、魚売り場でね。人気があるらしいね。
□ そうそう。狭い場所でね、大きな包丁で。
■ 骨にこびりついたのを、こそぎおとしたのが、うまいんだよね。
□ そうそう。見た目は悪いけど。
■ でも、これ、肉ではやれないよね。
□ ああ。そうだな。。。
■ 魚は、ベジタリアンの人でも時々食べるでしょ?
□ うん。
■ 残酷さの度合いが違うのかね。魚と肉では。
□ そうだな。モンゴルなんかでは、解体して食べるのがいいという人もいるけど。
■ 何が違うんだろう。
□ う~ん。目かな。
■ ああ、そうねえ。声も大きな要素だねえ。
□ でも、魚の解体ショーをスーパーでやるのも残酷だと考える人もいるよ。きっと。

 


 
10/28

コンピュータ関係の会社のサポートに電話をする。

例えば、ノートPCで、古いタイプのカードが使えますか? とか
このソフトは、WindowsXPで動きませんけど? という質問をする。

このとき、「すみませんが、そういう仕様(しよう)になっておりまして」 というセリフを言われたら、あきらめるしかない。

「仕様」という言葉は、くせ者だ。
簡単に言うと、「そういう風に作ったから、できないよ」ということだ。

そのくせ、この「仕様」は、会社の都合でころころ変わる。

例えば、好きな女性をデートに誘って 「すみませんが、あなたとはデートできない仕様になっていまして」 なんて答えられたら、イヤでしょ?
コンピューター会社の人、このコラム、読んでますか?

 


 
10/29

今日から衆議院(しゅうぎいん)の選挙が始まった。

今回は、マニフェストという言葉が流行のようだ。
マニフェストは、政権公約のことで、これまでは公約(こうやく) という言葉が使われていたが、マニフェストは、それよりもより 強い約束という意味があるとのこと。

期限を決め、それを守れなかった場合は、たとえ政権をとっても 責任をとって政権を明け渡すということのようだ。

しかし、マニフェストという言葉は、一部の若手政治家とメディアの 人々が騒いでいるだけで、一般の人々はそれほど額面通りには 受け取ってはいない、というのが本当のところではないだろうか。

 


 
10/30

選挙中は、テレビでは、候補者の映像は映さないことになっている。

また、ある選挙区の候補者の名前をあげて報道した場合、必ず、他の 候補者の名前を全員、紹介しないといけないという取り決めが あるようだ。

これは、ラジオでも同じで、特定の名前を出すことは自粛(じしゅく) している。

ただし、スポーツ新聞などは、別で、人気のある候補者の写 真も 名前も自由に出している。

 


 
10/31

□ 嫁が病気でさ。
■ あ、風邪?
□ そう、寝込んじゃってね。娘の弁当作るはめになっちゃった。
■ああ、弁当ね。買えば?
□ いやだって。買った弁当って、恥ずかしいんだって。
■ なるほどね。たいへんだな。
□ スーパーいったらね、今、たくさんあるんだよ。冷凍モノが。
■へえ。
□ 「お弁当用のハンバーグ」とかさ。
■ ああ。今、みんなそういうのを使ってるんだな。
□ そうそう。始めて知ったよ。たくさん種類があるんだよ。
■オレが子供のころはミートボールぐらいだったな。
□ うん。でね。そういう冷凍モノで作ったら、娘が「まずい」って言うの。
■ あ、奥さん、手作りだったんだ。
□ いや、結構、冷凍モノ使ってたらしいんだけど。
■ ふうん。
□ そのまま詰めるんじゃなくて、ひと味加えてごまかすんだって。
■ なるほどね。
□ で、結局、ソース作ったりして、時間がかかるんだよ。
■ 娘さん、何歳?
□ 7歳。冷凍モノが詰まってると、友達にも、「あきちゃんのとこ冷凍物ばっかり」って、言われるらしいよ。
■ たいへんだなあ。

 



2003年09月


 
09/02

先日まで、世界陸上をテレビでやっていた。

夜10時から早朝までという時間帯にもかかわらず視聴率は 好調だったようだ。
今回は、マイケルジョンソンやブブカのようなスーパースターが 少なく、地味だと言われたが、競技自体は充実していた。

中距離、長距離は、アフリカの国々が強い。
短距離は、あいかわらず アメリカが強い。

世界陸上のメインスポンサーは、日本の企業であることが多い。
日本では、マラソンやハンマー投げなどに有力な選手がいて さかんにそれらの選手の紹介がなされていた。

 


 
09/03

陸上競技は、国によって、人気種目が異なる。

アメリカでは、短距離。

ヨーロッパの国々では、中距離種目が人気。

東欧諸国では、砲丸投げやハンマー投げなど、パワー中心の種目が 人気だそうだ。

おそらくアフリカ諸国では、長距離種目の人気が高い だろう。

自国が得意とする種目は人気がある。

そして、10種競技などは、すべての陸上ファンから尊敬されている。
私の親戚の一人は、この10種競技の選手だったが、日本ではまったく 人気がないと、こぼしていた。

 


 
09/05

□ 好きな地名って、ある?
■ ああ、言問 橋(こととい ばし)っていつ聞いてもいいと思うね。
□ ああ、いいね。あれは和歌(わか)から来てるんでしょ。
■ そうなの。ふうん。書いたカンジもいいし、音もいいでしょ。
□ うん。東京の橋の名前は、いいね。吾妻(あずま)橋、桜橋。
■ そうそう、東京って、意外といい地名が多いよね。
□ うん。この間ね、神奈川県に言ったら、woodの木とmoonの月で「木月」っていう地名があったよ。
■ きづき って読むの?
□ そうみたい。もくづき かと思ったけど。
■ ああ、もくづき のほうがいいね。
□ It’s only a paper moon って、あったでしょ。
■ うんうん。
□ で、それの日本版だなあ、と思ってね。
■ なるほど。
□ 地名の由来(ゆらい)を調べたらね、月とは関係ないみたいだけど。
■ でも、なんか、物語が秘められているような地名だねえ。
□ うん、鎌倉時代からあるらしいんだよねえ。

* 鎌倉(かまくら)時代は、13世紀。

 


 
09/09

「アジア」の概念は難しい。

すべては「アッシリア碑文(ひぶん)」から来ているということらしい。

アッシリアは、現在のイラクとほぼ同じ。
この碑文から東は「アジア」西がヨーロッパ、ということ。

アッシリアがなまって「アジア」となった説が有力。

ヨーロッパの語源は「エレブ」でエレブはギリシアのこと。

やはり、アジアという言葉は、元々「ヨーロッパ以東の場所」という 意味があったようだ。
皆さんはご存じでしたか?

 


 
09/10

電力が自由化され、誰でも電気を売ることができるようになった。

一般家庭でも屋根にソーラーパネルを取り付け、あまった電力を 売ることができるそうだ。
パネルは100万円ほどだが自治体の 補助がでるので50万円ほどで買えることもある。 新しく会社も出来ているそうだ。 これまでより5%安い価格を実現できれば、大手のスーパーや 工場などでは、大きなコストダウンになるので、ビジネスチャンスと 考える人が増えた。

風力発電も電気を溜める蓄電器(ちくでんき)の 技術が進み、実用化されはじめている。

ニューヨークの停電(ていでん)は、この電力の自由化が原因だと 言われている。 こういう技術革新は、理系(りけい)つまり、子供のころ物理が 好きで、数学の宿題が苦にならなかった人々の独壇場 (どくだんじょう)だ。

文系(ぶんけい。理系の反対ですね)の私のアイデアは、以下のとおり。

 

次々と出来ているアスレチックジムに、建設時に、地下に発電所を 設けることを義務づける。
ほら、ジムの中では物好きな連中が、重いものを持ち上げたり 走ったりしているでしょ? 
あのエネルギーを電力に変えます。

都会に行けば行くほど、電力は必要になるけれども、そういうところは ジムが多いんですね。

ビジネスマンの健康増進のためにオフィスビルには、安くジムを作る ことを義務づけて、屋上には、風力発電の装置を作る。 それらの発電力でビル全体の電力をまかなう 「自給自足(じきゅうじそく)ビル」

あらゆることが一挙に解決する、画期的なアイデアだと思うんですが 理系の人に鼻で笑われそうですね。

 


 
09/11

今年はさんまが豊漁(ほうりょう)で、安い。

一尾100円ほどだ。 去年は250円ほどだった。
サンマは、漢字で書くと、「秋刀魚」。

昔から安い値段で、安定していて、庶民の魚という印象が強い。

焼いて、大根おろしと、スダチで食べる。 内臓の黒いところは、苦く深い大人の味。

さんまと、焼き茄子(なす)、みそ汁と冷や奴、漬け物、と もう一品ぐらいで安上がりな秋の夕食となる。

 


 
09/12

東京に地震が起こるそうだ。

民間の研究所が予測したところでは、14日から20日にかけて マグニチュード 7.0程度、場合によっては、大災害になる可能性が ある地震が起こるとのこと。

このことは現在発売中の週刊誌に出ているが、それほど話題には なっていない。
これまでも外れた予測は数限りなくあったからだ。

しかし、今回は、私は少し緊張している。

実は、この研究所でかつて働いていた人で、現在は国立の研究所員の 人がひそかに大学の知り合いに「今回はホントに気を付けたほうがいい」 というメールを送っている。
たまたま、そのメールが私のところにも来た。 親類にたまたま関係者がいたのだ。 こういうことは、友人や職場で話題にするのはためらわれる。

メールを転送したりするのは、チェーンメールのようで迷惑かも しれないし、この種の予測は、外れるものだからだ。

というわけで、よく分かりませんが、少し注意しててください。
東京神奈川中心に起こるそうなので、その地域に住む方々は、水を 溜めたり、アウトドア用品の手入れをしておいたほうがいいかも しれません。

 


 
09/16

阪神(はんしん)タイガースというのは、プロ野球のチーム。
大阪で最も人気がある。

ただし、弱かった。

しかし、今日、18年ぶりに優勝を決めた。

今日は世界中のタイガースファンが、密かに杯を重ねていること だろう。

あなたの国で、マーチ風の変な歌を歌いながら、はしゃいでいる日本人を 見たら今日は許してあげてください。
その人は、阪神ファンで、歌は「六甲(ろっこう)おろし」という タイガースの応援歌(おうえんか)です。

 


 
09/17

自民党(じみんとう)の総裁(そうさい)選挙が佳境(かきょう)に 差しかかっている。

今回は、現職(げんしょく)で首相(しゅしょう)の小泉さんに 3人の候補が挑(いど)む形になっている。

すでに小泉さんが圧勝すると言われている。

他の三候補も、勝つつもりはないようで、いちおう、立候補しておいて そのうち首相になれればいいとか、自分のグループの代表であることを 示しておこうと考える人などいろいろだ。

テレビに出る機会も増える。
スタイリストがつきおしゃれになる。
うるさいニュースキャスターの質問に答える技術も身に付く。
地元での人気もあがり、次の選挙に有利になる。

 


 
09/23

新しい小泉内閣(ないかく)は、ハンサム揃いで、中年女性の 人気が高そうだ。

テレビなどでの評判も高く、さ来月には予定されている選挙を 意識した陣容(じんよう)だ。

日本語の能力という点で評価すると、まずまずではないかと考えられる。

これまでの日本の政治家は、

1)まともに日本語が話せない人
2)論理的に話せない人
3)玄人相手の説明だけはうまい人 というのが大半であった。

これに加えて、最近のテレビ報道の影響を意識して

4)その場その場の歯切れだけは、いいが、一貫性(いっかんせい)がない人。

という人も若い政治家に増えてきた。

今回の大臣達は、論理的に、しかもわかりやすく話せる人が、これまでに なく多い。つまりコミュニケーション能力が高い人が多い。
その話の内容がいいか悪いかは別として、純粋に日本語能力の点で評価 するとぎりぎりの合格点という内閣(ないかく)だ。

これまでが、ひどすぎたんですね。

 


 
09/24

金券(きんけん)ショップというのは、商品券をお金に換えてくれる 店のこと。

商品券は、デパートや、ビール、米、などいろんな種類がある。
そのほかにも、高速道路の回数券(かいすうけん)や使わなくなった 航空券、ホテルの宿泊券、株主だけに配られる割引券など。

ほぼ90%ぐらいの価格で買い取ってくれ、店頭では、95%程度の 価格で売っている。

 


 
09/25

落語は古くからあるシナリオを継承しながら、少しづつ時代に応じて 削ったり、加えたりして、その時代の落語家によって演じられる。

といっても、最初から決められたシナリオを話すわけではない。

最初は、今日の天気とか、最近の話題などをしながら、じょじょに 本題へと入っていく。
この最初の部分を「まくら」と呼ぶ。

「まくらばかり上手くなっても、いい落語家になったとは言えない」 ということがよく言われる。

しかし、いい落語家は、まくらもうまい。

矛盾するようだが、今日の天気の話を聞いているうちに、フッと 物語の世界に迷い込むようなカンジ。

 


 
09/26

現代の落語では、落語の本題の話のほうも、現代風にアレンジする ことが多い。

このアレンジのやり方も、人によって違う。

古い言葉に丁寧に説明をつけていく人。
「今でいうと、コンビニですね」などと例え話でいく人。
使われなくなった言葉をばっさりと省略する人。

テレビで、古い落語をやる番組では、話の前後に解説がつくことがある。

 


 
09/30

司馬 遼太郎(しば りょうたろう)は、今や、政治家のスピーチに 引用される回数が最も多い作家のようだ。

つい最近も、与党(よとう)野党(やとう)の大物が熱く司馬作品を 語ったかと思えば、小泉首相のスピーチの最後を締めくくったのも 司馬氏の言葉だった。

司馬氏は残念ながら最近亡くなったが、歴史小説と言われるジャンルの 中では、あいかわらず圧倒的に売れ続けている。
作風は、明るく、親しみやすい。
主人公は、いつも愛すべき好人物で、読後感もさわやかだ。

中でも、120年ほど前の江戸時代の終わりから明治時代の始まりを 描いた作品群が人気がある。 政治家が影響を受けた作品もこれらのものだと考えられる。

「最後の将軍(しょうぐん)」という作品が英訳されている。
江戸時代の最後の将軍となった徳川 慶喜(とくがわ よしのぶ)を 描いた短い小説で、あっさりと退位(たいい)した慶喜の個性が 英訳されて海外の人々に知られるのは、ちょっと面白い試みだと思う。

 


 


2003年08月


 
08/05

7月の下旬は、鰻(うなぎ)。

鰻も脂分が多く、カロリーが高い。 これで暑い夏を乗り切るという習慣は、江戸時代から続いたものだ。

夏の魚と言えば、関西では、鱧(はも)。 ちょっとした料理屋で食べると、数万円もする。 骨の扱いが難しく、料理が難しいそうだ。

冬になると、河豚(ふぐ)だとか、鰹(かつお)は、5月だとか、いや 10月が美味しいとか、季節によって、旬(しゅん)の魚に関する 話題は尽きない。

サバや鮭などは、今や、一年中スーパーに並んでいて、季節とは 関係なく味わうことができる。

旬というのは、日本の近海で漁をしていた頃の話で、今や日本でも 国内産の魚は少数派だ。
あと10年もすると、「今の季節は、ペルーの鯛が美味しいんだよ」 といったように、食卓の話題も国際的になるかもしれない。

 


 
08/07

鯖(さば)は、安くて美味しい。
脂がのったものは、格別だ。

最近は、ノルウェー産のものがスーパーに並んでいる。
たしかに脂がのっているが、ちょっと多いような気もする。
後味が今ひとつよくない。

あるテレビ番組で、ノルウェーの漁師が自宅で食べる方法として ぶつ切りにした鯖を酢を入れた水で煮て、食べていた。
さっそくマネをした。
これが美味しいんですね。

煮ることによって、脂が抜け、さっぱりとした いい味になる。 これに、ネギを刻んだ酢醤油を加えるとまた、ひと味 違った趣がある。

ノルウェーの方もお試しください。

 


 
08/08

今、日本のスーパーに並んでいる鯖は、ほとんどが冷凍物だ。
ノルウェー産はもとより、日本産も同じことだ。

鯖は、腐りやすい魚として、知られている。 取ったそばから、どんどん腐り始める。そこで、昔の魚屋は、鯖 に関しては、取れた日をごまかすことが多かった。

「サバを読む」というのは、年齢を偽って言うという意味だが ほとんどは、若く、言うことが多い。
女性に多いが、男性も時々、サバを読むことがある。

これは、若く見せたいという理由の他に、年上だとわかると 相手が遠慮して、話してくれないので 少し若く自分の歳を言うということがあるそうだ。

 


 
08/12

夏休みになって町に子供を見かけることが多くなった。

小さな兄妹が、仲良く手をつないで歩いているのはいい風景だ。
お兄さんが妹の服に付いた泥を払っていたりするのも微笑ましい。
夏服の女の子や下着姿の男の子がトコトコ歩いているのはかわいいですね。

虫かごを持っていたりすると、東京に「かっこいい」昆虫はいるのかなと 心配してしまう。

若いお父さんと遊んでいる子供をよく見かける。

これは夏休みだから多いということもあるが、私が子供の時より圧倒的に 多いと思う。私も私の友達も父親と遊んだ記憶はほとんどないはずだ。

近代化で日本はいろんなものを失ったと言われるが、親子の時間は 確実に増えた。
これはやはりいいことですね。

 


 
08/13

ボブホープが亡くなった。

このところ、キャサリンヘップバーンとかグレゴリーペックとか ハリウッド黄金時代の俳優が立て続けに亡くなっている。

いづれも高齢で、天寿(てんじゅ)を全うしたといえるけれども 残念だ。

ビングクロスビーとのシリーズでは、始めて「楽屋オチ」というのを知った。

牢屋に入ったら、ビングクロスビーと居合わせた。
ホープは、これまでのいきさつを細々とクロスビーに話す。
「何でそんなに細かく話すんだ?」
「だって、途中から映画を見るヤツだっているだろ!」

これには、笑った。

ビリーホリデイのライブで、一人の観客が差別的な野次を飛ばした。
たまたま、聞きにきていたボブホープは、猛然とステージに上がり その男をあらゆる話術を駆使して罵倒(ばとう)した。
男は、逃げ出したそうだ。

アカデミー賞の授賞式は、ボブホープが見られるだけで贅沢な 気分になったものだった。

 


 
08/14

中高年(ちゅうこうねん)と言うと、50歳から70歳の人を指すようだ。

中高年になると、そろそろ身体に変調をきたしたりと、どうしても 元気がなくなることになる。
その、高齢に伴うさまざまな症状をおもしろ可笑しく話すコメディアンが 人気となっている。

彼は、まず、バスに目をつけた。中高年になってくると、子供も独立し 時間ができる。そういった女性に人気なのがバスツアー。
各社しのぎをけずり、最近は、日帰りで5000円。
昼食付きという格安の ツアーもたくさんある。
お客のほとんどは50.60代の女性。
中には、夫が定年退職し、夫婦連れも いるそうだ。

このバスで時間が出来た時に流してくださいと、自作のテープを 配った戦略があたり、たちまち人気者となった。

 


 
08/26

中高年をターゲットにした商売は、たくさんある。

将来、世界でも類を見ない高齢化社会を向かえるという計算もあるが なんといっても、今、日本でお金を持っているのは、中高年であるからだ。

50代、60代の受け取る年金は、高い。
家のローンも終わり、使える お金が残っている。

高齢者向けの保険、 健康食品、健康器具から、新興宗教にいたるまで 中高年にいかにアピールするかを競っている。

コメディアンの綾小路(あやのこうじ)きみまろ は、狙いがよかった。 どちらかというと、中高年を揶揄(やゆ)する、自虐的なジョークが 受けに受けている。

 


 
08/28

一気にお茶の間の人気者となった綾小路(あやのこうじ)きみまろ氏 がテレビに登場するようになって、いろいろなスキャンダルが 明らかになった。

しかし、いずれも、たわいのないもので、カツラであるとか 彼のジョークは、過去に作られた川柳(せんりゅう)を盗んだもので あるとかだ。

特に川柳を出版している会社の抗議は大人げないものだった。

彼は、コメディアンとして、いかに面白く話せるかという、いわば 話芸(わげい)の人だ。
出典(しゅってん)が川柳であろうと、ジョーク集の本であろうと 彼の技術で、芸になったのだ。

まあ、川柳が趣味です。なんて人に限って、頭が固く、つまらない人が 多いという定説は、ここでも証明されたようだ。

 


 
08/29

 

□ 最近、キャンプにこり始めてさ。
■ ああ、アウトドアブームだからねえ
□ コールマンのテントとか、今、安いのね
■ああ、そうだね
□ オレ、子供のころ、キャンプ道具のカタログ見るのが好きでね
■ へえ
□ そのこと、コールマンなんて、プロの登山家が使うものだった
■そうなの?
□ そう。あこがれたねえ
■ 今は、安物ってイメージだけど
□ それでびっくりした。
■でも、元々、一般用のアウトドアメーカーでしょ
□ そうらしいんだよ。でも、昔は、崇拝(すうはい)してたよ。
■ ふうん。何か、そういうこと、他のことでもありそうだね。
□ そう、「外車」とかね。
■そうそう。