2002年04月


 
04/02

旅行に行くと、おみやげを期待される。
当然、駅や空港には おみやげやが多い。

ほとんどはお菓子だ。それも洋風のものが人気で、今やどこに行っても 同じようにバターとクリーム、チーズで作ったものがおおい。 パッケージだけ、地名を使っておみやげの雰囲気(ふんいき)を演出 (えんしゅつ)しているが。

しかし、おみやげを期待しているほうも、慣れている味のほうがよい。
土地の特産物などをもらっても、料理法がわからない上に腐りやすく おまけに高い。

特に会社の同僚などに買って帰るものは、あまり 考えずに買えて、安くて、誰にでも喜ばれるものが好ましいので、結局 洋風の、同じような味のお菓子が無難な選択ということになる。

 


 
04/03

ダイエットというのは、今や巨大産業となった。

薬品や食品、体操の教室やエスティックサロンなどいろいろな種類 がある。もちろん本もよくベストセラーに入る。
「ダイエット本(ぼん)」などと呼ぶ。

本には、「魚や野菜を中心とした食事に変えましょう」などと書いて あって、まあ、元々、これは日本人の基本的な食事でもあるので それほど苦痛ではない。
しかし、体操や運動などは、なかなか 急に始めるのは難しい。

戦後まもなく日本を訪れたジャーナリストは、まず日本に「太った人が いない」ことに驚いたそうだ。

 


 
04/04

エステティックサロンで働く人をエステティシャンと呼ぶ。 これは、特に資格もなく、各サロンで研修を受けた人が 次々とデビューしていく。

中には怪し気な店もあるようで、わずか一日の研修でプロの エステティシャンとなるということもあるようだ。 こういう店では、30回分のチケットなどを最初に買わされ、次々と新たな コースを紹介される。

30-40代の女性がこの種の店にだまされやすい。

「ダイエットも出来て、肌もきれいになる。これで1回1万円は安いでしょ」 という殺し文句は、たとえ、市販されている安いローションで、昨日まで 高校生だった女の子が適当に背中をマッサージしてくれるだけでも 「さすが1万円コースね。肌の張りが全然ちがう!」 ということになるのだ。

 


 
04/05

30代の男性の会話

「最近、オレ、お腹、出てきてさ」
「ああ、中年太りってやつね」
「そう、なんか、がっかりするね。不可抗力(ふかこうりょく)だよ」
「いや、運動不足だよ。それに酒のつまみが悪いらしい」
「ああ、脂っこいしね。運動もやらなくなったなあ」
「運動のほうが大事らしいよ。山田は、体育会出身でしょ」
「うん、陸上部。学生時代は毎日走ってた」
「それが、いきなり何にもしなくなるんだから、身体に悪いよ」
「そうだなあ。でも土日はゆっくりしたいし」
「そうだな。会社の最寄り駅からひと駅前で降りて歩くとか」
「ああ、そういうダイエットね」
「オフィスまで階段で昇るとか」
「オフィスは35階だからなあ」
「最初の10階だけでいいんだよ」
「そうか。でもかっこわるいなあ」
「お腹が出てるほうがかっこわるいよ」

 


 
04/10

ワールドカップのニュースが増えてきた。

日本各地でいろんな国のチームがキャンプをする。
日本国内は移動が難しい。飛行機が一番早いが空港までのアクセスが悪い。
新幹線は時間がかかるが、駅からスタジアムまでは早い。
もちろん車やバスでの移動は、予測がつかない上に期間中は大渋滞 になることは間違いない。時速10キロと考えたほうがよさそうだ。

選手の移動はおそらく問題はないと思われるが、客の移動はたいへんそうだ。

大都市を除いては、英語の案内板は皆無に等しいし、英語が出来る人は まずいないと考えたほうがいい。スペイン語やフランス語をはなせる人 を探すのは不可能に近い。

今から日本語を勉強しませんか?

 


 
04/12

男性の会話。20代

「髪の毛、染めようと思うんだけど」
「え、おまえの会社、大丈夫なの」
「軽いのならいいみたい。赤とかはダメだけど」
「へえ、でも、うるさい上司とかいない?」
「もう諦めてるみたいだよ。『若いやつらは、わからない』って」
「そうか。うちの会社は、絶対ダメだな」
「でも、ヘアカラーとか、作ってるんじゃないの」
「ああ、子会社でね。でも、男はダメなんだ。特に営業は絶対ダメ」
「うちでも、営業は厳しいかな。。。」
「そうだろ。広告とか企画の人は少し茶髪(ちゃぱつ)もいるみたいだけど」

 


 
04/16

日本の多くの保守的な会社に勤めるサラリーマンにとって 酒とゴルフは、必ず学ばねばならないことであるようだ。

「もうそういう時代ではないよ」という意見も聞かれるが、まだまだ、そういう風潮は強い。 酒も飲めない人にとってはつらいが、ゴルフの場合は、休日を 犠牲(ぎせい)にしなければならない。

会社に入って5年もすると上司にゴルフに誘われる機会も増える。
同僚などからも 「そろそろ覚えておいたほうがいいよ。下手でもいいから」 などと言われ、ゴルフショップで安いクラブを買うはめになる。
あまりに下手だと誘われなくなるので、練習場に出向き基本的な スイングを身に付ける。

もちろん上手くなりすぎてもいけない。 そのうち、上司に「始めたんだって?」と、聞かれる。こういう 噂が伝わるのは早い。

もちろん、「ぜひ、御教授ください」 などと返事をすることになり、週末に誘われるようになる。

 


 
04/17

接待ゴルフというのは、休日に行われることがおおい。

準備をするのは30代の若手社員。ゴルフ場の手配(てはい)と 車での出迎え(これが早朝、7時ということも多い) むかえに行く人間は朝4時には起きなければならない。

ゴルフの後はどこかのバーなどでお酒となることが多く、当然、その 店の手配もやらなければならない。早朝から深夜まで働きづめとなる。

この話を聞いたのは、社員が何千人という会社の人だ。
彼は、以前社員が100人程度の会社にいた。
そこでは、ひとりで、これらすべての仕事をしていたそうだ。
だが、今は、現在の大きな会社に移った。

社内には、通称(つうしょう)「ゴルフ課」と呼ばれるところがあり これらすべての準備は、そこがやることになっているとのこと。 「ゴルフ課」は、大部屋の隅にあり、机が二つ。ベテラン女性社員 2人が勤務しているそうだ。

彼は、「さすが大会社」とびっくりしたそうだ。

 


 
04/18

ゴルフ会員券というのは、何千万円という価格で売買いされる。

名門クラブというのは、日本に10前後あるそうだが、この会員券は なかなか手に入らない。1980年代、「バブルの頃」と形容される時代 には数億円ということもあった。

一般のサラリーマンがやるゴルフ場はビジターで3万円ほどのところだ。
ただし、週末には、多くの人が来るので、急いでプレイしなければ ならない。

10分置きに次のパーティーが出発というところもあるようで ゴルフ場というのは、あまり気が休まる場所ではないようだ。

 


 
04/19

50代の男性と30代の男性

「やっぱりね、彼らも、仕事の順序を考えるべきだと思うんです」
「うん」
「後の人が引継いでもしっかりわかるようなインデックスを作るとか」
「ああ」
「我々の頃は、言われなくても自然にやってましたよ、でもね」
「ああ、そうだな、君たちのころは手がかからなかったよ」
「いや、まだまだですけどね」
「まあまあ」
「そういうね。常識レベルのことから教えるヒマなんかありませんよ」
「どうしたらいいかね」
「いや、やりますよ。私は。仕事になりませんから」
「ああ」
「昨日も自分の仕事はまったくできませんでしたよ」

2人は会社の仲間のようだ。若い人は、ひときわ大きな声で店内でも 目立っていた。
運悪く、私はその2人の隣に座っていた。 店というのは、実は、大型の銭湯で時間は深夜の11時。 2人は残業だったのだろう。

お風呂ぐらいゆっくり入ればいいのに。。。

 


 
04/22

桜の時期が終ると躑躅(つつじ)の季節だ。

つつじには、早咲きと遅咲きのものがあり、これらを組み合わせて 植えると、一ヶ月ぐらいは楽しめる。

藤(ふじ)の花も美しい。つつじと違って、この花は見上げて楽しむ ことになる。

これから梅雨にかけて、菖蒲(しょうぶ)や水芭蕉(みずばしょう) 梅雨に入ると、紫陽花(あじさい)。

春から夏にかけては、若葉も美しいが、いろいろな花が楽しめる 季節でもある。

 


 
04/24

東京ソリューションのチーフストラテジストのインタビューによると 「コンテンツビジネスにフォーカスしつつ、インフラビジネスにも参入 (さんにゅう)する」 とのことだ。

というふうに、コンピューター関係の雑誌などでは、カタカナ語が 氾濫(はんらん)している。 いや、コンピューター関係だけではない。

今日、電車の中の雑誌の広告を見ていたら 「今、カジュアルセレブ!」 という見出しがあった。 カジュアルなセレブリティのファッションという意味らしい。 もう、これは、外来語と考えるより、日本語と考えて勉強したほうが いいですね。

 


 
04/25

ゴールデンウイークは、お盆休みや、正月と違って、お墓参りをしたり 実家に帰って両親に子供の成長をみせなければならない、といった プレッシャーもない。
他の休みと違って少し明るい印象があるのは、気のせいだろうか。

続けて休みになることも少なく、たいていは途中で2日ほどは学校に 行ったり、会社に出たりしなければならないので長期の旅行は 難しい。したがって、近くの行楽地に車で出かけるという人々が多いようだ。

ひょっとすると都心は、渋滞もなく、快適にドライブすることができる かもしれない。
友人に尋ねてみると

「ダメダメ。今や東京は地方の人たちにとって、一大観光地なんだよ。やつらは、道を知らないからヨロヨロしてるし、運転マナーは悪いし 最悪だよ」 ということだそうだ。

彼によると、ゴールデンウイークの最高の穴場 (あなば)のデートコースは、「墓地」だそうだ。

 


 
04/26

男性と女性。共に30代。

「親戚(しんせき)にね」
「うん」
「タイガーウッズそっくりの人がいるのよ」
「へえ、外国人?」
「いや、純粋な日本人のおじさんなんだけど」
「ははは、そういえば、いるかもね」
「農家のおじさんで少し禿げかかってるんだけど、目がクリッとしてて」
「ああ、タイガーウッズも禿げそうだもんな」
「田舎でゴルフやる人いないから、廻りの人は気がついてないみたい」
「そうか、なるほどね」
「もう会うたびに、笑いを我慢するのが大変。そのおじさんもう60なのよ」
「そういえば、タイガーウッズって、若い頃からおじさん顔だな」
「そう」
「アジア系の血が入ってるんでしょ。タイだったかな」
「ああ!やっぱりそうなの!」
「うん。岩手の田んぼに、タイガーウッズがいたら驚くだろうなあ」

私の家の近所には、プーチン大統領に似ている人がいる。
誰も信じてくれないが、彼はよく、「CIA」と書いた野球帽 (やきゅうぼう)をかぶって、昼間から、ぼんやりと散歩している。

 


 
04/30

ゴールデンウイーク中ではあるが、今日から木曜日までは暦(こよみ) の上では休みではない。 会社によっては、こういう日を休みにして、長い連休にするところもあるが たいていの会社は出勤(しゅっきん)ということになる。

こういう時、 「今年のゴールデンウイークは暦どおりだよ」 などと言う。

通勤の電車も空いているし、オフィス街も人が少ない。取引先に電話すると 休みだったりして、何となく損をしたような気分になる。
しかし、昼食に出るとレストランは空いているし、通勤も楽だ。

世界のほとんどの国では、当たり前のことかもしれないが、随分 ストレスも少ないような気がする。

 



2002年03月


 
03/01

男性と女性の会話。共に30代

「太っちゃって、ズボンが全部合わなくなっちゃった」
「急に太ったの?」
「うん。正月にウエストが5センチくらい大きくなった」
「5センチなら、なんとかなるんじゃない」
「いや、それまで、少しづつ太ってたんだけど、ずっと我慢してて」
「ああ、もうギリギリだったのね」
「そう、正月は、ずっとジャージで過してたから、わかんなかった」
「仕事始めの朝に気付いたってわけね」
「そうそう、びっくりした」
「ダイエットしないの」
「そう思ったんだけど、年明けたら、めちゃくちゃ忙しくてさ」
「ああ、ケンのところ危ないんでしょ」
「そうそう、年度を越せないかもしれない、とかって上司に脅 (おど)されたよ」
「たいへんね」
「深夜までサービス残業して、帰ったら寝る生活で、ぜんぜんやせない」

ジャージとは、スポーツウエアのこと。
また、サービス残業というのは、賃金が払われない残業のこと。
会社への忠誠心を試されるため、なかなか拒否しにくいようだ。

 


 
03/05

指輪物語(ゆびわ ものがたり)は、日本では全9巻ぐらいになっている。
最近、映画化されたことでも有名だ。

日本には全80巻のSFがある。いや、正確に言うと、80巻になるはずだった。

半村 良(はんむら りょう)という作家が書いていた「太陽の世界」 という本は、全80巻で終る予定だった。本人も「すでにラストは 決まっている」と語っていた。 しかし、18巻で終ってしまった。昨日、亡くなったからだ。

私は18巻まで読んでから、10年ほど続きが出ないので、半ば諦めて いた。
しかし、作者が亡くなったというニュースはショックなものだ。

この小説は、イースター島を舞台に原始時代に小さな集落(しゅうらく) から次第に国家を作っていく過程を描いたもので、18巻では、まだ 国家の創世記(そうせいき)という段階だった。

もちろん、18巻まででも十分に面白い。特に最初の5巻はワクワク させられることは間違いない。

 


 
03/06

「将棋界(しょうぎかい)の一番長い日」というテレビ番組がある。

年に一度の番組で、将棋界で最も権威(けんい)のある「名人 (めいじん)」というタイトルに関わる対局(たいきょく) が行われる。

将棋界のしくみは、ややこしい。多くのプロがいて、いくつかの グループに別れている。最もハイレベルのグループはA級と呼ばれ 10人だけがこのグループに所属することができる。 毎年2人が入れ替えになる。
A級でトップになると、名人のタイトルに 挑戦することができる。

つまり名人とは、このリーグ戦の頂点にたつ人物で、一年間 挑戦者を待つことになる。

この「一番長い日」は、このリーグ戦の最後の対局が一度に行われ、 名人への挑戦権を決めるトップ争いと、下のグループに落とされる 2人が決まる日だ。
すべて同じ場所で行われ、テレビ中継される。
対局は朝に始まり 深夜におよぶ。
5キロほど体重が落ちる棋士(きし)もいるらしい。

 


 
03/07

以前、チェスのチャンピオンがIBMのコンピューターに負けたという ニュースを見た。
チャンピオンは、負けた瞬間、席を立ち、部屋を出ていったが、将棋 の世界では、許されない。

将棋では、勝負が決まった時には、負けた棋士(きし)が「負けた」 ということを宣言する。
たいていはその後、両者とも頭を下げ しばらく沈黙(ちんもく)が続く。
その後が面白い 。
決着(けっちゃく)がついた将棋盤をみながら 今の勝負について語り合う。
これを感想戦(かんそうせん)という。

これらは、ルールではなくマナーといったほうがいいようだ。
負けた棋士も、「私のこの手はあまりよくなかったですね」というような ことを言う、もちろん、一般の人には、高度すぎて理解できないことがおおい。

テレビ番組では、たいていプロの棋士の解説者がいて、いろいろと説明 してくれる。この丁寧な説明を聞いても半数の人はわからないそうだ。 大きな大会でのプロ棋士の勝負について、本当に理解できるのは プロの中でもほんのひとにぎりだという言う人もいる。

テレビ番組だから、視聴者のほとんどは、画面で何が起こったか理解 できないということになる。 にもかかわらず、将棋の番組は人気がある。

私なんかは、将棋のルールも よく知らないのに、3時間ぐらい、じーっと見ている。トイレから帰って 来ても、画面はまったく変わっていないことも多いというのに。

 


 
03/12

「ゴキブリを一匹みつけたら、30匹はいると覚悟しなければならない」 と知り合いのイタリア人の女性に言うと、彼女は「この世の終り」 という顔をして、「なんてことを言うの!」と怒った。

食品会社の大手の会社が牛肉の偽装(ぎそう)の発覚で倒産した。
多くの人は、「あの会社がやっているのだから、他の会社も」と 考えたようだ。
その後、同じような事件が次々と起こったが それほどの驚きはない。

実は、日本では、食品の表示がデタラメなのは、肉に限ったことではない。 魚も、種類、産地の基準はあいまいで、例えば、外国の新種の魚は、 人気があって値段の高い魚の名前をつけることも あるようだ。

輸入肉は「匂いがきつい」と嫌ったものだった。 また、外国の魚は「大味(おおあじ)だ」と言われる。

私は元々、外国の少し匂いの強い肉が好きだ。それに、おおぶりな 外国産の海老などをマヨネーズで食べるのはおいしいものだ。 しかし今の所、「国産」というブランドは強く、外国産の肉や魚は 「少しおいしくないけれども、安い」という売り方をする。

 


 
03/15

男性と女性、男性は30代。女性は20代。

「最近、公園に古い汽車なんかあるでしょ」
「ああ、あるねえ」
「あれ、うらやましいよな」
「鉄道好きなの?」
「いや、オレが子供のころは、あんなの無かったよ」
「そうね」
「あんな大掛かりなものは、バスで行くような大きな公園だけだったよ」
「そうなの」
「公園なんて、ブランコとすべり台と砂場(すなば)だけ」
「私のころはもっとたくさんあったよ。動物の形のベンチとか」
「そういうのが出来た時は、もうオレは大人だったの!」
「ははは、怒らなくてもいいじゃない」
「いや、あのね、今でも公園に古い機関車(きかんしゃ)があると興奮するんだよ」
「へえ、乗ったりするの?」
「いや、我慢してる。子供を見守る父親みたいな顔をしてね」

日本の公園は小さいが、たしかに豪華(ごうか)になった。

 


 
03/19

「あの人はちょっとクセがある」という言い方がある。

「あの人は個性的だ」という表現でさえ、悪い意味で使われることもある ので、もちろん「クセがある」というのは、マイナス評価であることが 多いようだ。
馴染みが薄い。
慣れれば面白いかもしれないけど、今はよいとは 思わない。
いろいろな状況で使われる。

この表現は、人だけでなく、料理にも使われる。例えば、料理番組などで あまりおいしくなかったときには、「ちょっとクセがありますね」 などと言ったりするようだ。

「クセがあるけれども、おいしい」とか、「クセがあるけれども面白い」 というのは、個性を認めたうえで、評価する言葉。「クセ者」というのは 昔は、悪いことをする人の意味だったが、今は、スポーツなどで ちょっとエキセントリックで、何をするかわからないけれども 結果的には、よい仕事をする人のことを言うことが多い。

Web Japaneseは、ちょっとクセがあるけれども、面白いサイトを目指しています。

 


 
03/21

日本語の標準アクセントは、東京の山手(やまのて)の言葉を元に していると言われている。
山手というのは、都心の西側。
戦後、サラリーマンの中でも比較的 裕福な人々が住んできた地域だ。

80年代以降、若い人たちのアクセントが変化してきた。特に名詞を 平板に発音するようになった。

外来語に関してはその傾向は顕著 (けんちょ)だ。 これらの平板なアクセントは、北関東の方言ではないかという 有力な説がある。

80年代、東京で最もおしゃれで、若者のあこがれは ファッション関係の仕事だった。実は、ファッション関係の仕事に就く 人は茨城や栃木など北関東の出身者が多く、彼女達(女性が多かった) のアクセントは、標準のものとは違っていた。

「ああ、そう言えば!」と思い当たる人も多いに違いない。
私の知人のファッション関係者はほとんど北関東の出身者だ。

 


 
03/22

女性と男性の会話

「フーリガンって、本当にこわいの」
「うん、暴れるのが目的らしいからね、人種問題もからんでるみたい」
「へえ、ワールドカップで来るのかな」
「う~ん。わからないけど、少しは来るんじゃない?」
「少し?」
「日本まで来るのにお金がかかるからね」
「あ、そうか」
「せいぜいホテルで暴れるぐらいじゃないの」
「『暴れる』って、どの程度?」
「さあ、備品(びひん)を壊したり、お尻をだしたり」
「なあんだ。じゃあ、ロックミュージシャンと変わらないのね」
「いや、でも、一部のフーリガンは恐いよ」
「そうなの、でも、ちょっとピンとこないわね」

時々、テレビなどでも、フーリガンの特集などをやっているが 実は、本番になってみないと、わからないというのが正直な ところだ。

 


 
03/26

幼稚園(ようちえん)は、いろんな種類がある。
公立と私立。
教会や寺が運営しているものもある。

最近では、私立の幼稚園の人気は高く、有名な幼稚園では募集が 30人程度でも200人程度の希望者が集まることがあるそうだ。 これらの幼稚園では試験をやったり抽選(ちゅうせん)をしたりと 大変な様子で、入学金も高くなる傾向だ。

人気のある幼稚園は、親の経済的な負担も大変だが、時間的な負担も 大きくなる。
これらの幼稚園では、親がバッグや昼食など、必ず手作りで なければならない、というところが多く、運動会やパーティーなどでも 親の参加は義務付けられている。

そのかわりに、毎日、子供の様子を克明に記録したメモが親に渡され 親切なことに、家庭での注意点なども書かれていることがあるそうだ。

やはり、私は過保護(かほご)じゃないかと思うんですけどね。

 



2002年02月


 
02/01

男性2人の会話。50代。

「タバコ、すいにくくなったねえ」
「ああ、そうねえ。喫茶店でも喫煙コーナーのほうが小さいもんね」
「ここ何年かで、あっという間に逆転したね」
「そう、最初は禁煙コーナーが少なかったのにね」
「外でも灰皿が減ったしね」
「そうそう。歩きながら吸うのは、もうマナー違反だしな」
「映画でも、タバコを吸うシーンは少なくなったよな」
「そういえば、、、」
「ハリウッドでも自主規制(じしゅきせい)してるらしいよ」
「なるほどねえ。昔はタバコの吸い方をまねしたもんだけどなあ」
「ああ、親指と人さし指で持つやつね」
「そうそう、ボギーの」
「あと、同じ指の間でも、深く指して吸うと、かっこいいとかさ」
「ああ、そうそう」

 


 
02/05

日本では、車の運転の制限速度にプラス10キロほどが、実質的な 制限速度となっているようだ。

時々、赤外線カメラなどを使った取り締まり用の機械がある。
制限速度を20キロ以上程度こえると、これらの機械に記録され、カメラに 撮られてしまう。

おもしろいのは、これらのカメラの設置場所を書いた本が売られている こと。

警察も設置場所を変えたりと対策を講じているが、インターネットで すぐに新しい情報は集められ、新たな地図がサイト上で公開される。

また、これらの機械を発見する小さなレーダーが売られている。 フロッピーほどの大きさのその機械は2-3万円で、取り締まりの 機械が近付くと、音が鳴り、運転者に知らせる。 精度のいいものは、ほぼ100%発見できるらしい。

 


 
02/06

日本人は普段、何を食べているのか、というのは、外国で日本語を 勉強している人には、伝わりにくいかもしれない。

皆さんが思っているほど、和食を食べるわけではない。

朝食は、パンと目玉焼きの人とごはんとみそ汁の人は半々というところ である。
昼食は、めん類が多いだろうか。そばやラーメンなど。

こういうデータを集める場合に一番、重視されるのが夕食だろう。
ごはんとおかず、という組み合わせは、変わらない。
夕食にパンは さすがに少ないようだ。

おかずは、魚より肉のほうが多い。 鳥、豚、牛の3種類に差はないようだ。
値段もそれほど変わらない。
100gで100円から300円というのが平均的な値段。

 


 
02/07

今は「ラーメン・ルネッサンス」だそうである。

テレビで、ラーメン特集をすれば、視聴率(しちょうりつ)が上がる。
雑誌でも、困った時には、ラーメン屋の紹介をする。

都心では、続々と新しい店が開店している。店内は30人ほどで いっぱいになるため、外に列んでいる光景も珍しくはなくなった。 インターネットでも「ラーメン」というキーワードで検索すると 1,290,000ものページが現れた。

横浜にはラーメン博物館(はくぶつかん)ができ、連日満員である。

台湾(たいわん)でも、日本のラーメンが流行っているそうで、わざわざ、ラーメンを食べに日本まで来る若者もいる。

 


 
02/08

30代の男性の会話

「おまえ、最近、いつも同じ服だな」
「いや、結婚したら、そうなるもんだよ」
「前は、あんなにおしゃれだったのに」
「そういう頃もあったねえ」
「服とか、買わなくなった?」
「もう、全然。2年くらい買った覚えがないよ」
「どうしてかな」
「そういう気分がなくなるんだな」
「家計が苦しいの」
「いや、そういうことじゃなくて、なんか、ばかばかしくてな」
「へえ」
「もう、洋服は、トイレットペーパーと同じよ」
「どういうこと?」
「無くなったら、買ってくる、安ければ何でもいい」
「ユニクロとか」
「ああ、ユニクロのおかげで助かったよ」
「う~ん。そうか」
「最初は、反発してたけど、あの安さに負けたよ」

ユニクロというのは、安いカジュアルウエアの店。

 


 
02/13

「できちゃった結婚」というのは、正式に結婚する前に女性が 妊娠(にんしん)すること。

この言葉が否定的なニュアンスを持たずに使われるようになったのは ここ10年ほどのことだ。 20年前は、まだまだ許されないことと考えられていたはずである。

もちろん、現在でも、まったく気にしないというわけではないらしいが 親たちの世代の感覚では、「責任をとって結婚する」という行為は 「けじめをつけた」と見なされるようだ。
つまり、歓迎すべきことではないが、仕方がない。 というところだろうか。

このことは、外国人との結婚でもよく見られる現象だが、親というのは 「孫の顔」に弱いようである。 「反対していた両親が孫の顔を見て、許してくれた」 というのもよく聞く話である。

 


 
02/14

狂牛病(きょうぎゅうびょう、BSE)は、まだ犠牲者(ぎせいしゃ)も 出ず、それほど広がらなかったが、いろいろと混乱しているようだ。

牛肉は、日本人にとって、単に選択肢のひとつである。牛肉が 食べられないなら、豚肉かとり肉にすればいいと考える人が多いからだ。

消費者はそれほどダメージを受けていないが、牛肉関係者の打撃(だげき) は大きい。
まず、焼肉屋。ここ数年は焼肉ブームといってもいいほどで、次々に 焼肉屋ができた。

今、これらの半数は経営危機だと言われている。 焼肉というのは、日本では、朝鮮半島の食べ物というイメージが強く 在日朝鮮、韓国人の経営者も多い。

昔から焼肉屋をやっていた人々は、焼肉ブームで競争が激しくなり 狂牛病騒ぎで、売上げが落ち、と、今年はいいことがないようだ。

 


 
02/15

女性2人の会話。

「昨日、スケートを見てて思ったんだけど、、」
「ああ、オリンピックね」
「日本語の発音が上手なのよ」
「ああ、場内(じょうない)アナウンスの名前の発音ね」
「そうそう、いつも、下手だなあって思ってたの。でも今回は上手」
「へえ、どうしてかな」
「やっぱりアメリカだから蓄積(ちくせき)があるんじゃない」
「そうかもね。でもたまたまその人が上手だったのかも」
「まあ、それもあるかもね」
「日系(にっけい)の友人がいるとか」
「そうね。他の国の名前の発音はきれいかどうかわからないもんね」

 

 


 
02/19

ブッシュ大統領が来日している。

警備(けいび)はたいへんなもので、関連施設に近い路上では すべての車は止められ、通行人もバッグをチェックされる。 今回は、日本の首相(しゅしょう)と焼き鳥を楽しんだとのこと。 日本食はあまり好きでないというブッシュ氏も焼き鳥なら大丈夫だろう。

パーティーには、歌手や相撲取りや有名キャスターに加えて、慣例 (かんれい)で元首相達も招待されている。

この元首相が何人いるのかわからない。

覚えているだけで、5.6人は 名前があがる。そのほとんどは、現役(げんえき)の議員でもある。 一般的には、元首相のステイタスは低い。時々、テレビなどで顔を見て 「元首相」と紹介されると、「ああ、そういえば、この人 1年くらいやったねえ」などと思い出される人も珍しくない。

まあ、こういうものは少ないからいいというものではないが、あと10年くらいすると、大事なパーティーの時は、元首相のテーブル でいっぱいになるかもしれない。

 


 
02/20

冬のオリンピックのフィギュアスケートでは、ジャッジの問題が起こった。

ヨーロッパ対北米、とか、旧共産圏対自由主義圏、とかいろいろな 分析をする人々がいるが、「芸術点」などというあいまいな基準が 存在するこのスポーツでは、避けがたい問題だ。

日本では、一時期、芸術点が存在するスポーツで、「日本」を強調する プログラムが流行ったことがある。 これらは、一応、評価される。ただ、主に「欧米文化に認められる日本」 を強調するあまり、日本人にとっては、ちょっと気恥ずかしい思いも 残る。
こういう場で認められる「日本」というのは 映画の007シリーズの中に時々出てくる「オリエンタリズム」より ちょっとまし、といったレベルだ。

最近、少し風向きが変わってきた。いつまでも「日本」を強調していては トップにはなれない、というのがその理由だ。

考えてみると、フィギュアスケートでは、「モダン」を表現するのに 今だにマイケルジャクソンだ。60年代のロックスターのような服装が 「画期的」と言われたりもする。 あまり芸術的とは思えないのだが。

 


 
02/21

一般の人にも実感できるハイテクの進化というのは日本では携帯電話 だろうか。

今、テレビなどで宣伝している最新機種のセールスポイントは 「写真を取って、すぐに送ることができる」機能だ。 携帯電話にカメラが内蔵されており、それを同じ機種をもっている 知人に送ることができる。小さい写真程度なら回線の速度は十分で 若い人には人気の機種とのこと。

この機能が一般的になると、次は動画(どうが)カメラが内蔵される ことになるだろう。 簡単に動画が撮影でき、気軽に電話回線を通じて見ることができる。

SF小説などで、世界中に監視カメラが付けられた社会というのがあるが、もう、あと5年くらいで、技術的には可能になるということだ。

 


 
02/22

男性2人の会話

「冬のオリンピックの解説者って、みんな人がよさそうだね」
「ああ、そうね。やっぱり雪国の人って純粋なのかな」
「そうかも。もう、ぜんぜん解説なんてしないんだよね」
「叫んでるね」
「『あーっ!』とか『いけえー!』とかね」
「そうそう、面白いよね。日本選手が負けると本当に残念そうで」
「うん、でも、外国人選手が勝っても、きちんとほめるしね」
「ああ、そうね」
「あれ、夏だとあまりないんだよね」
「夏? 夏のオリンピックね。そういえば、そうだな」
「夏の場合は、悔しがってるだけ」
「そうそう」
「その点、冬の人は、なんというか、、、やさしいのね」
「そうだなあ。みんな痩せてて、肌が白くて、ニコニコしてるね」
「そう、オレ、去年、北海道に行ったら、みんな善人そうな顔だった」
「いや、きっと、悪い人もいるんだろうけどね」
「まあ、そうだけど」

日本では、故郷のことを「国」と呼ぶことがある。
雪国というのは 北海道や東北などの雪が多い地方のこと。

 


 
02/26

梶山季之(かじやま としゆき)という作家の代表作に「黒の試走車 (しそうしゃ)」という名作がある。 後に映画化され、現在でもカルト的な人気を誇っている。

作品では、車の開発競争の中でスパイ合戦(がっせん)が繰り広げられる。

現在は、車の雑誌が新車のスクープをものにしようと先を争っている。
北海道や箱根(はこね)などの試走コースや車の会社のテストコース の周辺では、警備(けいび)の目をかいくぐって、カメラマンが潜入し 黒い布をかけられたカバーが風でめくれる瞬間を狙っている。
カバーのシルエットからデザインを想像し、音からエンジンの特徴を 割り出す。

最近は海外で試走が行われることが多いが、各国には、雑誌の 契約カメラマンが見張っている。

明日は、日本の3大車メーカーのひとつである日産の新型車が発表される。
すでにデザイン、価格、エンジンのパワーなどは明らかになっている。

かたむきかけた、現在はフランス人が社長であるこの会社の運命は この新型車が、にぎっている。

 


 
02/27

ヨーロッパのとある田舎の駅でポツリと座ってタバコを吸いながら 駅名の下の英語を見つけ、「世界中どこに行っても自分の言葉が 通じる感覚というのは、どんなものだろうか」と考えたことがある。

ヨーロッパ各国の駅、ホテルには、英語の説明があることが多く いざとなれば英語でなんとかなるという雰囲気に満ちている。 空港では英語の案内板がないほうが珍しいほどだ。

このほど新しくなったアメリカのデトロイトの空港には日本語の案内があるそうだ。

観光地のホテルなどでは、日本語の説明があるものも珍しくなかったが、空港はあまり聞いたことがない。しかし、これもアメリカを訪れる日本人が 多いからで、これから他の空港にも波及(はきゅう)する現象とは 考えにくい。

そういえば、もうひとつ思い出した。ドイツの空港で、空港の案内電話をとって、「Do you speak English」と聞くのを間違えて 「Do you speak Japanese」と聞いてしまった。

交換手は、笑い転げて、しばらく会話ができなかった。
まあ、仕方ないですけどね。

 


 
2/28

ダボス会議というのは、経済に関する賢人(けんじん)会議という ことだそうだ。

この会議が日本で注目されたのは、ここ5年のことで、財界(ざいかい) や政治家には、ここでスピーチをすることが一種のステイタスとなって いる。

先日行われた会議はニューヨークなので、経済会議とはいえ、政治色を 帯びてきた。 ダボス会議といえば、グローバリズム反対のデモが名物となっている 。

今、日本は必死で、グローバリズムに遅れまいとしている最中で 反グローバリズムという考え方は、ほとんど存在しないといっても いいだろう。日本で会議をするのが一番安全かもしれない。

もっとも、日本では、グローバリズムの輪郭(りんかく)が、見えにくい といったこともあるだろう。訳語も未だに見つからない。 私もどう訳すべきか、さっぱりわからない。

 



2002年01月


 
01/09

60年代、70年代のサラリーマンを描いた本などを読むと 正月、最初の出勤日は、女性は着物、男性も和服姿が多く、午前中はお得意先へのあいさつ。
午後は、社内でお酒を 飲んだりしたこともあったそうだ。

その後、新年会にくり出すことになる。
つまり最初の出勤日は、実質的には、あいさつだけというかんじだ。

今年の仕事始めは7日だった企業が多かったが、都心では着物姿の人は 少なく、正月気分などは、みじんも無かった。 グローバリゼーションの影響でクリスマスが仕事にならなくなるのとは 対照的に、正月は、あまりゆっくりできないということのようだ。

 


 
01/10

携帯電話の会社は2.3社あるが、比較が難しい。

まず、携帯電話とPHSという2種類がある。
PHSのほうは、使える範囲が狭い、つながりにくい、という欠点が あるが携帯電話より安く、インターネットなどデータの通信に 関しては速度が早い。

携帯電話は、料金の高さが問題で、一ヶ月1万円の出費は覚悟しなければ ならない。 携帯電話は、最近は、電話よりもメール用に使うという人が増えている。
電車の中では、メールのチェックをするために携帯電話の小さなモニターを覗いている若い人がたくさんいる。

大学生の半数以上が携帯電話を所有しているという調査結果もあり、普及は、一段落したという見方も多い。

 


 
01/11

女性と男性の会話共に30代後半。

「ねえCDを買う時にさ」
「うん」
「昔持ってたのを買うのって、抵抗ない?」
「昔レコードで持ってたのね」
「そう、若い子は分らないだろうけど」
「ああ、そうか、彼らは最初からCDだからね」
「そう、私、いまだにレコード100枚くらいあるのよ」
「プレーヤーは」
「いちおある。時々聞くし」
「そうか、俺は、ボーナスで一度に買い替えたよ」
「え、何枚?」
「100枚くらい」
「すごーい」
「でも、買った後、むなしかったなあ」
「そうね」
「レコードを置くスペースがないし、針もないしね」
「買い替えるしかないのよ」

私もレコードを100枚くらい持っている。
同じ悩みを持った人は 世界中にいるのではないだろうか。

 


 
01/15

昨日は成人の日の振替(ふりかえ)休日。

最近は休日のルールが変わって、私もいつ休みなのかは カレンダーを見るまでわからない。

日本における成人は20才。市役所などで成人を招いて式典(しきてん)を 行うことになっている。 市長のスピーチがあり、有名人を招いて講演を行ったりする。 記念品も配られる。
ほとんどの女性が和服を着て出席する。
和服を着たのは、この時と結婚式の時だけ という女性が今では多数派だろうと思われる。

ここ何年かは、この式典が荒れるということが問題となっている。 酒を飲んで暴れたり、スピーチの最中に踊り始めたり、会場の外で バイクで大騒ぎをするといったことらしい。

一般的に言って、日本では20才というのは、約半数が大学か専門学校に 通っている。
仕事は少なく、残りの半数のうち、仕事を持っているのは 25%ぐらいではないだろうか。

20才の人間の70%が仕事をしていないということを考えると やはり日本は豊かなのだなと思いますね。

 


 
01/16

今年の1月は、日中は15度前後であたたかい冬のようだ。

正月は映画会社にとっても大事な月だが、今年はあまり人が 入ってないようだ。
年々、映画人気は下がる一方だ。

正月は、何となく仕事をする雰囲気ではないようなところがある。

年末は忙しく、3月も、企業の決算の月でもあるので忙しい。
1月、2月は、いまひとつ存在感が薄い。

元々、秋に収穫した米で正月を過し、春までは、稲作(いなさく) 以外の仕事で生活を続けた農家の生活のリズムと重なるものが あるようだ。

 


 
01/17

日本で一年で起きる交通事故は約90万件。 そのうち死者は9000人だそうである。

ここ数年は死亡事故は減っている。車の安全性能が高まったことが 原因だそうで、そのかわりに、重傷者が増え、後遺症(こういしょう)に 悩まされる人数が増えているということだ。

今日、すぐ近くで車が人にぶつかった。ちょうど坂を降りたところで スピードが出ていたため止まれなかったようだ。 5分ほどで救急車が来た。大きなけがではなかったようだ。

特に日本では法律上、歩行者が保護されることが多く、ほとんどは 運転者の責任となるそうだ。 車は必需品(ひつじゅひん)ではなく、ぜいたく品と考えられている。

 


 
01/18

交通事故の現場で。中年の男性のドライバーが年配の女性に ぶつかった。

「だ、だいじょうぶですか?」
「ああ、いたい、いたい」
「すぐ救急車呼びますから」

携帯電話で電話している。

「ああ、うん、腰がいたいのよ」
「ちょっと毛布を敷きますから、ここに横になってください」
「すぐに来るそうですから」
「ああ、そう、あ、そこ痛いからゆっくり動かして」
「はい」

ここで近所の家から中年の女性が出てくる

「救急車、呼びました」
「あ、はい、大丈夫です。すみません、あと毛布があれば、、」
「あ、持ってくるわね。ちょっと待ってて」

男性は電話で保険会社に電話している様子

「ええ、そうです。今救急車呼びました。いえ、そんなに重症では ないと思います。意識はありますから。は、ああ、はいはい、警察に も電話ですね。じゃあ、後でかけなおします」

最近は、事故の時、まず保険会社に電話するというのが一般的のようだ 外国の保険会社などは、こういうサービスを売り物にしているところも 多い。

 

 


 
01/22

東京でアフガニスタンに関する会議が行われている。

アフガニスタン代表のハミド氏は、ハンサムでおしゃれ、スピーチも うまいということで、ニュースの画面にはよく現れる。

日本政府は5億ドルほどの援助(えんじょ)を決めたそうだ。 先進国と呼ばれる国の中でも不景気(ふけいき)で、先行きの見えない中 この額は、たいへんなものだと感じられる。

私は、納税者(のうぜいしゃ)の一人として、このお金がアフガニスタンの 長期的な発展のために使われることを願うしかない。

実は、テロ事件以前からアフガニスタンへは、日本から多くのボランティア やNGOが行っていたということは、あまり知られていない。
特にここ何年かのアフガニスタンの窮状(きゅうじょう)に関して 書かれた書籍(しょせき)も多い。
ハミド氏が、かつてのキング牧師のように、力強く、夢を自国民に 語れる人物であることを祈りたい。

 


 
01/23

かつて日本のサッカーリーグで活躍したエムボマというカメルーンの 選手が去年、カメルーンチームのフォワードとして来日した。
彼は、チームメートをさっそく、街に案内して、うどんをごちそうした そうだ。

日本には、そばやが多い。そば屋にはうどんもある。関西では、うどん屋に そばがあるということが多い。

外国人には、うどんのほうが圧倒的に人気がある。どちらも出汁(だし) は魚を使うことが多いが、麺(めん)は、うどんが一般的な 小麦(こむぎ)から作られ、癖(くせ)がないのに対して、そばは そばの実(buckweat)から作られるので、慣れが必要だ。

しかし現在では、小麦粉もそば粉も輸入に頼ることが多いそうだ。

うどんの本場(ほんば)は、四国の徳島。そばは、長野、とよく 言われるが、今では、いろんな地方で個性を競っている。

 


 
01/25

40代の男性二人。

「あのさあ、『切れない電球は作れる』って話があるじゃない」
「え、どういうこと?」
「電球の球(たま)って、しばらくすると切れるでしょ」
「うん」
「あれ、今の技術では、切れないのを作ることができるんだって」
「ああ、なるほど」
「確実に売れるから普通の電球の2倍くらいの値段で出せるらしい」
「ああ、2倍ね。10倍くらいで売ればいいのに」
「いや、ああいう消耗品は、会社にとってすごく大きいんだよ」
「ああ、売り上げは小さくてもね」
「そう、安定してるから、無くなると痛い。だから切れない電球は売らない」
「そうか、そうなると、なんだか、いろんなものが信用できなくなるね」
「そう、電球と同じようなものがあるんじゃないかと思うんだよ」
「例えば?」
「パンクしないタイヤ」
「ああ、でも高いかも」
「いや、実は、自転車では可能なんだって」
「ああ、そうかもね」
「でも、自転車屋は、パンク修理が無くなると死活(しかつ)問題だろ」
「ああ」
「で、猛烈(もうれつ)な反対で売らなくなったって噂を聞いたよ」
「へえ、じゃあ、まだまだあるな」
「そうコンピューター関係なんてあやしいよ」
「ああ、プリンターのインクとかね」

 


 
01/29

相撲(すもう)の人気が落ちているらしい。

ほんの5年ほど前までは、たいへんな人気だったのだが、そのころの スターだった、貴(たか)の花に衰えがあり、ライバル達も怪我 (けが)が多く、横綱(よこづな)が揃うことが少なくなってきた。

力士(りきし)は、朝ごはんを食べなかったり、無理に大食いを したりして身体を作る。江戸時代からほとんど変わっていない 土俵(どひょう)のサイズは、現代の日本人の体格には狭いので 体重が多いほうが有利という傾向に拍車(はくしゃ)がかかっている。

怪我はほとんどが下半身で、無理をして増やした体重を支え切れなかった ことからくるようだ。

 


 
01/30

映画というのは不思議なもので、その作品に感動したとか テーマがどうだったということよりも、小さな、変なことを 覚えているということがある。

例えば、食べることに関して。。。

『暴力脱獄(ぼうりょくだつごく Cool Hand Luke .1967)』で
囚人が 「知ってるか?外にはアンチョビっていうソースが あるんだ、これがすごくうまいんだ」というセリフ。

『我が道を行くGoing my way .1944』で
老神父が弟子のビング クロスビーにウイスキーを注ぐ時に、一度、2つのグラスに注いだ後 多いほうのグラスから少ないほうに少し戻して同じ量にするところ。

『レベッカ .1940』で
女性の主人公がステーキを食べるところ。 すごくきれいな食べ方だった。

『ベルリン・天使の詩Der Himmel Uber Berlin .1987』で
主人公が 路上でコーヒーを飲むところ。おいしそうだった。

それにしても、映画の日本のタイトルは、分りにくいですね。

 


 
01/31

日本でこれほどオリンピックが盛り上がらないのは久しぶりだ。

元々、冬期(とうき)のオリンピックは人気が低いが、今回は 金メダルをとれそうな選手が少ないうえに、新しいスターも 探しにくいようである。

不思議と自国で行われるオリンピックには、よい選手が揃う。 したがって、その次の大会では、年齢的に難しくなるようだ。

放送局は、高い放映料のせいか、前回同様に盛り上げようと必死だが やはりスターの不在は大きいようで、各局とも焦点の当て方が 定まらず、苦労している。

レポーターは、ソルトレイクを訪れ、塩をなめて、「しょっぱい!」 などと叫んではいるが、紹介されるのは、長野で活躍した選手ばかりで、例えば外国人選手の紹介はほとんどない。

実は、冬のスポーツは元々、日本では人気がない。アイスホッケーですら ニュースになることはほとんどない。 仕方なく、前回は、金メダル、金メダルと、はしゃいだせいで、今回は どうしたらよいのか、わからなくなってしまった。 というのが正直なところなのではないだろうか。

 



2001年12月


 
12/4

「大きくなったら何になりたい?」と子供に聞くことは よいことだとされている。

しかし、考えてほしい、子供のころ、あなたは、明確な方針をもって 生きて
いただろうか?

これらの問いに対する正解は
「宇宙飛行士(うちゅうひこうし)」や 「サッカー選手」などである。
尋ねた大人は、必ず、満足して笑顔となるだろう。

例えば7才の子供に「経理の資格をとります」とか、「中古車のセールス マン」
などという答えは期待されていないのである。

こういう質問に答えるのが得意な子供がいる。「東大を卒業して大蔵省(おおくら しょう) に入る」などと言う。それを聞いた大人も「すごいねー」 などと応じている。

こういうバカバカしい質問は、しないほうがいい。

「パパの子供なんだからせいぜい課長どまりじゃないかな」 なんて答えられたら、どうしますか?

 


 
12/5

ごみのルールは、年々複雑化している。

10年ほど前は、週に一度か二度、家の前に置いておけば翌日には 回収された
ものだが、今では、週に3回もゴミを出す日があり、種類も 複雑になった。

今やどこに行っても、5つぐらいに分けてゴミを出すのは常識であり 数十種類の
ものが、どのゴミに当てはまるのかを説明した印刷物が 自治体(じちたい)から
配られる。

ゴミの分別(ぶんべつ)という言葉は、すっかり定着した。
できれば、全国で同じルールでやったほうがいいと思うが。

 


 
12/6

12月になると、クリスマスの飾り付けが増える。

ショーウインドウは、すべてクリスマスツリーとトナカイと サンタクロースだ。
この飾りを専門とする職業も人気で、専門の学校もある。特に女性に 人気がある。

おそらく、かつては、デパートの店員で心得がある者がまかされていた のだろうが
最近は、専門の人にまかせることが多いそうだ。 デパートだけではなく
商店街も、大きなクリスマスツリーを飾る。 恋人達の待ち合わせ場所になれば
ひとまず成功。 雑誌などで取り上げられれば大成功というところだ。

 


 
12/18

今年のカゼはひどかった。 私は、先週、カゼをひいたが、ちょうど免疫学
(めんえきがく)の本を読んでいたところで
「ああ、今、インターフェロンが出ているところ」 とか
「IgG抗体(こうたい)が出来始めたかもしれない」 などと実感
(じっかん)することができた。

「カゼというのは、薬では治らない」というのは、本当のことだった。
薬を飲むのがバカバカしくなり、自分の身体の回復を待つことにした。

 


 
12/19

正確なものは忘れたが「風邪引き男に目病(や)み女」という 言葉が
江戸時代にあったそうだ。 風邪を引いた男と目を病(や)んだ女は、色っぽい
ということらしい。

しかし、実際は、カゼを引いた(中年の)男は、あまり、かっこのいい ものでは
ない。眼帯(がんたい)をした女性はセクシーかもしれないが。

ひょっとすると、江戸時代は、性に対する考え方もオープンだったので もう少し
深い意味があるのかもしれない。

北半球(きたはんきゅう)にお住いの方は、外は寒いでしょうから 自宅でゆっくり、いろいろと想像してみてください。

 


 
12/20

そろそろ、今年を振り返るニュース番組などが始まった。

年末は、この種の番組で埋め尽くされる。
今年はもちろん、ニューヨークのテロ事件が中心である。
いつもなら、この種の映像は「ああ、こういうことがあった」と 見ることが
できるのだが、これはそういう気分にはなれなかった。 もう一年単位で過去を
振り返るなどという、のんびりした時代では ないということか。

一昨年は、Y2kだった。去年は世紀(せいき)の変わり目。

今年は、ただ、ひとつ年が増えるだけである。 淡々と年の変わり目を過す
しかないようである。気のせいか企業の 休みも短かめのようだ。

 


 
12/21

電車の中での出来事(できごと) 5才くらいの子供が大声ではしゃいでいる。

「もう、静かにしなさい。恥ずかしいでしょ」
「恥ずかしくないもん」
「いいから、静かにするの」
「へへへ、ヒャー!」

ここで中年の男性が 「あの、静かにしないさい。坊や」
母親「ああ、すみません。ほら、おじちゃんに怒られちゃったよ」
「ヘエ、ヒャーヒャー!」
「すみません、静かにさせますから」

男性はあきらめた。

「静かにしなさい。もう降りるよ。ママ恥ずかしいから降りるよ」
「いいよ」
「本当に降りるからね」

その後、終点まで子供は騒ぎ続けた。母親は、時々注意していたが 実は隣の友人
とのおしゃべりに夢中で、それほどでもなかった。 夜の8時ごろで、会社帰りの人
が多かったせいか、子供の周囲の 空気は険悪(けんあく)なものとなっていた。

 


 
12/26

来年は、大企業の倒産(とうさん)が増えると予想されている。
昨日、お昼頃にある銀行に行った。年末でもあり、お昼休みの 時間なので
たいへん混み合っていた。ATMの前には50人ほどが 並んでいた。

おそらくその銀行の支店長クラスと思われる人が入口で案内していた。
そこにひとりの男性が入って来るなり 「うわーすごいなあ」と言うと
案内の男性は「申し訳有りません」 と謝っていた。
すると入って来た男性は 「取り付け騒ぎみたいだな」と言って笑った。

「取り付け騒ぎ」というのは、銀行の倒産などで自分の預金に 不安を持った
人々が銀行に押し寄せることだ。 銀行の男性はしばらく絶句(ぜっく)し
ひきつった笑顔と共に 奥に引っ込んでしまった。

その銀行は、今、最も倒産の危機(きき)がささやかれているところ だった。

まるで映画のようなシーンでした。

 


 
12/27

最近は、床屋にも二種類ある。

ひとつは、昔からある床屋。料金は業界団体で決められた値段を守っている。
大都市では3000円ほどだ。

最近、増えたのは、おそらくこの団体に加盟(かめい)していない 床屋で、料金は自由に決めているようだ。
1500円から 2000円。サービスにほとんど変わりはない。

当然、後者が増えてはいるが、まだ昔から通っている床屋を変える人は
少ないようで、思ったほど多くはなっていない。

この1500円の床屋の問題は、技術が低いこと。
髪を切る技術もちょっと 低い。
また、日本の床屋は、散髪(さんぱつ)の他にヒゲをそったり 髪を洗ったりする
サービスがあるが、このサービスが下手だ。 これは、刃物(はもの)を扱うので
これが下手だとちょっと困るのだ。

私は、この安い床屋に通っているが、ヒゲだけは剃らないように している。

 


 
12/28

「そういえば、今年の年末は大きな事件がないね」
「ああ、ここのところ、年末には陰惨(いんさん)な事件が多かったね」
「最近、その判決(はんけつ)が出てるから、思い出しちゃうね」
「うん。やっぱり年末は家族とか共同体を意識する時期だからね」
「ああ、なるほど」
「疎外感(そがいかん)を感じる人は、多いんだろうな」
「そうね」
「今年は、あのテロ事件のインパクトが大きすぎて、愉快犯(ゆかいはん)
  みたいなのは、減ったのかもね」
「確かにあれを見ちゃうとね。愉快犯は、萎(な)えるね。確かに」
「もう、年末の番組は、あのシーンばっかりだもんな」
「ああ、見たくないね」

今年のコラムは、今日で終りです。

来年はニューヨークもアフガニスタンもよい年でありますように。