よいお年を

毎年最後のコラムは好き勝手に書くことにしていますが
いろいろと考えた結果、今年の年末は休むことにしました。

年末の更新も、ほとんどありません。 来年の6日までお休みです。

今年は、いろいろと疲れました。
来年はせめて今年よりいい年でありますように。

では、みなさま、よいお年を。



心配の種

ACミランは、サッカーファンであれば、世界中の人が知っているだろう。
今、来日している、クラブサッカーの世界一を争うトーナメントが日本で
行われているからだ。

さて、日本でサッカーのプロリーグが始まったのが、15年ほど前。
私は当時、住んでいるところから一番近くのチームを応援することに決めた。

そのチーム、浦和(うらわ)レッズは、「リーグのお荷物」と呼ばれた。
弱く、客も少なかったからだ。

しかし、ここ5年で急に強くなった。スタジアムは常に満員で、常に優勝争い
をしている。古くからのファンは、まだ、この「強いレッズ」に慣れていない。

あさって、この浦和レッズは、なんと、ACミランと試合をすることになった。

レッズの最も重要なゲームメーカーは、怪我で出場しないし、調子はいまひとつだが
サッカーは何が起こるかわからない。
実力差は、歴然としているが、30回やれば、1回ぐらいは勝てる可能性があると思う。
その1回があさってかもしれない。

ただ、世界のサッカーファンは、この無名のチームがACミランに勝った時
許してくれるだろうか?

ちょっと心配している。

ホントは、ちょっと期待している。



当たり年

今年の夏は、暑かった。

日本各地でも、歴代の最高気温を記録したところが多かった。

10月になると、一転、寒くなった。
気象庁の長期予報では、冬は寒くなるらしい。

これは、どういうことか?

紅葉が美しい年であるということだ。

紅葉の名所といわれるところで尋ねると、必ず返ってくる答えは
「夏は暑く、冬は寒い、めりはりのある年は、紅葉も美しい」ということだ。
色が深くなる。赤はより赤く、黄色はより黄色になるという。

今年は、特に黄色が美しいような気がする。
黄色は、幹の色との相性も抜群だし、結果として、赤い葉の美しさも際立つことになる。

そうそう、今年は柿の実も多い。田舎に行くと、庭先に柿の木がある家をよく見かけるが
どこの柿の木も、たくさんの実をつけている。

この柿の木がある風景がまた、いいんですね。実が多いと、豊かな気分になれます。

そういえば、今年は、5月も素晴らしかった。
天気がよく、気持ちのいい日が続いた。

今年の冬は、雪も多いらしい。
久しぶりに都会でも積雪が見られるのではないかと言われている。

もしかすると、今年は、日本の季節の当たり年なのかもしれない。

しっかりと記憶にとどめておこうと思う。

こんな年が再び訪れる保証はどこにもないのだから。



もし彼がいなかったら。。。

もうすぐ12月、街では、クリスマスの飾りつけが始まっている。

クリスマスの定番の映画「素晴らしき哉、人生! It’s a wonderful life」は、小さな街で
人々が消息を絶った一人の男のために祈りをささげているファーストシーンから始まる。

その男は、派手ではない、調子のいいことも言わない、輝かしい将来が約束されていた
にも関わらず、小さな貧しい街のために、その地に留まった。
彼は、そこで、誠実に、やるべき仕事をしていただけだ。

彼が存在していたという証拠は、目に見える形では、残っていない。

しかし、もし彼がいなかったら、今の幸せはなかったかもしれないと
静かに自覚している人々は、彼のために祈るしかないのだ。

日本のサッカー好き達も、今、イビチャ・オシムのために祈っている。

svaboostaniv



老い

本屋に来年の手帳が並んでいた。

・ 手帳ビジネスというのは、ひとつの産業となっている。

・ 一度慣れた手帳を使うと毎年同じものを使うことになり、ベストセラーの
  手帳を持っている出版元は、かなり景気がいいらしい。

・ 最近は、新しいアイデアを盛り込んだ手帳が多く売られている。

・ 一時期、システム手帳のブームがあり、手帳とは縁のない若い女性や高校生が
  みなシステム手帳を持っていたことがあった。

・ 電子手帳、PDA、などハイテク製品は、あるが、思っていたより需要は増えないらしい。
  簡単に会社が潰れたり、電池の持ちが悪かったり、OSが変わったりして、長年愛用
  できないという弱点が浮き彫りになってきたからだ。


と、ここまで書いて、手帳について、過去にここで書いたことがあることを思い出した。
いつかは忘れたが、上に書いたようなことを、考えた記憶が蘇ってきた。
しかも箇条書きで。

箇条書きで記憶されているということは、このコラムの材料として整理したことに
違いない。

そうなると、改めて、新たに付け加えることは、ありません。

そうですね、「来週の3時に打ち合わせをしましょう」と言って、「はい、ちょっと待ってください、ピッ」
とPDAに書き込む人より、鉛筆で手帳に書き込む人のほうが、なんとなく信頼できるような
気がする。

ということぐらいでしょうか。

こういうことを思うようになったことと、昔書いたことに気がつかなかったことを合わせて考えると
「歳をとった」というのが、このコラムの結論です。