速報

テレビでは、大きな事故や地震などの場合、画面の上に文字で
緊急速報が出ることがある。

事故では、年に一度くらいだろうか、数十人の被害者が出た場合などは
必ず、速報がでるし、百人単位の事故だと、放送中の番組を中断して
ニュースのスタジオからキャスターが詳細を伝える。

日本人は、地震には、慣れているからか、ちょっと揺れるぐらいでは、速報もでない。

震度1が5だと、ガラスが割れたり、車の事故が起こったり、で死亡者が出ることもあり
津波の恐れもあるので、番組が中断されることが多い。

ただ、震度が4ぐらいだと、文字の情報が出るが、放送中の番組を中断するほどではない
というのが各テレビ局の判断のようだ。

オリンピックで金メダルをとったときは、文字だけの速報だった。

福田首相の突然の退任の会見は、各局とも放送中の番組を中断して
伝えた。

ちょうど、夜の9時半ごろで、映画や人気のドラマが放送中だった。

しかし、総理大臣が突然辞めるのは、ここ1年で二度目のことだ。
もう慣れた。

そろそろ、文字での速報程度でいいのではないだろうか。

映画やドラマを中断され、怒っている人は多い。

今度、総理になる人は、せめて、やめるときの記者会見は、人気ドラマや
スポーツ中継の時間帯は避けて、ニュースの時間帯である
23時過ぎにしてほしいものだ。


  1. 地震の大きさを表す日本独自の単位。科学的な数字ではなく、実際に揺れた印象を数字で表したものなので、被害の大きさをはかるには向いている。 []

休載のお知らせ

またレンタルサーバーを引っ越すハメになった。

日本のレンタルサーバーというのは、海外に比べて割高で、サービス過剰だが
肝心のところの品質は高くない。

日本の製品によくあるパターンだ。

もう7度目か8度目の引越しだ。引越しの度に、ああ、いいレンタルサーバーが見つかった
これで最後にしよう、と思うのだが、突然、廃業の通知が来たり、急につながらなくなったり
とトラブルが続く。

噂では、レンタルサーバー会社の技術者の離職率はとても高いそうだ。

今回の引越しは、いろんな部分のバージョンを最新のものにする作業もある。
文字コードも変更することになる。

少しづつ作業を進めているが、細かな、面倒くさい仕事が山積みだ。
一部のデータの移植(いしょく)は、うまくいくかどうか自信がない。

というわけで

今回の更新を最後に、一ヶ月ほど、コラムの連載はお休みします

申し訳ありませんが、10月からは、サイトのいろんなところがちょっとだけ新しくなったり
見やすくなったりしますので、ご容赦ください。

多分、ほとんどの人は気がつかない程度の変化ですが、これはとても大事な作業です。



夏の骨董市

たいてい、骨董市というのは、毎月きまった日に行われるのだが
圧倒的に涼しい季節のほうが人が多い。

店の人も、夏はぐったりしているし、日差しが強すぎて、いい品は
外に置いておけない、ということもある。

「もうちょっと、イイモノないの」
「ああ、車にあるから後で見に来て」

というやり取りが聞こえてくる。

写真を撮っていると、「あんまり撮らないで」と言われた。

たしかに商品だから、写真だけ撮られるのはいい気分じゃないだろうと思い
スミマセンと言うと
「最近は写真とってさ、コピー作る業者がいるんだよ」とのことだ。

特に、外国人が骨董市に現れて売れそうなものの写真を撮って帰り
母国の工場で同じものを大量に作り、骨董品として日本人相手に売るという
商売があるらしい。

いろんなことがあるもんですね。


ningyoo



肖像権

近所のお祭りに行って、写真をたくさん撮ってきた。
そのうち、写真辞書で公開する予定だ。

ただ、どこまで個人の顔を出していいのか悩んでいる最中だ。

現在、個人のブログでは、許可を得ていない人が写っている写真を掲載しては
いけないという流れだ。
掲載する場合は、顔の目のところに黒い線を引かないといけない。

しかし、写真辞書は、日本語学習者向けのコンテンツであり、ある程度は公共性が
認められるのではと思う。

日本の文化を紹介する、といった大上段に立つつもりはないが、海外で日本語を
勉強していたり、日本文学を勉強していたりする人々、また、小学校の地理の授業で
課題を与えられて、ネットを使って資料を集めている子供達には、なるべく現代の日本の
空気が伝わるような写真を提供したい。

人の表情がない、まして、ニンゲンが写っていない写真から、伝わるものもあるが
やはり、人が写っている写真には力がある。

そこで、今、私たち独自のガイドラインを考えています。

uchiwa


技術流失

日本を代表する鬘(かつら)の会社が、アメリカ系の投資ファンドに買収されそうに
なっている。

すでに勝負は決まっていて、この会社は解体されるという噂もある。

ここ数年、こういうニュースが多い。

ほとんどの場合、他人の会社が買収される場合は、同族経営であったり、旧態依然とした
経営体制であったりするので、まあ、風通しがよくなって、いい機会ではないか、という感想を
持つ人が、若い人には多いようだ。

しかし、自分の会社が買収されるというようなことになると、話は違ってくる。

投資ファンドによる買収というのは、そのファンドの性格によって、さまざまであるようだ。
一般的なイメージは、土地などの資産と、採算のいい部門だけ、どこかに売却され
あとは、解体。社員のほとんどは、1年くらいかけて、解雇。

再就職先は、いちお紹介されるが、給料は下がるし、まったく違う職種になることが
多いらしい。国が紹介する職業安定所のほうがましだ、という声が多いとのことだ。

で、買収された会社が、本当に、投資ファンドが指摘するような効率の悪い
生産性の低い体制であった場合は、悲惨だ。

こういう会社の社員は、仕事のスキルが低く、自立心に欠ける人物であることが多い。
再就職は難しく、新しい会社でもうまくやっていくことができない。

一方で、買収による、技術流失を危ぶむ声もある。

ハイテクなど、最先端技術などは軍事転用も可能であり、それらを紛争をしている国々に
売っぱらう、という荒っぽいファンドもあるそうだ。

お金になるなら、なんでもする。成績をあげた社員は、ごっそりと報奨金をもらい、さっさと
引退し、リゾート地で余生を楽しむ、ということらしい。

日本は、鬘の技術はかなり高いらしいが、軍事転用される可能性は低そうだ。

ただし、もし、数年後、あなたの国のニュースキャスターの髪が急にフサフサしてきたら
日本の技術が、またひとつ、世界の文化に貢献したということである。