ホラー

目尻(めじり)を切って、目を大きく見せる整形手術が流行っているそうだ。

例えば、地方から出てきた若い女性が半年間、コンビニで、アルバイトをして
30万円貯め、目を大きくする手術をする。

少しきれいになったような気がする。
長年のコンプレックスだった、細い目ではなくなったのだ!

ただ、周辺の評判はあまりよくない。
同郷のボーイフレンドは、少し寂しそうな顔をしている。

美容整形の病院で、手軽に、アゴのラインを変えることができることを知った。
ただし、これは地道なアルバイトで稼げる金額ではない。

もっと、ワリのいい仕事、風俗店の面接に行く。
ボーイフレンドとは別れた。

簡単にお金が入るようになると、今度は、ほかのパーツも変えたくなってくる。

唇を厚くする手術をする人も流行っている。
アゴのラインの前に、これをやってみよう!

大人っぽくなった、セクシーだと言われるようになる。

風俗店での収入も増えるにしたがって、生活も不規則になってくる。
少し太り始めた。

でも食事を減らしたり、運動をしたりするのは、大変だ。
エステに通う。高価なダイエット食品を買う。

あまり効果があがらないので、脂肪を吸引する手術をする。

不規則な生活のせいで、肌も荒れてきた。ピーリングという肌の薄皮を
レーザーで焼く治療をする。コラーゲン注射もする。

こうやって、全身サイボーグのような美女が量産されることになる。

実は、先週、たまたま入った喫茶店で、後ろの席から、「次はどこを整形しようか」
という話しが聞こえてきた。
帰り際に、ちらりと見ると、4人の女性が真剣に話している。
4人は、髪の毛の長さは違うが、ほとんどまったく同じ顔、同じメイクをしていた。
本当にびっくりした。

目尻を切って目を大きくする手術は、下手なところでやると、毎年、少しづつ
裂けて、目が大きくなっていくそうだ。。。



冬の風景

arakawa

少し、見にくい写真ですが、東京に流れる、荒川の上流の河川敷から
撮りました。

人は、こういう景色を、殺風景と言いますが、私は好きですね。

人気がないおかげで、いつ行っても、ここは誰もいない。
家族連れもいない、デートコースでもない。子供も遊ばない。

車を停めて、ぼんやりと川面を眺めている不審な中年男がいるだけだ。


愛車 2

車の店の困ったこと。

「車内のアクセサリー」コーナーには、なぜか、60年代のアメリカの車のイラストがある。
ポニーテールの金髪女性が、芳香剤を持っているポスターなんかもある。
そう、60年代のテイストがまだ、生き残っているのだ!

「車内のアクセサリー」コーナーの近くには、「車のドレスアップ」コーナーがある。

ドレスアップ?

これは、車の外側に、いろいろと工夫をすることらしい。

安いものは、シール。これを貼るだけということもあるが、たいていの場合、タイヤの
ホイールを変えたり、車の後ろのほうに、羽のようなものを付けたり
(空気抵抗によって加速がよくなるとのこと。公道では、多分、意味がない)

凝ってくると、改造して、車の高さを上げたり、下げたりするそうだ。
車の平均的な価格が150万円くらいだが、この「ドレスアップ」に100万円をかける
ひとは少なくないという。

いくつか店を回ったが、どこにいっても、同じなので、これは、日本の車を愛好している人の
平均的な趣味だと考えていいだろう。

車雑誌も退屈

初めて車を買うときに、まったく知識がないので、リサーチと勉強を兼ねて何冊か車雑誌を買った。

本屋には、十種類以上の車雑誌がある。
大きく二つに分かれるようだ。
輸入車中心の車そのものが好きな人のためのものと国産車を中心にした
買う人のためのガイド的な雑誌だ。

前者は、写真もよく、車に関係のないコラムなども多い。
1000円前後。写真も多い。
「日本車は性能はいいが、魅力に欠ける」 というのが一貫した編集方針らしい。
月刊誌が多く、装丁も凝っている。車をワインに例えたりする。

フランス車のエスプリ、イギリス車の品格、イタリア車の官能、なんて紋切り型が
鼻につく。

まあ車の購入ガイドとは言えない。
ハッキリ言うと、役に立たない。

国産車中心の雑誌は、安い。500円程度。カラー写真はわずか。

後者は、いかにして、車を安く買い、改造やドレスアップ(ああ、恥ずかしい言葉!)
を楽しむかというのがテーマのようだ。
読者は、前述のカーショップに通うタイプだろう。

車グッズメーカーの広告が多い。こうなると、悪口はかけませんね。
車は整備して、磨いて、アクセサリーを付けて楽しもうという
広告主の宣伝みたいな特集が続く。

ほとんどの場合、学生が書いたような文で、誤字、脱字が多いのも特徴。
読んでるだけで息苦しくなってくるが、燃費のテストなどがあり、購入のための
データは充実している。

車を買ってからは、雑誌は買っていない。
最近は、若者が車にお金を使わなくなり、雑誌は売れなくなったそうだ。

車周辺のビジネスはどんどんやせ細っていっている。
車は売れなくなっている。



愛車 1

車を運転するようになって6年。

どうも、私は日本の車文化に馴染めない。

まず、愛車(あいしゃ)という呼び方がきもちわるい。
車を整備にだしたり、保険に加入する際に、普通に使われる言葉だ。

**さまの愛車のナンバーをお知らせください。

とか

**さまの御愛車の保険の更新のお知らせです。

などという。「御(ご)」まで付いている。車なのに。

正直に言うと、私は、まったく車を愛していない。

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例えば、車の中に置く灰皿を買いに行く。

そういうものを売っている店があるのだが、どの店も趣味に合わない。

灰皿は、車の中に設置する小物コーナーにある。
時計、ドリンクを置く入れ物、温度計、ライト、芳香剤、いろんなものが置いてあるが
共通するのは、安っぽいわりに高い、ということと、「調(ちょう)」という言葉が多いこと。
つまり、「木目調」「チタン調」というように、本物ではないが、似たような質感に
近づけました、という意味だ。
ほとんどのグッズの材料はプラスティック。

どれも買う気がしない。いっそのこと空き缶のほうがおしゃれという気もする。
ただ、ふた付きの灰皿でないと、匂いが車の中にこもってしまうので、仕方なく
地味な灰皿を買う。

芳香剤コーナーはひどい匂いばかり。脱臭(だっしゅう)の機能だけの香りがない
タイプは隅のほうに置いてある。売れないのだろう。

車の傷の補修をするいろんなタイプの塗料は種類にあわせて何百種類もある。
洗剤も塗装のタイプ(そんなものがあることをここで知った)に合わせて選ばなければならない。

ああ、めんどくさい。

愛車2 に続く。。。



テレビ番組

元日は、地元のテレビ局で、第17回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭
というものを放送していた。

読めますか?

さいたま せいざいかいじん チャリティかようさい

埼玉は、東京の隣の県で700万人の人が住んでいる。
そこの政界、財界の有名人と県知事が歌を歌う番組だ。

放送は、毎年恒例の行事らしい。
視聴率はおそらく低いと思われるが、許認可事業であるテレビ局は
地元の政界には気を使わねばならないし、大事なスポンサーである地元の
企業との関係は、重要だ。
おそらく、放送されるまでに、何千枚もの名刺が交換されたことだろう。

放送のデジタル化で、映像のコンテンツを作るコストは劇的に下がった。
アイデアひとつで、人気番組を作ることは可能だと思うが、なかなか
そういうものは出てこない。

そのうち、もうテレビなんて見る人はいなくなってしまうと思うのだが
そういう危機感は、この業界には、あまり、ないようだ。

あと、10年くらいじゃないか? テレビの寿命は。

と私は思いますけどね。