今年のボツ

いろんな理由でボツになります。

ここは、いちお、日本に住んだことがない日本語学習者向けに書いている
コラムなので、書けないテーマがたくさんありますし、どうにもうまく書けないなあ
ということもあります。

1) 劇的にCDが売れなくなってきたようで、いろいろと大変そうだ。
   という話題。

ボツの理由

国内のポップミュージックは、完全に閉じた世界なので、やっぱり
書きようがないです。

2) オバマさんについて

ボツの理由

結局、どういう人なのか、いまだにわかりません。
前任者よりマシだというのは、そりゃそうですけどね。
もしかしたら彼は「前任者よりマシだった大統領」として歴史に
残るのかもしれません。

3) Windows Vistaとは何だったのか

ボツの理由

超主力製品で、こんな大失敗をして、会社が潰れないということを、もう誰も
不思議とは考えない。もうマイクロソフトは、国連みたいなものなんでしょうか。

4) 映画の話題

ボツの理由

良くも悪くもハリウッド映画というのは、世界が共有できるイメージの中心でしたが
もう、そうでは、なくなりました。
ただし、ハリウッド以外の映画が今、特に面白いわけではありません。

5) 政権交代

ボツの理由

日本の政権交代に注目しているのは、アジアの政治に多少詳しい人
ぐらいだと思いますし、日本の国民が何かを決断して変わったという
わけではありませんので、何とも書きようがないんですね。
まあ、新しい首相も、前任者よりはマシだと思いますけどね。

6) 追悼文のたぐい

ボツの理由

死んだらさよならだ。それだけでいい。
というのが、最近の気分です。

12月はサイトのいろいろなメンテナンスに時間を使わなければならない月です。

もう、このwebjapanse.comというサイトは、ページ数も写真の枚数もとっくに
1000ページ、1000枚を越え、更新が続くブログは、10本と、いう規模になり
メンテナンスだけで、手一杯になりつつありますが、やっぱり、新しいことも
ちょっとやりたい。

現状維持だけなんてのは、つまらないですからね。
やっぱり、おもしろくないと身体は動かないものです。

新年から新しい連載も始まります。
またお知らせします。



モネ風ipod

12月は、新年スタートの企画の準備が忙しい。
実質的に11月からアレコレと始めているのだが、なかなか進まない。。。

ひとつ決まっているのは、スタッフブログを始めることです。
これは海外の日本語学習者にとって、ちょっと楽しい内容になるのではと
考えています。

あと、連載を2つぐらいスタートしたいと考えています。
というわけで、11月は、新連載の書き手を探すために、写真のブログを、死ぬほど見て
もうヘトヘトになりました。

音楽でも絵でも、ネットで自作を公開するような人のほとんどは、すでにある有名な
作品が念頭にあって、それに近づければ満足、という人たちですね。
すでにあるストーリーを追体験したい、これは、要するに「趣味」ですね。

今、この時間にも、世界中に、クラプトン風のギターを弾いている人やモネ風の絵を
描いている人がいるはずです。

中には、ipodをモネ風に描きました、というようなことを、「新機軸」としてアピールしている
人もいますが。。。

写真は、デジタル時代になって、あっという間に、プロ風のものが撮れるようになりました。
5万円も出せば、買った日に、プロ気分を味わえます。
写真の雑誌なんかを見て、ちょっと凝ったアングルなんかを覚えると、もうアーチスト気分。

何週間も、そういう写真ばっかり見ていると、もう、グッタリするんですね。
なんか、こうインスタントラーメンばっかり食べて過ごすような気分というのか。。。

でも、グッタリした中でも、「オッ!」というのが、時々あります。
かなりウンザリしながら、「どうせ、同じような写真でしょ」と、見ている最中に
「アレッ?」と思わせるわけなので、もう、根本から違う。

で、過去の写真を見ていくと、やっぱり、何かがちょっと違う。見飽きない。新鮮。
プロフィールを見ると、プロの写真家だったりして、なるほどね、ということもあるけれど
時々、学生で、ただ趣味で撮っているらしい、なんて人もいる。

500くらいの写真ブログを見て、2人くらい、そういう人がいました。

で、そういう人に限って、特に野心もないようで、連載を頼むメールを送ると
返事がなかったりするんですね。まあ仕方ありませんが。


難しいもんです。



IS THIS IT?

戦後まもなく、フレッドアステアが私的に日本を訪れた時のことを書いた記事を
読んだことがある。

銀座(ぎんざ)のビルの一室にある、アメリカの映画会社を表敬訪問した後
送っていくというのを断って、一人でホテルに歩いて帰ったそうだ。

編集者は、ステッキを片手に軽い足取りで銀座の雑踏に消えるアステアの
後姿をぼんやりと見送った、とのこと。

この編集者の回想のほかに、このアステアの来日のことが書かれたり
語られた記録はあまり見たことがない。

当時、アステアはもちろん日本でも有名人だったが、人というより実在しない
妖精のような存在で、銀座の人々も、痩せておしゃれな西洋人が
フレッドアステアだとは気がつかなかったのだろう。

戦後のある日、アステアが、誰にも気づかれないことを楽しみながら、のんびりと
銀座を歩いていたなんて、想像するだけで、ちょっといい気分になりますね。

THIS IS ITは、つい先日、上映が終わりました。

私は見に行きませんでした。特に彼のフアンでは、なかったこともあるけれど
それよりも、この映画を見に行くことは、彼を殺した「何か」に加担して
しまうような気がしたので。

彼に、もしアステアのような時間があったら、と考えても無駄なことは
わかっていますけれどね。



インフルエンザ特需

今回のインフルエンザ騒動は、どうやら空騒ぎに終りそうだ。

日本では、オリンピックだろうと、災害だろうと、すぐに経済効果がいくらであったか
ということが分析され、報じられる。

1995年の神戸の地震の後も、3ヵ月も経過すれば、平気でテレビで経済効果を
話題にしていたくらいだ。

今回のインフルエンザの経済効果は、どうだったのかは、おそらく銀行のシンクタンクなどでは
分析されていると思うが、まだ騒動が治まっていない間は、不謹慎ということか、表立って
経済効果の数字を披露する人はいないようだ。

マスクを作っている会社、ワクチンに関わる会社は、間違いなく大儲けしたようだ。
空港などで荷物検査をする機械に良く似た熱感知センサーの会社も
需要が一気に伸びて、生産が追いつかないということを理由に、大幅な
値上げをしたらしい。
なんといっても自治体や学校などが相手の商売なので、「定価」で買ってくれますからね。

最もインフルエンザに感謝しているのは、家電を作っている会社だろう。
加湿器、暖房、空気清浄機には、ウイルスを除去する機能を付けて発売し
それらが、かなり売れているらしい。

各社ごとにウイルス除去のやり方は違う。

プラズマクラスター
メガアクティブイオン
光速ストリーマ

という、マンガのヒーローの必殺技(ひっさつわざ)みたいな名前をつけて
さかんに宣伝している。
しかも、このウイルス除去機能は、毎年、新しいインフルエンザが出てくるたびに
「新型インフルエンザに対応!」と新機種を出せるかもしれないのだ。

確かにその2,3万円の機械を稼動させれば、小さな部屋の中に限ってはウイルスを
除去することはできるらしいのだが、まさかその中だけで生活するわけにはいかない。

しかし、コマーシャルをボンヤリと見ていると、あたかも、これを買えば、インフルエンザに
感染しないかのような気分になってくるから、不思議なものである。

今のところ、日本では死者は少ない、もちろん、死者が増えればインフルエンザ特需は
大きくなるが、あまりに増えると、ショッピングセンターの人手に影響する、ということもあるので
多くの会社は、もう少し、この騒動が長引いて、そこそこに死者が出る程度で終ればハッピーだ
と考えているようだ。



ハードの国

日本には世界一厳しい消費者がいるので、技術が高くなった。
という意見は多い。

確かに、高いもの、特に車や電化製品を買う場合は、なにより性能重視で
じっくりと比較検討してから買う、という人が多い。

以下は、ある雑誌の新製品の解説の文章。

電化製品を買うのが好きな、比較的、高齢の人々を意識してやさしく解説してある
という評判の雑誌だ。つまり、マニア向けではなく、あくまで一般消費者向け、ということを
お忘れなく。

まずは、テレビの説明。

階調性が滑らかで、フェーストーンもニュアンスが豊か。
黒の締りが力強く、色つきも少ない。

「階調性が滑らか」というのは、よくわからないが、例えば青でも光が
あたっているところと暗いところがあるが、その変化がわからないくらい細やかだ、ということ?

「フェーストーン」は、辞書に載っていなかったが、face tone だろうか?
顔の色のこと?

「黒の締り」は、テレビの映像の質の説明でよく使われるが、わかるようでわからない表現だ。
黒の色が濃い、ということだろうか?

「色付き」は、黒の色付き、ということだろうか。黒が混じりけのない、純粋な黒である
ということ?

次に、ステレオアンプの説明でよく出てくる表現。

音の定位がしっかりし、音場の広がりもなかなか。

「定位」は、ステレオの解説で必ず出てくる言葉で、右と左のスピーカーから出てくる音が
うまい具合にまざり、スピーカーの真ん中で演奏しているような印象があるかどうか
というようなことらしい。

「音場」は、英語だと、acoustic sound field ということだが、これの「広がり」というのは
どういうことだろうか。オーケストラの「音場」と、ピアノトリオの「音場」は、当然違うのだろうか?

日本で人気があるハードディスクレコーダーの解説。

ハイビジョンは、TS(他社でいうDRと同じ)モードのほか
AVC録画のTSEモードでも効率的に記録もできる。

これは、もう、完全にお手上げ。ゼンゼンわかりません。

こういう雑誌に出てくる評論家や編集者は、なんとなく、似ている。
メガネをしている人が多く、地味な色のシャツを着て、ツイードのジャケットなんかが多い。
地方の国立大学の理科系の大学院生、というカンジでしょうか。

こういう人達が日本を支えているのかもしれません。