1999 / 03

 

03 / 01

漆(うるし)と蒔絵(まきえ)で飾られたノートパソコンを見た。

蒔絵をほどこした漆器(しっき)は、いいものなら10万円くらい。もちろん、古くてよいものは、100万円以上のものもある。 10万円には、理由がある。 材質(ざいしつ)がいい、よい漆を使う。そして、もちろん、そういうものを作れる人は、もはや、 日本にわずかしか、存在しないというのが最大の理由だ。

後継者(こうけいしゃ)も少なく、いつ、作れなくなるかわからない。 これらの職人(しょくにん)と呼ばれる人々は、高い報酬(ほうしゅう)をもらっている わけではなく、ほとんどは、質素な生活をしている。

ひとつのものを作るのに、大変な時間がかかるのだ。 しかし、よい漆器(しっき)は、ていねいに使えば、100年くらいは、使えるのだ。 200年ほど前のものでも、きれいに保存されているものは多い。

さて、ノートパソコンは、今、15万円から30万円くらい。3年も使えば、スクラップ だ。妙な組み合わせだと思わざるを得ない。

 

1999 / 03

 

03 / 02

伝統工芸展を見て、思うのは、作られた物の美しさもさることながら、 それを作る道具の美しさだ。

くみひもや、かすりを作る織(お)り機は、いずれも木製 (もくせい)だ。 これらの作業は、ほとんど、女性の仕事だったので、座る場所もせまく、 小さい。

この音がいいんですね。機織りのさかんな地域では、木が重なり打たれる乾いた音が、町中に 響くこともあったそうだ。たしか、芭蕉(ばしょう)の「奥の細道」にも そんな文章があったように覚えている。

この道具は、もちろん工場では作れないので、専門の職人がいる。 しかし、この人たちも、数が少なくなっているそうで、「かすりが盛んな地域に 一人いれば、いいほう」ということだ。 一般的に職人の道具を作る人は、もはや全国で3人といった状況であるらしい。

会場では、外国人の姿が目立った。この会場では、買うこともできた。 手製(てせい)の小さなたんすなどが、50万円ほど。 近くの家具屋(かぐや)では、同じサイズの家具は、5万円ぐらいだ。 ただし、これは、工場で作るもので、10年もたてば、古くなってしまう。

多くの日本人は、50万円のたんすを高いと感じたようだ。 その証拠に、私は、2時間ほど会場にいたが、その間に買っているのは、ほとんど 外国人だった。

 

1999 / 03

 

03 / 03

今日は、ちょっと難しい話題(わだい)です。

今、日本国内では、初めての脳死判定(のうし はんてい)後の臓器(ぞうき) 移植(いしょく)が、話題の中心だ。

脳死は、「死」であるか。というのは、もう20年も国内では議論されている。 現在でも、有名な、進歩的(しんぽてき)と考えられている知識人 (ちしきじん)の多くは、「死」ではない。という立場だ。 彼等は、脳死の段階(だんかい)での移植に否定的(ひていてき)だ。

例えば、海外で、飛行機事故があった場合、日本人は、必ず現地に向かう。 遺体(いたい)を回収することにかけて、日本人の熱意(ねつい)は 突出(とっしゅつ)しているらしい。

日本の宗教的な土壌(どじょう)は、いったい何なのか?というのは、 私にはわからないが、いわゆるキリスト教的な、死生観(しせいかん)とは、 一線(いっせん)を画(かく)すようだ。

ちなみに、日本では、通常、遺体は、火葬(かそう)にされる。 6年前に調べた数字では、90%以上が火葬にされるそうだ。 遺体の回収にかける熱意と、90%以上が火葬であることとは、どういった 関連があるのだろうか?

 

1999 / 03

 

03 / 04

日本の犬で最も有名なのは秋田犬らしい。秋田は、東北の県(けん)のひとつ。

他にも、紀州犬(きしゅうけん)柴犬(しばいぬ)など、いろいろな種類が ある。共通しているのは、大人しく、飼(か)い主(ぬし)に忠実(ちゅうじつ) で、やさしい目をしていること。

こういった「ブランド犬」は、高値で取り引きされ、大事にされる。

「野良犬」は黒沢映画のタイトルにもなった。 「反権力的で、暴力的、常に飢えている」というイメージだ。やはり、犬は、 基本的に、猫とは対照的(たいしょうてき)に「男性」の印象が強いようだ。

東京でも犬を買う人は多いが、大変なのは散歩をする場所だ。 都心(としん)では、大きな犬を飼うのは難しい。

犬に関する日本語の表現では、 「夫婦喧嘩(ふうふ けんか)は犬も食わない。」 というのは、面白いですね。

また、忠実(ちゅうじつ)という印象から、 「田中は、会社の犬だな」などと言うこともある。 これは、会社の決定(けってい)には、いつも逆らわずに従うことを、否定的に 言ったもの。

かなり強烈(きょうれつ)な悪口(わるくち)だ。

 

1999 / 03

 

03 / 05

吉田さんは、32才。男性。独身(どくしん)で一人暮らし。
毎日、晩御飯(ばんごはん)は自分でつくる。

女性「ええっ! 毎日、自炊(じすい)してるの? すごいわね」
吉田「でも、絶対、自分で作ったほうが、うまいんだよ」
女性「そう?」
吉田「もう、コンビニの弁当にもあきたし」
女性「そうねえ。私は、残業(ざんぎょう)が当たり前だから、たいてい外食ね」
吉田「一回、いくらぐらい?」
女性「2000円くらいかな。ビール飲んだりすると3000円」
吉田「すごいねえ」
女性「そう、これでも節約(せつやく)してるんだけど。吉田さんは?」
吉田「ばんごはんで、1000円なら、まあまあ。2000円なら、ごちそうが作れる
    よ」
女性「ああ、そうかもね。私もそうしようかな。でも、スーパーとか、開いて
    ないのよね」
吉田「最近は、8時ごろまでやってるし、途中下車すれば、どこかに夜まで やってる   スーパーがあるよ。」
女性A「そうね。やってみよう。」

 

1999 / 03

 

03 / 08

日本の面積(めんせき)は、377.000キロ平方(へいほう)メートル。 ドイツ、パラグアイ、ベトナムとだいたい同じ。 細長いので、面積にすると、意外と広い。しかし、山林(さんりん)が 多く、人が住めるのは、3分の1の区域(くいき)に過ぎない。

47の地域(ちいき)に分かれる。これを県(けん)と呼ぶ。 もっとも有名な県である東京の面積は約2.000キロ平方メートル。 埼玉、千葉、神奈川と東京をあわせて首都圏(しゅとけん)と呼ぶことが多い。この地域に住む人々の勤務地がほぼ東京であることが多いからだ。

面積は、13.500キロ平方メートル。この面積は全国の3%。 この首都圏に3.200万人が住んでいる。これは、日本の人口の26%にあたる。 この3.200万人の多くは、東京に通勤(つうきん)する人々だ。

数字(すうじ)が多いと、分かりにくいですね。

つまり、すごく人が多いということです!!!

 

1999 / 03

 

03 / 09

東京大学の建築学の教授である藤森氏によると、現在の東京には、純粋に 江戸時代からの民家というものは、一件も残っていないそうだ。

大正時代の大きな地震(じしん)と第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん) の際の東京 大空襲(だいくうしゅう)という2度のダメージも大きかった。

最近の話でいうと、80年代のバブル経済による土地の高騰(こうとう)で失われた 建築物は数えきれないそうだ。

21世紀(せいき)の東京の開発(かいはつ)の目玉(めだま)は、臨海 副都心 (りんかい ふくとしん)の開発だ 。オフィスビルが立ち並ぶことになるらしい。

 

1999 / 03

 

03 / 10

90年代に入ってから、国内旅行に変化があらわれた。

ひとつは、国際線の飛行機代が劇的に下がったので、国内旅行が海外旅行より高くなったこと。

国内旅行では、ホテルは、一人15000円から。 移動に鉄道を使っても5.6万はかかる。結局、家族で、3泊4日の旅行をすると、15万円くらいかかってしまう。

もうひとつは、女性に対する扱(あつか)いだ。 電車の切符(きっぷ)も、ホテルの料金も、女性には、割り引きが用意されている。 温泉のお風呂も大きいほうが女性用だ。 昔は、男性が景色もよく、大きいほうを使っていたが、逆転した。

そう、男性は、あまり旅行をしなくなったんですね。

女性に人気のない旅館はつぶれることになる。また、家族で旅行する場合も、目的地(もくてきち)や、ホテルを決めるのは、 妻(つま)のほうであることが多い。

 

1999 / 03

 

03 / 11

2月から3月にかけて、東京には、地方から受験(じゅけん)のため、 上京(じょうきょう)した若い人が多く見られる。

受験生は、専用のパック旅行などで東京に来るのだ。
ホテルに、長期滞在(ちょうきたいざい)する。
いいお客さんなので、 ホテル側もいろいろなサービスをする。
緊張(きんちょう)して、眠れない子のために、カウンセラー を常駐(じょうちゅう)させているホテルもある。

この時期、「落ちる」「すべる」などの言葉は、受験生の前では、使っては いけないことになっている。「試験(しけん)に落ちる、すべる」というのは、 共に失敗(しっぱい)する。という意味だからだ。 しかし、最近は、気にしているのは、大人だけだという意見もある。

地方から東京に受験に行った高校生のほとんどは、帰りにディズニーランドに
寄って帰るそうだ。

 

1999 / 03

 

03 / 12

団子(だんご)の歌が流行っていて、団子が急に売れ出した。 20代前半の4人。
会社の食堂で、団子を食べながら話していた。

けんじ  「団子(だんご)って、何から作るの」
りょうこ 「米じゃないの」
しゅん  「小麦粉でしょう。だから、豆だよ」
りゅうじ 「どっちでもいいよ」
けんいち 「いろいろ種類があるみたいだよ」
けんじ  「体には、いいのかなあ」
りょうこ 「砂糖(さとう)が入っているし、甘いからねえ」
けんいち 「みそ味のもあるしね」
りゅうじ 「たべた記憶(きおく)がないなあ」
けんじ  「たいやきとか、まんじゅうとか、最近、たべたことないね」
けんいち 「もう、10年以上ないよ」
りょうこ 「女の子は、けっこう、食べるよ」
りゅうじ 「ああ、よく喰ってるよね」

 

1999 / 03

 

03 / 16

東京で外国人の方に、「どこか、小(しょう)旅行にいい場所はありますか」 と聞かれると、本当に困(こま)る。

都内に通勤するサラリーマンにとって、90分の通勤時間はふつうのことだ。
中には、2時間かけて通勤する人もいる。 これは、つまり、都心から90分かけても、静かで、歴史的な遺跡(いせき)が 残っているところは少ないということだ。生活圏なのだ。

関東近辺では、日光、箱根(はこね)、鎌倉(かまくら)は人気ベストスリーだ。
これらは、東京から2時間以内で行け、外国人も多いことから、ガイドブック にも載っていることが多い。

最近、私は、首都圏(しゅとけん)の観光地を調べている。
読んだ本は、30册以上。

「片道3時間、かければ、よいところに行ける」というのが結論だ。

しかし、この「3時間」を理解してもらえるだろうか?
おそらく、世界中のどの都市でも、2時間かければ、美しい、自然の風景に 出会えるからだ。

東京というのは、いろんな意味で、例外的な都市なのだ。

 

1999 / 03

 

03 / 17

日本では、かつて教師は、「聖職(せいしょく)」と言われ、要求される ことが多かった。今でも、性犯罪などで、教師が逮捕(たいほ)されると、 大々的に報道されることが多い。

昨今、日本では、大学の教師の社会的地位が高いのに対し、高校や中学の教師は、 公務員(こうむいん)といった扱いで、あまり高いとはいえないし、人気がない。 中学や高校の教師の給料は、一般的な会社員の70%ほど。

この安い給料と、社会的なプレッシャーを考えると、人気がないのもうなずける。

これに対し、予備校の教師は、完全に欧米型(おうべいがた)の競争社会だ。 予備校とは、大学に入るための高校生のための学校。 全国的に人気がある講師(こうし)は、年収3000万円を超える。力のない講師は 容赦(ようしゃ)なく首になる。

しかし予備校も、下り坂になっている。 現在、日本の出生率は下がり続けている。これから、しばらくは、生徒は 減る一方なのだ。

 

1999 / 03

 

03 / 18

日本の伝統的なお菓子には「おかき」と呼ぶ米から作られたものがある。 これは、米のチップスというべきもので、しょうゆ味や塩味のものが多い。

もうひとつ、日本のお菓子に欠かせないものに「あんこ」がある。

大豆を甘く煮たあんこは、外国人には人気がないが、これが食べられないと、日本に滞在する 場合、大いに損(そん)をする。
あんこが食べられないと、ほとんどの和菓子は、食べられないことになるからだ。 和菓子(わがし)と呼ばれるものは、餅(もち)とあんこで作られていること が多い。

バターなどを使わないので、カロリーは少なく、ダイエットをしている人には、ありがたい。
しかし、糖分(とうぶん)は多いので、注意が必要だ。

 

1999 / 03

 

03 / 19

今年は、桜は、1週間ほど、早く咲くそうだ。

A「会社で花見、やるの?」
B「うちは、やらない。」
C「うちは、やるんだよ。」
A「へえ、今どき、珍しいね。」
C「うん。」
B「最近、少ないよね」
C「でも、ほら、うちは、財閥(ざいばつ)系でしょ?  伝統だ、とかいって
  やるんだよ」
A「ああ、そう。やっぱり。場所をとったりするの」
C「そうそう。新入社員の仕事ね」
A「なるほど、絵に書いたような風景ね」
C「でも、役所なんかでも、やるらしいよ」
A「そうか、もしかすると、今どき花見をやるところは、倒産(とうさん)
  しそうもない ところかもね」
B「それは言えてるなあ」
A「そうなると、花見もできないなんて、ちょっと寂しいかもね」
ABC「ううん........」

本当は、景気(けいき)が悪いからといって、花見をする会社は、減るわけではない。 むしろ増えることもあるそうだ。ただし、自己負担(じこふたん)で やるようになったところが多いらしい。

来週は、桜のお話を。

 

1999 / 03

 

03 / 21

日本では、1000年くらい前から、花というのは、桜のことだった。

現在の日本には、染井吉野(そめいよしの)という種類の桜が多い。 これは、比較的(ひかくてき)、新しい品種(ひんしゅ)で、育てやすく、 大きな花を咲かせるので、あっという間に日本中に広がった。

もともと日本にあった品種は、今は、山桜と呼んでいるもので、数は少ない。 染井吉野が、広がるまでは、桜は、難しい花であったらしい。

最近、そういった珍しい品種の桜の老木を見に行くのが、流行っている。 桜の銘木(めいぼく)と呼ばれるものは、日本各地にあり、500年を超える ものもあるという。

 

1999 / 03

 

03 / 23

桜のことを書いた詩人や作家は多い。

古くは西行。この人は、生涯(しょうがい)さくらのことばかり和歌に詠んで いたような印象がある。

現代文学でも桜がでてくる小説は多い。梶井基次郎(かじいもとじろう)
坂口安吾(さかぐちあんご)、三島由紀夫(みしまゆきお)、 宇野千代
(うのちよ)、水上勉(みなかみつとむ)など。

たしか、坂口安吾の「桜の森の満開の下」は、英語、イタリア語などにも翻訳 (ほんやく)されているはずである。

戦時中は、桜が、「日本精神(せいしん)」の象徴(しょうちょう)として 扱われることが多かったせいか、戦後の作家は、桜に関しては、屈折(くっせつ) した感情を抱いていることが多い。

今は、桜に対して素直(すなお)に、美しいと言える世代が主流(しゅりゅう)に なったと考えてもいいだろう。

 

1999 / 03

 

03 / 24

花見を会社単位でやることは、少なくなった。サラリーマンも、花見は、 友人達とやることが多いという。

都内の桜の名所は、酔っぱらって、カラオケを歌う人であふれる。 老人達が、手製のおべんとうなどを、持ち寄って、手拍子(てびょうし)で 歌う様子などは、いいものだ。
あいかわらずゴミに関するマナーは悪いが。

桜の通(つう)を自認(じにん)する人は、あまり人に知られていない桜を 見に行くことを楽しみにしている。

私の友人は、毎年、山の中に咲く一本の 桜を3時間かけて見に行く。 その桜は、近くに住む、老夫婦が大事に育てている。 3月の下旬になると、「祥子(しょうこ)さん、来週あたりだよ」 と電話があるそうだ。

彼女は、いつものように東京の土産をもって、出かけることになる。

 

1999 / 03

 

03 / 25

薄墨(うすずみ)の桜というのは、最も有名な桜で、岐阜(ぎふ)けんにある。

宇野千代さんという小説家によって紹介され、多くの人が訪れるようになった。
薄墨というのは、薄い黒のことで、桜も何百年も経って、老木となると、 散り際には、桃色が、うっすらと黒ずんでくる。

私は、他の桜で、この薄墨色の桜を見たことがある。ただ、これは、実際に 見るしかありませんね。ちょっと言葉では、表現できません。

桜の老木というのは、恐ろしいような、ぞっとするような美しさを持っている。 このページで紹介するために、いろんな桜の写真を見たけれども、まったく いいものがなかった。 桜の老木には、写真には、写らない「何か」が、あるようだ。

今は、桜の老木は、どれも、有名になって、観光地となっているが、 昔、旅の途中に偶然(ぐうぜん)出会った時の感動は、現在とは比べ物にならないに違いない。

桜は、1年で、一週間しか、咲かない。

 

1999 / 03

 

03 / 25

今日は、偶然(ぐうぜん)、スーパーマーケットが開店セールをやっている ところを通りかかった。 ここ半月ほど、開店をテレビで宣伝していたスーパーだ。入ってみた。

客「ねえ、子供用のくつは、どこ」
店員「地下になります。」
客「ちょっと、この列は、どこが一番うしろなの」
店員「こちらは、クレジットカード専用レジなんですが」
客「あら、そうなの」
店員「(マイクで)2ばん、5ばん、7ばん、は、現金専用のレジでございまあす。」
客「ねえねえ、広告のファックスは、どこ」
店員「家電ですから、ええと、、右手の奥でございます」
客「ええ、こんなに込んでるんだから、あそこまで、いけないわよちょっと、
   あなた、もってきてよ、広告にでてた、サンヨーのやつ」
店員「えっ、いや、もうしわけございません。ちょっと」
客「じゃ、いいわよ、自分で行くから」

私は、250円のサンダルと、390円のふとんカバーを買った。
定価(ていか)の7割引(わりびき)である。 こういった、安いものは、少しあるだけで、他は、それほど安いわけ ではない。しかし、店内は、一種の興奮状態(こうふん じょうたい)で、 炊飯器(すいはんき)などが、飛ぶように売れている。 日本は、本当に、不景気(ふけいき)なのだろうか?

 

1999 / 03

 

03 / 29

フリーマーケットが定着したのは、ここ10年くらいのことだ。 それまでは、中古品(ちゅうこひん)は、あまり歓迎されなかった。

一般の家庭では、中古品を使うことは少なかった。 今や、大きな都市では、毎週のようにフリーマーケットが開かれ、中古品を 扱うリサイクルショップも多く見られるようになった。

しかし、まだ、日本人の消費行動(しょうひこうどう)には、無駄が多いと 言われている。東京に住む若い外国人には、ゴミ捨て場で家具を揃(そろ)える 人も多い。 まだまだ使えるものを捨てることは多いのだ。

 

1999 / 03

 

03 / 30

桜の時期がせまったが、急に寒くなった。 桜が咲き始めると、寒くなることが多く、花冷えとか、花曇(はなぐも)りなどと言う。

都知事選挙が本格的にはじまった。現在までに19人が立候補(りっこうほ) した。有力な候補者は、5名程度で、あとは、可能性はゼロに近い。

こういった候補を泡沫(ほうまつ)候補と呼ぶ。 人々は、ポスターを見て笑ったり、政見放送(せいけんほうそう)をみて、 話題にしたりと、泡沫候補には、泡沫候補なりの存在意義がある。

彼等にとっては、政見放送に出る権利が得られることが最大のメリットだ。 ゲイの解放や、ロシアの脅威(きょうい)を説いたり、環境問題を語ったり と主張もいろいろである。中には、選挙のたびに立候補し「酢が健康にいい」 ことを主張しつづける人もいる。

立候補する費用は、300万円ほどらしい。あなたもいかがですか?

 

1999 / 03

 

03 / 31

日本とユーゴスラビアの接点(せってん)は少ない。

現在、日本で最も有名なユーゴスラビア人は、ドラガン.ストイコビッチ。
サッカーファンの方は御存じでしょう。現代のサッカー選手で、最も 芸術的なパスを出せる人の一人だ。彼は日本でトヨタのチームでプレイ している。
彼は先日のゲームでゴールを決め、ユーゴ攻撃(こうげき)への抗議(こうぎ)の メッセージを書いたTシャツを見せてアピールした。

日本では、先日までは、北朝鮮のスパイ船が発見されたが、捕獲(ほかく) できなかったことがトップニュースだった。 日本では、国際ニュースがトップニュースになることは少ない。 新聞でも国際面(こくさいめん)は、2ページほどで、全体の10%程度だ。 しかも経済ニュースか、通信社(つうしんしゃ)からのニュースがほとんどだ。

海外での日本のメディアの人たちの評判は悪い。機材などは一流だが、 取材能力は三流だと言われている。また、取材場所で、お金を派手に使う ので、「日本の記者(きしゃ)が訪れたあとは、相場が2倍になっている」 というのは、有名な話だそうだ。

 

1999 / 03

 

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