2000 / 10

 

10 / 03

オリンピックで楽しいのは、いろいろな国の人の顔や名前に 触(ふ)れられることだ。

開会式や閉会式は退屈だが、入場行進では民族衣装(みんぞくいしょう) も見られる。 もう一つは、往年の名選手がコーチや関係者として来ている姿を 見ることができるのも楽しい。
今回は、柔道でオランダのアントン.ヘーシンクさんの姿があった。

さて、オリンピックに対する批判は、商業主義や環境破壊と多岐に わたっているが、存続していくことに反対する人は少ないようだ。 しかし、このままでは、20世紀(せいき)の遺物(いぶつ)となることは 目に見えている。

日本のオリンピック選手は経済的な不遇(ふぐう)を訴える 人が多いが(事実、人気種目以外のほとんどの選手は自費で参加している) 日本がこれだけ多くの選手や関係者をオリンピックに送ることができるのは やはり経済力に負うところが大きい。

まったく知らない国の選手が周回遅れで笑顔でゴールしていたり アフリカの女性が女性の権利のために走ったりするのを 見ると、功罪(こうざい)の功もあることは確かだ。

 

2000 / 10

 

10 / 04

オリンピック期間中にテレビで音楽映画の特集をやっていた。
グレンミラー物語、ベニーグッドマン物語、五つの銅貨(どうか) などだ。

スイングジャズは、日本でも人気があった。 戦後、日本に駐留(ちゅうりゅう)したアメリカ軍の基地などで演奏活動 をした世代が、いわば日本のジャズの第一世代だ。今は70代になり 時々パーティーなどで演奏するだけだ。 基地(きち)で演奏する機会が多かったので、名前もアメリカ風に変えた。
トビーとか、ジョージなどという名前だ。

演奏の質もなかなかだ。管楽器(かんがっき)などは、音の太さなどは 劣るものの、音色(ねいろ)やスイング感は一流だった。
その後、モダンジャズを中心とした第二世代が出て来た。彼等は、 アメリカに留学し、学校で学んだ。本場(ほんば)のミュージシャン と演奏した。
第一人者の秋吉敏子(あきよし としこ)は、ビックバンドでジャズの 歴史に重要な役割をはたし、渡辺貞夫(わたなべ さだお)は、今も気分の いい音楽を作っている。

ジャズの映画はいいものが少ない。

グレンミラー物語はなかなかよかったが、他は、映画としては、いまいちだ。 しかし、テディウイルソンや、ハリージェイムス。 そして、なんといってもルイアームストロングを見ることができる。 ルイアームストロングが画面に現れるだけで、映画は輝きはじめるのだ。

 

2000 / 10

 

10 / 05

名画座(めいがざ)というのは、映画館の名前で、よく「座」 という言葉を使う。 名画というのは、過去に封切られた質の高い映画のことで10年程前 には、小さな都市には必ずひとつはあったものだ。 ビデオ屋が増え、ほとんど姿を消した。

もっとも、名画座が減ったことで映画の黄金時代が過ぎたと考える のは間違えかもしれない。

ある老婦人によると、1950年代前半には、人口5万人ほどの九州の地方都市 に、新作の外国映画専門に映画館が2つもあったそうだ。 毎日のように、夕方、宣伝の音楽が流れ、小さな炭坑(たんこう)の町 であったにもかかわらず、大人達で連日満員だったそうだ。 戦争が終わってわずか5.6年のころのことである。

もちろん戦前から、ハリウッド映画はもちろん、ドイツ映画、フランス 映画は、大きな都市ではふつうに見ることができた。戦後まもなくの 映画の隆盛(りゅうせい)は、この延長上にあったのだろう。

とにかく、名画座は5年程前に、東京からも姿を消した。

ところが、昨日、そのうちのひとつが復活するという記事が出ていた。 これから日本映画の名作を中心に上映していくとのこと。
12月から復活する池袋文芸座(いけぶくろ ぶんげいざ)の最初の 上映作品は、黒沢(くろさわ)の七人の侍(さむらい)。
料金はわからないが、1000円から1500円ではないだろうか。

東京に来る機会があったら、ぜひ、お立ち寄りください。 日本語なんてわからなくても、楽しめます。

 

2000 / 10

 

10 / 06

「衣替(ころもが)え」というのは、いわば行事のひとつで、学校や 会社の制服などが変わる頃を言う。

現代では6月と10月の1日に 行われることが多い。学校や会社の制服が変わると、街の風景も変わり、季節を告げる目印のひとつにもなる。

「急に涼(すず)しくなったね」
「そうね、朝晩(あさばん)は寒いくらいよ」
「そういえば、最近、電車の中が、ナフタリン臭(くさ)くならないね」
「ナフタリン? ああ、洋服をしまう時の薬のにおいね」
「そうそう、秋冬の洋服に変える時期は、あのにおいがしたでしょ?」
「最近は、においがないタイプがあるからよ」
「そうなのか」
「それに、洋服に虫がつかなくなったみたいよ。最近」
「へえ」
「マンション暮しだと、そういう虫が少ないのよ」
「なるほど。でも、なんだか、あの匂いはなつかしいなあ」

 

2000 / 10

 

10 / 10

オリンピックが終わって、中東(ちゅうとう)の紛争(ふんそう)や ユーゴでの政変(せいへん)が伝えられた。

日本と中東は縁の薄い国である。中東と聞いて、多くの日本人が ぼんやりとイメージするのは、石油と戦争だろうか。

80年代から日本に来るイランの人々が増えはじめた。 彼等は、日本で建築現場などでの仕事を得て、休日は、公園で情報交換を した。 一時、東京の大きな公園はイラン人でいっぱい、といったことも珍しく なくなった。ほとんどが男性で、数は少ないが、日本人と結婚する人も 出て来た。東京にはアラブ料理店が増えた。

日本で最も有名なユーゴスラビア人は、サッカーのストイコビッチ選手 だろう。
今年まで5年間、日本のチームでプレイをし、日本人好みの テクニックとパスのセンスで観客を魅了(みりょう)した。
彼がもし、オランダやイギリスに生まれていたら、今頃は、ヨーロッパ のスーパースターだっただろう。最も油ののった時期に、政治の影響で 国際試合に出られなかった年が続いた。

地図を広げて、イスラエルやユーゴスラビアはどこにあるか、正確に 指摘できる人は少ない。 新聞やテレビのニュースでは、ユーゴの政変は一時トップ扱いだった。 劇的でジャーナリスト好みの題材であることも大きいが、各国のメディア からの映像が豊富であることも理由の一つだと言われている。

イスラエルとパレスチナの紛争(ふんそう)は、2番目か3番目だろうか。
こちらは、映像が少なく、ニュースが作りにくく、伝えにくいという こともあるようだ。

 

2000 / 10

 

10 / 11

飛行機で隣に座った男性は、ウエールズの出身で、これから香港に いる知人に会いに行くところだと名乗った。

しばらくして彼はウイスキーと小さなグラスを注文した。 手のひらに入るほどのグラスを左手の手の平に置き、右手で ふたをして、しばらく暖めた。 右手のふたを離すと、香ばしいにおいが広がった。 彼は嬉しそうに一息で飲み干(ほ)し、右手についたしずくを ペロリとなめた。

と、まあ、このように酒というものは、いろいろな飲み方があるようだ。

日本酒は、そのまま飲むやり方を「ひや」といい、暖めて 飲むのを「熱燗(あつかん)」とか「ぬるかん」という。あたためるのを 「かんをつける」「かんをする」ということもある。 通(つう)は、ひやで飲むらしい。

ただ、安い酒は、かんをしたほうが いいという話もある。
冬場はあつかんに限るという人もいる。

 

2000 / 10

 

10 / 12

日本のテレビは、主に3種類あり、今年から一つ加わる予定だ。

ひとつは地上波(ちじょうは)と呼ばれるもので、地域によっても 違うが5〜8チャンネルほどある。そのうち2つは、国営チャンネルで 月に1000円程度の料金が必要だ。他は民間の無料チャンネル。コマーシャルが入る。

もうひとつは20年程前に始まった国営の衛星放送。チャンネルは二つ あり、スポーツや映画、外国のニュースなどが主だ。アメリカの 番組が多く、CNN ABCのニュースの他、スポーツ、映画もアメリカから ソフトをもって来ているものがおおい。
ドイツや韓国など主な国 のニュースも毎日紹介されている。
専用のアンテナとチューナーが必要でそれに40000円ほどかかる。
契約料は月に2000円ほどだ。

最近、勢力を広げているのが、3つ目のCSチャンネルというもので ケーブルテレビとは少し方式が違い、衛星放送と同じく専用のアンテナ をつけて見るもの。
映画、スポーツが主力で、月の契約料は5000円ほど。こちらでは、 外国のニュースも契約すれば、専用のチャンネルですべて見ることが できる。イタリアやイギリスのサッカーリーグも生中継される。

今年から、もう一つの方式が開始(かいし)される。 2番目の衛星放送のデジタル版で、衛星デジタルと呼ばれている。 すでに10くらいの企業が参加を表明しているが、アンテナ、チューナー が15万円ほどかかり、参加企業も地上波のチャンネルと重なること もあって、加入者は伸びていない。デジタル画像がきれいに見られる テレビは、専用のものは30万円ほどだ。

これらの放送に全部加入すると、月に10000円。チューナーとアンテナは3台づつ 必要で、チャンネル数は100くらいになる。

 

2000 / 10

 

10 / 13

知人の話。 その男の訪問は、梅雨の晴間、突然だった。歳は70くらいだろうか。

「あのお、突然、申し訳ございません。おたくの二階の屋根なんですが」
「え、屋根がどうかしましたか」
「あのう、私、昔、大工をやっておりまして、どうしても気になっちまうんです。 あの、屋根の玄関よりのところが、少し痛んでるのではないでしょうか」
「え、いや、問題ありませんよ。今、修理する余裕もありませんし結構です」

と強い調子で断った。うさんくさい業者かなにかだと思ったからだ。

実際、このような手口で手抜き工事をし、大金を請求するサギが流行っていた。
すると、その男は、「いえ、それなら、いいんです。大変失礼しました」 と、あっさり帰っていった。

同じ年の秋は、10年ぶりの長雨だった。玄関で雨漏(あまも)りがする ようになった。 古い家で、築50年と聞いている。家を立てた祖父は、当時、商売が うまくいき、地元の腕のたつ職人を集めて立てたらしい。

「200年は大丈夫だというのは、亡くなった祖父の口癖だったけど、人のよい祖父はだまされたのだというのが、まだ元気でいる祖母の 口癖になった」と知人。

年が明けて、また、あの男性が訪れた。今度は道具箱を持っている。

「奥さま、申し訳ありません、実は。。」

男性の話によると、50年前にやっと一人前と認められた頃に、当時の 棟梁(とうりょう)の計らいで、初めて仕事らしい仕事をさせてもらった のがその知人の家だったそうだ。

彼は玄関近くの屋根を担当した。 今は、隠居(いんきょ)しているその男性は、どうしても初仕事である 知人の家の屋根が気になって仕方がない。
実は、50年間、梅雨の時期には 欠かさず知人の家の前を通って、観察していたということだった。 男性の家は、知人の家から電車で30分ほどかかる。

祖母との話も一致する。 「では、ぜひ」 といって、修理を頼むと、「やっとこれで安心して隠居できますよ」 とにっこり笑って、一週間かけて直していった。

祖母は、話相手が できて嬉しそうだった、と知人は語った。

どう言っても、とうとう、お金は受けとらなかったということだ。

 

2000 / 10

 

10 / 17

ふぐは高級魚として知られている。

東京にはいくつかのふぐ料理屋があるが、いずれも値段が高く、 一人前2万円くらいは覚悟(かくご)しなければならない。

大阪ではもう少し安く食べられる。てっちりと呼ばれる鍋(なべ)料理屋が たくさんある。こちらは、一人前3000円程度だ。
これらの値段の違いはふぐの種類からくるようだ。 ふぐの食べ方として最も一般的なものは刺身(さしみ)で、薄く切るのが 特徴(とくちょう)だ。

盛り付けに使うさらは、絵柄がはっきりとした ものを使い、刺身ごしに透けて柄が見えるように盛り付ける。

ふぐを料理するには、免許(めんきょ)が必要だ。 毒性が強い部分は、きちんと処理をしないと、この免許は取り上げられる。
昔、ふぐで死んだ人は多かった。

 

2000 / 10

 

10 / 18

昔、電話機の下についているゴムを無くしてしまい、近くの電話会社に 買いに行った。このゴムは、4点で電話を支えているため、ひとつでも 無くすと、電話がガタガタして、具合(ぐあい)が悪い。

受け付けの男性は、「下のゴム? ああ、あれか」 と言って、後ろの机を探して、「はい。タダでいいよ」 と、奥の机の上にあった電話の下のゴムをくれた。

真夏に九州のローカル線の駅で、乗り換えのため、駅のホームで 待っていた。
他に客はなく、次の電車が来るまで二時間。

駅舎(えきしゃ)の中に男性が3人いて、手招きしている。

「こんにちは」とあいさつをすると、「余ってるから食えよ」 とすいかをくれた。「外は暑いだろ」と麦茶を出してくれたうえに 乗り換えの電車が来た時には、ジュースをおみやげにくれた。

10代のころ、旅行の途中、ひまそうな駅員にお昼ごはんをおごって もらった記憶は何度かある。 まだ電話も鉄道も国営の時代だったころだ。

民営化(みんえいか)して 経営も合理化され、今や、国営時代は暗黒(あんこく)時代のように 言われるが、時々、あの、のんびりした雰囲気が少しなつかしくなる ことがある。

 

2000 / 10

 

10 / 19

フランスのルイヴィトンの日本での売り上げは500億円以上になる ということだ。

これは国内での売り上げのことで海外のものは入っていない。 実は、海外でも相当の額になると思われる。 パリはもちろん、香港(ほんこん)やハワイなどの有名ブランドの 店はいつも日本人で満員だからだ。

日本人が海外でなぜたくさん買い物をするのかというのは事情が ある。
おみやげを買わねばならないからだ。
海外旅行が珍しかった時代(ほんの30年ほど前だが)は、親戚 (しんせき)や友人など、少なくとも10人分は買わねばならなかった。
したがって、観光の時間のうち買い物にあてる時間が多くなる。

ここ10年、海外旅行はふつうのことになった。国内旅行よりも 安くいける国は多く、気軽に週末などを利用して出かける人が多い。 おみやげを買う必要は減ったものの、今度は、買い物目的での旅行 も増えた。

最近の流行は、家具を買うこと。これは輸送費がかかる ので、お金持ちに限られる。 おみやげを買うのにも飽きた、家具などを買う余裕のない人々は 国内で買うより安いからと、ブランド品(ひん)を求めるということになる

 

2000 / 10

 

10 / 20

10月から紅葉の季節が始まる。紅葉で有名な場所は人でいっぱいに なる。

「急に涼しくなったね」
「うん、気のせいかもしれないけど、最近、秋と春が短くない?」
「ああ、そうだね。暑いかと思ったら、1週間くらいで寒いってかんじ」
「そうそう、昔はもう少しちょうどいい気温の日があったような気がする」
「でも、まあ、今はなかなかいい具合だよ」
「そうだな。暖かくなるより、涼しくなるほうがありがたいものね」
「どこか旅行に行く予定ある?」
「う〜ん。秋はどこも混んでいるからねえ」
「週末はね」
「あ、そうか平日に休みがとれればいいね」
「そうそう、でも平日でも紅葉(こうよう)の時は、同じみたいだよ」
「ああ、近所の人も行くからね」
「ガイドブックには、10日くらいの幅があるでしょ。紅葉のさかりの日が」
「ああ、ほんとは、3日くらいらしいね。100%の時に出会うのはなかなか難しいよ おまえ、ある?」
「4年前にね、福島(ふくしま)で、凄かったよ。地元のタクシーの 運転手が
  『お客さん、いい日に来たね』って言ったよ」
「ああ、それは、あたりだね。言われてみたいよ」

 

2000 / 10

 

10 / 24

「日本人はメガネをかけている」イメージは強いようだ。
確かに、眼鏡をかけた人は多い。

いろいろな説がある。

日本人は読書好きだから。
漢字が読みにくく、目を酷使(こくし)する。
塩分の多い食生活が原因。
テレビを見る時間が多く、それが原因。
視力検査(しりょくけんさ)をする機会が多く、必要以上にめがねを かけることになる。

などなど。

読書量やテレビを見る時間が多いのは確実だが、はたしてそれが 本当の理由かどうかはわからない。
通勤(つうきん)や通学(つうがく)の電車の中などで本を読んでいる 人は多い。3人にひとりくらいの割合だろうか。 眼科医(がんかい)によると、揺れる乗り物の中での読書は、非常に 目に悪いそうだ。

 

2000 / 10

 

10 / 25

日本には火山(かざん)が多く、地震(じじん)も多い。
富士山(ふじさん)も火山である。

しかし、いいこともある。温泉が多いことだ。

近頃(ちかごろ)は、温泉ブームもあって、天然(てんねん)の 温泉ばかりではなく、沸かす温泉もあるようだが、日本中、どこへ 行っても、大きな町の中心地から2時間も行けば、必ず温泉がある。

長野県(ながの)には、猿が入りに来る有名な温泉がある。
昔から、温泉には、けがや、病気に効果があると言われていて 有名な武士(ぶし)や、芸術家などが、治療(ちりょう)のために 訪れたという話が残っている温泉は多い。

 

2000 / 10

 

10 / 26

日本ではタバコは250円ほど。物価高の国ではめずらしく世界的にも安いほうだ。

嫌煙権(けんえんけん)という言葉が一般的になったのが7.8年ほど前 のこと。
街角から、いっせいに灰皿が消えた。
もちろん、嫌煙権を尊重したのではなく、それぞれの企業がコスト削減 (さくげん)のために実行したものだと思われる。

しかし、まだ、建物の中には灰皿は多い。面白いことに古く大きな 会社のビルほど多い。ある日本を代表する大手企業のビルには 入口から10m歩くごとに灰皿がある。

外国、特にイギリスから来た人が、タバコの安さから喫煙(きつえん)の 習慣が復活したという話をよく聞く。
また、韓国では女性の喫煙がまだ タブー視されていて、日本に留学した女性は、おおっぴらに吸えると嬉しいそうだ。

日本では、タバコを吸う人は一時より減ったが、若い女性などは 逆に増えているそうだ。

アメリカのタバコ会社の経営者は、仕事に疲れたら日本に来るのは どうだろうか。

人は自分の仕事が必要とされているという環境で働くのが幸せという ものである。

 

2000 / 10

 

10 / 27

東京では、雪が降ることが、極端(きょくたん)に少なくなっている。

「今年は暖冬(だんとう)らしいね」
「でも長期予報って当たらないよね、いつも」
「そうだな。でも、冬は寒いほうが面白いと思わない」
「そうだね。1日くらいは、雪が降らないと面白くないね」
「昔は、冬は何十日も雪の日があったって、おじいちゃんが言ってたよ」
「あ、そうらしいね。最近は5日くらいだよなあ」
「そう。それで、すぐ電車、止まるしね」
「何十日もなんて、想像できないな」
「そうだなあ。おまえの子供のころどうだった?」
「う〜ん。今よりたくさん降ったような気がする」
「おれも、そう思うんだよ」
「オゾンホールとか、そういうことなのかな」
「わからないけど、50年くらいで、そんなに変わるのは恐いね」
「そうだなあ。あ、でも、電車は、昔はあまり止まらなかったらしいよ」
「本数も増えたし、電気関係が複雑になったんじゃないのかな」
「ああ、それで壊れやすくなったのかもね」

 

2000 / 10

 

10 / 31

サッカーのアジアカップが終わった。レバノンで行われた。 寝不足だ。今日は、その感想で、お許しください。

現在、アジアは5強の時代だ。

韓国
イドンゴク、パクチソンという若い選手が楽しみではあるけれども 要(かなめ)となる選手がベテランばかりなのが気になる。 ホンミョンボやハソッチュなどの偉大な選手が引退した後、少し 心配だ。あいかわらずフォワードはすばらしいけれども。 オランダあたりからいい監督を呼んで戦術が洗練されれば、間違いなく あと10年くらいはアジア一のチームなのだけれど。 戦術的な脱皮(だっぴ)が急務だ。

中国
2002年の予選を戦うためには、ミルティノビッチ監督が根気強く 今の戦術を徹底させることが必要だろう。中盤(ちゅうばん)の選手の 守備の意識が薄く、まん中から後ろのバランスが悪い。 サイド攻撃とヘディングの質の高さはアジア一かもしれない。

イラン
黄金時代だ。バゲリ、ダエイ、マハダビキア、アジジ などは、世界的にも一流の選手だ。ここ15年で最もいいチームだと 思う。ダエイは、ヘディングは、今世界一強いのでは?

サウジアラビア
いつも平均点の高い選手が揃っている。若い選手も育っている。 90年代のアジアサッカーは、サウジアラビアの時代だった。 来世紀もアジアのリーダーであるのは間違いない。 特に、ジャバー、アルディアイエは、世界的レベルの選手だ。

カタール、クエート
中東の強豪(きょうごう)だ。どちらかと言うと守備的なサッカーか。 一時はアジアサッカーのリーダーだったが、やや小粒(こつぶ)に なった観は否めない。

日本
3バックを採用しているが、あいかわらずサイドの守備が弱い。 バックスの背が低いのも弱点だ。中盤の選手の足もおそい。 ここにあげたチームの中では、シュートレンジが最も狭いのも気になる。 ミドルシュートがないので、引いて守られると突破できない。 戦術的には洗練されているので、唯一、世界レベルの選手である中田が ボランチに定着すれば、アジア最強のチームになるかもしれない。

 

2000 / 10

 

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