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オリンピックで楽しいのは、いろいろな国の人の顔や名前に 触(ふ)れられることだ。 開会式や閉会式は退屈だが、入場行進では民族衣装(みんぞくいしょう) も見られる。 もう一つは、往年の名選手がコーチや関係者として来ている姿を
見ることができるのも楽しい。 さて、オリンピックに対する批判は、商業主義や環境破壊と多岐に わたっているが、存続していくことに反対する人は少ないようだ。 しかし、このままでは、20世紀(せいき)の遺物(いぶつ)となることは 目に見えている。 日本のオリンピック選手は経済的な不遇(ふぐう)を訴える 人が多いが(事実、人気種目以外のほとんどの選手は自費で参加している) 日本がこれだけ多くの選手や関係者をオリンピックに送ることができるのは やはり経済力に負うところが大きい。 まったく知らない国の選手が周回遅れで笑顔でゴールしていたり アフリカの女性が女性の権利のために走ったりするのを 見ると、功罪(こうざい)の功もあることは確かだ。 |
2000 / 10 |
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10 / 04
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オリンピック期間中にテレビで音楽映画の特集をやっていた。 スイングジャズは、日本でも人気があった。 戦後、日本に駐留(ちゅうりゅう)したアメリカ軍の基地などで演奏活動
をした世代が、いわば日本のジャズの第一世代だ。今は70代になり 時々パーティーなどで演奏するだけだ。 基地(きち)で演奏する機会が多かったので、名前もアメリカ風に変えた。
演奏の質もなかなかだ。管楽器(かんがっき)などは、音の太さなどは 劣るものの、音色(ねいろ)やスイング感は一流だった。
ジャズの映画はいいものが少ない。 グレンミラー物語はなかなかよかったが、他は、映画としては、いまいちだ。 しかし、テディウイルソンや、ハリージェイムス。 そして、なんといってもルイアームストロングを見ることができる。 ルイアームストロングが画面に現れるだけで、映画は輝きはじめるのだ。 |
2000 / 10 |
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10 / 05
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名画座(めいがざ)というのは、映画館の名前で、よく「座」 という言葉を使う。 名画というのは、過去に封切られた質の高い映画のことで10年程前 には、小さな都市には必ずひとつはあったものだ。 ビデオ屋が増え、ほとんど姿を消した。 もっとも、名画座が減ったことで映画の黄金時代が過ぎたと考える のは間違えかもしれない。 ある老婦人によると、1950年代前半には、人口5万人ほどの九州の地方都市 に、新作の外国映画専門に映画館が2つもあったそうだ。 毎日のように、夕方、宣伝の音楽が流れ、小さな炭坑(たんこう)の町 であったにもかかわらず、大人達で連日満員だったそうだ。 戦争が終わってわずか5.6年のころのことである。 もちろん戦前から、ハリウッド映画はもちろん、ドイツ映画、フランス 映画は、大きな都市ではふつうに見ることができた。戦後まもなくの 映画の隆盛(りゅうせい)は、この延長上にあったのだろう。 とにかく、名画座は5年程前に、東京からも姿を消した。 ところが、昨日、そのうちのひとつが復活するという記事が出ていた。 これから日本映画の名作を中心に上映していくとのこと。
東京に来る機会があったら、ぜひ、お立ち寄りください。 日本語なんてわからなくても、楽しめます。 |
2000 / 10 |
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10 / 06
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「衣替(ころもが)え」というのは、いわば行事のひとつで、学校や 会社の制服などが変わる頃を言う。 現代では6月と10月の1日に 行われることが多い。学校や会社の制服が変わると、街の風景も変わり、季節を告げる目印のひとつにもなる。 「急に涼(すず)しくなったね」 |
2000 / 10 |
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10 / 10
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オリンピックが終わって、中東(ちゅうとう)の紛争(ふんそう)や ユーゴでの政変(せいへん)が伝えられた。 日本と中東は縁の薄い国である。中東と聞いて、多くの日本人が ぼんやりとイメージするのは、石油と戦争だろうか。 80年代から日本に来るイランの人々が増えはじめた。 彼等は、日本で建築現場などでの仕事を得て、休日は、公園で情報交換を した。 一時、東京の大きな公園はイラン人でいっぱい、といったことも珍しく なくなった。ほとんどが男性で、数は少ないが、日本人と結婚する人も 出て来た。東京にはアラブ料理店が増えた。 日本で最も有名なユーゴスラビア人は、サッカーのストイコビッチ選手 だろう。 地図を広げて、イスラエルやユーゴスラビアはどこにあるか、正確に 指摘できる人は少ない。 新聞やテレビのニュースでは、ユーゴの政変は一時トップ扱いだった。 劇的でジャーナリスト好みの題材であることも大きいが、各国のメディア からの映像が豊富であることも理由の一つだと言われている。 イスラエルとパレスチナの紛争(ふんそう)は、2番目か3番目だろうか。 |
2000 / 10 |
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10 / 11
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飛行機で隣に座った男性は、ウエールズの出身で、これから香港に いる知人に会いに行くところだと名乗った。 しばらくして彼はウイスキーと小さなグラスを注文した。 手のひらに入るほどのグラスを左手の手の平に置き、右手で ふたをして、しばらく暖めた。 右手のふたを離すと、香ばしいにおいが広がった。 彼は嬉しそうに一息で飲み干(ほ)し、右手についたしずくを ペロリとなめた。 と、まあ、このように酒というものは、いろいろな飲み方があるようだ。 日本酒は、そのまま飲むやり方を「ひや」といい、暖めて 飲むのを「熱燗(あつかん)」とか「ぬるかん」という。あたためるのを 「かんをつける」「かんをする」ということもある。 通(つう)は、ひやで飲むらしい。 ただ、安い酒は、かんをしたほうが いいという話もある。 |
2000 / 10 |
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10 / 12
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日本のテレビは、主に3種類あり、今年から一つ加わる予定だ。 ひとつは地上波(ちじょうは)と呼ばれるもので、地域によっても 違うが5〜8チャンネルほどある。そのうち2つは、国営チャンネルで 月に1000円程度の料金が必要だ。他は民間の無料チャンネル。コマーシャルが入る。 もうひとつは20年程前に始まった国営の衛星放送。チャンネルは二つ あり、スポーツや映画、外国のニュースなどが主だ。アメリカの
番組が多く、CNN ABCのニュースの他、スポーツ、映画もアメリカから ソフトをもって来ているものがおおい。 最近、勢力を広げているのが、3つ目のCSチャンネルというもので ケーブルテレビとは少し方式が違い、衛星放送と同じく専用のアンテナ
をつけて見るもの。 今年から、もう一つの方式が開始(かいし)される。 2番目の衛星放送のデジタル版で、衛星デジタルと呼ばれている。 すでに10くらいの企業が参加を表明しているが、アンテナ、チューナー が15万円ほどかかり、参加企業も地上波のチャンネルと重なること もあって、加入者は伸びていない。デジタル画像がきれいに見られる テレビは、専用のものは30万円ほどだ。 これらの放送に全部加入すると、月に10000円。チューナーとアンテナは3台づつ 必要で、チャンネル数は100くらいになる。 |
2000 / 10 |
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10 / 13
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知人の話。 その男の訪問は、梅雨の晴間、突然だった。歳は70くらいだろうか。 「あのお、突然、申し訳ございません。おたくの二階の屋根なんですが」 と強い調子で断った。うさんくさい業者かなにかだと思ったからだ。 実際、このような手口で手抜き工事をし、大金を請求するサギが流行っていた。 同じ年の秋は、10年ぶりの長雨だった。玄関で雨漏(あまも)りがする ようになった。 古い家で、築50年と聞いている。家を立てた祖父は、当時、商売が うまくいき、地元の腕のたつ職人を集めて立てたらしい。 「200年は大丈夫だというのは、亡くなった祖父の口癖だったけど、人のよい祖父はだまされたのだというのが、まだ元気でいる祖母の 口癖になった」と知人。 年が明けて、また、あの男性が訪れた。今度は道具箱を持っている。 「奥さま、申し訳ありません、実は。。」 男性の話によると、50年前にやっと一人前と認められた頃に、当時の 棟梁(とうりょう)の計らいで、初めて仕事らしい仕事をさせてもらった のがその知人の家だったそうだ。 彼は玄関近くの屋根を担当した。 今は、隠居(いんきょ)しているその男性は、どうしても初仕事である
知人の家の屋根が気になって仕方がない。 祖母との話も一致する。 「では、ぜひ」 といって、修理を頼むと、「やっとこれで安心して隠居できますよ」 とにっこり笑って、一週間かけて直していった。 祖母は、話相手が できて嬉しそうだった、と知人は語った。 どう言っても、とうとう、お金は受けとらなかったということだ。 |
2000 / 10 |
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ふぐは高級魚として知られている。 東京にはいくつかのふぐ料理屋があるが、いずれも値段が高く、 一人前2万円くらいは覚悟(かくご)しなければならない。 大阪ではもう少し安く食べられる。てっちりと呼ばれる鍋(なべ)料理屋が たくさんある。こちらは、一人前3000円程度だ。
盛り付けに使うさらは、絵柄がはっきりとした ものを使い、刺身ごしに透けて柄が見えるように盛り付ける。 ふぐを料理するには、免許(めんきょ)が必要だ。 毒性が強い部分は、きちんと処理をしないと、この免許は取り上げられる。
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2000 / 10 |
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昔、電話機の下についているゴムを無くしてしまい、近くの電話会社に 買いに行った。このゴムは、4点で電話を支えているため、ひとつでも 無くすと、電話がガタガタして、具合(ぐあい)が悪い。 受け付けの男性は、「下のゴム? ああ、あれか」 と言って、後ろの机を探して、「はい。タダでいいよ」 と、奥の机の上にあった電話の下のゴムをくれた。 真夏に九州のローカル線の駅で、乗り換えのため、駅のホームで 待っていた。 駅舎(えきしゃ)の中に男性が3人いて、手招きしている。 「こんにちは」とあいさつをすると、「余ってるから食えよ」 とすいかをくれた。「外は暑いだろ」と麦茶を出してくれたうえに 乗り換えの電車が来た時には、ジュースをおみやげにくれた。 10代のころ、旅行の途中、ひまそうな駅員にお昼ごはんをおごって もらった記憶は何度かある。 まだ電話も鉄道も国営の時代だったころだ。 民営化(みんえいか)して 経営も合理化され、今や、国営時代は暗黒(あんこく)時代のように 言われるが、時々、あの、のんびりした雰囲気が少しなつかしくなる ことがある。 |
2000 / 10 |
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フランスのルイヴィトンの日本での売り上げは500億円以上になる ということだ。 これは国内での売り上げのことで海外のものは入っていない。 実は、海外でも相当の額になると思われる。 パリはもちろん、香港(ほんこん)やハワイなどの有名ブランドの 店はいつも日本人で満員だからだ。 日本人が海外でなぜたくさん買い物をするのかというのは事情が ある。 ここ10年、海外旅行はふつうのことになった。国内旅行よりも 安くいける国は多く、気軽に週末などを利用して出かける人が多い。 おみやげを買う必要は減ったものの、今度は、買い物目的での旅行 も増えた。 最近の流行は、家具を買うこと。これは輸送費がかかる ので、お金持ちに限られる。 おみやげを買うのにも飽きた、家具などを買う余裕のない人々は 国内で買うより安いからと、ブランド品(ひん)を求めるということになる |
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10月から紅葉の季節が始まる。紅葉で有名な場所は人でいっぱいに なる。 「急に涼しくなったね」 |
2000 / 10 |
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「日本人はメガネをかけている」イメージは強いようだ。 いろいろな説がある。 日本人は読書好きだから。 などなど。 読書量やテレビを見る時間が多いのは確実だが、はたしてそれが 本当の理由かどうかはわからない。 |
2000 / 10 |
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日本には火山(かざん)が多く、地震(じじん)も多い。 しかし、いいこともある。温泉が多いことだ。 近頃(ちかごろ)は、温泉ブームもあって、天然(てんねん)の 温泉ばかりではなく、沸かす温泉もあるようだが、日本中、どこへ 行っても、大きな町の中心地から2時間も行けば、必ず温泉がある。 長野県(ながの)には、猿が入りに来る有名な温泉がある。 |
2000 / 10 |
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日本ではタバコは250円ほど。物価高の国ではめずらしく世界的にも安いほうだ。 嫌煙権(けんえんけん)という言葉が一般的になったのが7.8年ほど前 のこと。 しかし、まだ、建物の中には灰皿は多い。面白いことに古く大きな 会社のビルほど多い。ある日本を代表する大手企業のビルには 入口から10m歩くごとに灰皿がある。 外国、特にイギリスから来た人が、タバコの安さから喫煙(きつえん)の 習慣が復活したという話をよく聞く。 日本では、タバコを吸う人は一時より減ったが、若い女性などは 逆に増えているそうだ。 アメリカのタバコ会社の経営者は、仕事に疲れたら日本に来るのは どうだろうか。 人は自分の仕事が必要とされているという環境で働くのが幸せという ものである。 |
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東京では、雪が降ることが、極端(きょくたん)に少なくなっている。 「今年は暖冬(だんとう)らしいね」 |
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サッカーのアジアカップが終わった。レバノンで行われた。 寝不足だ。今日は、その感想で、お許しください。 現在、アジアは5強の時代だ。 韓国 中国 イラン サウジアラビア カタール、クエート 日本 |
2000 / 10 |
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