2001 / 04

 

4/10

春が好きな人の理由いろいろ。

・暖かくなるのがいい。
・花がたくさん咲くし、梅(うめ)や桜(さくら)が見られる。
・厚着(あつぎ)から薄着(うすぎ)に変わって、身体が軽くなったような
  気分になる。
・花見(はなみ)が楽しい。
・進級(しんきゅう)や進学(しんがく)で環境が変わるのでワクワクする。
・春休みとゴールデンウイークがあり、休みが多い。
・暖かくなって、散歩が楽しくなる。
・日が長くなって、得をしたような気がする。
・歳(とし)なので、暖かくなると腰が痛いのが直る。
・暖房(だんぼう)や冷房(れいぼう)がないので、光熱費(こうねつひ) が安い。
・部屋でも窓を開けていることができて気持ちいい。
・ 女性がきれいにみえる。

 

2001 / 04

 

4/11

春が嫌いな理由

・ホコリっぽい。
・花粉症(かふんしょう)が辛(つら)い。
・新しい環境(かんきょう)に適応(てきおう)できるかどうか いつも不安だ。
 寒かったり、暖かかったりして、服装が難しい。
・同じ理由で風邪(かぜ)をひきやすい。
・花見は騒がしいばかりで、つまらない。
・熱いものも、冷たいものも、中途半端(ちゅうとはんぱ)で 食べ物がおいしくない。
・風が強くて外を歩きにくい。
・ちょっと頭のおかしいひとが表れる。

 

2001 / 04

 

4/12

「じり貧(ひん)」という言葉がある。
じりじりと(少しづつ)貧しくなる。後退(こうたい)する。 とい意味だ。

まだ、一般的には後退していることが明らかになって いないものに使われる
ことが多い。 日本では、今、じり貧のものがたくさんある。

例えば、、、

野球(やきゅう)
野球のルールを知らない子供が増えてきた。少年野球のチームは 次々に解散
(かいさん)している。テレビの視聴率(しちょうりつ)は まだ高いが、今後
確実に下がっていくのではと思われる。

政党(せいとう)
戦後、日本人の政治意識は衰えるばかりだが、ここ何年かの傾向は 政党
そのものに対する不人気だ。 特定の政党の人気が下がっているのではなく
どこの政党も迷走 (めいそう)している。

鉄道(てつどう)
国内の航空料金が鉄道と同じになったのが10年ほど前だ。長距離の 移動に鉄道を
使う理由はなくなった。

団体旅行(だんたいりょこう)
個人で行くより 安上がりだというのが、セールスポイントだが、その分 質が
低下した。 団体をあてこんだ旅館の質も下がった。 中規模の旅館はどんどん
潰れている。

もちろん、今や、「日本」そのものがじり貧だという話もある。

 

2001 / 04

 

4/13

カナダ人と日本人の会話。カナダ人の男性は日本に住んで10年。

「島田(しまだ)さん、よく『事実上の』って言うでしょう」
「え、ああ、そうですね。最近、多いかもね」
「何となく意味はわかるんですけど」
「『たてまえ』と『ほんね』ということかな」
「ええ、それはわかるんですけどね。でも、そう言うことによって何か
  いいことがあるんですか」
「いいことって?」
「言い方を変えることで、何かプラスがあるんでしょうか」
「それはケースバイケースだと思いますよ」
「例えば、会社の合併(がっぺい)で、『事実上の吸収(きゅうしゅう)
  合併』ということがあるでしょう?」
「ああ、そうですね」
「あれは、会社の人も、メディアも、株主(かぶぬし)も知っているし」
「そうですね」
「もちろん新聞を読んだ人も。知らない人は『事実上』いないでしょ」
「ははは、そうですね。あれは、隠すためじゃなくて、体面(たいめん)
 を考えたことだと思いますけど」
「体面ってなんですか」
「かんたんに言うと、恥ずかしくないようにする、ということですね」
「ああ、恥(はじ)という考え方ですね。本で読みました」
「あと、『事実上』というのは、100%ではないので、後で訂正することが
  できるんですよ」
「ああ、そうですか」
「政治家はよく、そういうテクニックを使いますよ」
「どうやるんですか」
「『事実上の**』と記者に書かせるようなことを言っておいて 後から
『あれは、そういう意味で言ったのではない』と訂正するんです」
「なるほど」
「でも、もう、そういう表現は無くなると思いますけどね」

 

2001 / 04

 

4/17

不良債権(ふりょうさいけん)は英語では「a bad debt」というそうで
今の日本には60兆円以上あると言われている。

しかしながら、実態は正確に把握されていない。政府の試算では30兆円で
あったり40兆円であったりするし、民間の調査機関では100兆円という
ところもある。

「兆(ちょう)」という単位は、日本語の授業で教えなければならない
単位となったようだ。ちなみに「兆」の上は「京(けい)」 このへんまでは
普通の日本人は覚えている。 その上はあと12ある。
ここでは書きません。

お金の単位に限っていえば、1円より小さい単位は銭(せん)、分(ぶ) だ。
今は使われなくなったが銭湯(せんとう)という言葉に残っているし
落語などではおなじみだ。

 

2001 / 04

 

4/18

ニセ物は、特に衣類(いるい)やバッグ、アクセサリーに多い。
一般的にブランド品と日本では呼ばれているもので、そのほとんどは
フランス製やイタリア製のものだ。大手のスーパーなどでも堂々と 売られていて
つい最近も、大手スーパーで売られている あるアメリカ製の製品の90%が
ニセ物だったという報道がされたばかりだ。

ニセもので面白いのは、ニセモノであることを承知で売買(うりか) いする
人達がいるということだ。東南アジアには多い。

人件費が安いことから 東南アジアには、有名ブランドの工場がたくさん ある。
ただ、これらの会社は 少しでも人件費が安い国を見つけると 他の国に移動してしまう。

工場跡が残った国にはそっくりニセ物を 作るノウハウは残ることになる。
ニセ物の質は当然低いが、売るほうも買うほうも、気楽なものだ。
定価(ていか)で何十万もするような時計が、3000円程度で 売られているので
ニセ物であることはわかっている。

「安心して」 買うことができるという変なことになっている。

 

2001 / 04

 

4/19

スコットランドのサッカーリーグには、病(やまい)に冒(おか)され 余命
(よめい)いくばくもないベテラン選手がいるということだ。
国の代表は退いたが、今でも現役(げんえき)で活躍している。

かつてアメリカの野球選手にもいた。

同じように観客もそのことを 知っている。
グラウンドでは、健康な人間さえ不可能なことを なしとげるその選手が
間もなく健康どころか命を失うという皮肉に 複雑な感情を持ちながらも
観客は拍手を送る。

こういうシーンは、日本では、見ることは難しい、難病(なんびょう)や
重い病気は、本人に知らされないことが多かったからだ。
ガンがその代表的なもので、日本人の4人に一人はガンで命を落とすのにも
かかわらず、本人には告げられることは少なかった。

しかし、ここ10年でずいぶん、認識が変わった。告知(こくち)は 増え
今では、70%以上の人が知らせてほしいというまでになった。
実際は、家族に最初に病名は告げられ、その後、本人に。という順番は
変わっていない。

 

2001 / 04

 

4/20

今日は、野球(やきゅう)を知らない人には難しいかもしれません。

「子供のころ、野球やってた?」
「ああ、やってた、地元のチームで」
「町内会のチーム?」
「そうそう」
「ぼくは、ちゃんとしたチームじゃなかったけど、暇があればやってたよ」
「おれも」
「人数は揃った? 普通は18人は無理だよね」
「そうそう、だからキャッチャーは、ずっとキャッチャー」
「打たないの?」
「そう、だから、3回ごとに交替するの」
「ははは、そうか、じゃんけんでね」
「三角(さんかく)ベースってやつ?」
「何それ?」
「ホームと一塁(るい)と二塁だけのやつ」
「ああ、狭いところでやるときはね。でも普通のやつでやってたよ」
「人数が少なくても?」
「そうそう。ショートはなしで、外野(がいや)は二人」
「人数が足りない時は?」
「キャッチャーと同じで守備の時は違うチームで選手を共有(きょうゆう)
  するんだよ」
「狭いところでやってたから、レフトにホームランの時はボールが川に
  落ちるんだよ」
「ああ、そういうこと、よくあるよね」
「だから、レフトにホームランを打ったら、アウト。」
「ははは、そうそう。オレのとこでも、そういうのあったよ」
「あと透明(とうめい)ランナーね」
「ああ、そうそう、透明ランナー」
「なつかしいなあ」

透明ランナーというのは、ヒットで塁に出た時に、人が足りないので
「そこに人がいることにする」というルールのことだ。

「がんばれベアーズ」(The Bad News Bears)という映画を撮った
マイケルリッチー監督が昨日亡くなった。
ウオルターマッソーがいい味を 出していた。
テイタムオニールがよかった! 

いい映画です。 御冥福(ごめいふく)をお祈りします。

 

2001 / 04

 

4/24

他の国には、あまりなくて、日本にだけ、たくさんあるという お店はいろいろ
ある。
はんこ屋は代表的なもののひとつだ。

はんこは、印鑑(いんかん)とも呼ばれ、仕事でも日常的に必要である。
大人になれば、必ず使うものでもある。
銀行で口座(こうざ)を作るとき。
クレジットカードの申し込み。
役所の手続きなどの他に、大きな郵便物を 受け取る時にも必要だ。

個人で使うはんこには、大きくわけて2種類ある。 正式に役所に、自分のもので
あると届け出たものと、そうでないもの。

そうでないものは、荷物の受け取り の時などに使うもので三文判 (さんもんばん)などと呼ばれ、近所の文房具屋 などでも300円ほどで 買える。

もちろん、300円のはんこでも、役所に届けておけば、正式なはんこと して
認められるが、たいていの人は、奮発(ふんぱつ)して少し高い ものを
買うようだ。

 

2001 / 04

 

4/25

はんこを売っている店は、簡単に見つけることができる。
文房具屋では、安いものを売っている。ここには日本の代表的な名前が あり
注文すれば、数万種類のものが揃うそうだ。 日本の名前は10万以上あると
言われており、特殊な名前は店頭にはない。

役所に届け出るはんこは、注文して作る人も多い。これは専門のはんこ屋 になる。
はんこ屋は、少し大きな町なら、必ず見つけることができる。

最近は、機械で彫るものが多く、店にはんこを彫る技術を持った職人が いる
ということは、まずない。 機械彫(ぼ)りで、材料は木であれば、5000円ほどで
買える。

外国人も日本の会社で仕事をする時や、滞在期間が長い人は自分のはんこ を
注文する人が多い。
最近は、はんこ屋でも、カタカナの名前の注文に 驚かなくなっているようだ。

 

2001 / 04

 

4/26

はんこの材料で、かつて、高級品であったのは、象牙(ぞうげ)だ。
しかし、御存じのように、アフリカなどでの像の乱獲(らんかく)から
国際的に象牙の取り引きは、禁止となり、今では、象牙のはんこを 売っている
ところは見かけない。
かつては、象牙のはんこを注文すると、何十万もかかったようだ。

もうひとつ、はんこ屋で何万円もするものがある。

「開運(かいうん)はんこ」などと呼び、このはんこを使うと運がよくなる
という宣伝をしているものだ。個人のはんこでもあるが、会社に必要な
はんこなどでは、いろいろな種類の「開運はんこ」を用意した店が 多い。
会社では、取り引きで必ずはんこを使うので、設立時には、はんこを
買うことになる。

多分、会社を作る時は普通の精神状態ではないんでしょうね。
結構(けっこう)、売れるそうだ。

 

2001 / 04

 

4/27

「なんか、最近、演説(えんぜつ)ばかり聞いてる気がする」
「え、ああ、総裁選(そうさいせん)ね」
「政治家って、普段から演説口調なのかな」
「実生活で? いやカメラの前だけじゃない」
「そうねえ、でも、声がダメになっちゃうみたいね」
「ああ、ダミ声が多いね。」
「若い政治家は、そうでもないみたい」
「ああ、そうかもね。あまり絶叫(ぜっきょう)しないもんな」
「世代でずいぶん違うってことか」
「そうそう。でも、若くても地方の代議士(だいぎし)は、絶叫しないと
  いけないんだって」
「ああ、『一生懸命やってます』というムードが大事だからなあ」
「奥さんが泣いたり、土下座(どげざ)したりね」
「そうそう」
「選挙も終りに近くなると、選挙の参謀(さんぼう)が奥さんに言うらしいよ」
「え、何を」
「『そろそろ、泣いてください』って」
「ああ、すごいね」
「奥さんも慣れていて、『ああ、はいはい、もういいのね?』なんて調子らしい」

総裁(そうさい)とは、日本の最大与党(よとう)である自民党
(じみんとう)のトップのこと。

 

2001 / 04

 

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