2002 / 04

 

04/02

旅行に行くと、おみやげを期待される。
当然、駅や空港には おみやげやが多い。

ほとんどはお菓子だ。それも洋風のものが人気で、今やどこに行っても 同じようにバターとクリーム、チーズで作ったものがおおい。 パッケージだけ、地名を使っておみやげの雰囲気(ふんいき)を演出 (えんしゅつ)しているが。

しかし、おみやげを期待しているほうも、慣れている味のほうがよい。
土地の特産物などをもらっても、料理法がわからない上に腐りやすく おまけに高い。

特に会社の同僚などに買って帰るものは、あまり 考えずに買えて、安くて、誰にでも喜ばれるものが好ましいので、結局 洋風の、同じような味のお菓子が無難な選択ということになる。

 

2002 / 04

 

04/03

ダイエットというのは、今や巨大産業となった。

薬品や食品、体操の教室やエスティックサロンなどいろいろな種類 がある。もちろん本もよくベストセラーに入る。
「ダイエット本(ぼん)」などと呼ぶ。

本には、「魚や野菜を中心とした食事に変えましょう」などと書いて あって、まあ、元々、これは日本人の基本的な食事でもあるので それほど苦痛ではない。
しかし、体操や運動などは、なかなか 急に始めるのは難しい。

戦後まもなく日本を訪れたジャーナリストは、まず日本に「太った人が いない」ことに驚いたそうだ。

 

2002 / 04

 

04/04

エステティックサロンで働く人をエステティシャンと呼ぶ。 これは、特に資格もなく、各サロンで研修を受けた人が 次々とデビューしていく。

中には怪し気な店もあるようで、わずか一日の研修でプロの エステティシャンとなるということもあるようだ。 こういう店では、30回分のチケットなどを最初に買わされ、次々と新たな コースを紹介される。

30-40代の女性がこの種の店にだまされやすい。

「ダイエットも出来て、肌もきれいになる。これで1回1万円は安いでしょ」 という殺し文句は、たとえ、市販されている安いローションで、昨日まで 高校生だった女の子が適当に背中をマッサージしてくれるだけでも 「さすが1万円コースね。肌の張りが全然ちがう!」 ということになるのだ。

 

2002 / 04

 

04/05

30代の男性の会話

「最近、オレ、お腹、出てきてさ」
「ああ、中年太りってやつね」
「そう、なんか、がっかりするね。不可抗力(ふかこうりょく)だよ」
「いや、運動不足だよ。それに酒のつまみが悪いらしい」
「ああ、脂っこいしね。運動もやらなくなったなあ」
「運動のほうが大事らしいよ。山田は、体育会出身でしょ」
「うん、陸上部。学生時代は毎日走ってた」
「それが、いきなり何にもしなくなるんだから、身体に悪いよ」
「そうだなあ。でも土日はゆっくりしたいし」
「そうだな。会社の最寄り駅からひと駅前で降りて歩くとか」
「ああ、そういうダイエットね」
「オフィスまで階段で昇るとか」
「オフィスは35階だからなあ」
「最初の10階だけでいいんだよ」
「そうか。でもかっこわるいなあ」
「お腹が出てるほうがかっこわるいよ」

 

2002 / 04

 

04/10

ワールドカップのニュースが増えてきた。

日本各地でいろんな国のチームがキャンプをする。
日本国内は移動が難しい。飛行機が一番早いが空港までのアクセスが悪い。
新幹線は時間がかかるが、駅からスタジアムまでは早い。
もちろん車やバスでの移動は、予測がつかない上に期間中は大渋滞 になることは間違いない。時速10キロと考えたほうがよさそうだ。

選手の移動はおそらく問題はないと思われるが、客の移動はたいへんそうだ。

大都市を除いては、英語の案内板は皆無に等しいし、英語が出来る人は まずいないと考えたほうがいい。スペイン語やフランス語をはなせる人 を探すのは不可能に近い。

今から日本語を勉強しませんか?

 

2002 / 04

 

04/12

男性の会話。20代

「髪の毛、染めようと思うんだけど」
「え、おまえの会社、大丈夫なの」
「軽いのならいいみたい。赤とかはダメだけど」
「へえ、でも、うるさい上司とかいない?」
「もう諦めてるみたいだよ。『若いやつらは、わからない』って」
「そうか。うちの会社は、絶対ダメだな」
「でも、ヘアカラーとか、作ってるんじゃないの」
「ああ、子会社でね。でも、男はダメなんだ。特に営業は絶対ダメ」
「うちでも、営業は厳しいかな。。。」
「そうだろ。広告とか企画の人は少し茶髪(ちゃぱつ)もいるみたいだけど」

 

2002 / 04

 

04/16

日本の多くの保守的な会社に勤めるサラリーマンにとって 酒とゴルフは、必ず学ばねばならないことであるようだ。

「もうそういう時代ではないよ」という意見も聞かれるが、まだまだ、そういう風潮は強い。 酒も飲めない人にとってはつらいが、ゴルフの場合は、休日を 犠牲(ぎせい)にしなければならない。

会社に入って5年もすると上司にゴルフに誘われる機会も増える。
同僚などからも 「そろそろ覚えておいたほうがいいよ。下手でもいいから」 などと言われ、ゴルフショップで安いクラブを買うはめになる。
あまりに下手だと誘われなくなるので、練習場に出向き基本的な スイングを身に付ける。

もちろん上手くなりすぎてもいけない。 そのうち、上司に「始めたんだって?」と、聞かれる。こういう 噂が伝わるのは早い。

もちろん、「ぜひ、御教授ください」 などと返事をすることになり、週末に誘われるようになる。

 

2002 / 04

 

04/17

接待ゴルフというのは、休日に行われることがおおい。

準備をするのは30代の若手社員。ゴルフ場の手配(てはい)と 車での出迎え(これが早朝、7時ということも多い) むかえに行く人間は朝4時には起きなければならない。

ゴルフの後はどこかのバーなどでお酒となることが多く、当然、その 店の手配もやらなければならない。早朝から深夜まで働きづめとなる。

この話を聞いたのは、社員が何千人という会社の人だ。
彼は、以前社員が100人程度の会社にいた。
そこでは、ひとりで、これらすべての仕事をしていたそうだ。
だが、今は、現在の大きな会社に移った。

社内には、通称(つうしょう)「ゴルフ課」と呼ばれるところがあり これらすべての準備は、そこがやることになっているとのこと。 「ゴルフ課」は、大部屋の隅にあり、机が二つ。ベテラン女性社員 2人が勤務しているそうだ。

彼は、「さすが大会社」とびっくりしたそうだ。

 

2002 / 04

 

04/18

ゴルフ会員券というのは、何千万円という価格で売買いされる。

名門クラブというのは、日本に10前後あるそうだが、この会員券は なかなか手に入らない。1980年代、「バブルの頃」と形容される時代 には数億円ということもあった。

一般のサラリーマンがやるゴルフ場はビジターで3万円ほどのところだ。
ただし、週末には、多くの人が来るので、急いでプレイしなければ ならない。

10分置きに次のパーティーが出発というところもあるようで ゴルフ場というのは、あまり気が休まる場所ではないようだ。

 

2002 / 04

 

04/19

50代の男性と30代の男性

「やっぱりね、彼らも、仕事の順序を考えるべきだと思うんです」
「うん」
「後の人が引継いでもしっかりわかるようなインデックスを作るとか」
「ああ」
「我々の頃は、言われなくても自然にやってましたよ、でもね」
「ああ、そうだな、君たちのころは手がかからなかったよ」
「いや、まだまだですけどね」
「まあまあ」
「そういうね。常識レベルのことから教えるヒマなんかありませんよ」
「どうしたらいいかね」
「いや、やりますよ。私は。仕事になりませんから」
「ああ」
「昨日も自分の仕事はまったくできませんでしたよ」

2人は会社の仲間のようだ。若い人は、ひときわ大きな声で店内でも 目立っていた。
運悪く、私はその2人の隣に座っていた。 店というのは、実は、大型の銭湯で時間は深夜の11時。 2人は残業だったのだろう。

お風呂ぐらいゆっくり入ればいいのに。。。

 

2002 / 04

 

04/22

桜の時期が終ると躑躅(つつじ)の季節だ。

つつじには、早咲きと遅咲きのものがあり、これらを組み合わせて 植えると、一ヶ月ぐらいは楽しめる。

藤(ふじ)の花も美しい。つつじと違って、この花は見上げて楽しむ ことになる。

これから梅雨にかけて、菖蒲(しょうぶ)や水芭蕉(みずばしょう) 梅雨に入ると、紫陽花(あじさい)。

春から夏にかけては、若葉も美しいが、いろいろな花が楽しめる 季節でもある。

 

2002 / 04

 

04/24

東京ソリューションのチーフストラテジストのインタビューによると 「コンテンツビジネスにフォーカスしつつ、インフラビジネスにも参入 (さんにゅう)する」 とのことだ。

というふうに、コンピューター関係の雑誌などでは、カタカナ語が 氾濫(はんらん)している。 いや、コンピューター関係だけではない。

今日、電車の中の雑誌の広告を見ていたら 「今、カジュアルセレブ!」 という見出しがあった。 カジュアルなセレブリティのファッションという意味らしい。 もう、これは、外来語と考えるより、日本語と考えて勉強したほうが いいですね。

 

2002 / 04

 

04/25

ゴールデンウイークは、お盆休みや、正月と違って、お墓参りをしたり 実家に帰って両親に子供の成長をみせなければならない、といった プレッシャーもない。
他の休みと違って少し明るい印象があるのは、気のせいだろうか。

続けて休みになることも少なく、たいていは途中で2日ほどは学校に 行ったり、会社に出たりしなければならないので長期の旅行は 難しい。したがって、近くの行楽地に車で出かけるという人々が多いようだ。

ひょっとすると都心は、渋滞もなく、快適にドライブすることができる かもしれない。
友人に尋ねてみると

「ダメダメ。今や東京は地方の人たちにとって、一大観光地なんだよ。やつらは、道を知らないからヨロヨロしてるし、運転マナーは悪いし 最悪だよ」 ということだそうだ。

彼によると、ゴールデンウイークの最高の穴場 (あなば)のデートコースは、「墓地」だそうだ。

 

2002 / 04

 

04/26

男性と女性。共に30代。

「親戚(しんせき)にね」
「うん」
「タイガーウッズそっくりの人がいるのよ」
「へえ、外国人?」
「いや、純粋な日本人のおじさんなんだけど」
「ははは、そういえば、いるかもね」
「農家のおじさんで少し禿げかかってるんだけど、目がクリッとしてて」
「ああ、タイガーウッズも禿げそうだもんな」
「田舎でゴルフやる人いないから、廻りの人は気がついてないみたい」
「そうか、なるほどね」
「もう会うたびに、笑いを我慢するのが大変。そのおじさんもう60なのよ」
「そういえば、タイガーウッズって、若い頃からおじさん顔だな」
「そう」
「アジア系の血が入ってるんでしょ。タイだったかな」
「ああ!やっぱりそうなの!」
「うん。岩手の田んぼに、タイガーウッズがいたら驚くだろうなあ」

私の家の近所には、プーチン大統領に似ている人がいる。
誰も信じてくれないが、彼はよく、「CIA」と書いた野球帽 (やきゅうぼう)をかぶって、昼間から、ぼんやりと散歩している。

 

2002 / 04

 

04/30

ゴールデンウイーク中ではあるが、今日から木曜日までは暦(こよみ) の上では休みではない。 会社によっては、こういう日を休みにして、長い連休にするところもあるが たいていの会社は出勤(しゅっきん)ということになる。

こういう時、 「今年のゴールデンウイークは暦どおりだよ」 などと言う。

通勤の電車も空いているし、オフィス街も人が少ない。取引先に電話すると 休みだったりして、何となく損をしたような気分になる。
しかし、昼食に出るとレストランは空いているし、通勤も楽だ。

世界のほとんどの国では、当たり前のことかもしれないが、随分 ストレスも少ないような気がする。

 

2002 / 04

 

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