日本語教育サクサク 基礎編 オンライン版

Nihongo Kyooiku SAKUSAKU Kiso-hen vol.1.0 online edition
by webjapanese.com 編集部 & Kouta Aramaki
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

 

| 基礎編 | 自立編 |

前書き ~「Web版 日本語教育サクサク 基礎編 」について~

はじめに

この「日本語教育サクサク」は基礎編自立編に分かれています。

この基礎編は、メールとホームページをみるのは大丈夫、必要ならワープロソフトでチラシやプリントくらいは作る、でも、パソコンの操作に苦手意識がある、いまいちネットが便利だとは思えない、面白くない、パソコンは仕方なく使うだけ、という人(私の同業者、日本語教師に多いのです)に向けて「もう一踏み込んで使いこなせるようになると便利さを実感できて楽しくなりますよ」という提案のつもりで書きました

もちろん、若い世代の教師達にとっても、なんとなく人並みに、あるいはちょっとだけ人より詳しい程度にネットを使えてるだけで満足するのではなく「デジタル教材の作り手」となれるよう、もう一踏み込むヒントになればと考えました。もちろん、日本語教師に限らず「もっとネットを使いこなしたい」「何かをやってみたい!」という人には参考になると思います。

わかるとこは飛ばしながら読んで下さい。いちおザッと目を通したら、後は辞書的に活用してください。

ソフト、アプリの栄枯盛衰は激しいですし、いろいろと画像を貼って説明しても、細かいインターフェイスが変わったりします。そこで、ソフトなどの詳しい使い方などはあえて書きませんでした。

特定のソフトの使いこなしを覚えるよりも、「こういうことをやりたいときは、だいたいこういうソフトがあって」「インターフェイスはだいたいこうなっていて」「こうやって操作する」「で、このくらいのことまではできる」とザックリ知っておくことのほうが対応力をつけるには大事なことなので、そこを重点的に書きました。

具体的なソフトやネットのサービスの具体的な使い方は、ここでサンプルや引用されている動画、紹介されているリンク先などを覗いてみて下さい。そして、検索して新しめのブログ記事やYouTubeの解説動画を探して下さい。検索の方法や「こういうワードで検索するといいよ」ということはしっかり書いたつもりです。

あとは自分で検索してね、という他力本願のガイドでもあります。理屈はともかく「何か作ってみたい」「とにかく何かが使えれば、あるいは作れればOK」という人には向いてるかもしれません。結果オーライの入門ガイド、というところでしょうか。

 webjapanese.com は、1998年にドメインを取得して、日本語学習者相手のウェブサイトを作りつづけてきました。1999年からは、プライベートレッスンを受ける日本語教師のグループとして、オンラインのオフィスですべての業務を行ってきました。現在は、主に日本語教育関係の出版業務をオンライン上で進めています。
 「サクサク」は、パソコン関係で使われる時は、操作がスムーズに行える、という時に使います。「このパソコンは新しいからサクサク動くね」などと言ったりします。ハードの性能の評価で使われることが多い用語です。軽快でストレスがない、というニュアンスがあります。日本語教師だけでなくいろんな方々がこの本を活用して、日本語教育そのものがサクサクと動くようになればいいなと思ってます。

 

3つのバージョン

この「日本語教育サクサク」には、3つのバージョンがあります。元になった原稿は同じですが、Web版、電子書籍、紙の本、とそれぞれのフォーマットに最適化するために、説明の方法は(画像、動画の使い方、もちろん文章も)変えました。ライセンスも違います。ご注意ください。少し違いを説明します。

◆ 1) web版 タイトル:日本語教育サクサク 基礎編&自立編   CC BY NC SA 4.0

Web 版。このページのことです。
です。

・アクセスすれば無料で読めます。
・PC、スマホ、タブレット、あらゆる端末に最適化され表示されます。

・書籍版と違って、画像や動画を貼り付けたり、リンクを紹介してそれについて説明したり、という作りになっています。ネットに接続していれば、引用して貼り付けてある動画も再生できますし、リンク先にも飛べます。

・また、誤植の修正、情報のアップデートなども、このWeb版が一番速いです。ここで修正をやっていって、書籍版の改定版につなげます。

・ライセンスは、クリエイティブコモンズのCC BY NC SA 4.0 です。「原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示し、かつ非営利目的に限り、また改変を行った際には元の作品と同じ組み合わせのCCライセンスで公開することを主な条件に、改変したり再配布したりすることができるCCライセンス」です。印刷版にSAが加わりました。もちろん、文中のリンク先や画像、埋め込み動画などは、当然、ライセンスの対象外です。

・FacebookやTwitterなどで自由に拡散してください。目次のリンクをクリックするとその項目へ飛ぶリンクのURLがわかります。

次は書籍版です。電子版と印刷版があり、ライセンスも異なっています。書籍版もWeb版と同じく「基礎編」と「自立編」に分けました。書籍版は著作権の問題などもあり、Web版に較べると外部サイトの紹介、引用も少なく動画の埋め込みもありませんが、その分、文章で補足をしてあります。Web版を読んで、パソコンが苦手な知人にすすめたいと思ったらぜひ、推薦してください。


◆ 2)電子書籍(kingle)版 タイトル:日本語教育サクサク 基礎編&自立編

基礎編  700円 DRMフリー 
https://www.amazon.co.jp/dp/B01L4X9SIG/
自立編  500円 DRMフリー  
https://www.amazon.co.jp/dp/B01L4XZ934/

案内のページは、上のメニューからいけます。こちらにあります。

・DRMフリーです。私的利用の範囲内であれば、kindle端末やアマゾン提供のアプリ以外でも読むことができます。

・アマゾンで購入できます。ネットに接続しなくても、電子書籍リーダーみたいなものが無くても、パソコン上でもスマホでも読めます。スマホやタブレットに入れて持ち歩いてください。オフラインで読めて、端末によっては、必要なら外部サイトも参照できますし、後述するWeb版へのリンクもあります。検索も使えますから辞書的な使い勝手もいいと思います。

・通常の書籍と同じく改定版が出るまではデータは変わりません。
 

◆ 3)印刷版 タイトル:SAKU SAKU    CC BY NC 4.0

2017年2月上旬発売予定

SAKUSAKU kiso-hen
SAKUSAKU jiritsu-hen

・日本語で書かれた本ですが、米の自費出版サービスを利用して出版します。登録などでは日本語が使えないので、登録上の英語版タイトルはローマ字になっています。

・リンクや動画などの説明ができない紙版用に最適化してリライトしました。文字が多い本ですが、見出しに、同じ箇所のWeb版へのURLが記してあります。印刷本のほうがよいという方は、この本で基本的な説明を読み、Web版で実際にパソコンを操作しながら覚えていってください。

・ライセンスはCC BY NC 4.0 です。クリエイティブコモンズのCC BY NC 4.0 とは「原作者のクレジット(氏名、作品タイトルなど)を表示し、かつ非営利目的であることを主な条件に、改変したり再配布したりすることができるCCライセンス」です。非営利の研究会や勉強会などでは人数分複製して利用することができますし、最新の情報に修正するなどして再配布できます。そういう用途で使いやすいようにB5に近いサイズで作りました。
3つのバージョンの中では、もっとも利用しやすいライセンスです。

自由に使える素材

https://goo.gl/slSSc9

◆ 素材アーカイブ

今回、音声や動画の編集の練習や何かを作るための素材として、これまで私どもがウェブサイトの学習コンテンツや教材制作で作ってきた音声ファイルや写真などを、クリエイティブコモンズのCC BY 4.0 で提供することにしました。CC BY は、Web版や印刷版のCC BYNC からNC(商用利用禁止)が無くなったものです。つまり、著作権を明示すれば、この素材を利用、加工、改変して、商用での利用もOKというライセンスです。素材を利用して作った教材を販売したり、Webで有料コンテンツとして公開することもできます。

日本語のデジタル教材が増えることを願って最もオープンなライセンスにしました。動画はまだ少ないですが、画像は写真が700枚以上、音声ファイルは、あいさつ、早口言葉、日常でよく使う用語など1000以上の音声があります。音声は、プロのナレーターの方と、日本語教材のためにひとつひとつ作ったものです。

教材に限らず、何かをつくって、どんどん自分のブログやサイトで公開してください。(書籍の購入者だけでなく誰でも使えます)パソコンなどでアクセスしてみてください。

Web版は動画の再生などもでき、修正なども最新版で無料。次に、電子書籍、印刷本の順ですが、値段は高くなっていきます。これはフォーマットの違いからくるものなので、ご了承ください。このブログはレンタルサーバーを借りて自分のドメインで運用していますが、いつまで記事の掲載が続けられるかわかりません。いつかは、終了します。Web版をみて役に立ちそうだと思ったらぜひ書籍版を購入してくださいませ。

 見出しの隣や文中など、ところどころ #フォルダ管理 とか #ビューワー みたいな、#に続けた赤っぽい文字が出てきます。これは、この話題、周辺のことを検索する場合にキーワードとして使えるかも、という意味です。検索のやり方で説明していますが、検索する時はキーワードの設定が結構重要なので、そのヒントになればと置いてみました。

 「こういう便利な方法があった」「こういうソフトがオススメ」というものがあったらぜひ教えてください。新しいバージョンで追加します。ツイッターか、About usのフォームからお知らせください。書き手はPCやネットの専門家ではありません。記述が間違ってたら、ツイッターで指摘してください。長い時間をかけてよりよい活用のためのインデックスにしていけたらと思っています。発売のお知らせなどは、出版のサイトと出版用ツイッターアカウントでお知らせします。
http://webjapanese.com/books/
Twitter @webjapaneseB
*直でリプライするのがちょっと…ということなら、 #日本語教育サクサクのハッシュタグを入れてツイートしてください。週1くらいでチェックします。

 

目次

楽しむための基礎体力

 

準備

コンピューターとかネットの進化は90年代に較べて、かなりペースが遅くなってきていると思います。もはやついていくのが大変という時代は過ぎて、多少変化しても「あーこんな感じね」と対応できるような基礎体力みたいなものがあれば大丈夫なはずです。

例えば5年前はブログがそろそろ飽きられてきていて、まだラインもツイッターも存在感はなかったわけですが、5年後は現在隆盛を極めているクラウドサービスも「ラインやツイッターみたいなもの」もまだあると思います。いろいろ便利になり、呼び方が変わっているかもしれませんが。
今は、今後も楽しむための基礎体力をつけるにはいいタイミングなのではと思います。もうちょっと詳しく説明します。

この「基礎体力」とは、コンピューターやネットを使う際に

1)今、自力でできることは、このへんまでで、こっから先はお金がかかる、スキルあるいは専門家が必要というのがわかる。
2)やりたいことが、具体的にどのていど手間がかかり、どういうリスクがあるかがわかる。
3)一般的なソフトやハードのインターフェイスの基本的な文法みたいなものがわかる。
4)タッチパネルでの操作と入力ができるようになる。

ということがだいたいクリアできて、知らないサービスやソフトなどに出会ってもなんとなく推測できて感覚的に覚えていける、ということではないかと考えています。

特に3)は重要です。ブログが流行ってきたのが2005年ごろ、クラウドサービスとSNSが日本で普及しはじめたのが2010年ごろ、つまりブログの流行以降、ここ10年ではせいぜいクラウドとSNSの2つが新しいと言えるもので、他は、インターフェイスの変化くらいです。特に最近は、スマホのようなタッチパネルでの操作が前提にインターフェイスが作られるようになってきていて、PCのソフトやネットのサービスでも、その影響がじわりと出ている最中です(最初からスマホの操作に最適化されていているケースも増えてます)

4)は3)と密接に関わりがあります。やはりスマホやタブレットなどを実際に扱ってみることが大事だと思います。

日本語の入力方法も、画面上でやるソフトウェアキーボード(対してキーがある実在するほうを物理キーボードと呼んで区別したりします)が主力になりつつあるので、入力方法はバリエーションが増えました。キーボード入力は、10年後には消えている可能性はなきにしもあらずで、じわじわユーザーが増えているフリック入力のようなタッチパネルを前提にしたまったく新しい入力方法が出てくるかもしれません。

この基礎編と自立編を読みながらあれこれとソフトを動かしたり、SNSを覗いてみたりしているうちに、この4つの「基礎体力」が身につくといいなと思ってます。

さて、以降、OSは、Windowsを、ブラウザーはChromeをベースに説明していきます。Appleのパソコンをお使いの方も「同じようなことができる」と自力で探してみて下さい。今はOSの違いは、オンラインソフトの名前が違う程度で似たようなものを見つけることは簡単ですし、どちらかしか出来ないということは、もうほぼありません。そもそもソフトを買うよりも、ネット上のサービス(「クラウドなんとか」と言ったりします)を使うほうが楽で安上がりなので、そっちに移ってます。そういうサービス上ではOSはほぼ関係ありませんので。

 老眼対策
Windows10 とか MacOS10のような使っているOS名と、#フォント #大き(「大きくする」「大きさを変える」でもいいようにあえて「大き」で) などで検索すると、システムの文字を大きくする方法がわかります。
たいていは、システムのフォントをすべて何%か大きくするというものです。一度に大きくすることもできるし、細かく、例えばアイコンの下の文字は**ポイントにする、みたいな設定もできると思います。ただ、これだとすべてフォントが大きくなるので、レイアウトが崩れたりして、かえって見にくくなることもあります。そこで、システムのフォントサイズはあまりいじらず、使うソフト別にフォントサイズを変える、という方法があります。それぞれのソフトの設定を覗いてフォントのサイズを変えてられるか探してみて下さい。ブラウザーは必ずできます。フォントが指定できるなら、明朝ではなくメイリオなどモニターで読みやすさを考えたものがよいと思います

 

用語のはなし

コンピューター用語辞書はネット上にいろいろあります。今は、専門的な用語はあまり使わずに書かれた記事が多いのですが。

デジタル用語辞典(アスキー) 
ほぼ日コンピューター用語辞典 

ニコ生大百科

「ほぼ日」の辞書はいろんな世代に向けて「もっとわかりやすく」と作られたものなのでいいかもしれません。「ニコ生大百科」はコンピューター関連というより、ネットで使われる言葉の辞書として便利です。ピタリとくるものをブックマークしてください。

呼び名がメーカーによって違うとか使うOSによって違うということがあります。日本と海外で違うというのは想像できるかもしれませんね。特に日本語教師は他の国の人と話すことが多いので、国際標準的な呼び方も知っておいたほうがいいと思います。

その他、ちょっと用語でわかりにくいものを。。。

その他、ちょっと用語でわかりにくいものを。。。

・今、主なOSには、Windows,MacOS,iOS,Android の4つがあります。前者2つはパソコンのOSで後者2つはスマホやタブレットのOSです。Windowsはマイクロソフト、MacとiOSはアップル、AndroidはGoogle系です。最近はスマホやタブレットなどのモバイル端末でネットを使う人が半数を超えつつあって、パソコンのOSのほうは元気がありません。

ホームページは正式にはウェブサイトのほうが、世界中で通じます。「サイト」と省略することもあります。サイトはそのドメインにあるページ全体のことでhome,homepageはそのサイト全体のトップのページを意味することもあります。日本語では混同しないように「トップページ」と書く人も多いです。

ドメインというのは、URLの最初の部分http://から、最初のスラッシュまでの部分です。
http://webjapanese.com
だと、webjapanese.com の部分です。comが苗字で、webjapaneseが名前みたいなイメージでしょうか。

苗字の部分は選べます。comは、主に商用サイトという意味です。comやorg、またいくつかの国のドメインは、実は国籍関係なく誰でも、年額1~3000円くらいで使う権利をネット上で簡単に買えます。co.jpの場合、法人で登記していないと取得できません。海外の企業は誰でも取得できるcomドメインがほとんどです。#ドメイン #取得 で検索するとたくさん、その仲介をする会社がたくさんヒットします。

jpのように国名を表すものもあります。(#ドメイン #国名 で検索すると一覧のページがたくさんヒットします)。

ドメインは今は種類が多すぎて(diet,golfなど何でもあります)、どのドメインがどういう印象を持って受け止められるかは、わかりません。jpとかdeなどの国のドメインとcom,orgくらいは一般に代表的なものと認知されていて、orgは、組織団体で使ってるところもある、netはあまり見かけなくなった、その後出たbizとか、日本語のドメインはもう「その他大勢」扱い、というところでしょうか。

たまにみる book.nantoka.jp みたいなのはnantoka.jp というドメインにbookというサブドメインをつけたもので、nantoka.jpの制作者が作った「旅館の別館」みたいなものです。普通は同じサーバーにあって同じ人が管理してます。例えば出版社だとビジネス本部門とマンガでさらに分ける時に使ったり、会社で内部的に使う場合は部署別に複数サブドメインを作ったりしているようです。

・URLの見方を少し

サンプル


http://books.webjapanese.com/nihongo/dokkai/archive/pdf/test.htm

みたいなURLがあるとします。これは、webjapanese.comというドメインを持った人が作ったサイトで、booksというサブドメインなので、多分、そのサイトの本に関係する部分を切り離したんだな、とわかります。従って、このURLのホームは
http://www.webjapanese.com/
です。(最近は、最初のwwwは省略されることも多いです)

/(スラッシュ) で区切られてるのは、ディレクトリ構造を表しています。右に行くほど下層(階層が深い)、つまりフォルダで言うと、nihongoというフォルダの中にdokkaiというフォルダがあり、さらに、dokkaiのフォルダの中にarchive、その中にpdf というフォルダが、というように、4層になっていて、最後のpdfというフォルダにtest.htmというファイルがある、ということです。

多分、作り手が管理しやすいようにジャンル分けをしたんですね。nihongo dokkai は、日本語関連でさらにその中の読解カテゴリーで、archive はダウンロードするファイルを置いておく場所という意味で、 pdf は、ファイルの種類ということだと思います。多分、dokkaiの他にbunpooというフォルダもあるはずだから、nihongo/bunpoo もあるかも。archiveというフォルダの中には、pdf以外の形式のdocみたいなディレクトリもあるかも、と推察できたりします。

 htmというのはウェブ文書の基本であるhtmlというフォーマットの拡張子。90年代は、htmという3文字のものもありました。今はhtmlの4文字が主流。この拡張子は、pdfだとpdf文書です。phpみたいな拡張子もあります。最後の文書名がなく /で終わっている場合は、そのディレクトリのトップのページという意味です。

 最近は、
http://www.books.webjapanese.com/nihongo/読解/page01.html

http://www.books.webjapanese.com/nihongo/文法ノート91.html
のように、URLの途中や最後のファイル名に日本語が入ってるサイトがあります。個人のブログの記事や、日本語のwikipediaやアマゾンの商品ページなどです。ただ、今のところは、これらは例外で、URLは日本語は入れず半角英数で作るのが一般的です。

ダウンロードとはネット上で繋がった自分以外のコンピューター上にあるファイルを自分のところにコピーするということです。反対はアップロード。

アップロードは、かつては一般のユーザーには縁のない用語でしたが、今はよく使います。自分のファイルをGoogleがサービス提供しているスペースにアップロードしてバックアップにしたり、データだけ保存するような仕組みになっている機能(クラウド)を使ったり、自分のパソコンにある画像をアップロードしてツイッターのアイコンにしたり、検索ページではアップロードした画像と「同じ画像」とか「似たような画像」を検索したりです。
ブラウザーにボタンがあって、それをクリックし自分のパソコン内のファイルを指定して送信ボタンを押す、という方法でアップロードすることが多いです。自分のパソコンからネット上の外部のパソコンを指す場合「上にある」というイメージで語られます。

ワードなどの基本PCベースの「ソフト」は、アプリケーションと呼ぶこともあります。こういう2,3種類の呼び方があるのが面倒なところです。日本で多数が使ってても原語では全然違うということがよくあるので日本語教師の人は注意が必要です。日本語が母語じゃない人とやり取りする際は、ネット上の用語集などで原語もチェックしておいてください。

・アプリケーションではなく「アプリ」と書かれた場合は、タブレットやスマホなどのモバイルOS上で使うソフトのことでしたが、タブレッドでもPCとほぼ同じOSを使うケースが増えてきたため、Windows10では、ソフト的なものは、アプリと呼ぶようになってきたようです。これからどうなるのかはわかりません…。

・タブレットやスマホは普通のパソコンとは違う簡易版のOS(「モバイルOS」と呼ばれることが多い)で動いてます。Apple陣営のiOSGoogle陣営のAndroidです。Windows8や10のタブレットもありますがまだシェアは少なめ。今、インターネットの世界は、Google(AndroidOS、検索、YouTube、chrome)とApple(スマホとタブレットのハードとiOS、音楽関係,safari)が牛耳っていて、マイクロソフトはWindowsのパソコンと付属ブラウザー、Officeソフト周辺で地味に活動してる、というところです。あとはアマゾン(本とネットストア、動画配信)陣営、というのもあると言っていいと思います。当然互いに仲が悪く、自分のOSやハードでライバルが運営するサイトを表示されにくくする、みたいな子供じみたケンカを長年やっています。

・ChromeOSというのもあります。これはGoogleのネット端末Chromebookで使われているOSです。ハードが安い(ノートブックでだいたい5万円以下)ので米の教育機関で使われていることが多いようです。iOSやAndroid よりもシンプルで基本、ブラウザーでやれることだけやれるというところです。近い将来は消えてAndroidに統合されるという噂があります。

・インターフェイス、UI(User Interface、ユーザーインターフェイス、ユーアイ)は、ハードやソフトで使う人(ユーザー)が見て操作する画面と操作方法も含めたデザインのことです。結構ボンヤリした定義で使われてます(比較的新しい言葉で外来語が多いせいか、使う人によって語の意味の範囲が微妙に変わるところもパソコン関係の用語のわかりにくいところだと思います。無理にハッキリさせようとせず、ボンヤリしたものはボンヤリ覚えておくのがいいかも)。
UX(User Experience)という用語もあります。デザインをもうちょっと広く捉えて、表面的なデザインだけでなく、どうユーザーが操作し、体験するかを織り込んで設計する、みたいなことでしょうか。いずれも教材のデジタル化を考える時に結構重要なポイントです。

電子書籍とアプリは違います。前者は本のために作られた #ePub という世界共通の規格をベースにしていて、拡張子は .epub です。テキスト形式(.txt)と同じように、対応するソフトがあればどんなOS上でも読めます。
アプリはiOSのアプリはiOS上だけ、というように基本的に対応OS上でないと動きません。ソフトと同じですね。

・TwitterやFacebook、LINEなどは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)というサービスの名前です。SNSというのは、基本的にひとつの会社が作ったサービスに加入して同じサービスに加入した人達とネット上でやり取りする場所を提供するビジネスです。サービスの運営会社のハードディスク上でパーティをしているようなものです。

サービスのユーザーが増えてくると、大手メディアもそこに情報を提供しはじめます。そのサービス自体が新しい媒体だということでメディアのひとつと捉えてソーシャルメディアと呼ぶこともあります。個人が発信することもできる媒体、ということです。SNSは、それを提供するサービスという違いがあります。このページでも微妙に使い分けてます。

・デフォ、とかデフォルト、という言葉もネットではよく使います。初期設定、という意味で、例えばツイッターを使おうとアカウントを取ったとき、取った状態での設定を「デフォルト」と言ったりして説明の時に使います。最初の設定のままで大丈夫という時は「設定はデフォルトのままで大丈夫です」と書いたりします。

雛形は、例えばワードやエクセルのようなソフトで、よく使うレイアウトも含めた文書のパターンのバリエーションのことです。ソフトで最初から準備してあることもありますし、自分の仕事でよく使うパターンを雛形として登録しておく機能もあります。定型文はメールなどで決まって使う文章をいくつか登録しておいて使う機能のことです。面接で落ちた時などに送ってくる文章「今後のご活躍を~」みたいなものは定型文で宛名だけ変えてパッと作ってる可能性大です。

・今、日本のインターネット回線は、家庭ではADSL光回線、携帯は3G(もしくは4G)と呼ばれる回線です。ADSLは住んでいる場所などの条件によってスピードがかなり違いますが、下り(ネットを見る時の指標。ネット上にあるデータが下って自分のところに来るイメージです。上りはメールを送る時などの指標。ここでは下りで考えてみます)で平均で3-10Mbpsです。戸外での無線LANサービスもだいたい同じです。
光回線は平均で40Mbps前後と言われていますが、ユーザーが増えた2015年以降はもうちょっと低いかなという印象です。時間帯でもかなりスピードは変化しますし、通常はマンションより一戸建ての契約のほうが速いです。

3G回線は、遅めの3Gと、4Gと呼ばれることもあるLTE回線の2つがあり、通信速度は、ハードの性能、時間帯、契約する会社によって違うのですが、3Gで1Mpbs、LTE(4G)は平均で10Mbpsくらいと言われてます。ツイッターなどのテキストデータ主体で画像がちょっと程度のものならADSLやLTEでも十分ですが、画像が多いサイトや動画をみたいとなると、光回線でないと厳しく、LTEでも動画を見続けるのは厳しいかなというところです。

「遅い」「重い」「混んでる」は、いずれもネット回線が混み合っていて、表示されるまで通常より時間がかかる、という意味です。原因はいろいろです。ネット全体が遅いのは回線の問題ですが、ツイッターやYouTubeなど特定のサービスだけが重いのはサービス提供会社に問題がある可能性が高いです。
自分のネット回線速度は#回線 #速度 #測定 などで調べると、教えてくれるサイトがでます。自宅やモバイル環境でアクセスしてみて、なんとなく頭の隅においておきましょう。 
例えば、ここですぐに下りの速度がわかります。
https://fast.com/
また特定のサービスだけ一時的にまったく使えなくなることもあります。「落ちた」「落ちてる」などと言ったりします。「落ちる」原因もさまざまです。ユーザーが増えてアクセスが集中することが原因であることが多いですが、試験的に新たなサービスをテストしていて、それが原因ということもあります。

 パソコンの話しでは、数字が出てくる時に、K(キロ)→ M(メガ)→ G(ギガ)→ T(テラ)で現されることが多いです。1024K=1M 1024M=1G 1024G=1T とほぼ1000で繰り上がるんだなと覚えておいてください。

 

検索して調べましょう

検索でパッと知りたいことが出てこなくて「ネットはつまらない」となる人も多いので。検索のやり方について書いてみます。慣れてる方はスルーしてください。

人が何かを探す時のアプローチの変化 #検索 #カテゴリー #タグ

90年代は検索エンジンはあったのですが、例えばappleで検索すると、appleという単語が入ったページをただ並べただけというカンジでした。英語で検索すると英語のページが多く、たまたまりんごを買ったみたいなページや、appleのコンピューター好きのサイトの中に、会社のアップルがまじってました(昔は日本では、マッキントッシュという呼び方のほうが有名でした)。

当時は、ネットから情報を得ようと思ったら、集めたウェブサイトを分類してカテゴリー分けしてくれるヤフーみたいなところや、特定のジャンルのサイトを集めたポータルサイトというところに行ったり、リンク集を使ったり、サイトをブックマークしておく、というアプローチが主流でした。
単語で検索するのは、その語が含まれてないとヒットしないという欠点がありました。うどんという言葉を使わずにうどんのことを書くのは難しいですが、例えば鈴木ゆかりちゃんというアイドルのことを書く時にフルネームを使うかは微妙なところです。「ゆかりちゃん」とか「ゆかるんは~」としか書かないかもしれません。となると、「鈴木ゆかり」で検索しても、そういうページはヒットしないことになります。

Googleが出てきて、検索エンジンの性能が格段にあがったことで、だいたいストライクゾーンになる語で検索すれば、見たいサイトがヒットするようになりました。「多数の人がこの語で検索したらこういうサイトがみたいんだろう」という順番に出てくるようになったのです。具体的にどうやったのかは、もちろん、私はわかりません。「人気があるページは上位に」「内容が薄いページは下位に」の他にいろんな要素が組み込まれているんですね。はじめてGoogleで検索した時はビックリしました。

検索に関連して「タグをふる(所属するカテゴリーの名札をつける)」という考え方も覚えておいてください。サンフランシスコで撮った記念写真があるとします。この写真はカテゴリーに分けると、旅なのかサンフランスコなのか、自分の写真なのか、迷います。すべての要素があるからです。そういう場合は「サンフランシスコ」「アメリカ」「佐藤太郎」「ビーチ」と複数のタグをふっておけば、いずれの単語で検索した時もヒットします。

タグから検索する方法もあります。今は写真のアーカイブ(大量にある倉庫みたいなサイト)などでも採用されています。#サンフランシスコ をクリックしたら サンフランシスコとタグがふられている写真がだーっと出てくる、というわけです。これはいろんなところで応用されています。

検索のコツ

Googleで検索するのは「こういうサイトを探したい人は」「こういうワードで検索するだろう」という国語の試験で高得点をとるコツみたいなセンスで、検索ワードを決められる人が検索上手ということになっています。これは、日本語教師にとっては得意分野なはずです。 モノの正式名称を知りたい時は、#正式名称 #型番 #商品番号という語と組み合わせたほうがいいな、みたいなことや、長い目でみて安上がりな暖房は何かを知りたい時は「暖房」と「燃費」とか「コストパフォーマンス」とかで組み合わせたら、そういう情報があるページがヒットするだろう、みたいなことです。また、サイトを作るほうも自分のページを読んでもらうために検索されやすいキーワードを入れたりします。例えば、何かの使いかたを書いた記事だと「使い方」「活用」「入門」「コツ」みたいなワードを埋め込んだり、タイトルや記事内で使うことを意識しています。誰もが「多くの人はこう考えるのではないか」ということを考えるようになってきている、というのも面白い現象です。

検索用語

検索でよく出てくる用語として絞り込み(検索結果に条件を加えて結果の数を減らし、自分がみたいものに近づけること)があり、「絞り込む」と動詞でも使います。

「フィルター」も同じような意味で使いますが、絞り込みが検索語を追加して、関わりのないものをふるい落とし、さらに検索結果を少なくするというニュアンスがあるのに対し、フィルターは、検索結果から、あるコンセプトに関連があるものを抽出する、というニュアンスもあります。抽出したものをふるい落とすか、関係あるものをすくい上げるか、どっちに注目するかは、ケースバイケースです。例えば、スパムフィルターは、スパムがひっかかるような網の目を通す、というイメージです。これはひっかかったものは不要なので「ふるい落とす」ほうですね。YouTubeだと、検索結果に、動画の時間とか評価の数みたいな項目で絞り込んで並び替える、という「すくいあげる」ほうです。

ソートは、純粋に並び替えるだけという意味です。検索結果をABC順とかあいうえお順に並び替える。場合によっては、データの更新日とか動画なら再生時間とか、という項目もありえます。オークションサイトで締め切り時間で並び替えたり、ショッピングサイトで値段や発売日が新しい順に並び替えたりするのがソートです。これも何かを探す際に使いこなすべき機能です。 

 and とか or みたいな語を使って、絞り込むこともできます。最近はGoogleの検索のオプションのようにあらかじめ、いろいろ条件を設定できる検索方法が準備されていることが増えてきました。

 

組み合わせと期間での絞り込み

検索する時は、単語ひとつではなく2つだと知りたい情報があるページを見つけやすいです。

[1] 2つの単語の組み合わせで探す。一つ目のワードは知りたいもの、最も大きなテーマです。

[2] 2つ目は1つ目の検索で出てきそうなページを予想して、それを絞り込むための単語にする。「iphone6 使い方」とか、「和菓子 ローカロリー」「軽井沢 ビジネスホテル」という調子です。一つ目の単語はテーマの語としてストライクか、2つめの単語の設定でうまく絞り込めるか、でみたいサイトがみつかるかが決まります。

[3] 検索後、検索窓の下の「検索ツール」をクリックして「期間指定」を使ってさらに絞り込む。新しい情報だけ表示させる。

[3]は結構重要です。これで、かなりグーグルで知りたいことが検索結果の上位に出てくるようになると思います。ソフトやネットの使い方などはだいたい半年単位でインターフェイスが変わったりするのでページがたくさん出てくるなら「最近一ヶ月」で絞り込んで、いいページが少なければ「最近一年で」となるべく新しいものが出てくるように絞り込んだほうがいいです。

ページの鮮度に要注意!

ページが古いからといって、役に立たないわけではありませんが、検索して探したページがいつ書かれたものかは常に意識しておいたほうがいいと思います。

特に、この「日本語教育サクサク」で頻繁に出てくるソフトやネットのサービスの使い方を調べる場合は、期間で絞り込むのが必須です。ソフトの使い方は1年くらいで、ネットのサービスは半年単位くらいで方法も見た目もかなり変わってしまいます。古いバージョンでは、メニューからすぐにみつかるものが、最新版ではどこにあるかわからない、それで混乱してしまってあきらめる、というケースは多いようです。

また、個人のホームページが盛んに作られたのは95-00年あたりまでで(この時代のページは文字化けになることが時々あります)、その後2004年あたりからブログでまた個人ページが増えました。Googleで検索して出てくる情報は過去5~10年あたりが多いようです。パソコンやネットのアレコレの使い方を知りたい時は過去3年くらい、できれば1年くらいでいいサイトをみつけるのがベストです。

昔のページが文字化けになるのは文字コードが違うのが原因です。90年代後半にはほぼ新しい方式で作られるようになって、それ以前に作ったページの一部が置き去りをくってページが文字化けになってしまっているということです。
もうひとつ、似たようなものとして「Flashで作られたサイト」というものがあります。これは90年代の後半から2010年ごろまでにかけて、企業のホームページのトップなどで、動画やアニメーションが動く仕掛けとして使われた技術ですが、2010年以降、だんだんとサポートされなくなり、2016年現在、モバイルOS上ではほぼ表示されず、近々パソコンのブラウザー上でも表示されなくなると言われています。大企業はFlashから他の技術に移行済みですが、まだ一部残っています。

過去から今までの検索履歴を調べる方法もあります。英語ですがGoogle Ngram Vierwer は、ネット以前の書籍のテキストデータすべてを検索できるので、ある語が現れたのはいつか、みたいなことが調べられます。ネット上のテキストデータを対象にしたものではGoogleトレンドがあります。国、カテゴリ、対象のファイル別、過去を時間単位で遡って、などいろんな条件で検索できます。「japanese language」などで検索すると、右肩下がりがハッキリします。

GoogleN-gram ビューワー
https://books.google.com/ngrams
Googleトレンド
https://www.google.co.jp/trends/

 Googleでは、例えば、日本語教育で最も使われている教科書である「みんなの日本語」は、」ひらがなの「みんなのにほんご」で検索すれば「おまえが調べたい『みんなのにほんご』は『みんなの日本語』で検索する人が一番多いから、気を回して『みんなの日本語』で検索してやったからな」と検索結果に出ます。ある語の表記が微妙な時は、ひらがなでまず検索してみることをおすすめします。ただ今でも小さなストアのストア内検索(特に日本語の教材の出版社とか)ではこの機能はありませんからご注意を。

 検索語の順番でも結果が変わります。「A B」と「B A」では違うというわけです。が、基本は、自分が探したいテーマの関連の重要度の順でいいと思います。メインのテーマがあり、二つめのワードで絞るというやり方。(うまくいかない時は順番を入れ替えてみるのはいいかもしれません)

 

検索語を探すための準備の検索

検索語がストライクでないと、探しているページがヒットしないことがあります。
効率よく目当てのページにたどり着くためにはためには、正しい検索語にするために正式名称を調べることも大事です。英語のスペルを確かめるためにWikipediaで検索したり、家電などの正式名称や型番を調べるために価格コムで探す、みたいなこともよくやります。「検索語を探すための検索」をするのもコツのひとつです。

「じょうろの先のところ…えーっと…」

検索したいモノの名前が出てこない、そもそも知らない…ということもあります。じょうろの先のところが壊れた。ホームセンターにあるけど、もうちょっと小さいのがないか。

検索語の質で探したいページにたどり着けるかが決まる事が多いので、この検索語探しは大事です。じょうろの先の口の名前とか。そういう場合は「じょうろ 口」で検索して名前を探して「ハス口(ぐち)」とつきとめる。で「ハス口 小さい」で小さめの取り替え用のハス口を売ってるネットショップを探す、という具合です。

「口」が思いつかないこともあります。そういう時は次で説明する「じょうろ」で画像検索すると「じょうろの各部の名称を解説した絵」があって、いきなり「ハス口」がわかる、なんてこともあります。「じょうろの先」で検索すると、同じようなことで悩んでいた人のブログでわかる、なんてこともあります。

 

動画、画像検索の便利なところ

もうひとつ追加するなら、検索結果を画像や動画で出す方法です。検索結果が出たら、検索窓の下の「画像」「動画」をクリックするだけ。特に製品の使い方などは動画で検索すれば、YouTubeに個人のレビューがあるので、音や動きなどをみたい時は動画も要チェックです。
パワーポイントやGmailの使い方なども今は詳しいサイトを見る前に、無数にある動画の中でよさそうなものをみて(だいたいどの動画も10分くらい。検索した後「フィルタ」で動画の長さも指定できます)わからない時はサイトのテキストの説明も見る、のほうが早いと思います。

体重計の「ピッ」

例えば私は、自宅の体重計が足でスイッチを入れてのるタイプだったのですが、スイッチを入れると結構大きな音で「ピッ」と鳴るんですね。早朝や夜中は音を出したくない。でアマゾンで調べたら、今のはもっと便利で、乗ればスイッチが入るようになっているらしい。でも「ピッ」って鳴るのはイヤだ。かといって「ピッ」が出るかの確認のためだけに車で家電量販店に行くのもイヤだし、店員の前で乗るのも恥ずかしい。買いたい商品があるかどうかもわからない。

そこで、アマゾンのランキングで「体重計」を見て、よさそうなものの型番でGoogleで検索、動画にしたらこの動画がトップにきたので

みて、音がでないのを確認してホッとした。アマゾンで注文、ということがありました。

というわけでこういうシブいこともわかる、という例でした。

YouTubeは、大量の動画があり、検索してフィルターを使っても、見たいものにたどり着かないことがあります。ソフトやサービスの使い方などは、その提供会社のOfficialな動画から辿っていく方法があります。企業や自治体は「チャンネル」で動画を発信しています。代表的なものだけ少し(以降、ご紹介する動画には英語のものもありますが、画面操作がありますし、リスニングができなくてもソフトの使い方などはだいたいわかります。英語の動画のほうが圧倒的に数が多く質も高いで流すだけでもやってみてください)。

Google Japan
https://www.YouTube.com/user/Googlejapan
Google for work Japan
https://www.YouTube.com/user/Googleappsjapan
Gooru
https://www.YouTube.com/user/askthegooru
TED ed
https://www.YouTube.com/user/TEDEducation
Google for education
https://www.YouTube.com/user/eduatGoogle
国研
https://www.YouTube.com/channel/UCtP9F7iI7w1V3d92h842j8A

 画像検索は、例えば性別がわからない外国人のファーストネームで画像検索して女性が多ければ女性の名前である可能性が高い、なんて使い方もあります。

 もうひとつ。Googleの画像検索では、検索して「画像」にした後「検索ツール」で4つのライセンスで絞り込めます。
ただし、厳密な分類ではないようなので、利用する際は、使いたい画像をクリックして画像があるページに移動して確認したほうがいいと思います。
gazoo
Googleによる説明
https://support.Google.com/websearch/answer/29508?hl=ja

ネットで調べると混乱するジャンル

ネットで調べるのに向いてないというテーマは意外とあります。商品情報だと、アマゾンや価格コムみたいな一般ユーザーの商品レビューがない、あるいは少ない商品の情報などは厳しいです。あと医学、健康関係(医療、病気、薬、ダイエット)も日本のネットでは玉石混交です。素直に近所の病院で医者に尋ねるほうがいいと思います。5000円の何かの茎をお茶にしたものを半年飲んでも治らなくても、病院で処方された7円の薬で一発で治る、みたいなことはよくあります。海外では信頼できる医療関係のリソースを政府が提供している国が多いんですが、厚生労働省のサイトはパッとしません。ただ、ひとまず政府系のサイトは多少信頼できるとは思います。政府系のサイトかどうかはドメインでわかります。www.***.go.jp で、例えば米国だと、go.jpの部分がgovになります。

「諸説ある」と一般の人に認識されているようなテーマで、そのすき間で商売をしている人達が多いみたいなジャンルは検索してビシッと良質なサイトが出てきません。そして、残念ながら日本語教育関係もそのひとつです。あやしげな日本語教師養成講座や養成講座に勧誘するための一見ガイド風のサイトなどなど。。。これらをかいくぐって、正確な情報を提供するサイトにたどり着くにはいろいろ予備知識が必要です。次の実践編 日本語学校探索を参考にしてください。

あとは検索ワードをどう設定するかという経験とセンスの勝負です。慣れてくれば探したいものによっては、検索ワードを3つにしたり、ワードの設定次第という意味では、場合によっては「日本語 教科書」より「日本語の教科書」みたいなワード設定のほうが近道になったりとか、虫歯の時、近所の病院を探す際に「歯科医」でも「歯医者」でもヒットするように「札幌市 歯」みたいにあえて不完全なワードで両方ひっかかるようにして探す、みたいな細かいノウハウもあります。こういう「あー歯科医と歯医者、どっちも使うなー」ということを検索する前にちょっと思いつくのも日本語教師の得意分野ではないでしょうか。日本語教師は検索上手なはずなのです。

 

実践編 日本語学校探索

日本語学校に就職したいと思った時「どんな学校でも経験が積めればいいや」と考える人は多いようです。日本語教師仲間から聞く評判はネットの情報よりも役に立つことがあります。ただ日本語教師の情報は教務の主任がよい人であるとか、事務の人がしっかりしている、というような「人」を軸にしたものが多く、その人との相性が悪かったり、その「しっかりした人」が経営者に切られたらオシマイ、という側面もあります。

日本語学校の事件、不祥事は増えています。残念ながら、法務省で認可され、日本語学校の組織団体に所属していることが良い悪いの目安にはなっていません。今後、実習生周辺の人材ビジネスとの境界はあいまいになってきてます。ホントに「学校」なのか、「単なる人材ビジネスの経由地」なのかはわかりにくいです。でも、事前に調べられるだけのことはやっておきましょう。「知ったからといってどうなることでもない」というのはわかりますが、例え小さなダウトであっても、頭の隅においておくと、いつか何かの判断をする時にきっと役に立ちます。

日本語学校は検索能力を試すとてもいいサンプルになると思います。ゲーム感覚でやってみてください。理事長がアジアのあやしげな店でカラオケを熱唱している動画にたどり着いたりして、結構おもしろいですよ。

図書館に行っても日本語学校の情報はなかなかありませんが、ネットでは学校の基本的、客観的な詳しい情報を無料で集めることができます。ネットのほうが普通の人がアクセスできる情報は圧倒的に多いと思います。まずは、以下にあげる日本語学校全調査と日本語教育振興協会のサイトで検索してみましょう。ここでわかることを、どう評価するかは、個々で違いますが、判断材料は探せます。

参考までに、日本語教育機関であるという認定は法務省が定め「日本語教育機関の運営に関する基準」及び,「日本語教育機関審査内規」が基準です。以下は、日本語教育機関との協議で暫定的に決まった内規です。(~2016)
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00044.html

ただし、これは、2016年の4月に法務省からパブコメが募集され、2016年7月に新しい基準が決まりました。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=300130101&Mode=2

ここにある日本語教育機関の告示基準が今後の日本語学校にとってのルールとなります。定員数でST比(専任一人あたりの生徒数)が暫定で60、2022年までに40になります。基準を満たさない場合は、認定取り消しもあると、厳しいものになっています。

以下の2つのサイトは告示校を基準に作られていますから、正式に留学生の受け入れができると認可された学校ということになります。(留学生以外を扱う学校もあります)

まずは基本的なデータとその考え方を。

情報源として有効なもの

■ 日本語学校全調査

http://www.aikgroup.co.jp/j-school/japanese/index.htm

書籍版日本語学校全調査

Web版でわかるデータ

学校名(英語)住所、電話
設置者 校長
コース、授業料
正課以外のコース、年、授業数、入学時期、(学費内訳選考料、入学金、授業料、その他、合計)
教員数(専任の数)在籍者数
特色(自己申告)
その年の卒業予定者の進学先と人数(**大学**名など)
日本語能力試験受験者数(N1*名など)
日本留学試験受験者数(文系*名、理系*名など))
ホームページとメールアドレス

□ 毎年発行される政府発行の「日本語学校全調査」のWeb版です。日本語教育機関として認定されたところはカバーしていることになっていますが、Web版は、データが最新のものでなかったり、ヌケも多い。英語、簡体字でウェブで公開もされていますが、日本語版より不完全です。Web版は、冊子よりも情報は少なめです。

政府刊行物である書籍版は毎年アマゾンで発売されます。書籍版にはWeb版に加えて、創立年月日、日本語教育開始年月日、日本語教育認可年月日、事務責任者、主任教員、進学指導担当、教員学寮の有無、料金、
使用教科書、採用担当者などの項目があります。

 なぜかGooglebooksで書籍版の2013年版が閲覧できたりもします。チラっと覗いてもいいのでは…権利関係などどうなっているのかはよくわかりませんが。。。
http://www.aikgroup.co.jp/j-school/japanese/contents/ad-jlsdb_j.htm

■ 日本語教育振興協会(日振協)の各学校データ(Web版のみ。英語、韓国語、繁体簡体)

http://www.nisshinkyo.org/index.php

わかるデータ

住所、電話、URL、メールアドレス
設置者名、種別(会社の種別)、代表者名、校長名、学校教育法上の位置づけ
日本語教育開始年月日、認定期間、教員数(全教員数と専任数)
収容定員(何部制かも)、学生宿舎の有無と料金

入学資格(留学生のみかその他一般も可能か)
入学方法(試験、面接など)

コース、年数、授業数、授業週数、入学時期
(学費内訳:選考料、入学金、授業料、その他、合計)
在籍学生数、国別の数字

能力試験受験者数と合格者数
日本留学試験、受験者数と合格者数

進学先:院、大学、短大など種別ごとの数と主な進学先に校名

□ データがあるのは、法務省にみとめられた日本語教育機関のうち協会に所属している機関だけです。かつてはほとんどの民間の日本語学校はこの日振協に所属していましたが、現在は、すべてというわけではありません。数は少ないですが、データはこちらのほうがきちんと更新されているようです。

 他に大学の留学生別科のまとまったデータは日本私立大学連合団体連合会というところに少しあり、JaLSAという日本語学校の団体がありますが、所属教育機関の個別の情報はネット上にはありません。

データをどう捉えるか

あれこれ検索してもこの基本的なデータしか出てこないことが多いので、まずその基本的なデータをどう解釈するかは重要です。人によって考え方がいろいろあるので、あくまで私の印象だけを書いてみます。

□ 学校名
:どこかの国受けしそうな名前だとか、意外と個性がでます。親会社が名前に微妙に(あるいはモロに)影を落としていたりすることもあるので結構重要なデータです。実質的な経営者の熱い(そして怪しい)思い込みが漢字に反映されてることもあります。まずは学校名で検索していろいろ調べるのは必須です。

□ 住所
:都会で、学校法人でないところは自社ビルではない可能性が高いです。場所と #オフィス #家賃 で検索すれば家賃がわかります。留学生にはやはり都心が人気なので、都心で勝負するか、郊外で家賃負担を抑えて他の部分で勝負するか、という違いを垣間見ることができます。あと「住所で検索してストリートビューで建物を見る」はやるべきです。学校紹介の写真とは全然違うことが多いですし、都心だと雑居ビルの中ということも多いので。パンフでは雑居ビルが全部学校、みたいに紹介してあったりしますが。

□ URL
:いかにも外注で間に合わせましたというところがほとんど。サイトがないのは論外ですが、学校のサイトにはもちろん重要なヒントがたくさんあります。後で少しふれます。

□ 設置者名
:運営している法人名であることが多いです。ここで学校法人か一般の会社かわかります。経営母体が別会社という場合もあります。出版社だったり学習塾だったり。不動産会社が所有する空きテナントで子会社に学校をやらせる、みたいなケースもあるとか。法務省の新たな規定では、この設置者に対する規制が厳しくなっていることからもわかるように、ググルためのワードとしては、学校名より重要です。

□ 代表者名
:代表者は経営主体の法人名で検索するか学校のサイトがあれば、わかると思います。肩書きは「理事長」が多いようです。学校のサイトで理事長あいさつをしているような人が載ってるケースが多いですが、ホントに実質的なオーナーかはわかりませんがこの名前もググルためのワードとして重要です。人の名前は簡単には変えられませんから。

□ 校長名
:形式的なものというケースも多いようです。勤続年数が長い人にとりあえず名前だけでも、ということも。校長が有資格者だと専任としてカウントできるので「専任教師が3割以上」という日振協の規定をクリアするのに有利、みたいな事情もあります。つまり、3割をギリギリクリアしていて校長が元教師というところは、あまり専任を増やす気がない可能性があります。

□ 学校教育法上の位置づけ
:設置者名が学校法人、設置者種別が準学校法人、で、この学校教育法上の位置づけが各種学校、となっていることもあり、いったいどれが正解なのか混乱しますが、とりあえずは、経営主体の「設置者」で検索してみるのがいいようです。ただ、学校法人だから経営が安定しているとも、学校の質が高いともいえないと思います。

□ 日本語教育開始年月日
:最初は塾だったとかだと設置と違うことが多いです。開始年が重要ですが、以前はどんな名前で何をやっていたのか、調べる価値はあります。少子化で塾が業態変えた、はよくありますが、ゲーセンやってた、みたいなケースも。

 留学生10万人計画(83年)以降にできた日本語学校を「10万人系」日本語教師養成講座が急に増えた2005年前後以降に出来た日本語学校を「資格ビジネス系」、30万人計画の2008年以降にできたところを「30万人系」、東南アジアの学習者が増え出した2010年以降にできたところを「人材派遣系」と区分けするのもおもしろいかもしれません。個人的には資格ビジネス色が強くなった2005年前後と、人材派遣ビジネス色が強くなった2010年は、大きな区切りかなという気はします。21世紀に入って日本語学校業界は大きく変わったんですね。もちろん、時代に応じて資格ビジネスから人材派遣ビジネスに変身していった大手の学校はたくさんあるわけですが。

□ 教員数と専任の数
:私は日本語教育に熱心かどうかは、ここが一番重要かなと思います。

教員数と専任の数と、在籍学生数から、3つのことがわかります。

1)教員(非常勤含む全教員)ひとりあたりの学生数
2)専任ひとりあたりの学生数(いわゆる(ST比」)。
3)専任と非常勤の比率

1)は、いちおうの目安にはなります。優良校と言われる学校をざっとみて出した数字で考えると、教師1人あたりの学生数が8以下あたりまでが優良で、8~10だと教員が少ない、イエロー、10以上はレッドゾーン。

2)は1)よりも重要です。2016年から法務省は定員(在籍学生数ではないことに注意)に対して雇うべき専任講師の数をこのST比を目安にすることにしました。移行期間として暫定的にひとまず60人に一人の専任教師が必要という決まりです。これが2020年の10月からは40になります。国内の大学などでは、20を切ることが多く、このラインはかなりユルいものです。現時点で40を超える学校は本来あるべき比率ではない、と考えていいでしょう。

3)の専任と非常勤の比率は20年以上も業界のルールでした。「専任の比率は50%以上が望ましいが、当面3分の1でもよいとする」というものです。これは2016年から、2)の定員を軸にした管理&ルールに変わるわけですが、現時点での比率は、これまでの学校の姿勢をみるうえで重要です。当然2016年の時点で50%を超える学校は良心的。30%以下はダウトと考えてもいいのではないでしょうか。

 ちなみに、日本の大学の専任教員1人あたりの学生数(ST比)は、2015年の朝日新聞と河合塾の調査によると、国公立が12.6人、私立が23.4人、公立小学校で20人ちょっと、中学校で15人前後。日本語学校の学生の同世代の高等教育機関の教員一人あたり学生数は、アメリカ約15人、イギリスが約10人、ドイツが10人と言われています。
「大学における大学生・教員数比率の国際比較」
http://k2.sci.u-toyama.ac.jp/career/data/Report_Edu_201001.pdf

 定員と在籍学生数の比率は当然、経営状況がうかがい知れる数値です。ざっとみたところでは、50%を切っているところは少ないものの、60%越えも多くはない。70%越えはごくわずか、というところです。50%を切るとアウト、60%台でなんとか、70%台がひとまずの安全ラインというところでしょうか。ただし、これは経営状況の指標にはなっても、学校の質とは関係ないなという印象です。。

在籍学生数、国別の数字は学校の性格が決まるといっても過言でないくらい重要です。傾向としては、名門校、伝統校、評判のいい学校は、いろんな国の学生がおり、どこかの国に集中しているところは少ないようです。また、当然、学生が特定の国に集中している学校は、経営上のリスクも高いと考えられます。

その他、試験の合格者や大学進学数なども大事ですが、これはわかりやすいので省略。これらのデータがあるだけでも、ネットで情報収集をするメリットは大きいと言えます。

日本語学校のウェブサイトは、ほとんど外注で作っただけ、たまに情報を更新する程度というのがほとんどです。個人的には「人材育成を通じて日本の発展に寄与したい」的な文章を書いてる理事長、経営者は疑問符がつきます。日本語教育は日本の経済の人材補強のためにあるわけじゃありませんから。教育者なら、そこは線を引くところなはず。2010年以降増えた人材派遣系の学校はわりと平気でそういうことを書きます。技能実習生の仕事も請けたいというような目くばせなのかもしれませんが。

サンプルにする優良校は10校ぐらいの平均をとったほうがいいと思います。名門校、伝統校と言われる学校が意外に専任の比率が3割ギリギリだったりということはよくあります。評判のいかんに関わらず、他のデータは悪くないのに、この教員数周辺の数字が悪いのは、要警戒ではないでしょうか。

□ 収容定員
:スペースでだいたい決まるようですが、基本、賃貸で、毎年何人になるかわからないので、定員よりも実際何人在籍しているかのほうが重要です。時代によっても違いますが、200人以上なら中規模というところでしょうか。規模が大きいから安定しているとは限りません。どこかの国とルートができて(政治家の秘書とパーティで知り合って)ドーンと入ってきて学校作ったけど、ある日、政治家の先生が選挙で落ちて激減、みたいなことも。

□ 学生寮
:あるなしで一概に言えませんが、寮で利益はほぼ出ないはずなので、基本ない方がリスク要因は低いはず。無くてもお客さんが来る、というブランド力もうかがい知れるとも取れます。ただ寮が持てるのはまだ余力があるとも言えるかもしれません。

□ 入学資格、方法
:特に違いはないようです。登録上の文言だけではよくわかりません。

□ コース、年数、授業料、授業週数
:基本横並びなので、ここで個性があるところは、それが売りになっているんでしょう。

□ 在籍学生数、国別の数字
:学生数の年別の推移はありませんが、極端に増減はないので2年分くらいみればだいたいわかります。国別は学校の性格が決まるといっても過言でないくらい重要。やはり中国からの学生が多いところは、中国語がある程度できる人が就職では圧倒的に有利、みたいなことがありますから。ただ、元々韓国からの留学生が多く、経営者も事務員も韓国語ができたけど、最近ほぼ中国、ベトナムになったので、事務の対応力が弱く大変、ベトナム語できる教師は即採用だけど通訳、翻訳でこき使われる、みたいなこともあるかもしれません。
傾向としては、名門校、伝統校、評判のいい学校は、いろんな国の学生がおり、どこかの国に集中しているところは少ないようです。また、当然、学生が一カ国に集中している学校は、経営上のリスクも高いと考えられます。

□ 使用教科書
:「みんなの日本語」はシェアが高すぎて、あまり個性は出ないようですが、中級以降で総合教科書を使うか、それとも、中級以降、すぐに能試に特化していくのか、くらいの違いはわかるかもしれません。かつて(90年代)名門校と言われるところは、自分のところで教科書を作り、使っていました。初級の総合教科書(準拠問題集とかではなく)を作れる学校(今は民間の日本語学校では数校?)は力があるとみて間違いないと思います。

□ 能力試験、留学試験
:もちろん合格者が多いほうがいい。在籍数と合格者数で学校とその学校の学習者のレベルがわかります。公表してないところは自信がないと解釈してもいいのでは。

□ 進学先
:どこに何人かまではわからない。塾と同じで有名大学の名前はあげてありますが。。。推薦枠でドーンと大学に行くけどそこの名前は出さないところも多いです。大学への推薦枠をたくさん持ってる学校は、もう推薦ありきで学生も集めるのであまり勉強しないとということもあるようです。困ってる大学は日本語学校頼み、日本語学校も推薦枠だのみで学生を集める、みたいな「大学への推薦枠」は日本語学校の問題がいろいろとつまっているので、私は少ないところがいい学校なのでは、という気がします。

* 学校のウェブサイト

日本語学校のサイトは、基本、「一番安いところに外注で作ってもらって、そのまま」というのがほとんどです。それが90年代ならメニューのGIFがクルクル回ったりしてますし、2000年前後なら横幅が固定されてますし、2010年前後ならスマホ未対応です。国から補助金か何かが出たのかわかりませんが、2004年ごろにリニューアルしているところが多く、ソースをみるとまだ当時のホームページビルダーで作ったと刻まれてあったりします。

したがってデザインとかコンテンツで評価するのは無理です。いちお参考になるのは、、、

・言語対応で、どこの学生がターゲットかわかる。
・多言語対応の際、言語選択を国旗でやってしまうところはやや疑問が。
 (言語=国という考え方はとらないのが語学教育における常識)
・経営者、経営母体など、全調査や日本語教育振興協会のサイトではわからない情報がある。
・教員や校長、理事長など関係者の名前、写真がある。
・リンク集などがあって、他の業種、団体との意外な関係がわかることがある。

というところです。日本語学校はワンマン経営が多いので、学校のサイトでは一番偉いのは誰かがわかったりします。校長の挨拶があるケースは稀で、基本、実質的なオーナーである人(たいてい役職は理事長)の名前と挨拶がドーンとあります。その挨拶が香ばしかったりするとわかりやすいですが、ゴルフ場経営のほうが忙しくて挨拶はありきたり、ということもあります。基本、周囲がほぼイエスマンでノーチェックでウェブに出ちゃうことが多いようですから。ここでわかる関係がありそうな団体組織、名前は、検索情報として結構重要なので、就職するならしっかり検索したほうがいいのでは。

ワードがだいたいわかったら、検索してみましょう

仮に「仁成国際友好日本語学校(適当に作ったありがちな名前です)」という学校があるとして、やってみます。

◆学校名、法人名からのアプローチ

これらのワードで出た結果はそれぞれ100件くらいはみる。オカシナものがあれば読む。「仁成」は何かのグループ名かもしれないので、仁成でも検索。で学校名でもやる。普通は何も出ません。ちょっとした身体検査です。

旧学校名、旧法人名があれば、それを探します(大学も経営しているなら「大学名 定員割れ」で募集状況が、また「大学名 shigaku.go」で検索すると経営状況に関する資料が多少でてくることもあります。

http://www.shigaku.go.jp/ は、日本私立大学振興・共済事業団。、私立大学の管理機関です。トップページから検索できます。

今なら、日本語学校は技能実習生がらみの事件が多いですから、組織名あるいは人名と、#技能実習 #協同、#組合、#人材、#東アジア #東南アジアの国々、(実習生を紹介する団体名によくあるワード)を組み合わせて調べたりします。また、新聞記事になる際は、入国管理法ではなく #入管難民法 違反で、#資格外活動 #ほう助 #不法就労 大学で特徴的なのは、 #サテライト 教室 が問題になったり、 #セクハラ #パワハラ など #ハラ 関係でしょうか。日本語学校と関連がありそうな技能実習生関連の組織名で使われる語(例えば「協同組合」とか)で検索すると、求人をネットで出していて、窓口が日本語学校の住所だったりします(実話)。

この種の団体名、経営母体の会社名は変わっていることがあります。そういう場合は旧組織名でいろいろ出てくることがよくあります。要注意です。摘発されたら名前は変わりますからね。摘発後にサイトに行くと「新しい組織名のドメインに移動」となってたりします。古いサイトはすぐに消えますが、古い組織名でのあれこれは消えません。
で、その種のサイトに個人名が全然無いということがあります。一般にサイトに人名が出てこないというのは、怪しさではAクラスだと思って間違いないです。
ベンチャーはネットの活用は得意分野です。ドメインをいくつもとって、別のサイトでいろいろやってたりします。

 学校名と一緒に検索して情報が出てこなければセーフというNGワードというものを考えてみました。まともとされているところでは全くページが出てこないけど、怪しげなところはバンバン出てくる語、、、今のところは「インターン」がわりとあてはまりました。

 大学の経営状況などはわかりにくいですが、上記のように、定員割れ、などで検索するといろいろと出てくることがあります。Wikipediaにも、過去の「不祥事」が書かれてあったりします。
大学の財務状況のデータがあるのは日本私立大学振興・共済事業団ですが、教育内容などを審査する機関として
公益財団法人 大学基準協会
http://www.juaa.or.jp/search/index.php

公益財団法人 日本高等教育評価機構
http://www.jihee.or.jp/achievement/search/
などもあります。公的な文書にすぐアクセスできて、いろいろな側面から調べることができるのもインターネットのいいところです。 

◆ 人名からのアプローチ

設置者の法人名、代表者名は組織名より重要なワードです。会社や団体名は何かあったら変わりますが、人名を変えるのは難しい。特殊な名前でも同姓同名はいるので、いかに名前で検索してその人の情報であるかを特定できるかがポイントになります。そのために「2番目のキーワード」が重要になってきます。「日本語」などで絞りこんだりしつつ特定します。

自分でネットに書き込んでなくても、知人、知り合いの子供が、ブログやFacebookで「昨日、大学時代の友人の**と会った」と書いている可能性がありますし、パーティで誰かが撮った写真がネットに出ていることがあります。絞り込むために、わかった情報(大学名 昔の肩書きや会社名など)を2番目のワード候補にして検索するのも有力な方法です。

山田太郎なら 山田理事長 にしたりしつつ、いろいろ組み合わせて検索。同姓同名を排除するために、学校の所在県や、組織名などを組み合わせて検索します。Facebookがあれば、ブックマークして過去記事を読みます。本人かどうかわからない集合写真をみて、特定できたりということもありますので、写真は大きな絞り込みのヒントになります。日本語学校の経営者の世代だとツイッターアカウントはほとんどないですが、チェック。ありがちな名前なら、2番目のワードを工夫してしぼりこみながら。まずはGoogleで、これも、せめて検索の100位くらいまでは、目を通しましょう。サジェスト機能(検索語を入れたら、その検索語で同時に検索時に使われがちなワードをGoogleが自動的に推薦して表示してくれる機能)も注目しましょう。名前は法人のように簡単には変えられないので、より深く掘っていけます。

これら、基礎データでわかる、住所、組織名、名前すべてで上のように検索してもかかる時間は1時間程度です。

で、何かあれ?というワードが出てきたら、ちょっと掘り下げましょう。山田理事長は昔ゴルフ場の事件で名前が出てたみたいなケースです。当時のゴルフ場開発の会社と名前でFacebook、YouTube で検索すると、写真や動画が出てきたりします。いろいろ気をつけていても

「とってもダンディーな山田理事長とカラオケ♡」

みたいな写真がアメブロに出てたりします。歌ってる動画を発見したことがあります。それは別にいいんですが、そのパーティが怪しげなモノだったりして何かがわかることもあります。ツイッターやインスタなんかも検索すると出てくることがあります。
 
数時間検索して、なんとなくヘンな学校はわかる可能性があるので、後悔しないためにも、数時間は使ったほうがいいと思います。候補の学校をいくつかピックアップしたら、友人などと検索でどこまで調べられるか、ゲーム感覚で調べ尽くすというのはどうでしょうか?

 日常的に、日本語教育関係でなくても東南アジアに進出していた企業、コンサルが問題を起こした、出版、介護関連などの不祥事があったら、関連の日本語教育関係のものがあるかと検索してみることをおすすめします。

求人情報から

日本語教師 求人 で検索すると、いくつか日本語教師の求人を出しているところがあります。そこでは、時給や契約形態などがわかります。もちろん、常に若干名みたいな形で複数の求人を出しているところは、教師が長くいようと思わないところである可能性があります。あるいは募集して行ったけど、面接して教師のほうからキャンセルされたとか。

 90年代に出てた海外の求人のいくつかが宗教団体だったかも、ということもありました。有名なところで求人が出てるからといっても何の保障もありません。試しに、求人サイトで、求人を出すほうの案内を覗くことをオススメします。求人を出すのに基本、審査はないはずです。法人でなくても出せる。何事も審査するとなると大変ですから。

 もちろん判断するためには、基本的に「よい学校とは何か」という考えを持っていることが前提です。例えば私は、日本語教師にとってよい学校とは、専任講師の比率が少なくとも50%以上で、養成講座の評判がよくしっかりやっている(講師の質で判断します。博士の講師の比率など)ことが大前提。
その上で、教師の評価基準がきちんとあり、その基準が明確で、できれば公開されており、それが納得のいくものであること。そしてその評価によって雇用や昇進、昇給が決まることです。学校という組織の中でこれがきちんと行われるためには教務が組織の中である程度の決定権を持っていることが必要になります。例えば、教務主任が長く固定していて、その人がフェアにやる人であるか、その人にまかせる空気が学校にあるか、みたいなことでしょうか。いろいろな情報からそれがわかるかは未知数ですが、上のようなことも、判断の要素にはなると思います。理事長のコメントが比較的まとも、日本語学校ブーム(90年代)以前からやっている、規模が大きく学生数が多い、学生が特定の国に偏ってない、専任の比率が高い、などなど。。。賃貸か自社ビルなら自社ビルもってるほう、みたいな材料で決めるのもありです。なんとなく面接してよさそうな人がいるから決めるよりはいいと思います。

 

ハードとソフトのこと

 

ハード

ちょっと前までは、パソコン持ってるかどうかだけでしたが、ここ数年は、パソコン+モバイル端末でワンセットになってきてます。パソコンはデスクトップではなく圧倒的にノート、モバイル端末はスマホ、ちょっと詳しい人はタブレットというところです。

で、最近は自宅でもノートパソコンではなくタブレットだけになりつつあります。キーボードが無いだけでなく、結果としてCDを再生する機械も一般家庭から無くなりつつあることも重要です(これは教材の付属音声などに関して大きな変化です。もうすぐ音声は出版社のサイトでダウンロードで配るしかなくなります)ハリウッド映画をみてもパソコンはもはやオフィスでしか使わず、自宅ではタブレット、外出時はスマホというのが日常風景として描かれてます。

ただし日本語教師の場合は、当面は何かを作るツールとして、パソコンを買うべきというのが私の考えです。まだ日本語の教材の音声はCDで提供されるので、CDをデジタル音声ファイルに変換する機械が必要です。またタブレットも買って使い方を知っておいた方がいいと思います。今でこそ、教材はほとんど紙ですが、すでに公立学校や大学ではタブレットやモニターが導入されており、そういう環境で学んできた、あるいは学ぶ人が対象という商売ですから。。。

自宅でネットに繋げるものはタブレットが一番安上がりで便利だと思います。もし今使ってるノートパソコンなどが壊れたら次は、前に買ったノートパソコンの価格が8万だったなら、同じ予算で、今後は6万のノートと2万のタブレットを買うことをおすすめします。ノートは日本語の教材などを作る作業のマシンとして使う。タブレットはネットを閲覧したり、ツイッターやったり、ここで説明する自炊した本を持ち運ぶために使ったりです。(理想はノートに10万円、タブレットには5万円くらいでしょうか)

パソコンにあまり詳しくない人は、古いものを使ってて、動きが遅かったりしてつまらなくなることも多いみたいです。改めてちゃんとやろうということなら、できれば、今売ってるものを買いなおしたほうがいいと思います。買い時(OSが新しくなってから1年経過した頃あたり)みたいなことはありますが、気にせずにやろうと思ったら買うでいいです。「パソコンはいつ買っても後悔する」という格言があります。

オススメ機種みたいなことは書いてもすぐ古くなります。私はHPかデルで買いますが、人に尋ねられたら言うことをざっくりと書きますと、、、

・ノートよりデスクトップのほうが同じ値段でちょっと高性能。
・ノートよりデスクトップのほうが壊れにくい
 (パソコンが壊れる原因はほとんどが「熱」で、デスクトップのほうが排熱に有利なので)。
・入門機をカスタマイズして買うより中くらいのものを買ったほうが割安。
・カスタマイズでアップグレードするならメモリとグラフィックボード。

というおおまかな傾向はあると思います。お金があれば、高性能ノート。あまりないならノートでもデスクトップでもいいので中級機をメモリを増やして買うのが無難かもしれません。

お金は全然無いけどできるだけコストパフォーマンスが高い買い物をしたいという人(私はこれ)は、デスクトップでHPかデルで10万+くらい出して普通のユーザー(ゲーム向けとかじゃない)にとって最大の性能のものを、メモリはできるだけ増やして買う。モニターは、大きめで安いの(27型で3万とか)を買うのが、現時点ではいいかなと思います。計15万くらい(=高性能ノートと同じくらい)。もうデスクトップの時代じゃないという気はしますが「自立編」で説明するような動画の編集にはある程度の性能があったほうがいいし、モニターが大きいと、PDFのチェックが便利(27型ならA4をフルサイズで2つ並べられます)みたいなこともあるので。

デスクトップはやはりノートより壊れにくく(ノートはやはりサクサク使えるのは3年くらい。デスクトップは騙し騙し5年くらい延命できます)パーツを変えたりしつつ(HDDは3,4年で交換。データさえ移せれば、交換自体は電球の交換とあまり変わらない)延命できるのでやはり安上がりです。モニターの寿命はだいたい5年くらいだと思います。文章を多めに書く人は、質のよいキーボードがあることも魅力です。ノートのキーボードの質は平均値はあがってますが、ハードなタイピング環境に耐えうるものは減ってるという印象です。

とはいえ、「デスクトップはちょっと…」という人がほとんどだと思います。そういう場合は、デルやHPなどで一番バリエーションが多いモニターサイズ(今なら15インチ前後)で6-7万くらいのノートをメモリ増設で買う、のがもっともコストパフォーマンスが高く、無難だと思います。

 

ソフトは今…

パソコンコーナーに行っても箱で売ってるソフト売り場は閑散としています。今は、ソフトで何かをするというより、ブラウザー上で、たいていのことは済みますし、OSに最初から組み込まれているソフトやoffic系ソフトの他は、必要ならネットでダウンロードすることがほとんどです。

PC方面は「ソフト」とか「アプリケーション」スマホやタブレットのモバイルOSでは「アプリ」「App」と呼ぶ、いうのは前に書きました。で、共通のアレコレについて少し。

ソフト、アプリは、多くの人が使っているものを使うほうが無難です。寄らば大樹です。なぜならそのほうがネット上に使い方などの情報が多く、売れているので開発が続きますから。
OSがアップデートされるとソフト類もアップデートが必要なんですが、その対応も早いです。例えば #ソフト #windows #定番 みたいなワードで検索してよく出てくるもの、あるいはソフトやアプリのアーカイブでダウンロード数や公開からどのくらいの期間経ってるかみたいなことをヒントに無難なものを選んでください。

 

市販のソフト

動画編集や画像編集などをするようになり、OS付属のソフトやオンラインソフトよりちょっと機能がほしくなったら、買うことになるかもしれません。今は、市販のソフト、ソフトを売る会社も減っていて情報が少なくなってます。大きな会社が作るような市販ソフトは価格コムのランキングをみるのが一番早いでしょうか。

今は市販ソフトで数万円というようなものはプロ用で、一般ユーザーが使う廉価版は高くても1万円前後という棲み分けが進んでいます。プロ仕様のものから機能を減らして入門用のものを「light」「element」みたいな名前をつけて出していたりしますし、最初から一般ユーザー層ねらいで作っている会社もあります。

まずは無料のオンラインソフトでやってみて、物足りなくなったらその有料版(あればですが)か市販ソフトの廉価版、次にプロ仕様のソフト、もしくは、それと同等のオープンソースのソフト、という順番でステップアップするのが安上がりな方法だと思います。ただ、オンラインソフトよりも初心者向けの市販ソフトのほうが初心者に親切な作りであることが多いので、自信がない方は、最初から多分市販ソフトの廉価版からはじめてもいいと思います。

 

ブラウザー周辺

ブラウザー

ブラウザーはかつてはウェブページを見るソフト、でしたが、今は、ブラウザー上でワープロ、表計算をし、時に絵を描き、SNSもやるので、最も重要なアプリケーションになっています。ここではそのソフトとしてのブラウザーについて少し。

OS付属のブラウザー、そのままでもいいんですが、今は、OS付属じゃないブラウザーのほうが人気です。Windows,Mac両方で、Firefox,Chrome というブラウザーがあります。特に後者のChromeのシェアが高い。これに乗り換えたほうがいいと思います。なぜならGoogleのサービスとの相性がいい、いろいろ使いやすい、からです。今はどんなOSでも、Chromeはあります。ダウンロードしてメインのブラウザーにしてください。

使い方は、かなり古めですが、ざっくり理解するためにGoogleによるこの短い動画を

 今のインターフェイスと微妙に違ってるとこもあります。新しめのサイトや動画も検索してみてください。

ブラウザーは、どれを使っても似たような機能があります。なんとなく使っているうちに覚えると思いますが、意外と知らないままでいる人も多いことを少しだけ。

・タブでいくつもページを開けますが、たくさん開くとメモリを消費して動きが遅くなります。ほどほどに。

・たいていのブラウザーでタブを小さくして固定できます。ネットを使うときに時々覗くサイトなどはこれで固定しておけば、起動した時についでにアクセスしてくれるので便利。ただし、ブラウザーの起動は若干遅くなります。

下の画像は私のブラウザー(Chrome)のタブの例です。
左から、Gmail,Googleドライブ、Googleカレンダー、Googleマイマップ、GoogleKeep、Feedly、自分のサイトの連絡用掲示板などが2つ
Googleドキュメントの書きかけの原稿が3つ、TweetDeckという順番です。

tabu

・「設定」の「ダウンロード」は、ブラウザーファイルをダウンロードする際、場所を決めることができますから、例えばダウンロードするためのフォルダを作って、そこを指定しておくとわかりやすい、みたいなことがあります。あとは、、、デフォルトのままでOKです。いつかカスタマイズしたいと思う時が来ると思います。

・Chromeに機能を追加する「機能拡張」とブラウザー上で動かす「アプリ」があります。「設定」→「機能拡張」で一番下にある「他の機能拡張を見る」で新たに検索できます。「日本語」で検索するとたくさん日本語学習アプリなどが出てきます。この「アプリ」はChrome上でのみ動くソフトのことで、GoogleやTwitterなどのクラウドサービスと連携するものもあります。機能拡張は、ブラウザーの機能を強化するものです。興味があれば、いろいろ試してみて下さい。ほとんどの場合、無料です。ただ、それほど普及しているとは言い難く、おまけみたいなものです。今のところ。アプリよりも、機能拡張を使いこなすことのほうが大事です。


Chromeの機能拡張

Chromeの機能拡張

おすすめ機能拡張

機能拡張を使わないというのは、かなりもったいないです。ほぼ無料ですし。検索すれば欲しい機能は結構手に入ります。ただなるべくユーザーが多いもの(評価が多いもの百単位で評価がついていると多少は安心)が無難です。ここでは、Chromeの機能拡張についていろいろご紹介します。有料のものもありますが、以下はほぼ無料です。他のブラウザでも似たようなものがありますので、Chromeであるなら、FirefoxやIE(あるいはMicrosoft Edge)でもあるはずだと検索してみてください。

 


広告ブロック系

Ad block : 一番有名で強力。今後は消えそうですが、また新たなものが出るかも。 #広告

Adblock plus : ブラウザー上で表示される広告がかなり減ります。一部は残ります。共存を模索している系?

 広告ブロック系、ちょっと補足が必要です。
個人にとってはかなり便利なんですが、基本的にネットでは「歓迎されざるモノ」です。Googleも、Appleも、こういう系統の機能拡張やアプリなどは、ストアに置きたくないと考えているようです。新聞などのウェブサイトでもこれを入れてると表示されないことがあります。
大手ばかりでなく、むしろ小さなところで広告モデルに依存しているところのほうが困っているようで、ブログサービスなども広告ブロック系の機能拡張を入れている人には記事を読ませないような仕組みを作ったりしてます。ウェブマガジン的なところも、読ませないところは増えてきました。もし広告ブロック系を入れるなら、この点、頭の隅においててください。

連携するタイプ

使ってるサービスと連携するタイプです。そのサービスを使っているなら便利。Googleなどは提供するサービスごとに機能拡張をいろいろ提供してます。

Checker plus for Gmail : Gmailの新着を知らせてくれる。似たような機能拡張は他にいくつかあります。 #メール #新着 #通知

Feedly : フィードリーダーのところで説明したFeeldyの機能拡張です。入れるとブラウザーの右下にうすらアイコンが出るのでそれが邪魔な人は下のRSSの機能拡張経由で。 #feedly

RSS Subscription Extension by Google : RSSでフィードを出すサイトを表示し、購読できます。フィードに関しては「情報を収集する」の「フィードリーダーに集めてもらう」のところをお読みください。 #feed #フィード #RSS

Google 翻訳 : ブラウザ上で範囲指定するだけで翻訳してくれます。100以上の言語に対応しそれぞれ相互の辞書として使える。英語以外の言語の英訳辞書としても使えます。

Googlehonyaku

 weblioもポップアップ機能があり、英辞郎も評判がいいです。

Twitcher : twitterアカウントが複数ある人は切り替えが簡単に。#twitter #multi #account

便利な小物

History button : ブラウズ履歴が表示されます。 #履歴 #history

Scroll to Top bar :ページの一番上をクリックでページのトップに戻る。タブレットを使い慣れた人は欲しい機能。 #scrollup

Search bar : 検索窓を別途開いて検索できる。同じような機能拡張はいろいろあります。 #search #検索

世界時計:見たい時だけ出すタイプ。好きな地域を追加削除できる。 #world #clock
tokei

Zoom:ウェブページをクリックひとつで拡大してくれる。老眼には便利。キャプチャーを撮る時には縮小も便利。#font #view

ちょっと重いけど便利なもの

Lazarus form Recovery:フォームなどブラウザー上でタイプしたテキストデータを設定した期間、件数だけ記憶してくれ履歴で辿ることができる。ブラウザー上で作業をすることが多い人には便利。

Adobe Acrobat:ウェブページをPDF形式に変換。Adobe提供。

Chromium scrapbook:ウェブページを保存できる。Firefoxの拡張のChrome版。

Evernote webcripper:Evernote用拡張。アカウント別に管理可能。

□ 日本語教師の方にはちょっと試していただだきたいもの

Select and speak:テキスト読み上げプラグイン。日本語の読みはこれが結構いいかもです。今、読み上げのクオリティはこのくらいということを知るためにも。 

IPA furigana:漢字にふりがなをふる機能拡張。いくつかあるなかで完成度は高いほうだと思います。かなり精度は高いです。設定でひらがなでふる、カタカナ、ローマ字が選べ、サイズ色などの細かいカスタマイズが可能です。Chrome上なら、ツイッターなどのSNSもGmailなどのメールソフトの本文でもふりがなをふってくれます。(Firefoxでも同様の機能拡張はあります。#furigana などで検索すると出てきます)
ipafurigana

NHK easy fugigana toggle:これもふりがな系機能拡張。NHKのやさしい日本語対応とのこと。

rikaikun:日本語学習者向け辞書「理解君 rikaikun 」の辞書

Google Scholarボタン:海外の論文検索

その本、図書館にあります。:あらかじめ2つ図書館が設定できる。で、Amazon上で、本のページに行けば、自動的に図書館(公立図書館だけでなく大学や私立図書館含む)にあるかどうかが教えてくれる。

toshimaku

Share to Classroom Chrome extension:ウェブサイトから2クリックでGmailに作ったグループ(クラス)にメールで送ることができる。

 

メールソフト

 

Windows付属、MacのOS付属のメールソフトがあり、プロバイダのメールアドレスでプロバイダの情報を入れて使ってる人が多いはずです。ただ、それはもう予備のメールソフトとして使って下さい。それはそのままでいいので、凍結して、Gmailをメインのメアドにしてブラウザーでメールはチェックすることにしてください。プロバイダのメアドを知らせている知人にはGmailに変わったと伝えてください。

取得する方法は「メールアドレスを4つ作る」で説明します。Gmailのアカウントを作ると、Googleのサービス(office互換のソフト的なものからテレビ電話的なものまでいろいろ)がすべて無料で使えますし、いわゆるウェブサービスの中で個人情報の流出のリスクも最も少ないと思われます。

 私は、Firefoxの付属メールソフトのThunderbirdを念のための保存用として使ってます。三ヶ月に一度くらい受信してます。Thunderbirdはいつまで開発が続くかわからないので、使い慣れたものや、OSのおまけでついてくるもので十分です。

 これまでのメールソフトにあるデータはGmailに移せます。#Gmail #お使いのメールソフトの名前 #データ移行 などで検索してみてください。ちょっと面倒ですが、何度かやればなんとかなります。thunderbirdからGmailは大丈夫でしたよ。もし、過去のメールのデータを移せなくても、Gmailに移行するメリットは大きいです。過去のメールが消えるわけではないので、思い切って変えてみて下さい。

 

オンラインソフトなど


#オンラインソフト #OS名
 で検索すれば、いくつかそういうソフトを集めたサイト(アーカイブ)があります。まずは使いたいソフトのジャンルのところに行き、そこで「定番」として紹介されているものを試してみて下さい。ただ、オンラインソフトは、いろいろと何かを作っていて「こういう機能のソフトないかな」と探してから使うようになるものなので、無理に使おうとしないでいいのではと思います。必要になった時は、必要なオンラインソフトを探し当てるスキルも身についているはずなので。

以下に紹介するものは、使う人が多いものです。同じ機能のソフトはたくさんありますし、キーワードで検索すれば、いろんなOSで同様のものは必ずみつかると思います。だいたいこういうものがあるという紹介の意味を込めて代表的なもので無料で使えるものをピックアップしました。

□ flexiblerenamer #ファイル管理 #ファイル #utility

フォルダの中のファイルのファイル名を一括で変えることができます。頭にナンバーをふったり、消したり。日本語の教材の音声ファイル管理などにも。そういう作業が必要になった時にはものすごく重宝します。 #file #name
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/flexrenamer/

□ キャプチャ関係 #キャプチャ #スクリーンショット #スクショ

「キャプチャ」は「キャプチャー(capture)」、「スクショ」とは「スクリーンショット」のことで、画面全部を画像として写真を撮るように記録して保存することです。昔はデスクトップを撮って「自分のデスクトップです」とネット上に上げる的なことに細々と使われていましたが、一時衰退し、最近、写メやメール、ツイッターやラインなどの複数人でのやり取りを保存する方法として蘇りました。

スクショは携帯やスマホ、PCのモニター画面全体をそのまま画像として保存することですが、PCのキャプチャソフトは、一部、例えばモニターの中の一部分だけを切り取って写真を撮ったり、動画として保存することもできます。その場合もキャプチャーという呼ばれ方をするようです。これはソフトの使い方などでPCの操作を説明する時の画像を作る際によく使います。

→ 画像として保存するなら

私はこれを使ってます。カメラのタイマー撮影のようなこともできるので、カーソルを映さないとか、マウスオーバーで出るメニューも入れたりができます。保存する画像のフォーマットも豊富です。

窓フォト
http://www.otsoftware.net/software/madophoto.html

 デスクトップやブラウザー上の何かを一部切り取って説明で使うみたいな時は、ブラウザーの設定で表示を縮小してキャプチャするとたくさん情報がはいります。

→ 動画として保存するなら #動画 #キャプチャ #ムービー #デスクトップ #録画

いろいろあります。
ソフトの使い方の説明動画は、Googleハングアウトで一発撮りみたいなこともできるんですが、きれいに作りたい時などは、こういうソフトを使って動画を作成できます。

私はこれを使ってます。 

AGーデスクトップレコーダー
http://t-ishii.la.coocan.jp/download/AGDRec.html

これも「キャプチャ 動画」「動画キャプチャー」などで検索するといろいろと出てきます。自立編の「デスクトップを録画する」で少し詳しく説明します。

□ 音声ファイル関係 #MP3 #取り込む #変換

日本語教師が、音声ファイル関連で最低限必要なことは、教材の付属CDを取り込んで音声ファイルを抜き出す、それを管理する、ということでしょうか。ハードのところで少し書きましたが、もはやCDを再生する機械を持ってる人は少数派になりつつあります。この「CDからデジタル音声ファイルを取り出す」はできないとまずいです。

今はCDをPCのCDが入るところに入れれば、自動的に「再生する」とか「取り込む」みたいなダイアログが出るとか、あるいは音声形式に対応したソフトが自動的に起動して、取り込むようになっていたりします。この「取り込む」というのは、CDの中にある音声データをソフトが吸い上げてパソコンのハードディスクの中に保存するというようなことです。そのソフトが指定した場所に指定した音声形式で保存されます。

音声ファイルの形式はいろいろありますが、Windowsのデフォルトの形式は、wave (拡張子名は.wavか.wave)マックのデフォルトの形式は、aiff であること、iTunesの形式はAAC(拡張子はm4a)であること、すべてで使えて今一般的なものが mp3であること、ファイルの容量(大きさ)はだいたい wave>aiff>>>>>>>>m4a>mp3 で、圧縮率が高く容量が小さくなれば当然音質も下がるということ、AACやmp3はどちらかというと音楽を聴くことに最適化されたものなので、理想を言えば、waveなど圧縮率が低いほうがいいということ、でも語学のファイルならmp3で十分、最近は語学の付属CDの中に入ってる音声ファイルはmp3であることが多い、ぐらいは覚えておいたほうが便利です。

つまりmp3形式が最も汎用性が高いので、最終的にはmp3形式にして保存、管理するということになりますから、必要なスキルは、、、

1)CDから取り込む作業
2)取り込んだ音声ファイルが違う形式ならそれを(必要なら)MP3に変換する
3)MP3ファイルを管理する。

の3点だけです。3)は、取り込んだ音声ファイルがどこにあるかを掴んで、必要ならコピーして、その音声ファイルをどういうフォルダでどこに置くかみたいなことですから、新たに知るべき事は、実質1)と2)だけです。それは、両方ともiTunesというソフトでできます。

iTunes
http://www.apple.com/jp/itunes/download/

AppleのiPhoneとかiPadを買った人は、音楽ファイルや動画ファイルをこれで管理してます。でも持ってない人も無料でダウンロードでき、使えます。Windows、iOS,Android版があります。
動画も本も管理できるようになっているので容量が大きく、重い、多機能、アップデートが頻繁、という欠点はありますが、便利なソフトです、そして、日本語教師にとっては、教材の音声ファイルの管理をこれでやることになる大事なソフトです。

iTunesの使い方は、、、ググってください。基本、インストールすれば、あとはCDをトレイに入れたら、自動的にファイルを吸い上げてくれます。設定でmp3で保存するようにしておけば(デフォルトはAppleの独自形式であるAACだったと思います。編集>設定>一般>インポート設定で変更できます)、保存場所(ウインドウズなら「ミュージック」の中にiTunes関係のフォルダがあり、今は、itunes Media > Music が音声ファイルがある場所です。これたまにバージョンアップで変わりますので注意)の中に音声ファイルがあります。

 取り込んだ時、ネットに接続して曲名や作者名などのデータを拾ってきてくれるんですが、日本語の教材の付属CDの場合、出版社が提供してなくて「01_002.mp3」みたいな名前になっていたりすることがあります。これは後々使う時にどのファイルがどれなのかわかりにくいので、ファイル名を変更したほうが便利です。上で紹介したfile renamerでできます。本と課の名前、セクション名、ページくらいは入れて、例えばMN_01_a_03などとして(MNはみんなのにほんごという意味、続けて1課、セクションaの3番目の音声、というナンバーリング例です)、あと、単語や例文の時は頭の語をチラと入れるとわかりやすいです。「MN_01_a_03_私のバッグ.mp3」みたいなカンジでしょうか。mp3はファイル名だけでなく直接ファイルに情報を記録する方法があるのですが、それは自立編で説明します。

取り込んだ音声は、デスクトップやノートなら、そのままiTuneで鳴らすことが出来ます。PCで取り込んで、iPhoneやiPadで鳴らすなら、それぞれにインストールしてある iTunesをプレーヤーとして使えば大丈夫です。アンドロイド系のスマホやタブレットならmp3ファイルだけ転送して、付属のプレーヤソフトで鳴らします。

教材の音声などは、そのまま鳴らすだけでなく、#プレイリスト でカスタマイズして使うのが便利です。プレイリストというのは好きな順番で鳴らすグループ分けをするということです。好きなレコードの中の好きな曲だけカセットに入れるみたいなことです。つまり、、、

課ごとに整理
1コマの授業文だけ
試験範囲でまとめる
単語だけ

と用途に応じて無限に作れます。 #itunes #プレイリスト #使い方 などで検索してみてください。

教室などで音を鳴らす場合、やはり再生速度を変えたいと思うのではないでしょうか?iTunesでは難しいので、他の再生ソフトで音を出す方法があります。語学だけでなく楽器の練習( #耳コピ )を想定した再生ソフトがあります。#mp3 #再生速度

Windowsなら、、、

聞く聞くハヤエモン
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/hayaemon/
が便利です。iTunesでMP3にして、そのMP3ファイルをどう使うかは、またいろいろできる、というわけです。遅め、早めに変更したファイルを保存できるので、聴解苦手な人用の音声ファイルとナチュラルスピード、などいろいろ作れます。

NHK語学プレーヤー
https://www.nhk-book.co.jp/pr/app/lang_player/
でも、スピード調整できます。

 itunesで取り込んだ音声ファイルは、iTunesを起動して、「編集」>「設定」>「詳細」を開けばiTunesMediaフォルダの場所がわかります。そのiTunesMediaフォルダの中のMusicフォルダの中に音声ファイルがあります。iTunesで再生まで全部やるなら、そのままでいいんですが、他の再生ソフトを使う可能性もありますし、ファイルは、そこにそのまま置いておいて、授業の音声ファイル作りは、別途「日本語音声」などと新たにフォルダを作って、そこに音声ファイルをコピーして、そこで管理したほうがいいかもしれません。

 iTunes普及前は軽いMP3プレーヤーはたくさんあったんですが、かなり消えてしまいました。有料アプリでは、多少あるようです。探してみて下さい。

 

オープンソースのソフト

オンラインソフトも個人が作るものがたくさんある時代は終わりつつあります。今は、ひとつのジャンルで多機能の決定版とも言えるオンラインソフトが2つか3つくらいあり、それがオープンソース化(そのソフトの設計図であるソースコードを公開すること)され、いろんな人の知恵で維持していこう、という形になりつつあります。海外製が多いですが、メニューなどはほぼ日本語化されています。本格的なグラフィック作りや編集などがしたい、でもお金が…という人もこのソフトに習熟すれば、プロと同じクオリティのものが作れます。興味がある方は挑戦してみてください。

GIMP : グラフィックソフト
http://www.gimp.org/

Inkscape : ドローソフト 
https://inkscape.org/ja/
Nik Collection : 写真編集ソフト(オープンソースではないがGoogleが有償ソフトを買い取って無償化したもの)
https://www.Google.com/nikcollection/

Ardour :音楽制作ソフト、波形編集、ミキシングができる。
http://ardour.org/

LMMS : 音楽制作ソフト、サンプリングなど
https://lmms.io/

 どれも本格的なソフトので、好きじゃないと覚えられないかもしれません。動画編集関係は自立編でご紹介します。

alternativeToというサイトがあります。「今使ってるソフトと同じようなソフトを紹介する」というサイトです。
http://alternativeto.net/まずは定番を試してみて、しっくりこなかったら、このサイトでライバルを探す、ということができます。

その他、使いこなせると便利なソフト類とその使い方の簡単なガイドは自立編でも少し触れます。

 

フォント

フォントは、OS付属のものとAdobe系の何か(無料のPDF閲覧ソフトとか)をインストールするとついてくるフォント群だけでも間に合いますが、いくつか日本語教育向けだなというフォントがあります。特に日本語教育関係者は、デジタル教材を作るなら基本的な知識(ゴシック、明朝、教科書体の特徴と用途などざっくりでいいので)を知っておく必要があります。「なんとなくセンスで」選ぶのは危険です。#フォント #基本 で検索してみてください。

書体の選び方 伝わるデザイン
http://tsutawarudesign.web.fc2.com/yomiyasuku1.html

 この「伝わるデザイン」は、レイアウトの基本、や色覚に関する情報などが書いてあるとてもいいウェブページです。

無料のフォントを中心に書いてみます。

まず、良質で印刷でも使えるものとしてIPAexフォントの明朝、ゴシック、GoogleのNOTOフォント(ゴシック)は、インストールしておきましょう。NOTOフォントはGoogleが作ったみやすい多言語フォントです。ほぼすべての言語が揃います。使う可能性がある言語はインストールしてみてください。インストールは基本的に、ダウンロードしたフォントファイルを右クリックして「インストール」を選ぶ、というやり方でだいたいやれるはずです。

個人の方が作ったフリーのフォントもあります。日本語で初級者だとやはりみやすいゴシックで遊びが少ないものがいいなと思いますが

たぬき油性マジック
http://tanukifont.com/tanuki-permanent-marker/
はおすすめです。

あと見やすいゴシック系フォントとしてはGyate-Luminescenceがあります。
作者の方にご連絡して日本語学習者のためにと、英語でマニュアルをご提供して私どものサイトのアーカイブ(ここ)に置かせていただいています。ReadMeも英語化したので、学習者にも教えてあげてください。

その他、手書き風はたくさんあるので、ここではそれ以外の「リアル系フォント(勝手に名付けました)」をご紹介します。ものを。フリーのものが多いですがライセンスは提供者のコメントなどをみてください。日本語学習の場で何かを作る時に役に立つのではと思います。フォントにはモニターではきれいだけど、印刷するとイマイチ、というものがあります。印刷前提なら、事前にテストをしたほうがいいと思います。

地方野球場フォント
http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se510173.html

映画字幕風

しねきゃぷしょん 
http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se314690.html

てあとる
http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se344399.html

うずまさ本丸ゴシック(無声映画風)
http://www.flopdesign.com/marugothic/uzumasa-font.html

GD高速道路ゴシック 高速の看板風
http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se482220.html

国鉄フォント 鉄道方面
http://www.forest.impress.co.jp/library/software/jrpoifont/

国鉄方向幕書体
http://makufont.dip.jp/memo/?page_id=1178

機械彫刻用 
http://font.kim/

アンジェフォント コミック風
http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se509321.html

点字フォント
http://www.vector.co.jp/soft/data/writing/se469392.html

OpenDyslexic :ディスレクシアの人のための英語フォント。
http://opendyslexic.org/

 

office系ソフト

□ LibreOffice

無料の互換ソフトの中でも最も評判がいいもの。Officeが入ってない方はこれだけで十分です。office持っててもダウンロードしておきましょう。

□ Officeソフトは?

日本語教師にとってOfficeソフトは必要でしょうか?もちろん、今もWordでハンドアウトを作り、パワポでスライド用の何かを作ったり、エクセルで何かを管理している人は多いと思います。。。。

職場で使ってるなら互換ソフトとして使う場面もあると思います。ただこれから覚える価値はあるかは微妙です。ほぼ同じ機能を持ち、フリーでOS関係なく誰ともファイルのやり取りができ、ネット上にあるので、ネットを利用していろんなことができるGoogleDriveを覚えるほうが未来はあるような気がします。Officeソフトで覚えたノウハウも応用できますので、移行も含め検討してみてください。

エクセルではマクロという、いろいろな作業をまとめて動かすスクリプトのようなものがありますが、GoogleDriveでは、表計算だけでなく、Gmail、ワープロやその他のものを連動して動かすことができるGoogle Apps Scriptというスクリプトがあります。これで作ったフリー素材、スクリプトもたくさんありますので、試験の採点、集計などに応用できると思います。

 OfficeソフトがなくてもChrome上でワードやエクセルを編集できる機能拡張というものもあります。

 

ネットのことも少し

ここからはいざネットで何かをはじめよう、という際の準備のあれこれです。普通はプロバイダのメールアドレスだけで、何もかもやる人が多いんですが、SNSなども使うことを視野に入れると、もうちょっと用心しつつ始めた方がいいのではと考えました。

 

接続環境に関する基礎知識

日本語教師がネットを使うとなると、やはり海外の人とやり取りしたり、ということが多くなります。で、国によって回線速度が違うようだというのはなんとなくわかってる方が多いと思います。ここではそれを少し。

このへん、専門家ではないので詳しくはわかりませんが、だいたい以下のような順番でインターネットのスピードは速くなります。日本語学習者が多い国の回線の環境も多少は知っておいた方がいいと思います。

1)ダイヤルアップ:日本だと、90年代半ばまで。画質の悪い写真一枚が表示されるのをコーヒー飲みながら待つ。
2)ISDN :東南アジアの都市や地方のビジネス街、大学など。画像は1ページ5枚くらいが限度、スカイプは音声なら。
3)3G  :日本の携帯回線の平均値。東南アジア、アフリカなどではこの携帯回線でネットに繋ぐ人のほうが多いとのこと。
4)ADSL :欧米の一般家庭の平均はまだここ。日本の家庭の回線もまだわりと多い。
5)4G  :3Gの次の世代の携帯回線。LTEと言うことも多い。環境によってはADSLと同じくらいになることも。
6)光  :日本でネットを使う家庭はこれに移行しつつある。韓国や北欧など一部の国のみ。

ネット回線は、家庭の回線から普及、進化してきたんですが、最近は、東南アジアやアフリカはでは携帯の通信網の整備から始まるところも多いそうです。つまりまだ家庭にはネット回線が入っていないことが多いということです。学生は学校や図書館でネットをみていることが多い。安いスマホを持てる人は携帯でも接続できる。ただ、同じ3Gでも安定性は悪く常時接続というわけにはいかない様子。メンテの問題、基地局の整備、電力供給の不安定などなど。。。

学習コンテンツをみたりスカイプやハングアウトで、というのは、ADSLからじゃないと難しい。ちなみに動画で話すのは光でもかなり安定してないと複数でやるのは厳しい。音声だけならISDNからでもできます。

 海外のネット環境に関する調査

OECD Telecommunications and Internet Statistics
http://www.oecd-ilibrary.org/science-and-technology/data/oecd-telecommunications-and-internet-statistics_tel_int-data-en

 

メールアドレスを4つ作る

パソコンにあるメールソフトでプロバイダのメールアドレスをチェックするような形でメールを使うのは終わりにして今後はブラウザーでメールをチェックするやり方に変えましょう。

まずメインのメールソフトとして、Gmailのアカウントを取って下さい。無料です。これはGoogleのすべてのサービスのアカウントになるので、ネット上では最も大事なアカウントです。実名に近いものでもいいと思いますが、ネットで名前を公開する気が無いのなら、ネット上のニックネーム(本名とつながりがないものを)で。人に教えるメアドも名刺に書くのも、メールの署名もGmailのほうに。プロバイダのメアドを教えている人には、Gmailに変わったと伝えておいてください。このメインのGmailのメアドは、セキュリティを強固にするため、アカウント認証の際、携帯電話番号も登録しておいたほうがいいかもしれません。

Gmailのアカウントを取得すれば、Windows,Mac,iOS,Androidなどあらゆるプラットホームでメールがチェックできますし、データはGoogleが管理してくれるので、どこからメールをチェックしても、常に最新のデータをみることができます。これはとても便利で、しかも使ってみないと便利さがよくわからないので、とりあえずやってみましょう。

Gmailの使い方、、、これはネットで検索すると山のように出てきます。YouTubeにも説明動画がたくさんあります。従来のパソコンのメールソフトに較べると決してわかりやすいインターフェイスとは言い難いですが、慣れれば大丈夫です。Gmailは、時々UIがちょっと変わりますので、なるべく新しい説明を探して下さい。Gmailの転送先はプロバイダのメアドに設定してください。で、プロバイダのメアドはこれまで使ってたメールソフトでバックアップとして、時々受信する、くらいでいいと思います。(そして、このメールソフトからは送信しない。もうメールソフトとしては使わない。返信は必ずGmailから)

Googleによる概要説明の動画。(古め。インターフェイス、容量など細かいとこ変わってます。概要だけ)

 メインのGmailのメアドは、なるべくネット上(SNSのプロフィール、ブログの連絡先など)で公開しないほうがいいです。どうしても公開する必要があるなら、予備のメールアドレスのほうにしましょう。(ただし「nantoka+アット+ジーメール」などと一部日本語にして半角英数ではフルメアドを書かない。メアドをそのままテキストで書くと、自動的に収集するプログラムに拾われて、スパムの送り先に入れられてしまうので)

 Gmailは、スパムだと判定するシステム(スパムフィルター)が優秀なのも乗り換えるべき大きな理由です。ウイルス感染のリスクも下がります。

 Gmailは、オフラインでも使える機能がありますが、なんとなくこれまでのメールソフトと似ているからと使うのはやめたほうがいいと思います。クラウドの仕組みがわかるようになった後、使うかどうか決めましょう。(例えば私は使ってません。使わない人は多いという印象です)。

□ 4つのメアドを使い分ける ?

ここまでで、メインのGmailアドレス、プロバイダのメールアドレス、すでに2つあります。

プロバイダのメアド

プロバイダのメールアドレスは、あなたがプロバイダに申し込んだ際書いた個人情報(本名、住所など)すべてに関連づけられてます(「紐付けられている」と呼ぶ人もいます)。ネットの犯罪で本人が突き止められたりするのは、このプロバイダからということが多いようです。つまり最もリアルの自分と結びついているメールアドレスがプロバイダのメアドです。
ただ、引っ越したりとか、海外移住の場合は、このプロバイダのメアドは終了になってしまいます。変わったことを知り合いに知らせないといけないし、ネット上でメールアドレスとして登録したものも全部変更しないといけない。プロバイダのメールアドレスは意外と不便なんです(Gmailは世界のどこにいても、どんな契約でネットに接続しても使い続けられます。Googleがメールサービスを止めたり突然潰れない限り)。

さて、さらに、あと2つくらい予備でとったほうがいいです。仕事用のメアドと、匿名用メアドです。

3つめの仕事用メアドは

Gmailでもうひとつ取得するのがいいと思います。Gmailは、今のところ、携帯電話の登録が必須ではありませんから気軽に複数のアカウントを取得できます。Gmailでもうひとつ仕事用を作り、その転送先をメインのGmailにする。転送されたメインのGmailからは、仕事のGmailに来たメールの返信はしない。これが面倒なら(公私わけなくてかまわないなら)仕事用メアドは不要です。仕事は基本実名ベースでしょうから、メインのGmailが実名ベースならば、本名と関連づけてもいいと思います。メインのメアドがSuzuki_Chiba なら、仕事はSuzuki_ChibaSなど(Sは仕事という意)。

4つめは匿名用メアド

捨てメアド、捨てアド、などと呼びます。ウェブ上のサービスを試しで使ってみたり、匿名で参加するコミュニティーなどで使うためのものです。ウェブ上のサービスでは「まずは登録」みたいなことがたくさんあります。お試しでやってみるみたいな時は、この匿名用メアドで登録して、継続するなら、後でメインのメアドに変更すればいいのです。なるべく自分にたどれないような名前をつけたほうがいいと思います。このメアドは、基本、表には出しません。。「実名ライン」とは繋げないほうがいいんですが、転送先だけはメインのGmailにします。これでチェックはメインのメアドだけでOKになります。複数のメアドをチェックする必要もなくなります。

このメアドは「匿名ライン」のメインのメアド、という位置づけです。

匿名メアドの転送先も受信はメインのGmailに転送するのが便利だと思います。ただ、送信は必ず匿名メアドのアカウントからします。うっかり転送したメインのGmailからすると実名で返信してしまうことになります。これ、結構ミスしやすいところです。基本匿名ラインではメールは使わないことにして、受信専用にしたほうが無難です。匿名ラインでは、やり取りは極力メールではなく、匿名ラインのツイッターアカなどでやるようにしましょう。

匿名メアドはGmailで作ってもいいんですが、きっちり使い分けるため別にするのもひとつの方法です。
WindowsのGoogle的なサービスである https://login.live.com/ とか、goo とか、Yahoo とか。

これで、メールアドレスは

1)メイン(Gmail)
2)サブ(仕事用。Gmail)
3)プロバイダのメアド
4)匿名用メアド

の4つになります。3)のプロバイダメアドは普段は放置でいいですし。匿名用メアドは特別な時だけ。通常はメインと仕事用を使い分けるだけです。

 プロバイダのメアド以外で、取得せざると得ないメアドもいくつかあるかもしれません。使わないか、なにか用途を割り当てるかでしょうか。今は、たいてい転送できるようになっているので、転送先はメインのGmailに統一したほうが便利です。

 

実名ラインと匿名ライン

とりあえず4つメールアドレスを取ったと仮定して進めます。

ネット上ではツイッターなどをやらなくても商品を買ったり、銀行の残高を確認するためにネットのアカウントを作ったりと、いろいろアカウントを作らないといけなくなります。買ったパソコンのユーザー登録で、メアドを書く欄がすでにあったりします。

で、このSNSのアカウントも含め、アカウント作りには実名ラインと匿名ラインで使い分けるほうがいいと思います。匿名でネットを使うなんて気持ち悪い、という方もいると思いますが、普通のことです。実名でネットを使ってるだけで、あっという間にあなたの住んでる場所や趣味、嗜好、一日の生活サイクルから政治的志向までネット上に記録を残すことになります。よくある名前でも、検索すればだいたい特定されてしまいます。日本のネットの匿名率はかなり高く、7割くらいではないかと言われています。

実名ライン

登録に使うもの:Gmailのメインのメアド、本名、重要パス

このラインでやるもの:プロバイダの登録、買ったパソコンの登録、買い物関係すべて(住所必要ですし)、銀行、Facebook。

匿名ライン

登録に使うもの:匿名用メアド、匿名メアド向けのユーザー名、普通パス、ネット上のサービス全般の最初のユーザー登録(本格的に使うことにしたら実名に切り替えてもいいですし)

このラインでやるもの:Twitter、ブログ、新聞などの無料会員、お試し的なユーザー登録、ニコ生みたいな住所登録が不要なサービス。

 SNSはたとえ実名でなくても、とりあえずユーザーの名前を公開することになっていますので、どんなものかわからないうちは匿名ではじめたほうがいいと思います。

以降、これは実名ベースで、これは匿名ベースがいいかも、と説明していきます。実名ラインと匿名ラインはネット上で結びつかないように気をつけてください。ほとんどの場合、匿名がバレるのは、匿名アカのメアドやアカウント名でつい好きな食べ物の名前を付けたりして、ネット上の実名アカとの繋がりが発覚することが原因です。匿名のメールアドレスに好きなものの名前を使ったりするのも避けたほうが賢明です。

実名のリスク

匿名なんてキモチワルイ、実名でいいじゃないか、という人が多いようです。しかし、匿名といっても、誰かになりすますわけではなく、ただ、個人情報に簡単にたどり着かれないように用心するだけです。

普段の生活でスーパーに行ったり図書館に入る際に「私の名前は**です」と入口で伝えることはないはずです。ところが、ネット上では、かなりの頻度で「ログイン」つまり、自分の個人情報を宣言して利用する場所が多いのです。サービスの利用履歴や買い物の記録などが、どんどん実名でサービス提供者に記録されていきます。

我々はリアルな世界では(とくに都会では)かなり匿名で過ごしています。ネット上でそれと同じくらいの匿名生を確保するためには、実名ラインと匿名ラインをあらかじめ作って使い分けたほうがいい、特に(いろいろシガラミが多い)高齢の人ほどそのほうがいい、というのが私の考えです。

2010年以降、ネットでは、基本、サービスを使う際は、ID登録が必要ということになってきました。実名のメアドしかないと、いちいち実名とそれに伴う個人情報を相手に提供しないといけなくなります。

また、ネット上で実名でいろいろやると、あっという間に「あのアカウントは**の**さんだ」ということがリアルな知り合いにも知られてしまいます。同世代や知り合いはネットやってないから大丈夫などと思っていても、勤務する学校の校長の思春期の子供が父親のあら探しをすべくネットで職員名で検索する、なんてことはよくあることです。つまり半年もすれば周囲の人間が全員知っている。親戚、同級生、昔の「知り合い」も知る可能性が高い。実社会以上に周囲に気を配ることになります。

例えば、SNSでは、実名アカだと、会社や家族のことを尋ねられたら、少なくともネット上では、基本、満足していてすばらしいと答えなければならない。ネット上だけの知り合いには感じよくさわやかに、いや、実名匿名がまじりあうネット社会では少々過剰に120%のさわやかさと好意を示しながらやり取りしなければならない、という空気があるように思います。

おまけにリアル社会と違って過去のネット上の発言ややり取りは記録として残り、検索すればすぐに出てきてしまう。5年前に書いたことでも昨日言ったかのように捉えられる。ネットは忘れてくれません。

つまり、ネット上は、もうかなりの人がいる大きなコミュニティになっており、実名だと実社会より窮屈という側面も多々あるのです。

ツイッターでもプロフィール(「プロフ」と略すことがあります)に「このアカウントでの発言は所属組織とは関係ありません」と断っている人が多いんですが、よく読むと、痛々しいほど所属組織に気を遣って発言している、ということも「ネットあるある」です。

今やSNSはネットの楽しみの大きな部分を占めます。もし利用するなら、実名公開によるリスクは高まります。感情が高ぶって、酔っ払って、うっかり変なことを書いてしまうと、削除してもずっと記録として残ることがあります。ネットに慣れてない人ほど「ネットに書き込むとまずいこと」がわからないので最初は失敗しやすいのです。高齢でも実名でSNSをうまく活用している人もいますが、たいていの場合、プログラマーだとか、研究者など、長いネット経験がある人です。今は、就職、転職でも、とりあえず、実名アカウントは探されてしまいます。おかしなことを言ってる人はあまり採用しようとは思わないものです。

 もし、用心をするなら高齢の方は匿名ラインで利用しているSNSなどは「やっていないこと」にするのが無難です。ネットで匿名を維持するのはある程度慣れが必要です。「ネット使うんですか?ツイッターのアカウントおしえてくださいよ」と言われても「いや自分はやらない。知り合いに聞いただけ」と言えばいいと思います。ネットを使ってる、SNSのアカウントがある、ということを知られるということは、かなり特定されるリスクが高まるので、実生活での知り合いとネットで交流しないなら、使ってないことにするほうが無難です。リアルな人とのネットでの交流は実名ラインで、個人的に楽しむ匿名ラインとは別、という棲み分けもいいと思います。つい、年齢のわりに使いこなしていると自慢したくなるのはわかるのですが。

 

個人情報をどう捉えるか

これが結構難しいのです。私もネット上でどこまで注意すべきなのか、よくわかりません。

普通のネットユーザーが「流出したら困る!」と真っ先に考えるのはクレジットカード番号周辺、次にやっぱり電話番号とか住所はちょっと、匿名の人は本名も、というところでしょうか。ただ、クレジットカード関連の情報がネット経由で流出して、それが財産を失うレベルのトラブルにまで発展する確率と、居酒屋で支払いの際にデータを盗まれる確率はあまり変わらないような気がします。観光地のホテルや市場で買って送ってもらうために書いた住所はその後ちゃんと削除されたり管理されているかの保障はありません。ネットに強い観光関係の経営コンサルタントなんかがまとめてどこかに売り飛ばすかもしれません。ネットより恐いかもしれません。
もちろんネット上で、覚えてられないほどアチコチにユーザー登録するのは避けたほうがいいとは思います。例えば、私は、自分がアカウントを持っているアマゾンにもその商品がなくて、もしくはどうしてもそこじゃないと買えなくて、かつユーザー登録必須という時だけに一時的にユーザー登録して、商品が届いたら、ユーザー登録は削除しています。

最初に確認しておきますが、普通にブラウザでどこかのサイトをみた場合、そのサイトの運営者にあなたの個人の情報として伝わってしまうのは、、、

1)あなたのOSのバージョン(windows10であるとか)
2)あなたの所在地(契約しているプロバイダの中継基地から判明。掴めてもひとつの県の東西南北くらいまで)
3)使ってるブラウザーと言語の設定など(Chromeとか)
4)ひとつ前のサイト(検索してきたとか、どこかのリンクから来たぐらいまで)
5)アクセスした時間、サイト内でどのくらいウロウロしたか。

あたりまでです。ウェブサイトの制作者は、これらの取得した情報を元にサイトをリニューアルしたりするわけです。つまりあなたを特定することはできませんが、ネットに接続するだけで個人の情報はある程度流出しているわけです。

これ以上の情報(住所だとか名前とか)は、Googleやアマゾンのようなところにユーザー登録をすれば、そのサービス提供会社には当然知られます。また、あなたが契約しているプロバイダもあなたの名前、住所、接続の記録は持ってます。ツイッターなどで匿名アカでやったことでも犯罪がらみとなれば、記録は警察に提出されますから、ほぼ例外なく突き止められてしまうようです。

また、誰かがあなたの個人情報を盗むためのウイルスのようなものをあなたに送りつけて、それをあなたがまんまと開いてしまい、あなたのPCにあるファイルとかアクセス記録などが盗まれる、みたいなケースもあります。これはもう犯罪がらみになるので、個人で防ぐのは難しい。

この他にSNSで投稿した記事などから住所が特定されることがあります。

よくあるのが、写真です。自分の車のナンバープレート、近所を散歩中に撮った風景に電柱が写っていて、そこに住所が書いてある、ということから始まって、チェーン店の店名の地名から、背景に有名な建物、店があった、ということから、住んでいる場所をだいたい特定されてしまうことがあります。電柱の形、ガードレールの形、マンホール、たまたま写った電車の車両とか、ヒントはいくらでもあります。食べた料理やスイーツの写真でも、うっかり「近所のレストランのお気に入りのオリジナルパフェ」と投稿すると、特殊なメニューなら、その画像をダウンロードして、Googleの画像検索で検索して店名がわかることもあります。「荷物が到着した!」と写真をネットに上げたら、写っていたその箱や封筒のバーコードから住所が判明、あるいは、動画をアップしたら、うっすらと入っている電車の音で…路線が、なんてこともあります。。。

投稿する文章にも危険は潜んでいます。

例えば、「**温泉に行った」「車で3時間かかった」と投稿すれば、「**温泉から車で3時間圏内に住んでいます」と公開することになります。「地震!」「浸水」とツイートすればそういう所に住んでいる。もっとウッカリしそうなことなら、あなたが「近所に***(コンビニの名前)が開店して便利になった!」とツイートするだけで、そのコンビニチェーンのサイトに行けば、新規開店の期日と店名がわかりますから、もう町単位で特定されてしまうわけです。

有名人などはその辺は気をつけてますし、絶対にリアルタイムで「今、どこそこの店」とツイートしたりはしません。ただ、一般人としては、こういうこと気にしてたら何もできないので、難しいところです。

 もうスーパーのレジなどでずっと昔からある種の個人情報は収集されていることは、皆さんご存じだと思います。チェーン店のレジには年齢や性別を打つキーがあって「オッサンが*時*分にフルーツヨーグルト買った」みたいなことは収集されているわけです。今は、技術が進んで、ビデオで顔を記録する、次回同じ「顔」が来たらわかる、みたいなことになってきていて、ちょっと複数のデータを照合すれば個人と結びつけるのは難しくなく、それをどう規制するか、みたいな段階になってきているようです。

 

いろんなサービスのアカウントを取る

アカウントを作る場合、ログインに必要な最も基本的なものは、2つです。
通常は「IDとパスワード」でIDがそのままログイン後のアカウントの名前になるケースもあります。

これが3つの場合があります。

上の2つにくわえて、別途アカウントを作った人の呼び名、ニックネームを決める、みたいなことです。SNSなどユーザー同士が交流する可能性があるサービスではよくあります。ログインユーザー同士に公開され、サービスを使っている間は、ログインしていますよという意味で「**さんログイン中」などと表示される、ような場合です。

ログインしたユーザー同士で交流があるようなサービスの場合は、3つが多く、個人が利用するだけの場合は、最近は2つでOKなケースが増えてきたような気がします。

そして、このIDとパスワードとサービス上のニックネームの3つは、サービスによって用語が違い結構ややこしいのです。

1)ID: ログイン認証のためのID

IDは、ログインが必要なサービスを利用する場合にパスワードとセットで必要になるものです。最近、メールアドレスでもOKということが増えてきました。半角英数で設定する場合もあります。実名ラインでやる場合はメインのGmailアカウントでいいと思います。匿名ラインと実名ラインとは別のものを準備しておきます。

呼び方:ユーザーID、ログインID、ログイン名、などが多いですが、ユーザー名、アカウント名と呼ぶ場合もあります。つまり、IDとニックネームの呼び方が混在してます。とりあえずログインに必要なIDなのかどうかを確認しておいてください。

 メアドでOKという場合、慎重を期すなら最初は捨てメアドで。ニックネームなどで改めて作るなら、ネット上にID名が出ることもあるので、フルネームをIDにするとネット上の匿名性は保てなくなる可能性大ということに注意してください。

2)パスワード : ログイン認証ためのパスワード

これは「パスワード」と呼ぶので呼び方の混乱はありません。

これも、匿名ラインと実名ラインとは別のものを準備しておきます。実名ラインとまったく接点がないワードで。

ほとんどの場合、半角英数です。最近は、6文字か8文字以上、場合によっては英語だけじゃダメ、数字もまぜろ、と言う場合があります。パスワードは、ネットに慣れてくると加入するサービスが増え、結果として10以上はパスワードを作ることになりますから、全部違うもので、数字と英語の組み合わせで作るのは大変です。ほとんどの人は、パスはあらかじめ2つぐらい準備して、それを使い回しているようです。銀行などでは半年ごとに変えろと言われますがスルーしてる人が多いようです。半年ごとに変えてもパスそのものが単純ならばリスクは変わらないという説もかなり有力です。パスワードなどを少し複雑にする方法はいくつかあります。後でまたふれます。

3)サービス上のニックネーム : アカウントを取る人のサービス上の名前として

呼び方:ユーザー名、アカウント名、名前、ニックネーム、などなど。IDの呼び方と同じになってるケースがあります。ご注意を。

これは、ほとんどの場合、ニックネームでもいいことになっています。実名ラインか匿名ラインかで、それぞれに相応しいもので。そのサービスがSNSのようにユーザー同士が交流するタイプのものなら、ユーザー間で、このユーザー名は公開されるというのが基本です。
 他のユーザーと交流がなく、単にログインするタイプのサービスでは、そこに表示されるあなたの個人情報は「原則として」他の人が知ることはできないことになっているはずです。

 たいていの場合、毎回タイプしなくても、ログイン時に「記憶しますか?」というダイアログが出て「はい」を押せば、ブラウザが記憶して、自動的にタイプしてくれます。(ただ、たまにそのデータが消えたり、間違えて記憶したままだったり、期限が切れたりしますので、やっぱり別途メモってないとまずいです)

■ IDとパスワードの管理方法

IDとパスワードはどんどん増えていきます。IDは実名ライン、匿名ラインで最大2つでいいとしても、パスは同じだと不安かもしれません。普通にネットをやっているだけで銀行、アマゾン、他のショッピングサイト、ツイッター、アプリの登録、などなど、すぐに10は越えます。慣れるに従って「これもネットで出来るんなら」とネットにいろいろと集約するようになると2,30にはなると思います。
全部違うものにして、なおかつ、よく推奨されるように、わかりにくいものにした上で、三ヶ月ごとに変更するとなると、記憶するのはほぼ無理、パスワード管理だけで、大変な作業になります。パス管理のアプリやサービスもありますが、止めた方が無難です。実生活でもカギをキーボックスにまとめると盗まれる時は全部持って行かれる、というのと同じ理屈です。

パスはやっぱり少ない数で管理したいという人が大多数だと思います。覚えやすいものがいいと生年月日や名前をアレンジするのではなく、工夫して何か自分なりのルールで作ってみてはいかがでしょうか?以下は、ひとつの案です。このまま使うのではなく、ヒントにして、自己流にアレンジして、自分なりのパスワード生成法を作ってみてください。

パスワード生成ルールを作る

パスワードというのは、たいてい8文字以上で、半角英数です。英語と数字をまぜるとより強固になります。最低でも12文字で作るのがいい、という説もあります。アルファベットの大文字と小文字を混ぜた方がいいとか、意味のある語を使うなとか誕生日がらみはダメとか、いろいろ言われてます。

パスワードをGoogleで使うような重要パス(実名ライン)と、お試し登録で使うような普通くらい(匿名ライン)の2グループに分けます。

まずワードを2つ考えます。2つは関連があって上下などの関係があるもの。例えば、「虎」と「猫」tora neko。虎と猫はちょっと関係があって、かつ虎のほうが強い、というわけです。 で、これに組み合わせる虎猫とは関係のない語をひとつ考えます。例えば「傘」 kasa にします。
数字は、年月日でひとセット作ります。2016年に作ったなら 「2016」。これを組み合わせるのです。例えば、、、

20torakasa16
20nekokasa16

の2つがあなたのパスです。虎を実名ライン、猫を匿名ラインで使います。これを毎年変えるなら、基本、数字だけ。16を17にするでもいいし、慎重を期すなら語を全部入れ替えてもいいかなと思います。

覚える言葉は 虎、猫、傘(tora neko kasa) の3つです。虎と猫がセットで同じグループで、傘は違いますから、変わらないほうの語だとわかります。毎年変えることにしておけば、前後の数字は覚えなくても済みます。これなら、ワードだけ紙にメモっても普通の人はわからないけど、自分は組み合わせてパスを思い出せます。(イラストでさりげなく書いて置くこともできます)同じものでひとつのワードを使い続けるのと較べれば圧倒的にパスが流出するリスクは減ります。

ただ、当然、こういうことは考える人が多いです。なので、このまま使わず、例えば単語を arot oken と逆から書いたり、数字を頭、真ん中、後ろの3つに配置するなど、自分なりにアレンジしてください。

 パスワードは「ひとつは大文字を入れる」「_*などの記号を入れる」「記号は使えない」といろいろバリエーションがあります。上のやり方がそのまま使えないこともあります。その際、大文字にするのはここ、記号を入れるならこの記号で、ここ、ということはきめておくと楽です。

 他に、「英数モードにして、キーボードにある「かな入力」のひらがなをみてパスにしたい語をタイプする」「好きな文章の単語の頭の文字をつなげる」「パスワード生成ソフトなどを使う( #パスワード #生成 で検索)」といろいろ方法はあるようです。組み合わせてオリジナルの方法を作ってもいいと思います。

アカウントを取る時の注意点

1)退会がややこしくないか、あらかじめ検索して調べる。
2)メルマガの登録がデフォになっていないか。
3)エクスポートができるか。
4)SNSで取る(認証する)か?

1)はサービス名とやめ方、退会などで検索して調べます。そのサービスのサイトのトップページに退会方法の説明へのリンクがあるかどうかで誠実度がわかります。無いものも多い。なければ、ググって調べるしかありません。入るのはオンラインで簡単でも退会はメールを送って、その返信にまた返信して、ということもありますし、葉書で郵送(!)みたいなものもあります。つい最近(2014年)も、比較的大手の海外のオンラインスケジュール管理のサービスで、CEOにメールで理由添えて送らないと退会できない、みたいなのもありました。Yahooのように、退会するとオークションの評価なども一緒に消えるのでなかなかやめにくいというものもあります。また、銀行のオンライン用のアカウントはたいてい郵送などで本人確認をしたりになります。これは仕方ないですね。

2)これは登録時の注意です。今のところ、ユーザー登録する際にメルマガ的なものと重要な情報的なものの2種類くらいを送るかどうかチェックする項目がよくあります。ただ深刻なものはチェックを入れなくても送ってきますので、大きな問題になることはないと思います。(最近は「重要なのでメール登録してない方にも送ります」といって、かなり宣伝めいたものも送るところがありますが)

こういうメルマガの登録がデフォルトになっているところは大手(アマゾンとか)では少ないんですが、中小のサイトでは時々あります。初めて利用するサイトで何かを送信する時はそのページを隅々まで見てからにしてください。アカウントを作るときにデフォルトでメルマガ登録になっていて、何か買う度にウッカリ見過ごすとメルマガが送られることになってしまう、みたいなところはアカウントを作らないか、どうしても必要なら、用事が済んだらすぐにアカウントを削除したほうがいいのでは、と思います。

基本、ネットで何かフォームを送る時は、とりあえずメルマガ登録がデフォになってないかを、チェックすることは、かなり重要な作業になってきています。

3)ブログなどのサービスでは、過去の記事、データをエクスポートできるかどうか、が結構大きなポイントです。これも、あらかじめサービス名とエクスポートなどで調べておいたほうがいいです。もちろん登録時はできたのにしばらくしてできなくなった、ということありますが。

やめて他のサービスに移るはめになるのは5年に一度は起こると考えておいたほうがいいです。大手に買収されれば、ほぼそのまま続けられますが、ユーザー数が減って、事実上終了となった場合は、消えることもありますし、買収したところが個人情報を転売したりすることもあります。なんとなく寂れてきたなと思ったら、ブログなどは、早めにエクスポートして、他のサービスに引っ越すことを検討してください(サービスが終了する際にエクスポートできるサービスが提供されることもあるので、それまで待つしかないこともあります)。

ブログなどの場合、エクスポートのフォーマットは、エクセルとか、テキストとか、タブ区切りとか、xhtml形式とか、いろいろあります。引っ越し先でその形式に対応してなくても、変換できる場合があるので、ひとまずエクスポートする。エクスポート→インポートでもコメントなどは引き継げないことが多いので、いっそ投稿記事だけの引っ越しなら手作業でコピペしたほうが確実、ということもあります。エクスポートはサービス側で用意してなくても有志の人がツールを作ってるケースもあるので #使ってたサービス名 #引っ越し先のサービス名 #引っ越し などのワードで検索してみてください。

退会の説明がトップページにあり、やり方が簡単なこと、ブログでエクスポートをちゃんとやっているところは、信頼できる、とまでは言いませんが、誠実ではあるなという気がします。

4)「SNSのIDをそのまま私達のサービスのIDとして使えます」というものも増えています。アカウントを作る際に「Facebookでログイン」などと書いてあります。ほとんどの場合、FacebookかGmail、twitterです。FBやTwitterよりも、Gmailのほうが使い続ける可能性は高いので、Gmailで認証するのが確実で便利ですが、Googleには、結構重要なデータを置くこともあるので、メインのGoogleのIDは簡単には使えません。予備のほうが無難。私はなるべく新たなサービスを使う際は、SNSの認証は使わずに新たに「捨てメアド」でIDなどを登録するようにしてます。提供する個人情報はこのほうが少ないですし、ひと手間かかるので、ホントに必要か考えてアカウントを作るかどうか慎重になることができますから。

 

Googleのサービスを活用する

Gmailのアカウントを取った時点であなたは、すでにGoogleのアカウントを持っており、そのアカウントですべてのGoogleのサービスを基本、無料で使うことができます。Googleのアカウントを持っているユーザーは多く、アカウントを持っている同士だといろいろ便利なことが多い、というのもGoogleのサービスを利用する大きなメリットです。

Googleのサービスの説明は、マニュアル本もあるし、Googleのヘルプもあります。いろんな人が「私がわかりやすく説明する」とか「私の活用法はこれ」みたいなブログを書いたり動画をYouTubeにあげたりしてます。こういうものが多いのもGoogleを活用するメリットです。

 Googleのヘルプ
https://support.Google.com/?hl=ja
このトップ画面、下の矢印をクリックすると、Googleのサービスが出てきます。

Googleの説明動画はメインのチャンネルが
https://www.YouTube.com/user/Googlejapan
で、ここにはコンセプトの説明の短い動画があります。まずそういう動画でざっくり理解するといいと思います。URLの最後のjapanを他の国名にすると、多言語で同じ動画あるので、多言語での説明にも使えます。

仕事に使いましょう的な解説動画を作ってるのが
https://www.YouTube.com/user/Googleappsjapan
です。中にはボソボソと話す社員の動画が延々と、というのもありますが、具体的な使い方が丁寧に説明されていて悪くないです。こちらは国によってURLが違うようなので、「Google for work 国名」でYouTubeで検索して探してみて下さい。

Google Gooruというところは、Googleの主にGoogledrive方面の活用のアイデアをいろいろと提案するアカウントです。英語ですが説明がわかりやすく教育方面で使えそうなアイデアが多いので、余裕があったらどうぞ。

サイト
https://www.thegooru.com/
YouTube
https://www.YouTube.com/user/askthegooru
twitter
@TheGoogleGooru

 

どんなサービスがあるのか

上のGoogleのヘルプにもありますが、Googleでアカウントを取ると、ネット上のファイルの倉庫兼Office互換ソフト的な存在であるGoogleドライブの他にも、いろいろと便利なネット上のツールがあります。入力ソフトも現在OS付属のものを使っているなら、Google入力は大きな選択肢です。これに慣れておけば、Windowsでも、他のOSのハードでも同じ環境で入力できます。

Googleのサービスが有料になる場合は、ファイル数が多くなった場合に容量を増やすことができるよ、というものがほとんどです。ただ普通の使い方ならば個人で容量不足になることは少ないと思います。

Googleが提供する無料のサービスはたくさんあるんですが、Googlemapなどネットで使うものを除いて、独立して使うもので、比較的簡単で、便利、ユーザーも多い、というものをあげますと、、、

Gmail:メールソフト
Google ドライブ:ファイル保管庫で、オンライン上にoffice互換のソフトがあって、それで作った文書も保存できるところ。
Google カレンダー:ネット上に置けるカレンダーソフト
Google入力:IMEソフト
Google フォト:ネット上に画像を保存できるサービス
Google Keep:ネット上に置けるメモ

などはすぐに使えて、使い続けられる、便利なサービスです。ネット上にデータが保存されますし、自分のパソコンの負担はほぼありません。保存できるのは、無料では15GBまで。これは、 Gmail、Google ドライブ、Google photoの合計の容量で、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライドで作成したファイルは含まれないとのこと。個人で使うには十分なものです。

 YouTubeもGoogleのサービスです。Googleでアカウントを取ると、YouTube上に動画をアップロードできます。後で説明する、Googleハングアウトというソフトと連動して使うこともあります。YouTube上にアップする動画は15GBの上限とは別になってます。

 

クラウドとは?

クラウド化は、多分、21世紀に入ってからインターネットの世界で起こった最も大きな変化で、今後しばらくこの延長上でいろいろと続いていくと思います。私も専門的な知識はないのですが、Googleだけでなくネット上のいろいろなサービスを使うために理解しておいたほうがいいのでは、というところまで書いてみます。

クラウドというのは、データやソフトが自分のPCの中にあるのではなく、Googleのサーバーコンピューター上(世界各国にあると言われてます)にある、で、ユーザー(あなた)が自分のIDを使って、そのGoogleのコンピューター上の自分が借りたスペースにアクセスして、その遠隔地のパソコン上にあるデータを、自分の端末をリモコンにして操作するように動かす、ということです。データは、Googleのコンピューターの中にあるので、自分のパソコンが壊れても大丈夫です。ただGoogleのコンピューターに深刻なトラブルが起きたらデータは消えてしまいますし、ネットにアクセスしないとほぼ利用できない、というのは弱点です。

Googleのコンピューターの中にあるので、我々ユーザーは、パソコンからでもスマホからでもアクセスすればいつもそこにあるデータを出せます。データとは、メールなら受信送信メール、GoogleDriveで作った文書、自分で作ってアップロードしたもの、写真、動画、などなどです。

アクセスする端末はスマホでもWindowsでも、Macでも、動かすファイルはネット上のコンピューターの中にあるひとつのファイルです。どの端末からアクセスしても、操作方法はほぼ同じです。例えば同時にスマホとPCからアクセスすれば同時のひとつのファイルをスマホとPCから操作していることになります。

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 image by Vector Open Stock / CC BY ND 4.0

短い間隔で自動的に上書き保存されているのでデータも常に最新のものがある、ということになります。これまでは、作業した端末(例えば、パソコン1、パソコン2,スマホ、タブレット…)ごとにデータが保存されていて、それを扱うソフトもそれぞれで準備しないといけなかったんですが、ネット上の一カ所にデータを置き、そこにソフトがあって扱えるので、一気にいろんな面倒が解消したというわけです。

Googleのサービスのほとんどは、このクラウド技術を使ったものです。中でも特に活用されているものは、メールのGmail、カレンダーソフトのGoogleカレンダー、そしてMicrosoft オフィスの互換ソフト的なものが付属しているGoogleドライブなどです。

日本語教育でいうとハングアウトというサービスも活用しがいがあると思います。個別のサービスの使い方を事前に勉強するよりも、概要と基本的な使い方だけざっくり理解して、とにかく起動してみてパッと使ってみる。そして使いながら覚える、で大丈夫です。どれも子供から高齢者まで使うことを装丁して機能をしぼって使いやすく作られています。基本的には、これまでメールソフトやカレンダーソフト、オフィスソフトを使って来た方は簡単に移行できるはずです。

注意すべき事は、クラウドサービスを使う条件です。ネットにアクセスすることが前提なのでADSLや光回線のように安定して常時接続できる状態であること、ADSLでも使えますがやはりストレス無く使えるのは光回線からだと思います。日本国内の場合、携帯回線だと簡単なテキストのやり取りまでです。基本、wifiでつながってないと厳しいです。

 クラウドという技術で新たに使うようになった用語に「ローカル」とか「端末」という語があります。ローカルとは、個人のパソコンなどの機械のこと、クラウド上にある場所と対比するために使います。「ローカル上のハードディスク」は、あなたのパソコンのハードディスクという意味です。端末は、クラウドにアクセスするネットに繋がる機械の総称で、パソコンやタブレット、スマホなどを指します。「ネット端末」と呼ぶこともあります。

共有

クラウドサービスで利用できるもっと便利な機能に「共有」があります。ネット上でデータを他人と共有できるので、ネットに接続さえすれば、離れて住んでいる人達の間で、教室と日本語教師、教室と学習者の間で、共同作業ができる、というようなことです。

Googleによるグーグルドライブの「共有」機能の概要説明動画(1分半)

Googleのコンピューターの中が土地だとすると、自分のIDで、その土地で借りた家に入ってあれこれ作業をするわけですが、例えば、同じGoogleのアカウントを持っている人と二階のどこそこの部屋は一緒に使おう、というのが「共有」です。そこに自転車と黒板を置いておくからお互い自由に使えるようにする、みたいなことです。

Googleドライブはネット上のファイルの倉庫のようなものです。引きだし(フォルダ)を作って書類を分類して整理することができます。そのフォルダのどれかを自分以外の人と「共有する」ということができます。フォルダを指定して共有する人のGmailのメールアドレスをタイプして送信する。受信した人が「共有します」と指定のボタンをクリックすれば共有開始、みたいな簡単な手順です。

ネット上の人すべて(Googleのアカウントが無い人も)自由に出入りしていい、という設定にもできます。私達の素材アーカイブのように、不特定多数の人に何かを配る場所として使えるわけです。

共有はざっくりとわけると2つの種類があります。

1)見ていいしダウンロードも自分のGoogleドライブにコピーするのも自由
2)編集もOK。つまり、公開したファイルに何か追加したり削除したりしていいよ。

1)はオーナーが公開するファイルのURLを公開することで可能になります。2)の「編集してもいい」ところまでは、オーナーが許可する人にメールを送るというような手続きが必要です。

Aのフォルダは、日本語教室のスタッフで共有、Bのフォルダは運営者と日本語教師で共有、Cのフォルダは自分と家族、Dは、ネット上の人達すべて、それ以外は自分だけ、というように共有の相手や段階を使い分けることができるというわけです。

Googleのサービス上で作って公開されたものは、いろんな形式でダウンロードできますが、Googleのアカウントを
もっている人は、簡単に自分のGoogleドライブにコピーできます。ちょっとやってみます。

画像は、このページでサンプルとして共有&公開しているスプレッドシートにアクセスした時の画面です。

torikomi

「閲覧のみ」になっています。画像にあるように、これの編集作業に加わりたいとリクエストすることもできます。
(ただし、知り合いか、編集参加者を募集している場合のみです。知らない人にいきなりクエストは普通は送らないです)

で、これを自分のGoogleドライブにコピーしたい時は、まずGoogleアカウントにログインして(通常は一度ログインして定期的に
メールチェックなどをしていれば、すでにログインしている状態になっています)メニューの「ファイル」から「マイドライブに追加」を選びます。

tsuika

すると以下の画面になってコピー完了です。自分のGoogleドライブを覗くと、追加されているはずです。
tsuika2

 Googleアカウントを持っている人は、公開されたファイルはワンクリックで自分のアカウントにコピーできますし、アカウントを持ってない人は、いろんな形式でダウンロードすることができます。 

 私どもがここでサンプルとしてURLを公開しているファイルは、基本、1)です。編集はできませんが、著作権は、CC BY であったり、著作権そのものを放棄したものです。この本を買ってない人も、すべて自由にコピー、ダウンロード、改変、再利用、再公開OKです。 

これは、私のGoogleドライブのトップ画面です。

kyooyuu

普通のフォルダは自分だけがみられるファイルが入っていますよ、フォルダに人の形が入ってるのが共有しているフォルダだよという意味です。

わかりやすいように色分けしてます。オレンジは出版関連の重要文書で、出版スタッフの運営者チームと共有。青は個人のファイル。緑は出版のプロジェクト別のフォルダで、それぞれプロジェクトのスタッフ(プロジェクトごとに違います)で共有。赤は出版予定の企画書を入れるフォルダで「こういう本を企画してます書きませんか?」とこのフォルダの共有をメールしたりします。
他の色のフォルダは文書置き場で使ってます。

共同作業ができる

編集もしていいよとメールを送った人とは、例えば、ひとつの文書やスライドを共同で作ったり、ネット上で共有して誰かの原稿を複数でチェックしたりができます。例えば、これは、私達が作っている書籍の原稿を数名の共著者、編集者でチェックを入れている画面です。

1)まずは著者が自分のGoogledrive内でドキュメントを開いてそこに原稿を書いて、初稿としていちお完成。そこで、その文書をチェックしてもらうために「共有フォルダ」にコピーしました。

2)「書いた原稿、教諭フォルダに入れましたのでチェックお願いします」などと共有している人達に連絡します。

3)チェックする人は、自分のGoogleDriveの共有フォルダにあるその原稿をみて、コメントをつけます。画像の右の小窓の部分です。

Googledoc_come

4)画像にもありますが、コメントが入ると通知が行きますから、著者は、返信したりします。

5)期限がきたら「ありがとうございました。では次の校まで2ヶ月ください」みたいなことを言って終わり。

という形で、進めています。原稿はひとつ、その上で他の人のコメントをみながら、チェッカーは好きな時間にアクセスしてコメントをつけられる。いろんな手間が合理化されているだけでなく、共有するメリットもかなり大きいというわけです。

これは一人が作り、他がチェックなので、コメント式ですが、このようにコメントをつけるだけでなく、原稿の中身も他の人が直接いじれますから、中身の修正、書き足しをしつつ、共同で何かを作ることもできます。「ここにこういうイラスト入れるのはどう?」という形で誰かがイラストを入れたり、「この部分はBさん書いて」としたり。

日本語学校であれば、教案を出していろんな人がコメントをつけたり、に応用できると思った人も多いのではないでしょうか?もちろん、複数人でのテスト作成でも使えます。docじゃなくてフォーム形式で作って完成したら、学習者に公開する「宿題フォルダ」「テストフォルダ」を作って、そこに共同作業で制作したに入れてオンライン上で学校の生徒だけに公開し、送信させる、なんてこともできます。これは後でGoogleフォームのところで説明します。

 これを紙の原稿をコピーしたりPDFなどでやると、それぞれチェックしたコメントを著者が回収してそれを人数分だけ読むか、原稿をチェックする人の中で回すしかありません。原稿を回す方式でも、他のチェッカーの人が別のチェッカーのコメントをみて考えを深めたり、そのコメントに返信したりというやり取りをするためには、原稿が2周以上回る必要があります。共有した原稿でやれば、全員のチェックがひとつの原稿に集まりますし、チェッカーは期限までに2回覗けば他のチェッカーのコメントも読め、それをふまえたコメントもまた出せます。圧倒的に効率がいいのです。

共有の際に期限の設定もできるようになりました。上の原稿チェックの例だと、初稿だけチェックしてもらう人に、初稿のチェックが終わったらアクセスできなくするとか、今月末までこのファイルを一般の方に開放!みたいなこともできるわけです。

日本語教室や学校の配布物なども、Googledocで提供することになれば、配布する側は、Googledrive上で書いて、配布用の共有フォルダに移動するだけ、受け取るほうはGoogleアカウントを持っていれば、配布されたテキスト文書を自分のドライブにコピーして、それをボタンひとつで読み上げもできるし、翻訳もできる、Dyslexia用のアドオンでいろいろと調整できる。PDFでダウンロードしてプリントもできるし、ePubでダウンロードしてスマホやタブレットに取り込める。epubは読み上げにも対応しているし、フォントサイズや読書障害への対応もすぐにできる、とかなりアクセシビリティの点においてもメリットは大きいのです。

 


 

「共有」が便利そうだ、ということ、少し感じていただけましたか?「ワードで原稿書いて、添付でメールで送る」からかなり便利だ、進んだ、と感じるのではないでしょうか。やはり時間の節約になる、スピーディだ、合理的で効率的だというものはあっという間に普及します。

 

同期

パソコンで同期というのは、Aに入ってるデータとBに入ってるデータを同じにする、という意味で使われます。具体的にはノートパソコンとスマホで同じメールソフトを使っていれば、両方に過去のデータを入れておきたいし、ノートパソコンで受信したメールのデータがスマホにも反映されたら便利なので、例えばケーブルで機械をつなげて、あるいはインターネットを介して、両方とも最新の状態にする、というようなイメージです。

例えばPCで取り込んだ音声ファイルなどのデータをiPodやiPhoneに移すのも、「データ転送」とは呼ばずに「同期する」と呼ぶことが多くなりました。やることはほぼ同じなんですが。

便利ですが、AとB、どっちに合わせるかという問題があります。普通は新しくデータに修正が入ったほうに合わせることが普通です。ただ、いろんな条件が重なると、まれにBのデータを削除して同期したらBに合わせてAのデータも消えてしまう、ということも起きます。クラウドサービスでの「同期」は、このAとBで考えると、AはGoogleなどサービス提供者のコンピューターのことで、Bは、ユーザーの端末です。基本的には、Aは主、Bが従という関係なので、ユーザー(B)は、どんな端末から接続しても端末内はその最新のAのデータと同期され、常に最新のデータ環境をキープできる、というわけです。

例えばGoogleフォトでは、パソコン内のデータとは同期する設定にしていなくても、Androidのスマホやタブレットからアップした画像は、Googleフォト内で削除すると、Androidのハード内からも削除されることがあります。主であるAのGoogleフォト内のデータにとっては「ファイルが削除された状態」が最新の状態なので、それど同期したBの端末内のデータも「ファイルが削除された状態になってしまった」というわけです。(わかりますか?ややこしいですよね…)。

同期は便利なんですが、とりあえず同期ということが行われている、ということは理解して使わないとデータを消してしまうリスクがあります。Gmailのように基本、データが増えるだけのものなら大丈夫なんですが、データが増えたり減ったりするものだと、減った状態で上書きしてしまう、データは一カ所にあるので結果すべての端末で上書きすることになるリスクがあるというわけです。

「共有」は理解して活用できていても「同期」というのは、クラウドサービスを利用していると、気がつかずに、勝手に奥のほうで仕事をしてくれている、という機能なので通常は意識することはないと思います。そういう理屈で動いているというらしい、ということだけ覚えておいてください。私も上のGoogleフォトの件、最初は「ん?どういこと?」と分かりませんでしたし、普通に使っていれば、あまりこういうことは起きないんですが。

同期は、だいたいこんなもので、場合によってはデータが消える原因にもなる、くらいに覚えておいてください。

動画で使い方を勉強する方法

このページでも動画を紹介することが多いですが、最近は、ソフトの使い方などは動画でやるところが増えています。使い方などはYouTubeで検索するほうがたくさん出るということも多いです。DIYからソフトの使い方までなんでもあります。何かの使い方(家電でもパソコンのソフトでもツイッターみたいなサービスでも)を知りたい時は、最初からYouTubeで検索して、、、

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検索結果から「フィルター」で短い動画とか最近一ヶ月にアップロードされたもの、というように絞り込んで探す、ということが増えています。

で、パソコン関連のことなら、動画を見ながら(時々止めたししつつ)実際に動かしつつ覚えるほうがはやいです。
ブラウザーのタブで開いてそのままモニターのどこかにドラッグしてタブを独立させます。で、ブラウザーのメインの画面と動画とメモ用にエディタを置いて、使い方を動画をみながら学ぶ、というのが結構楽です。

以下は、私の場合の例です。左にブラウザーで使い方を知りたいものを出して(これはGoogleDrive。ソフトならそれを起動する)、右上にエディタを置いてメモ。その下に分岐したブラウザーで小窓でYouTubeを見ます。ノートでも15インチくらいならできるかも。24インチなら快適だと思います。(パソコン自体にそこそこの性能も必要。古いパソコンだとキビキビ動かなくなることも)

gamen1

 


 

Googleのサービスを、個別に簡単に説明してみます。それぞれ日本語教育関係者が「これは自分のGoogleのアカウントにコピーしていじってみたいな」と思っていただけるような練習用のサンプルを作ってみました。著作権は、CC BYか、記載がない場合は、作成に関わる著作権は放棄します(元データはすべて公的機関、もしくは公益性が高い法人関連団体がネット上で公開しているものです)。改変、複製、再配布OKです。自由に自分のGoogleドライブにコピーしたり、ファイルダウンロードしたりして、個人で、組織で、教師のグループで、学校で、活用してください。

 都合により掲載修了することがあります。ご了承ください。

 

Google keep

https://keep.Google.com/

かなり地味なサービスで知らない人も多いんですが、簡単で日常生活でもすぐに活用できて、クラウド上にデータがある便利さを実感できるので、まずはこれからやってみましょう。

Google keepは、付箋メモ的なアプリです。どんな端末からでもGoogleにログインしていればアクセスできますから、PC上で買い物メモを書いて、出先で、スマホで確認ということがサクッとできます。

Googleによる動画の説明(47秒)

画像も貼れるし、他の人と共有もできると多機能なんですが、インターフェイスは付箋のメモのようにシンプルでわかりやすく、テキストのメモとして簡単に使えます。まずは、これで、「いろんな端末からひとつのデータを操作する、ネットに接続すればどんな端末からでも参照できる」ということを体感してみてください。

メモだけでなく、URLを書けば、いろんな端末で共有できるリンク集にもなりますし、メールなどで使う定型文を置いておく、自分の履歴(小学校を何年に卒業したとか)を書いておく、旅先でも知りたい重要なメモ(Wifiのパスワードとか忘れがちな住所、電話とか)を書いておく、などいろいろな使い方ができます。

画像貼って店のメモとか名刺管理にもできますし、また「共有」もできるので、例えば離れて暮らす家族用の共有メモというようなことにも。

とにかく、いろいろいじってみてください。かなり便利です。メモはこれ、長いものは次で扱うGoogledriveにすれば、テキストデータ関係は、ほぼGoogleのサービスだけでOKなのではないでしょうか。

 

Googleドライブ

https://www.Google.co.jp/drive/

Googleドライブは、上でもちょっと説明しました。作った文書をそのままクラウド上に保存できる倉庫のようなサービスです。自前のファイルをアップロードして「置き場所」としても使えるだけでなく、オフィス互換的なソフトが付属していて、新規で文書を作れますし、置いた文書を開いて編集もできますし、もちろん、いろんな端末からアクセスして使えます。PCやスマホにソフトが入ってなくても、Googleドライブにアクセスすればオフィス的な文書は作れるわけです。

仕事でどうしても細かい文書作りが必要でなければ、オフィスソフト系は、Google ドライブに全面移行したほうが楽だと思います。無料で、スプレッドシートもスライドも作れますし。ワードやエクセル、パワーポイントの形式でエクスポート(ダウンロード)できます。「ワードで提出」と言われたら、その時だけワード形式でエクスポートすればいいのです。

このGoogle driveは「共有」機能がいろいろと便利だということは上で少し説明しました。

まずは短めのコンセプト紹介動画でざっくり理解して、、、

Googleによるグーグルドライブの概要説明動画(1分半)

もちろん、先に説明した文書だけでなく、計算表、プレゼン資料、PDF、写真、動画、すべてのGoogledriveにあるものは共有できますから、いろんな共同作業ができます。「共有」のところで説明したように、あれこれと共同作業をして作った文書などを、一般公開用の場所にコピーして、そのままネット上で公開することもできます。

ネット上にデータがあるのでいろいろとネット上でできることが増えます。学校で活用するなら、自分の担当のクラスの学習者にだけ公開するフォルダを作って、そこをオンライン教室とみたてて使うことができます。そこにフォームを置けばオンライン上で試験もできます(生徒は送信したら自動的に採点してあらかじめ作っておいたコメントとともに確認させる、ということも簡単です)。

また管理フォルダを他の教師、学校内で共有してそこにスプレッドシートをおく、さらに、教務フォルダには過去の文書、教案、テストのアーカイブなどを置き、教師全員でオンライン上で共有する。

学校でひとつアカウントを取るだけで、ネット上に自分達だけで使うスペースがドンと(プリント類なら10万枚くらいおいても大丈夫なはずです)できる、というわけです。

現在、Googleドライブで作れるものは、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォーム、図形・描画、マイマップなどがあります。順番に簡単に解説していきます。

 

Googleドキュメント

https://docs.Google.com/document

例えば、主にテキストを扱うワープロ的な機能のGoogleドキュメントは、以下の形式でダウンロードして自分のPCに保存できます。十分な機能があります。弱いのは使えるフォントが少ないというくらいでしょうか。

Microsoft Word (.docx)
OpenDocument( . odt)
リッチテキスト形式 (rtf)
PDFドキュメント(.pdf)
書式なしテキスト(.txt)
ウェブページ (.html,zip)
ePubb Publicaiotn (epub)

OpenDocumentは、Libreofficeなどで使う形式です。あと使うものは、pdf,txt,epubくらいでしょうか。普通のドキュメントで置いて配布すれば、受け取る人は自分が好きな形式でダウンロードできる、というのも便利な点です。

 ただ、ePubの変換はきっちりしたものではないようなので、ePubで出力することが目的なら、あまり細々とテキスト整形はしないほうがいいかもしれません。タイトルと小見出し(H1,2,3…)を付けておくくらいでいいかも。また、Googleドキュメントで作ったePub文書は、ePubリーダー上ではコピペできなくても、簡単な操作でテキストデータと同じく、コピーされてしまいます。その点もご注意下さい。

 

Google スプレッドシート

https://docs.Google.com/spreadsheets

Googleスプレッドシートは、表計算ソフトです。
日本語教育では、生徒管理、テスト集計など事務的な作業の他は、例えば語彙の一覧を作るみたいな作業で使うことがあるでしょうか。使う場面は少ないと思いますが、スプレッドシートをネット上に置けて、固定URLで公開でき、共有で複数で作業できる、というのはとても便利です。

私はプライベートレッスン専門の日本語教師でクラス管理的な仕事もありませんし、顧客管理も表計算ソフトを使うほどでもありません。あまりこの種の表計算ソフトは使ったことがないのですが、一覧にして、ちょっと計算もして、で使う用途を考えてみました。

例えば、日本語教育関係で公開されている資料は単年ごとの数字が発表されるだけで年ごとの推移がなかったり、個別のデータはあるけど、横に並べて一覧になってないので比較しにくかったりということがよくあります。それらを、スプレッドシートにまとめて、縦(年ごとの推移)と横(例えば学校同士の比較)がわかりやすいようにする、みたいな作業は、いろいろなことも明らかになったりと、練習としてとても面白いと思います。

文化庁の日本語教育に関するいろいろな調査
文化庁 日本語教育
http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/

あるいは、日本学生支援機構の外国人留学生在籍状況調査
http://www.jasso.go.jp/

日本語能力試験の受験者数などのデータ
http://www.jlpt.jp/

「実践日本語学校探索」でご紹介した日本語教育機関のデータがあるサイトもなぜか一覧になっていません。スプレッドシートにまとめがいがあるデータともいえます。

日本語教育振興協会の日本語教育機関のデータ
http://www.nisshinkyo.org/

全国日本語学校データベース
http://www.aikgroup.co.jp/j-school/japanese/

これらの公開された情報のほとんどは単年ごとにバラバラに置かれていて、まとめてみて考えるということができにくくなっています。情報が更新されると古いデータが消えてしまうものもあります。スプレッドシートにまとめる練習をするにはうってつけです共有機能を利用して仲間と一緒に一覧作りをする、情報収集の集約に使う、など、活用方法によっては、いろいろと利用価値が出てくるものです。ぜひ挑戦してみてください。

日本語教育機関一覧 2016 (サンプル)
https://goo.gl/nDT4il
留学生が多い大学一覧 2016 (サンプル)
https://goo.gl/SYGhcL
国内留学生別科&留学生センター 一覧 2016 (サンプル)
https://goo.gl/Nvj7e7

ダウンロードしたり、自分のGoogleDriveに取り込んで楽しんでください。順に「そこそこ完成したリスト」「途中のもの」「項目だけ入れたもの」です。これを利用してGoogleスプレッドシートを仲間と共有して一覧を完成させる、項目を増やして独自の一覧を作り配布する、など、ぜひ挑戦してみてください。

 いずれも、大学や一般財団法人などがネット上で公開しているデータを一覧にしたものです。未完成であり、間違いがある可能性があります。詳しいことは、各一覧の下の方に書いてあります。あくまでサンプルですので、練習用として活用してください。

 

Googleスライド

https://docs.Google.com/presentation

プレゼン用スライドを作るソフトです。

Googleスライドに限らず、スライドを作るソフトは難しくありません。特にGoogleスライドの作り方は必要な機能に絞ってあるので簡単です。比較的限られた機能で、色の使い方やレイアウト、ひとつのアクションで次に移る展開でどうみせていくか、画像、映像、音声をどう使っていくか、から、ライブコメント機能に見られるようなインタラクティブな仕掛けまで、実は、Googleスライドにはデジタル教材の作り手になるために結構大事なことがつまっています。

これで遊びながら試行錯誤してみるのはとても有効です。ある程度使いこなせるようになってくれば、アプリなどのデジタル教材を作る時にも「こういうデザインで」「こういう仕掛けで」というアイデアに繋がっていくはずです。

プレゼン用の箇条書きデカ文字スライドのためだけに使うのはもったいないと思います。プレゼンする予定がなくても、Googleスライドでぜひ、いろいろ作ってみて下さい。オンライン上に置けるデジタルブックとして考えれば、電子書籍と較べても同等以上のことができるものが簡単に作れるわけですから、覚える価値はあります。

紙芝居を一枚一枚作るというイメージです。

まず、やってみましょう。

1)Googleドライブで「Googleスライド」で新規文書を作る。
2)現れる1枚目はタイトルを想定してます。適当に何か書く。
3)「スライド」>「新しいスライド」で2枚目に。何か書く。
4)同じように3枚目でひとまず完成とする。

5)「表示」「プレゼンテーションを開始」でプレビューできます。
6)マウスクリックで次のページ、左下にあるメニューで操作もできる。
  自動的に再生とか、デジタルポインタとか、いろいろ試してみて下さい。
  (「プレゼンター表示」に関してはスルーで。少しだけサンプルスライドの
  中で説明してます)

終了、です。ここまでやれば、「あ、なるほど」となると思います。
あとはどう見やすく作っていくか、です。メニューにある基本的な機能を使いこなせるようになれば、十分、見栄えのいいスライドが作れます。

基本的な機能の使いこなしで重要なことは。。。

・「配置」>「順序」で重ね順を工夫して図形とか文字を重ねることで
  いろいろバリエーションを出す。
・「表示」「アニメーション」で、右に出るメニューの「スライド」のところで
  紙芝居のつなぎ目の効果を選べる。
  紙芝居みたいに「右からスライド」とか映画っぽく「フェード(じわじわ暗転)」
  とか。(あと変わるのにかかる秒数も指定できる)
・何かを強調したい時は、文字の大きい小さいだけでなく、色の濃淡、吹き出しの種類
  などいろいろ方法がある。

でしょうか。

デジタル教材としてのGoogleスライド

Googleスライドの基本性能を考えれば、自然とデジタル教材を作るツールとしての可能性が見えてきます。デフォルトでできることを並べてみます。

1)固定URLがある。
2)作り手複数が、オンライン上で共同で編集できる。
3)色、画像、音声、動画が使えて貼れ、レイアウトが簡単。
4)ページをめくるアクションの種類を指定できる。
5)ネット上でストックしておいて、例えば公開用のフォルダにコピペするだけで公開できる。
6)ユーザーはページ間を楽に行き来できる。

これだけで、現状、電子書籍よりも高機能なデジタルブックですが、それが無料で簡単に作れて、オンライン上で公開できるということになります。しかも、複数の人間でオンラインで共同で作れるというおまけもついてきます。

Googleスライドは字も図形も自由に配置できます。意外とこれができて、機能が必要最小限というソフトはないのです。いくつか遊びながらスライドを作っているうちに基本性能はしっかり手の内に入ります。デジタル教材作りにおいて、何ができるのか?ということを「手が覚えている」という感覚はとても大事です。

ハッシュタグを設定すれば、ソーシャルリーディングが可能になり、さらにライブコメント機能で、スライドを使ったライブ時に、読者はリアルタイムで反応をシェアできるようになったというわけです。検索機能がないのは痛いですが、ないなりに短くまとめたものをたくさんつくる、という方向でやればいいと思います。

 


 

例えば、日本語の学習項目ひとつを5枚のスライドで説明するものを作り、それを300セットくらい作って一覧を作れば、いつでもすぐに「5枚でわかる連濁の基礎」とか「5枚でわかるて形の活用」にアクセスできる、みたいなオンラインリファレンス環境も作れます。スライドの最後のページにGoogleフォームへのリンクを貼って、そこで確認の小テストをやらせる、ということもできます。自立編でふれる動画アーカイブと関連付ければ、日本語学習アーカイブをネット上に作れる、というわけです。

Googleスライドはこうやって文字通りスライドとして授業の時に使うこともできますが、単独で読める、独立したデジタル教材としても可能性があります。ぜひ挑戦してみてください。

スライドとしてできること、教材として出来ることは何だろう?というテーマで
サンプルを作ってみました。CC BYなので、自由にダウンロードしていじってみてください。

やがて哀しきプレゼンテーション
https://goo.gl/RxbjrV

Googleスライドは、箇条書きの退屈な紙芝居を作るだけに使うのはもったいないのです。

 Googleスライドは、リアルタイムで参加者がコメントをつける機能ができました。授業などで使う場合、教師がタブレットを持ち、大きめのモニターを黒板にして授業をする、学習者は挙手の代わりに質問や反応を自分のタブレットなりスマホなりでライブで送る(Wifiがあれば、WIfi経由で。なければ、スマホなどの回線経由でも)、それを教師はチェックしながらスライドで授業を続けることができる…、オンライン上にあるスライドの利点を活かしたかなり便利な機能です。

 

Googleフォーム

https://docs.Google.com/forms/

Googleフォームは、よくウェブサイトにある申し込みフォームと基本は同じですが、どこかに送られるというよりも、送ったものを自動的に集計したり、スプレッドシートに記録したり、結果をグラフで送信者に見せたりという機能が充実していることから、アンケート的に使われることが多いようです。

さらに「テストにする」というモードもできました。あらかじめ配点を決め、正解、不正解の場合のコメントを書いておけば、送信後に自動的に採点された結果とコメントが表示されます。オンラインの試験はもちろん、宿題などにピッタリではないでしょうか。

まず、このフォームを使って出来ることを書いてみます。

1)オリジナル画像、ネット上の画像を引用して設問で使える。
2)同様に、動画、音声も使える。
3)長文問題などもそのまま書けるし、下線や虫食いなどを入れるなら事前に加工して画像として貼り付けることで可能。

さらに

4)フォームに期限を設けられる。
5)Googleにログインして送信することにすれば送信は一度だけに限定でき、送信者も記録される。(何度も送っていいという設定も可能)
6)送ってきた解答は自動的にスプレッドシートに記録される。

さらに、2016年の夏に加わったテストモードでは以下のことができるようになりました。

1)配点を決め、点数を設定できる。送信後に自動的に採点され結果を送信者に表示する。
2)設問ごとに正解者、不正解者にそれぞれ別のコメントをあらかじめ書いておき送信後に表示されるようにできる。

これで、誰でも、オンラインの宿題やテストが作れて、採点、集計の自動化までやれるようになりました。今後教育機関で活用が進むと思われます。例えば、教務課フォルダに、各教師が、あるいは教師が共有機能を利用して合同で作った宿題や小テスト、ドリルなどをたくさんストックしておけば、後は、各クラスの宿題フォルダや小テストフォルダにコピーして生徒に通知するだけ、みたいな使い方ができます。

 作るのは簡単です。#Googleフォーム などで検索するといろいろと説明のページがヒットします。まず、設定はデフォルトのままで作ってみて下さい。フォームは作ったら、右上の「送信」ボタンを押せば、メールで送るための送信フォーム、URL、埋め込み用の呪文的なものが表示されます。URLは使う際に必要なので、ブックマークしておいてください。一旦ログアウトしてフォーム送信のテストをしてチェックしたりする際にも使いますし。その他用途に応じてメールや埋め込みも活用して下さい。
Googleサービス全般に言えることですが、日本であまり利用されていないサービスは、日本語化がイマイチで、メニューの文言などがあまりこなれていないという印象があります。また、ちょいちょい機能が追加になったりします。作ってはテストをするなど繰り返しながら「こういう設定だと、こうなるんだな」と試行錯誤しながら慣れていってください。

これもサンプルをみるほうが早いかもしれません。まずはアンケート的なもの。現役の日本語教師の方は、お一人一回、回答&送信してみてください。

日本語教師への10の質問(これは通常のアンケートです。実際にテスト的にアンケートを取っているので送信フォームだけ。現役の日本語教師の方はよかったら、一度だけ送信してみてください)
https://goo.gl/zM1lpI

次にテスト機能を使ったものです。宿題やテストでどんなことができるか簡単なサンプルを作ってみました。
まだまだいろいろ応用はあると思いますが、これもみたほうが早いと思います。

宿題やテストのサンプルフォーム(送信フォーム)
https://goo.gl/KjfTKv

*これは完全なサンプルなので、試しに編集ページへのリンクも公開します。編集できますが、見るだけにして、中身は変更しないでください。
https://goo.gl/nlY9G3

「テストにする」手順

Googleによる説明。
https://support.google.com/docs/answer/7032287#grade_individual_responses

2016年に追加されたばかりでまだググっても情報が少ないです。少し補足します。

1)フォームの右上の設定の歯車マークをクリック。

2)出た画面で設定します。まず「テストにする」をクリック。
formtest

3)いちおデフォルトのままで進めましょう。設定が終わったら、各設問のところで「解答集を作成」で
  配点、正解、フィードバック(正解者、不正解へのコメント)を書いて置きます。

formtestarakajime

4)以上です。解答者は、送信後に「スコアを見る」をクリックすると以下のような採点結果とコメントが出ます。

formtestkaisetu

5)設定で「全般」の「回答の概要を表示する」にすると、送信後に「前の回答を表示」というリンクが出るようになり、解答者は以下のようにこれまでの集計結果をみることができます。

formtestshuukei

*参考までに、フォームの設定画面です。テスト機能などはできたばかりなので、今後、微調整あるかもしれません。

settei1
settei12

 上の宿題&テストで送信したものをスプレッドシートに記録する設定にしたものです。これは原則、フォーム作成者しか見られませんが(こうやってスプレッドシートを共有すれば公開できるわけですが)、以下のように集計されます。

宿題やテストサンプルのスプレッドシート
https://goo.gl/ZLQfIm
日本語教師への10の質問のスプレッドシート
https://goo.gl/mJJLdU

 フォームは作ったら、右上の「送信」ボタンを押せば、メールで送るための送信フォーム、URL、埋め込み用の呪文的なものが表示されます。埋め込みは見にくくなるので活用は難しいですが、以下のようなカンジになります。

 基本的な機能だけご紹介しました。この先はいろいろと検索して調べて工夫してください。アンケートなど不特定多数から情報を収集する場合は、収集する目的、どう利用するか、どこまで公開するかを事前に説明しておくことが大事です。了承を取るとしても、名前、メアドの公開はしないほうが無難です(収集したスプレッドシードはあくまでサンプルとして公開したものです)。

 

Google図形・描画

https://docs.Google.com/drawings/

Goole図形・描画は、文字通り、図形や表などを作るのに便利なソフトです。イラストを描くほど機能は豊富ではありませんが、ネット上のフリーの画像を簡単に貼り付けることができますし、日本語の授業などよく使う活用表ぐらいなら、手軽でてっとり早く作れるはずです。活用表とか、単語のグループ分けの絵のような文字と図形を組み合わせて自由に配置できるソフトは意外とないのです。機能が少ない分、おぼえるのも簡単です。メニューや使い勝手は、ほぼGoogleスライドと同じです。

これもサンプルを作ってみました。

Google図形・描画サンプル
https://goo.gl/Gyktz0

もうひとつ。固定URLがありリンクが使える特性を利用したちょっとしたアイデアです。
https://goo.gl/Gf1noL

 

Googleマイマップ

Googleドライブで「新規文書」でマップを選ぶことができます。

Googleマイマップは自分専用のGoogleマップを作れるというソフトです。「新規」でひとつのテーマで、例えば「グルメ」でマップを作るとして、そこにさらに、「イタリアン」「ラーメン」とジャンルで分けて(「レイヤー」を複数作ることで分けます)、地図に重ねたり消したりすることができます。アイコンの色や形もたくさんあるので、レイヤー内でさらに分類できます。例えば「グルメ」マップの中の「ラーメン」のレイヤー内で、営業中のものは濃い緑、閉店したものは薄い緑にして、イタリアンは濃い黄色と薄い黄色、とやれば、すべてのレイヤーを重ねた時もわかりやすくなります。マップは複数作ることができるので、自分のグルメマップの他に、思い出の場所マップとか、仕事の得意先マップなどと必要に応じて増やせます。

この地図もオンライン上で共有できますし一般公開もできるので、仲間と何かをテーマにしたマップを作ったり、作ったマップを公開することができます。駐車場やコピーできる場所、日本語のレッスンに使える店などを仲間でひとつの地図にマッピングしていくというような使い方です。

Web版のサンプルでは、日本語教育関連のマップというものを作ってみました。

Googleマイマップ サンプル
https://goo.gl/tbJui4

いずれの地図も未完成で、データは正確なものではありません。ご了承ください。
地図の説明はマイマップ上にありますのでお読みください。これも自分のGoogleマイマップに取り込んで自由にいじりながら、好きなように加工して、楽しみながら覚えていってください。

 この自分のマップには他のマイマップでエクスポートしたファイル(KLMファイルと呼びます。Googleだけでなく他でも使われています)やエクセルファイルにある住所一覧などをインポートできます。 #Google #マイマップ #インポート で検索してみてください。

 


 

以上がGoogleドライブで作れるものです。

Google driveは、便利です。ただ、いろんな人と共有しながら使ったりするようになればなるほど、個人情報をうっかり流出してしまうリスクは高くなります。自分は大丈夫でも、他の人がうっかりということもありますから。本当に大事なファイル(自分のものはともかく、他人の文書とか個人情報が含まれるリストとか)は、まだ置けないという気はします。よく「個人のサイトやレンサバ上よりもGoogleのセキュリティのほうが堅牢」と言われます、それはそうなんですが、ポイントはそこではなくアクセス管理です。ドライブ上で共有して便利に使おうとすればするほどアクセス管理が大変になってきます。個人情報が流出するのは、たいていの場合、技術的な堅牢さがどうこうではなく、情報にアクセス出来る人が増えた結果、そのうちのユルい人がUSBメモリを無くしたりするのが原因なわけですから。

以降は、Googleドライブとは別の、他のGoogleの独立したサービスです。Googleのサービスは、実は保存で使うスペースは共有していたり、ということがあるのですが、いちお以下は、Googleドライブとは別の場所でやってると考えてみます。

 


 

 

Googleカレンダー

https://www.Google.com/calendar/

カレンダーは、まあカレンダーです。自分の予定表として使うことができます。PC内でカレンダーとかスケジュールのソフトを使うとそのPCを開かないと予定がわからないわけですが、Googleカレンダーでやれば、ネットにアクセスさえできれば、PCからでもスマホからでもひとつのカレンダーにアクセスして確認したり書き込んだり出来ますから、とても便利です。(ネットに接続しないとわからないという点では不便ですが、今は一般的にはPCを立ち上げればネットには繋がることになっているのでやっぱり便利、というわけです)

さらに多機能なので、いろいろ応用ができます。それをちょっと。

予約システムやハングアウトなど、いろんな応用、使い方の概要の動画(1分半)

カレンダーは、自分用とは別にいろいろ作れます。タブで切り替えて見ることもできますし、複数のカレンダーを重ねてみることもできます。共有機能では、学校やグループなどでとったアカウントで作ったカレンダーをスタッフで共有し、各自、自分のカレンダーに重ねて表示することにすれば、例えばグループのアカウントで予定が入った時に共有しているカレンダーに書き込めば、スタッフ全員の個人カレンダーに表示されます。

「来月会議をしたいから、都合のいい日時を書き込んで」とスタッフに伝えて、グループのアカウントのカレンダーに書き込んでもらえば、全員の空き時間が重なる日時がひと目でわかる、さらに、書き込むプロセスで「あの人がここ空いてるなら私もそこ空けようかな」というような妥協案の調整もできますから合理的、ということがあります。

個人としても、趣味用カレンダー、仕事用と複数のカレンダーを作っている人がいるみたいです。ひとつのカレンダーにすべてを書くのではなく、分けていくつか作って、普段は重ねて使う、というやり方のほうが便利です。

たとえば、学会ならイベントなどのカレンダーを作り会員に共有してもらう、宝塚のファンのグループなら団員の誕生日を入れたカレンダーを、と、いろいろ活用方法はあります。

Googleカレンダーはクラウド上で使えるスケジュールソフトとして圧倒的なシェアを持っています。Googleカレンダーの出現で、かつて無数にあった市販のスケジュール管理ソフトやオンラインソフト、同種のサービスなどは、ほぼ消えてしまった、というくらい浸透しています。

 

その他

Google Photo

https://photos.Google.com/

2015年にGoogle photo という名前になり、写真の置き場所として使いやすく、わかりやすくなりました。
英語の動画しかありませんでした。

写真をアップロードして自分でカテゴリーを決めてフォルダを作り、そこに分類して保存する場所です。写真のサイズを編集したり、もできます。このサービスでも、写真単位で公開して共有できます。詳しくは「Googleフォト 共有」などで検索してください。

容量は「ほぼ」無制限となってます。「ほぼ」というのは、まず、一定以上の大きなファイル、例えば、写真を圧縮せずにそのまま放り込むだけならカウントされ、15GBの制限(フォト、ドライブ、メールの合計の容量)を受けます。
ただし、1,600万画素以下の写真、または1080p以下の動画ならカウントされないことになっています。今は、デジカメで撮った写真、動画は最高画質ならこれを越える場合がありますので、15GBまでの制限はあると、頭の隅に置いておいたた方がいいと思います。

 メールとドライブはテキストデータ主体なのでせいぜい3GB。大きいPDFなどをドライブに入れても5GBですから、googleフォトの写真と動画で10GBくらいでしょうか。ただ、10GBは動画を自由に放り込むには小さいサイズです。Googleフォトは、写真専用にして、動画の保存は自分のハードディスクなどローカル上で、ネット上で公開したり共有したりはYoutubeかVimeoを利用すればよいと思います。

 容量に関するルールはよく変わります。利用する際は再度チェックしてください。


Googleハングアウト

https://www.Google.co.jp/hangouts/

ハングアウトは、スカイプのようないわゆるテレビ電話的な機能と、Ustreamのような自分のPCにカメラをつけてテレビ局のように配信する機能(ハングアウトオンエアという名前がある)があります。Ustreamは日本から撤退しましたし、スカイプとはほぼ同じ機能だということで、今後はこのハングアウトで両方やろう、という人が増えそうです。

やり方は。。。とりあえず、スマホかカメラ付きノートか、PCならウェブカメラがあれば、あとはソフト的な使い方を覚えるだけなので、とりあえずやってみることをお薦めします。こういうものはやりながら覚えるしか方法がないです。拍子抜けするくらい簡単です。「自立編」に使い方を少し書きましたので参考にしてください。
その他のGoogleのサービスの活用方法

解説したサイトはいろいろあるんですが、動画のものを中心に紹介します。

Googleは、サービスを始める時に動画を作るぐらいで、細かい使い方などは作らない傾向があります。その代わりにユーザーがいろいろと動画をあげていますから、使いたいサービスで検索すれば、そこそこ出てきます。いちおGoogle発の動画だと、、、

Google Japan (サービスの紹介動画が中心。サクッとコンセプトを掴むのには便利)
https://www.YouTube.com/channel/UCTnRxVUPssiL7H29ON07t_Q

Google for work Japan (活用方法寄りの動画多い)
https://www.YouTube.com/channel/UCxl3AizmA_6YC4lpeycP8kA

Google for work (英語。英語のほうが情報は早い)
https://www.YouTube.com/channel/UCBmwzQnSoj9b6HzNmFrg_yw

Google 活用にかんするYouTubeチャンネル。教師向け。
https://www.YouTube.com/channel/UCO66zvpQorlNfs_7hFCfmaw

自立編に「Googleのサービスのさらなる活用」というのを書きました。そこでは、Googleのサービスを連動させて使うようなスクリプトについて書いています。

GoogleDriveにもChromeの機能拡張のようなものがあります。アドオン(Add-on)と呼びます。デフォルトでも機能が充実しているのでこれを使いこなせれば十分なんですが、アドオンも便利です。
GoogleスライドやGoogleドキュメントなどのソフトのメニューに「アドオン」というような項目があり、そこから検索、入手できます。以下のタブにGoogleDriveを拡張できるアドオンについてまとめました。デフォルトでも機能が充実しているのでこれを使いこなせれば十分なんですが、アドオンも便利です。


Googleドライブ周辺のアドオンなど

Googleドライブ周辺のアドオンなど

共通

Template Gallery
https://drive.google.com/templates?ddrp=1#

ドキュメント

Table of content :つけた見出し(H1,2,3…)に従って自動的に目次を生成
https://chrome.google.com/webstore/detail/table-of-contents/ickpeaanccmmabadbfiknbobkmkdnnaj?hl=ja

Openclipart : ドキュメント上で使えるクリップアート集
https://chrome.google.com/webstore/detail/openclipart/jhlifdiflonnipfdneahhngjdcaloajn

Table formatter :いろんなデザインの表を簡単に挿入。
https://chrome.google.com/webstore/detail/table-formatter/nhnodgfnhajblionllcpmgndadjgdeee

MindMeister:簡単なルールに基づいて書けば自動的にマインドマップを生成してくれる。

Speech Recognition : 読み上げアドオン
https://chrome.Google.com/webstore/detail/speech-recognition/idmniglhlcjfkhncgbiiecmianekpheh

Translate  : Google translate のアドオン
https://chrome.Google.com/webstore/detail/translate/nejfnokhglmkjgpkjooijcddfecjggan
単語を範囲指定するとアイコンが出るので、それをクリックすると意味が小窓で出ます。便利。ほぼすべての言語に対応。

Googletranslate

OpenDyslexic : ディスレクシアの人のためのアドオン
https://chrome.Google.com/webstore/detail/opendyslexic/cdnapgfjopgaggbmfgbiinmmbdcglnam

スプレッドシート

Attendance sorter:出欠表管理
https://chrome.Google.com/webstore/detail/attendance-sorter/poaklhcmcafeiocddnchehclcofieipn

Flubaroo:成績管理+α
http://www.flubaroo.com/

DigitalStamp4Sheet
:スプレッドシートに電子印鑑を押せる。印鑑はここで作れる。
https://chrome.Google.com/webstore/detail/digitalstamp4sheet/clbokgpmjffeicniaiebeabeejgdpdha?hl=ja

 

中規模のネット上のコミュニティ構築

 

「自立編」でドメインをとってレンサバ借りてということを書いていますが、ビジネス目的でないなら、そこまで必要ないかもしれません。身内同士で利用できればいい、新規のメンバーを獲得する方法はネット以外でもあるのでネット上でアピールする必要は無い、みたいな場合です。

人数とやり方の関係は、技術的に対応可能かどうか(同時にログインできるとか、サーバーがダウンしないとか)、その人数を運営する前提で作られているか(セキュリティ大丈夫か、ユーザーをグループ分けしてアクセスコントロールできるような仕組みがあるかとか)みたいないろんな要素があると思います。

将来的にも300人くらい、アクティブな会員は100人以下くらいで、時々イベントをして文書を共有しましょうみたいな日本語教師の勉強会レベルなら、Googleのサービス活用だけで大丈夫だと思います。会員が1000人を超えそうだとか、日常的にログインする人が数百人になるとなったら、会員管理(個人情報管理)、ログ管理や文書管理が必要になってきますし、掲示板やSNSなども併用しながらやらないといけなくなるかもしれません。その場合は「自立編」のドメインとってレンサバ借りて、というところをみてください。

Googleのサービスだけでやる

GoogleにはGoogle+というツイッターやFacebookのようなSNSサービスがあるんですが、これが残念なことにかなりとっつきにくく、国内外でユーザーは少ないです。とはいえ、思い切ってGoogle+を使うという方法もアリだと思います。なぜならほとんど誰も使ってないので、個人のSNSアカウントと利用が重ならないという利点がありますから。
慣れればインターフェイスもそれほど使いにくいものではなく、文字数制限がない(10万字くらいまで大丈夫らしい)のも、議論向きかもしれません。Gmailと連動しているので日常的なチェックもしやすそうです。ほとんど使ったことがないので、細かい使い勝手はわかりませんが、仕様をみるかぎりでは、通知や公開非公開の設定などもそれなりにあって問題ないと思います。2015年にリニューアルしたようなので利用を検討するなら最新情報を調べて下さい。

で、例えば、日常的なテキストのやり取りはGoogle+を軸にやる。予定はカレンダーを共有する(簡単です。共有カレンダーをレイヤーのように個々のカレンダーに重ねられます)、リアルの会議や議論はハングアウトで。あるいはハングアウトオンエアーで発表者がプレゼンしつつコメントを拾って配信形式でやる方法もあります。ハングアウトオンエアーのログはYoutubeに保存されますから会議のアーカイブとしてそのまま使えます。その他、文書ファイルのアーカイブはGoogleドライブで、その他、やり取りのアーカイブなど母艦となる場所は、Googleサイト、もしくは他のレンタルブログサービスで、でもいいと思います。

Googleサイト
https://sites.Google.com/site/

Google+(プラス)
https://plus.Google.com/

Googleサイトの作り方
https://sites.Google.com/site/howtousesites01/

Googleサイトの使い方 (研究会・勉強会用ホームページを簡単に作成する)

まとめると

連絡:Google+とGoogleカレンダー
リアル会議:ハングアウトとGoogle+
テキスト共有:GoogleDrive
テキスト集約、ログ:Googleサイトもしくはレンタルブログ、YouTube

で、研究会グループでも教師コミュニティでも作れるのではないでしょうか。プログラマーとか電子書籍関係で、多くて数百人みたいな人達が、phpBBみたいな大型掲示板をたたんで、Google+とGoogleのサービスを活用したコミュニティに移行した例は意外とあるようです。あと、動画系でもうちょっと公開非公開をきちんと管理するなら、Vimeoのほうがいいかもしれません。そのへんは「自立編」をどうぞ。

ネットのあれこれ苦手という人にもひとつのアカウントでできるのは安心感に繋がるかもしれません。基本、Googleのサービスはちょっとクセがあって初心者向きとは言えないようなところもありますが、あれこれと複数違うものを覚えるよりいいかもしれません。

 WordPressではなくGoogleSiteを使うメリットは、サイトを複数の仲間で編集できるということですが、基本的な操作などはWordpressのほうが分かりやすいですし、第三者に編集権限も付与できるので実は共同作業もできます。Googleでなくてもいいなら、WordPressという選択肢もあります。

Googleサイトのサンプル

Googleサイト、ちょっと使いにくいんですが、サンプル作ってみました。作成時、いろいろなテンプレートを選んで作り始めることができます。英語のテンプレがほとんどです。テンプレート(英語のものが多い)を選べば、サンプルで入っている文を書き換えるだけですが、これはテンプレなしです。

https://sites.google.com/site/sakusakusample/

 まだちゃんと日本語化されていませんので、デフォルトの設定は英語だったりします。英語が得意な方は英語のテンプレを使ったほうが早いかもしれませんが、苦手ならテンプレなしで作っていくほうがいいかも。

 https://wordpress.comではなくGoogleSiteを使うメリットは、サイトを複数の仲間で編集できるということですが、基本的な操作などはWordpressのほうが分かりやすいですし、第三者に編集権限も設定できるので実は共同作業もできます。Googleでなくてもいいなら、Wordpressという選択肢もあります。

 

Google以外のオンライン上のあれこれ

Googleはひとつのアカウントでいろいろとあるのですが、他の会社も、独自のサービスを展開しています。Googleとカブっているものも多いのですが、それぞれ個性はあります。

 

クラウドサービス系

流行なのでGoogleドライブと似たようなサービスはどこもやってます。Apple,Microsoft,その他いろいろ。。。アカウントを作ったら数GBまでフリー、それ以上は有料、というような形が多いようです。
ただ、いずれもGoogleのサービスで同じようなことができるので、少なくとも最初はあちこちアカウントを取らなくてもいいんじゃないか、という気がします。まずはGoogle系のものでやってみて、使いたくなったらお試しでやってみるでいいのでは。

 

ジェネレーター系

ジェネレーターというのは何かを作るためのソフトのオンライン版です。

写真の加工やデータを入れてインフォグラフィックを作ったりは、PCのソフトでやる方法の他に、このジェネレーターでやるという選択肢もあります。クラウドサービスと同じように無料のアカウントを作って自分のページを持ち、そこで作業をしてそのままネット上に保存する。たいていの場合、無料サービスではここまで、という制限があり、有料で月額会員になったら全機能使えるとか無制限に保存できる、ライセンスフリーで使える、みたいな形が多いです。

Prezi プレゼン資料を作る
https://prezi.com/

knovio:プレゼン用の動画を作る
http://www.knovio.com/

befunky:写真を加工する
https://www.befunky.com/

インフォグラフィックを作る
Visually
http://visual.ly/
Infogr.am
https://infogr.am/

GIFHY:実写動画からアニメGIFを作る
(ツイッターに投稿される動画はこういうサービスでアニメGIFにしてあることが多いです)
http://giphy.com/create/gifmaker

教師向けのウェブサービスもいろいろあります。

5 minutes lesson plan : 教案作成
https://www.5minutelessonplan.co.uk/Home

Stoodle : オンライン上でホワイトボードを共有する。
http://stoodle.ck12.org/

Spreeder:フラッシュ暗算みたいに文字を次々と出すアニメーションを生成する。
http://spreeder.com/app.php

 


情報を収集する

「ネットサーフィン」という言葉は、いろんなウェブサイトをアチコチ行ったり来たりする、あるいは別のサイトに飛ぶ、というようなイメージだと思いますが、今はほとんど使いません。

日常的に更新されるニュースから必要な情報を確実に拾うためには、今、2つくらいの方法があります。ひとつはフィードリーダー(Feed reader)を使う方法、もうひとつはSNS経由です。現在、大手メディアやニュースサイトは新たなニュースを出す時や、情報をアップデートする時は、自分のサイトで更新したという情報をフィードで出し、またツイッターやフェイスブックなどのSNSにも流します。

とりあえず新聞的に読むのは好きな新聞サイトひとつくらいにして、後は、自分の知りたいテーマに即して収集したものを読むことにするのはどうでしょうか?SNSの使い方は後で書きますので、ここでは、フィードリーダーで収集する方法を書きます。

 

フィードリーダーに集めてもらう

Feed(フィード)という言葉があります。これはウェブサイトの更新情報を配信する機能で、サイト制作側が配信のペース、配信する記事、見出しなどを決めて設定します。個人のブログと新聞などの新しく記事が投稿され、更新されるようなサイトは、ほとんどの場合、これで最新更新情報を配信しています。配信の方式がいくつかあり代表的なものがRSSもしくはAtomという方式で、フィードを配信とか、RSS配信、というように呼ばれます。AtomとRSSは同じ配信の規格でAtomのほうが新しいです。どっちでもいいのですが、ここでは、より知られているRSSで説明します。

フィードリーダー、RSSリーダーというもので登録をすると、配信したニュースが受け取れます。新聞社のサイトをブックマークしてアクセスして読まなくても、重要なニュースを一日に数十件くらい配信してくれるので、サイトに行かなくても、そのリーダーを開けば基本的な新着の記事はチェックできます。フィードリーダー上では、要旨が表示されます。詳しく読みたい場合は配信元の新聞社などにも飛べます。

配信しているかどうかは、サイトにアクセスした時に、ブラウザーのURLのバーの近辺に小さなマークが出ることでわかります。

feed

この右のマークは、世界共通のFeedのマークです。このマークが出てきたら、あるいはオレンジになったら「このページはFeedで配信していますよ」ということです。これはChrome ではデフォルトでは出ません(Googleはフィードリーダーも止めたし、Chromeもデフォルトで対応しないし、で、そもそも、このfeedの配信システムは過去のモノだと考えているフシがあります)が機能拡張を入れれば出ます。

機能拡張
RSS Subscription Extension by Google

新聞社やウェブメディア以外でも配信しているところはあります。上の画像のURLはCiNiiという日本の論文のアーカイブです。アーカイブとかアマゾンみたいにサイトが大規模でそこに大量のデータがあって検索できるようなところは、Googleの検索ではひっかからないケースが多いので、このFeedシステムを利用すると便利です。

速報性ではソーシャルメディアに負けるのですが、確実に興味がある分野のニュースを拾っていく確率は高いと思います。
受け手(あなたのことです)は、チェックしたいメディア(朝日新聞とか来日するスターの速報的な情報発信の情報発信ブログとか)を登録しておけば、パソコンがオフでも勝手に24時間収集してくれます。
で、朝なり夕方なりにフィードリーダーを覗いて、収集してきたニュースを読む。という使い方をします。

代表的なフィードリーダーにFeedlyというのがあります。これで説明します。おおまかな仕組みがわかれば、他のフィードリーダーでもできます。まずはアカウントを取得してください。

https://feedly.com/

Feedlyのアカウントをとったら、ChromeのFeedlyの機能拡張も入れます。
https://chrome.Google.com/webstore/detail/feedly/hipbfijinpcgfogaopmgehiegacbhmob?utm_source=chrome-app-launcher-info-dialog

これで、フィードに対応しているページにアクセスすると自動的に右下にアイコンが出ますので、それをクリック。すると、縦長のバーが現れます。それの一番上の+をクリックするとFeedlyに飛んで、登録画面になります。

もしくは、さきほど紹介したGoogleのRSS用の機能拡張経由で追加もできます。
URLのバーの右にオレンジのフィードのマークが出るようになります。それをクリックして登録します。デフォルトではFeedlyが登録先に入ってないので

1)セレクタから「管理」を選び

2)追加画面が出るので追加をクリック。

3)名前はFeedlyなどわかりやすいものを

4)URLは  http://cloud.feedly.com/#subscription/feed/%s  を入れる

これで、Feedlyにも自動的に追加できるようになります。

どちらの登録方法でも、Feedlyに飛んだ後はやることは同じです。
追加しようとしているフィードと過去の記事の一覧がでます。そのタイトルの右に +Feedlyというボタンがでますので、それをクリック。カテゴリを選ぶ画面になるのでカテゴリを指定して登録で終了です。(この最後の「カテゴリを選んで登録」を忘れがちなので注意してください)

私は、10くらいのカテゴリに分けて150ぐらいのサイトを登録しています。これで、だいたい毎日200くらいの新着情報が届きます。ただ大手の新聞は配信記事が多いので、登録せずに、ツイッターのほうで速報を得ることにしています。このへんはお好みで。

feedly

Feedlyに限らないのですが、フィードリーダーはサイトの更新状況だけをキャッチするのではなく他にも便利な使い方があります。例えばさきほどの論文のデータベースのCiNii で、興味がある分野、例えば「語彙 習得」などと検索します。その検索結果が表示された画面でもブラウザーの右下のFeedlyのマークが出ますのでそれをクリックしてフィードリーダーに追加すればその語で検索して出る論文に新しいものが追加されたら自動的にFeedlyに送られます。つまり興味のあるジャンルの論文の更新状況も見張ってくれるというわけです。アーカイブなどがあれば、フィードがあるか確認してみてください。

もうちょっと範囲を広げたやり方もできます。Googleで検索した結果の新着を受け取る方法です。

Googleのニュースの検索結果の新着を配信しFeedlyに登録する。

これは意外と知られていないので書きます。自分が知りたいことをキーワードで設定し、その新着情報を収集して配信してくれるので便利です。

まず、Googleアラートというサービスにアクセスします。このサービスは検索結果をメールで知らせてくれるというものです。メールでもいいのですが、フィードで受け取るほうが、フィードリーダーでカテゴリ分けしてくれますし、好きな時にまとめて見られるのでより便利です。

https://www.Google.co.jp/alerts

1)アクセスする(Googleにログインした状態なので、送り先のGmailアカウントが表示されています)

feed1

2)キーワードを入力する(下にどんな記事が上位にくるか表示されます)

feed2

3)どう収集するかを設定するかを決める。

頻度は収集するペース。ソースは収集の対象などです。デフォルトのままで大丈夫ですが、例えば、ここを「ビデオ」にすると動画だけを対象にします。好きな設定に。ただし最後の配信先はデフォルトだとメールアドレスになっていますが、これを「RSS フィード」にします。(メールアドレスのままだとそこにメールでお知らせしてくれる、というわけです。ここではfeedlyでまとめて受け取ることにします。メールだと複数設定するとたくさん来たりして大変なので)

feed3

4)RSS フィードにしました。アラートを作成ボタンを押します。

feed4

5)これで設定完了ですが、RSSフィードで受け取ることにした場合は、この結果のフィードアイコンをクリックするとFeedlyに追加する画面になるのでFeedlyを選んで登録し、7へ。(ならない場合はURLをコピーしますして次の6へ。)

feed5

6)このコピーしたURLをFeedlyのAdd content に貼り付けてリターンで以下の画面。+をクリックします

feedly1

7)左の画面でどのカテゴリに入れるかを決めて登録で終了です。

feedly2

これで、Feedly に一日1回程度、検索して上位に来たニュースが配信されます。あとは時々(2日に一度とか?)Feedlyを覗いてチェックするだけです。

その他、フィードを利用して集められるもの

1)アマゾンの新刊本、ベストセラーなど

・新着本なら新着本ランキングに
http://www.amazon.co.jp/gp/new-releases/
・ベストセラーをチェックするならベストセラーに。
http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/books

好きなほうにアクセスして、左のメニューで希望のジャンルまで行きます。
ベスト20が表示されたら(あまり細かいとこまで行くとランキングがないケースも)そのページの一番下までスクロールダウンすると、RSSが現れます。ここの「購読しているもの」のリンクをフィードリーダーに登録します。

amazonfeed

 ただアマゾンの日本語関係のジャンル分けは大雑把なので、例えば日本語の教材の新着だけ知りたいというのは難しいようです。

 

まとめ系

ネット上で話題になったり、SNSなどで誰かが複数投稿したものを、読む価値があるものだと考えた誰かが勝手にまとめてページにするというサービスがあります。無名の匿名の人がピックアップして、それを面白いと思った人が読み、その読まれた数で重要度が決まります。これをチェックすればネット上で起きたことはだいたい把握できるようになってます。テレビや新聞とはちょっと違うネット世論の一旦を垣間見ることができます。フィードやSNSで情報発信をしています。

Togetter(トゥギャッター)
http://togetter.com/
ツイッターのまとめの老舗。ツイッター全般から話題になったものだけでなく、地味だけどそのジャンルの人にとっては貴重なツイートであったり興味深いというものもまとめられています。速報性もかなり高いです。

NAVARまとめ
http://matome.naver.jp/
こちらはツイッターに限らずブログやネットの記事などをまとめるサービス。まとめた人が閲覧数に応じてお金が貰えるというシステムなので、どちらかというとキャッチーな話題が多いです。

はてなブックマーク
http://b.hatena.ne.jp/
これはツイッター以外でもブログや普通の記事などで話題になったものを集めるというサービスです。ユーザー登録しなくてもフィードで読めます。

いずれも、基本的には

1)トップページから興味があるカテゴリに行く
2)RSSマークが出るのでFeedlyに追加

でそのジャンルの新着が通知されます。ただ、まとめ系は配信数が多いので、興味のあるジャンルに絞ったほうがいいと思います。Togetter、NAVARまとめ、はてなブックマークには、速報、新着などいろんなツイッターアカウントもあるので、ツイッター経由でも収集は可能です。

Feedがないサイトやアーカイブの検索結果はどうするか?

□ Google Scholar

例えば、このGoogleの論文アーカイブのGoogle Scholar は、フィード配信に積極的ではないGoogle系だからかフィードがないのですが、メールで新たに追加されたものを通知してくれます。手順は

1)この検索結果の情報を知りたいというもので検索する。(日本語だけにするかはお好きなように)
2)結果のページの左のメニューで「日付順」にする。(要約かすべてかはお好きなように)
3)左下の「アラートを作成」をクリックすれば、どういうふうに送るか設定できます。
以上でメールで送られるようになります。

 japanese language を含む論文はほぼ毎日追加されています。ただし、文中で出てきただけということもあるので、右上のオプションで、検索対象を絞ったり、キーワードを工夫したりして、自分が読みたい論文がヒットするように設定でいろいろとカスタマイズできますので、研究してみてください。(これをfeedで欲しいと考える人は多いようで、いろいろ裏技もあったのですが、Googleは、Feed配信そのものをしたがらないので裏技の寿命は短く決定版はありません)

 

 

ソーシャルメディアで情報収集

timeline

本格的な使い方は、後で書きます。ここでは情報収集のツールとしての側面を軸に概要だけ。

フィードリーダーはブログなどある程度文字数が多いまとまった記事や新着情報を集めるのに適していますが、こちらは、興味や関心があるジャンルの人達のつぶやきを日々読んだりという楽しみがひとつと、情報収集的なことで言うと、テレビの速報と同じくらいのスピードで新聞社や通信社が速報を流すことがありますので、その速報的なニュースに強く、ニュース記事へのリンクもあるので、深く知りたい時はリアルタイムで記事にすぐにアクセスできるという利点があります。専門家もツイッターアカウントを持っていますから、登録(ツイッターではフォローすると言います)すれば、そのソーシャルメディアにログインした時に、ブラウザーに自動的にニュースが流れてきます。設定によってリロードで更新されたり、自動的に流れていったりです。

 「流れてくる」というのは、ページをリロードしたらその記事が回転寿司のコンベアーみたいに順番に流れてくるということです。座ってる席から見える寿司は5皿くらいですが、ツイッターだとモニターに5~10くらい見えて、上から下に「流れていく」わけです。

海外のメディアなど100くらい登録すれば分刻みで、アルゼンチンで地震だとか、ノルウエーで首相が辞任したとか、というニュース(ツイッターだと140字なので、要旨と記事のページへのリンクなど)が流れてきます。また、時にニュースや報道の姿勢に対する批判もタイムラインに流れますから、多様な見方も得ることができます。特に、地震などの災害情報は圧倒的に速いです。記者が直接書いたことが数秒後には流れてきます。速報が訂正されたりもするので、そのプロセス含めてメディアとしての新しさがあります。

フィードリーダーで説明したメディアや「まとめ系サイト」はほとんどの場合ツイッターのアカウントもあります。日に一度くらいのペースでチェックすればいいものはフィードリーダーで。何かあった時にパッと参照したいな、ということはツイッターで、微妙なものは両方で、という使い分けが多いようです。

ツイッターやFacebookは、人とやり取りするツールとして紹介されますが、実はこういう情報収集のツールとして使っている人がほとんどです。投稿しなくても読むツールとして便利ですし、今はネット上の情報を集めようとしたら欠かせないものでもありますので。(世界中の大手メディアは、サイトを更新してその情報を、Feed、Twitter,Facebookの3つでは必ず流すと言ってもいいと思います)

 

後で読む

SNSなどでリアルタイムで流れてくる情報を収集する際に必要になってくるのは、

1)後で読むための一時的なストック場所
2)スクラップ的な長くストックする場所

です。使ってると「今は時間ないけど後で読もう」という記事が出てきます。

1)は、ホントに一時的でよければ、最初のブラウザーの機能拡張で書いたScrapBookで可能です。ただちょっと動作不安定なところもありますし、クラッシュしたら消えてしまうリスクもあります。

この種のサービスは、やはり需要が多くていろんなサービスがあります。「あと読む」「あとで読む」系、とでも言いますか。ツイッターのアプリなどと連携しているサービスを利用するのが楽です。

いずれも保存する際にタイトルなどは自動的に付けられますし、自分で書き換えることもできます。あらかじめジャンルを作って置いてそこに入れる方式か、保存する際にキーワード(タグ)をつけてという場合もあります。

Pocket
https://getpocket.com/

が一番使いやすいと思います。アカウントを作って置けば、ツイッターのクライアントソフトやアプリなどで「後で読むサービス」として登録しておけば、記事のURLをpocketにストックできます。

Chromeの機能拡張 save to pocket をインストールすればChromeで表示したページをストックできます。
https://chrome.Google.com/webstore/detail/save-to-pocket/niloccemoadcdkdjlinkgdfekeahmflj?utm_source=chrome-app-launcher-info-dialog

2)は、新聞の切り抜き的なイメージでしょうか。当分キープしておきたい場合です。ブラウザーでページごと保存してPCに保存するのもひとつの方法ですが、PC内よりもクラウド系サービスのほうが確実かもしれません。(サービス提供会社が潰れる可能性はいつもあるわけですが)

多分、前述のEvernoteをウェブページのスクラップとして使っている人は多いと思います。

https://evernote.com/

海外の新聞やウェブメディアは記事のURLは固定で、ずっとネット上に残っていることが多いんですが、日本の新聞社は半年もすると、記事が消えてしまいます(悪弊だと思います)。Evernoteはまるごと保存してくれるので残ります。
使い方はネットに情報がたくさんあります。

Evernoteによる解説動画(日本語字幕があります)

Evernote提供の解説動画のチャンネルは

https://www.YouTube.com/user/EvernoteJP

Evernote のライバルとしてはMicrosoftのOnenoteがあります。Evernoteの無料、有料は、機能によって変わりますが、Onnoteは機能は同じで保存の容量で変わります。今のところ15GBまで無料なので、通常の使い方ならば、Onenoteは無料でフル機能が使い続けられます。0から始めるならこっちのほうがいいかもしれません。
https://www.onenote.com/

 pocketと同じようなサービスとしては、https://www.instapaper.com/ と https://www.readability.com/ があります。

 特にスクラップまではしないし、Evernoteみたいなのは不要で、Googlekeepで十分という人はいるかもしれません。2016年以降、EvernoteはGoogledriveと連携していくらしいので、すでに両方のアカウントを持ってる人には便利になるかもしれません。

 

アーカイブで探す

「アーカイブ」というのは、ファイルがたくさんあるところ、というくらいの意味で使われます。ソフトウェアのアーカイブが最も有名で、オンラインソフトなどがたくさんあり、ファイルの種類も圧縮されたzipが中心、という印象です。
呼び名はともかく、ネット上には、まとまったデータを集めてるサイトがあります。これらのサイトはそこのサイトで検索しないと中のデータが読めないものと、「外」にも公開していてGoogleで検索すれば、キーワードによってはヒットするものがあります。

ただ、論文を探す場合は、CiNiiに行って探したほうが効率がいいですし、いろいろな検索のオプションもあったりするので便利です。

また、CiNiiは、論文を探すだけでなく研究者の素性を調べる場所としても便利です。

日本語教育に限りませんが、専門家として発言している教授、准教授などでも「あれっ?」と思ったらCiNiiで論文を検索したほうがいいと思います。論文の中身は理解できなくても、少なくともその人の専門はわかりますし、論文は個人の思い込みだけで発表できるものではなく、査読によって第三者の専門家によるチェックを通ったものですから、論文の数はやはり研究者としての力量の目安にはなるのではと思います。研究者の人達というのは(研究で忙しいまともな研究者ほど)あまり公に「あの人は…」的なことは言わないので、例えば私のような素人には見分けが付きにくいところがあります。今のところ、論文検索は唯一の判断材料です。CiNiiで検索して、一般の雑誌の単なる記事や、査読が甘いこともあると言われている紀要や論文集(ジャーナル)への投稿ばかりで、査読つきの論文がほとんど出てこない(最低でも二桁はマスト、という話を聞きます)という人は(例外もあるとは思いますが)軽くダウトでいいんじゃないでしょうか。

 教授であっても博士号をもってない人は結構います。そこもひとつの判断材料だと思います。ここで論文、業績、学位が確認できます。
ReserchMap 研究者検索 http://researchmap.jp/search/  

 


 

同じ趣味などを持った人が知識や知恵を持ち寄る場所として、かつてはニフティーサーブの発展系として掲示板がありました。今は、SNSもそうですが、掲示板の代わりにWikiも使うことがあります。Wikipediaのようなものを作るスクリプトは無数にあり、掲示板より流行っているようですし、効率的に情報にアクセスできます。なので、例えば何かについて知りたい時は、 #その何か と #wiki で検索することも有効です。wikiもネットではアーカイブ的な役割を担っていると思います。

 掲示板的なwikiで面白いものとしては
chukuwikiがあります。
http://wiki.chakuriki.net/index.php
地域の噂、住んでいる人の考え方、どこの街とどこが仲が悪いみたいなローカルな「あるある」を集めたwikiです。ここでしか知ることができないことがたくさんあります。あなたの街を検索してみてください。もちろん、wikiですから、あなたも情報を追加したり、修正して、参加できます。

Google翻訳をどう使うか?

Google翻訳は、Chromeの機能拡張で単語単位で使うのは便利ですが、「翻訳」は無理です。ページ翻訳だとまだボロボロです。Google翻訳は、単語辞書か、ページを読む機能は「いろんな言語を英語に翻訳するツール」として使うことをオススメします。これだとかなり使えます。

フィードリーダーやツイッターで発信もしてないところもありますし、対応してても新着情報くらいなので、こういうサイトは別にブックマークしておいて、必要な時は行く、ということになります。残念ながら日本語教育関係では、アーカイブと呼べるサイトはあまりないんですが、日本語関連ということでリンク集をこちらに作りました。
使えそうだなと思ったらブックマークしてください。

http://webjapanese.com/blog/j/nihongo/link/

コーパスの使い方などは、こちらの説明が親切です。
http://www.jpf.go.jp/j/project/japanese/teach/tsushin/reserch/201602.html

 

ソーシャルネットワーク

 

ツイッターやFacebookのアカウントの作り方や操作方法は、検索すれば、サービス提供者が作ったサイト以外もたくさん出てきますから、そこで基本的なことはおぼえてください。ここでは、ツイッターやFacebookのことは知ってるけど、特に「ネットで繋がろう」なんて思わないし、メールで知り合いと連絡できれば十分、とか、とりあえずアカウントは作ったけど、知り合いはやってないし、なんとなくやめた、という人達にむけて、SNSをもうちょっと活用するための予備知識的なことを中心に書いていきます。もう一度、ちゃんとやってみて、それでもつまらないと思ったらやめればいいだけですので。

たとえば、作ったものをネット上の人にみてもらいたい、配布したい、となると、配布場所と広めるための方法が必要です。個人やグループでひとまず配布するための基地はブログで、広めるツールはツイッター、FacebookなどのSNSでやるのが一般的です。人と無理に繋がらなくてもいいわけですが、ビジネスで活用する価値はあります。ひととおりは知っておいたほうがよさそうです。というわけで、ネットの活用、とりわけソーシャルネットワークの活用について書いていきます。

 

日本のネット社会

 

日本のネット事情

世代

日本のネット社会には、どんな特徴があるんでしょうか。

日本では、キーボード入力に慣れた世代とそうでない世代はだいたい1970年あたりが分かれ目になっているようです。1960年代生まれの人達は就職してもパソコンが将来必要かどうかわからない、ぐらいの感覚で20才あたりまで過ごしたはずです。今はFacebookのアカウントを作って、時々同窓会情報として覗くくらい、という人が多数派という印象です。
1970年代生まれは、得意、不得意はともかく、20代にWindows95が出てきて、ギリギリ若いうちにキーボードにふれたことがある、あるいは会社に就職してふれざるを得なくなった。これが使えないとこの先まずい、と感じていた世代じゃないでしょうか。

80年代以降に生まれた世代は10代のころからゲームなどで、いろんなインプットデバイスに触れ、ほぼ自然にキーボード入力をこなし、大人になったらパソコンが使えないとダメ、と言われて育った世代です。今もネットを活用しているはずです。携帯の学校裏サイトみたいなこともチラホラ出てきた。でもSNSをはじめたのは成人後です。
そして90年代以降に生まれた世代は、キーボードよりも携帯電話、スマホであり、10代のころからSNSが主な連絡手段になっています。

日本の場合は、キーボード入力を覚えるというハードルが高く、1970年以前の世代がネットやソーシャルメディアを活用しているケースは他の国に較べて、かなり少ないのではないかと思われます。その分断は日本の特徴かもしれません。

 1970年より前に生まれた世代のネットユーザーは同世代や自分より年上がいないネットの世界でハメを外しがち、ということもあるように思います。早くからパソコン、ネットに適応したという自信もありますし、自分より下の世代が多いネットでは多少経験も知識も多いという自負もある。日本語教育業界でもこの世代は「私が詳しいことは重要」「私が苦手な分野はそれほど重要じゃない」みたいな人は多いです。「間違った」「知らない」と言えない。で、炎上しがちです。
10代の頃から掲示板やSNSが身近だった世代は、たまに「身内でやっておけばいいのに…」みたいなことを書いたりやったりしますが、基本、ネットでの振る舞いは慎重です。周囲はみなネットはやってるという緊張感があります。比率でいうと今は高齢な人のほうがオカシナことをネットに書いたりしがちだと思います。

ソーシャルメディアに至るまで

私は、97年から日本語学習者向けサイトを作っていました。ターゲットは日本語学習者で、つい最近まで主に海外のネットをみてました。日本国内のネットは横目でみていただけですが、ネット以前、90年代半ばまでは、パソコン通信の時代があり(Nihongo forum は時々覗いてました)、そこのコミュニティが90年代後半に終わって、2000年前後までは掲示板がニフティーの代わりになるか?みたいな時期があり、結局、荒しに屈して掲示板文化は終了した、と言っていいでしょうか。私のサイトに置いていた掲示板やチャットも荒らされたりハッキングされたりであれこれ対策をしましたが、結局閉鎖しました。2002,3年ごろからブログが流行りだし、個人が気軽にネット上にスペースを持って発信したり、あるいはブログを書かなくても、コメント欄で書き込んだりが広がりました。このへんからネットは普通の人達に開放されはじめたのかなと感じます。ブログ以前は、まずはホームページ作りを勉強しないとネット上に自分のスペースを作ることはできませんでした。

そこからソーシャルメディアが日本で普及しはじめる2010年ごろまでは、ネット上のコミュニティは、パソコン通信時代のコミュニティの影響を受けたクローズドなもの(2ちゃんとかmixiとか、海外だとMyspaceとか大型掲示板みたいな)ものが中心で、その横に芸能人ブログ周辺にいる人達とか、「はてな」周辺で、エンジニアとか大学関係者みたいなサービス利用者がなんとなく互いに近いところにいてブログでコメントしあったりしてた、ということかな、という印象です。

そして、2010年以降はネットの主流はSNSということになってきています。

SNSの現状

SNSは、今のところ、日本では、Facebook,Twitter,LINEの3つが主流でしょうか。FacebookとTwitterがちょっと機能とユーザーが重なっていて、どちらも連絡というよりネット社会への発信、受信の手段として使われています。LINEは、2つとは違うメールの代替え的なパーソナルな連絡手段として棲み分けしている、という印象です。

Facebookは、世代を問わずユーザーがいます。日本では、ビジネス用途や、わりと高齢の大人の連絡手段という使われ方をしているように思います。元々大学生の友人ネットワークから始まったこともあり出身大学、出身地などをプロフに書いて、友人の友人が知り合いかも?とFBのほうから紹介される、というような、プロフィールと所属したところの友人関係からネットワークが広がっていくようなSNSです。実名が基本で、実生活の知り合いとネットで知り合った人が混在しているということが多いようです。北米、欧州ではかなりの人がアカウントを持っていますが、若干熱は下がり気味(若い世代を中心に写真や動画が軸のインスタグラムやLINE的なSNSに移行中)。でもアジア(特に東南アジア)では若者にかなり人気があるようです。

LINEは1990年生まれ以降の若い世代のユーザーが多いようです。携帯電話番号やFacebookなどの実名、実住所から作るアカウントでもありますし、一人で複数アカウントを使うことが難しいことから、ネット社会の一部というより、携帯電話スマートフォンの延長上にあるパーソナルな連絡手段として使う人が多いようです。実名ベースとはいえ、Facebookと違ってネット上では匿名でいることも可能です。LINEも、自分のアカウント周辺では実生活の知り合いとネットで知り合った人が混在していることがあるみたいですが軸は実生活での知り合いというイメージです。実生活でも顔を合わせる知人、友人達中心のクローズドなコミュニケーションのツールとして活用されています。海外にも多少広がってはいますが、基本ユーザーは圧倒的に日本国内です(同じようなサービスが海外にはすでにあり、かなりシェアを伸ばしています。このタイプのSNSは今、世界的に最も人気があるかもしれません)。

そしてTwitterは、海外でもFacebookに継ぐユーザー数がいます。匿名でもアカウントが取得でき、ネット上で不特定多数ともコミュニケーションをとっていくことにハードルが低いツール、実生活とは切り離そうと思えば線が引けるネット社会への窓口、という使われ方をしています。匿名性が保障されているという意味では、最もネット的と言えるかもしれません。ツイッターで知り合い、仲良くなれば、LINEでもコミュニケーションするようになる、という順番であるようです。

国内のユーザー数は、いろんな調査があり、かなり数値が違います。新規の加入者が落ち着いてきた2015年あたりの調査ではFacebookとツイッターが同じくらいで2000~3000万人、LINEは4000万人。GoogleがやっているSNSのGoogle+が200万人とぐんと減ります(GoogleはSNSだけは、苦戦しているのです)。ただし、私の実感としては日常的に実際に使ってるユーザーは、これらの数字の半分以下です。

メールの次に来るものとしてのSNS

LINEのところにも書きましたが、主にスマホでの知り合い同士のテキストメッセージのやり取り系のアプリは、世界的にもブームで、これは日本ではLINEが、海外では、オーソドックスなテキストメッセージのソフトとしてはWhat’sAPPというサービスがシェアトップで、北米ではSnapchatもシェアが高いようです。Facebookのメッセージ機能も使われています。このジャンルはサービス会社の栄枯盛衰はあっても、なんらかの形で続いていくと思われます。Facebookは、最近、人気が下がってきたようですが、ネット上のプロフィールのスタンダードとしてしばらくは続きそう。ツイッター的なポジションのツールは、ツイッターがいつまで担うのかは未知数というところです。

一方で、SNSの流行で、ブログの時代は終わりつつあると言われてます。2010年以降にネットにデビューした人はブログを持とうとはしない人が多いようです。
国内にブログサービスを提供しているところが数社あり、国内のブロガーはそれを利用している人が多いのですが、個人ブログの数は全盛時に比べるとかなり減ったと思います。今は、ブログは、まず芸能人の宣伝用発信ツールであり、ジャーナリストなど文筆業の人の発表の場ではありますが、趣味の情報を収集して公開するポータル的なサイト(今は2ちゃんねるなどの投稿を速報的に伝える「まとめサイト」が乱立しています)としての利用と、ブログで人気がでそうな記事を書いて広告を載せ、小遣い稼ぎをしようという人達の場所となりつつあります。「ブログが炎上」するのは、そういうセミプロみたいな人達がウケ狙いで確信犯的に書いた記事が火元ということも増えてきました。(アクセスが増えれば、広告料も入るというわけです)

 

日本のネット社会における匿名性

ネット上でどの程度実名を公開しているかに関しては、いろいろな調査があります。

Facebookでは、前述のように原則実名でアカウントを作らないといけない、いうルールがありますから7割程度は実名ではないかと言われています。LINEは、携帯電話やFacebookとの関連づけがないとアカウントが作れないため、個人との結びつきは強いですが、実名を公開しなければならないということではありません。

ネット上の掲示板やブログなど、匿名が選択できる場合はどうでしょうか?
掲示板では、匿名が多いようです。ブログでは実名あるいはプロのライター、文化人、ネットが得意な著名人などは筆名だったりということが多いようです。ツイッターでは、実名を公開しているのは1~2割という調査結果が多く、知人なら気がつく程度の仮名が3割くらいという印象です。つまり、半数以上は匿名です。日本のネット、SNSを楽しむ場合、この匿名性の高さは、覚えておいたほうがいいと思います。ツイッターのアカウントでは、一見、実名風だけど、仮名というケースも多いようです。また、仮名で自らとは異なる性を装うケースも時々あります。

ともあれ、ネット上で知り合う人は、実名らしき名前に加えて、プロフィールに確実に本人と特定できるような情報(実在する有名な組織、例えば大学名、あるいはFacebook へのリンク。ツイッターでは著名人は本人確認をして公式マークが付くこともあります)が添えられてないかぎり、基本、最初は、誰なのかはわからない、という気持ちで付き合いを始めたほうがいいと思います。

また、匿名性が高いということは、あなたがアカウントで実名を名乗っても、最初は疑われているかもしれない、ということでもあります。

匿名同士のやりとりから人間関係を作っていき、次に、個別のメッセージを送りあう、そして、非公開の場でプライベートなやりとりをして、手順をふみながら、時間をかけながらネット上の人間関係を築いていく、そして、最終的に、そのままネット上だけで仲良くやっていきましょうという暗黙の了解が自然と成立していくこともありますし、では、会いましょうか、ということもあります。これらのプロセスの中でお互いに実名を名乗り合うことになることもありますし、匿名のまま、ということもあります。匿名からはじめて急がずゆっくり信頼関係を作っていくということも、それが可能なツイッターというツールが日本で人気であることも、日本のネットの特徴のひとつと言えるかもしれません。

 

 

ツイッター

日本ではSNSをやろうとなると実質的にFacebookかTwitterの二択です。ここでは、より多様な使い方ができるツイッターを例に説明します。ただツイッターの使い方やマナーの考え方はいろいろあり、どれが正解かはわかりません。ひとつの方法として参考にして、後はご自身で自分なりのルール、使い方を作っていってください。

 

アカウントを匿名で作る

「SNSでの匿名性」でも書きましたが、日本では、ツイッター上で実名を公開している人は少数派です。従って、あなたも、実名を公開するのは慣れてきてからでいいと思います。後から変更できますから。アカウントは非公開ではなく公開設定、まずは仮名で始めてみましょう。

ツイッターにはアカウントを取得する時は、最初に、ニックネーム(呼び名)とメールアドレスとパスワードを設定します。アカウントを取得するプロセスで、ユーザー名も設定します。このユーザー名があなたのツイッター上の住所名になります。「ツイッター、アカウント教えて(ツイッターの呼び方では「ユーザー名」ですが、一般的には「アドレス」「ID」「アカウント名」と呼ぶ人も多いです)」と言われたら、このユーザー名の頭に半角英数の「@」をつけて教えます。

ユーザー名は後から変更もできますが、基本、変えるメリットはほぼありませんから、あまり変える人はいません。ツイッターで他人が同じものを使えない、あなたがあなたであるという目印になりうるのは、このユーザー名(ID)だけです。

アカウントを取るプロセスの中でいくつかのアカウントをフォローするいくつかフォローすることになります。5つフォローすればいいことになっているので、事前に調べておいて、5つフォローしておきましょう。

ツイッター上ではあなたのIDの頭にアットマーク(@)を入れて(例えば@webjapaneseJ)、それをクリックするとあなたのホーム画面になります。最初に書いたニックネームが、ユーザー名とは別にあなたの名前として、表示されています。そのニックネームをクリックして「プロフィールを編集する」ボタンを押せば、ニックネームは変えることができます。

ニックネームのところに本名を書く人もいれば、「**を許さない市民」みたいに自己主張で使う人もいれば「**ちゃん命」とする人もいます。「*日まで休暇中」という使い方もあります。プロフィールに表示されるアカウントの持ち主の名前という意味でいつでも変更可能です(ちなみに変更は「設定」からではなく、自分のホームで「プロフィールを編集」ボタンをクリックして変更します。ここはツイッターの設定周辺で迷いがちなところです)。

もう使い始めることはできますが、アイコンの画像をアップロードしてください、次にプロフィールを書いて下さい、誕生日も、住所も、と続きますが、これらは全部スキップできます。後でアイコン画像とプロフィールは埋めることにして先に進みましょう。

スタートの段階で、アカウントを作るプロセスでフォローした5つのアカウントと、もう数人があなたをフォローしていることになっています。また、このフォロワー(あなたをフォローしている人達、という意味)はスパムなので、その人のアカウントの設定アイコンをクリックして「ブロック」を選択してください。消えます。

アカウントを取得した後は、サービスを利用するためにログインするのに使うのは、ユーザー名とパスワードです。

日本語のSNS上のやりとりでは、相手をどう呼ぶか、自分をどう呼ぶかはいろんな種類があり、関係によって変わります。ネット上では、相手に対して最初、どう呼びかけるか? 私の印象では、最初は、相手のユーザー名(ID)に「さん」を付けるの最も無難で、次に相手の名前(ニックネーム)に「さん」をつけるやり方だと思います(名前を公開している場合でもユーザー名を使う人のほうが多い印象です例えば、私どもの日本語のツイッターのアカウント名は「@webjapanesej」ですから、最も無難な呼び方は、「@」を外して「webjapanesejさん」と書くことになります。つまり、あなたが、誰かからリプライを貰う時は、あなたが考えたユーザー名やニックネームで呼ばれる可能性があります。長いと文字数を使いますから、短めで空いているものにしたほうがいいと思います。

アイコンは、何もしないままだとツイッターが準備したものになります。このアイコンのままだとあまり印象がよくないので(ただ悪口を言ったりするためだけに作ったようなアカウントは、この初期設定のままのアイコンのアカウントが多いのです)最初は好きなイラスト(著作権注意。フリー素材から探して下さい)などを入れておくほうがいいと思います。

 アイコンの画像のほかにホーム画面の上の画像(ヘッダー画像と言います)も変更できます。サイズは今のところ、アイコンが400×400ピクセル、ヘッダー画像が1500×500ピクセルです。変更する練習のために同サイズの白の画像を作りました。一度変更すると、デフォルトの画像は消えてしまうので、それぞれの画像が決まって、いよいよ入れ替える時の練習として使って下さい。
ヘッダー画像
アイコン画像

 ツイートの中で相手のアカウント名(@webjapanesej など)を入れて書くと、その人(の設定によってはですが)に「あなたのユーザー名が入ったツイートがあった」と通知が行くことがあるので、ツイート内では、何度か使う場合は、@の文字だけを外して「webjapanesejさん」だけにするが多いようです。RTだけでなくリプライの時なども、余分なユーザー名が入ってないか、気をつけて下さい。ただ、知り合いなら、その人に知らせるためにも入れるべきと考える人もいます。

 非公開設定は自分のツイートを読める人を許可制にして、公開の度合いをコントロールできる機能です。最初から非公開でいくとアカウントを持つことで得られるメリットは少なくなりますし、リスクを学ぶこともできません。最初は公開設定で始めて、ツイッターの使い方に慣れてきたら、非公開でいいなと思ったら非公開にする、でいいのではと思います。#ツイッター #非公開

 

プロフィール周辺の設定など

プロフィールは必ず読まれるとは限りませんが、匿名ならその匿名で書ける範囲で、決めたものを書いて下さい。実名の場合も、ここに実名を書くと、検索ですぐに探されてしまうので、実名を公開するにしても、ブログへのリンクを書いて、ブログに実名は書く、とワンクッション入れる人もいます。慣れてくると、ここにツイッターに対する自分の考え方や自分で作った定義 (RTは必ずしも賛同じゃないとか、、あくまで個人としての見解だとか)を書く人もいますが、トラブルになったとか、なりそうな時に「プロフをどうぞ」と示すために使えるとしても、ここに書いた自分のルールを守ってほしいと期待するのは無理だと思います。ツイッターの使い方、マナーにはいろんな考え方がありますので。。。

その他の設定(アイコンの他にもうひとつ大きめの画像も自分のホーム画面に置くことができます)は、検索して、どんなものがあるか確認して決めてください。後は、「必須となってないデータは極力いれない」でいいと思います。位置情報は、今はデフォルトでオフです。位置情報は、今、アプリやSNSで使うことが多く、Googlemapなど自分だけが使うソフトの場合は、位置情報はオンのほうが使いやすいということはあるのですが、SNSでは不特定多数に自分の居場所を公開することにも繋がるので、オフのほうが無難だと思います。
 訪れたウェブサイトの広告に「**市(あなたが住んでいる市)のみなさんへ」なんてフレーズがあったり、不動産の広告がなぜか自分の周囲の物件だったりすることで、ウェブサービスで自分が書いた住所の情報を使われているか、アプリで位置情報を送る設定になっていることにつくことがあります。これらは位置情報からだけではなく、ブラウザーから取得したケースもあるのですが、いずれにしても位置情報を登録することで最も喜ぶのは広告業者です。

 すべての設定をまず非公開に

一般的に、SNSなどでは、アカウントを作った段階で「初期設定で個人情報を公開することになっている」ということが起きます。「いろいろ友達を増やして繋がっちゃおう!」みたいなノリです。これが困るんですね。
ネットに慣れてきたら銀行とかアマゾン、などいろいろID登録をするようになると思います。必須でない項目は書かない、メールで情報を受け取るにチェックしない、アカウントを取得後も、必ず設定をみて個人情報を公開することになっていないか確認し、基本、全部「非公開」にしてください。具体的な住所が公開になることはないんですが、市くらいまでは公開される可能性はあります。特に位置情報などは公開になりがちです。公開すると、自分が住んでる街くらいまでと行動範囲をネットで流すことになる可能性がぐんと高まります。メアドや携帯電話の番号なども公開にする設定があるので、ウッカリ公開になるといろいろ面倒なことが起こる可能性があります。匿名アカウントの匿名性も危うくなります。位置情報を公開にしないといろいろ機能が使えないケースもありますが、非公開にしておいて、そのサービスが使いたいならあとで考えるでも間に合います。

 最近は、認証を強固にするため携帯の番号を入れて登録することも多いです。LINEのように携帯の番号と紐付きのサービスは、その携帯番号から検索する機能がたいていついていますから、初期設定の確認は必須です。慣れるまでは携帯番号から検索するのはNOにしておいたほうがいいでしょう。
またTwitterでも、Gmailでも、携帯番号を入れてセキュリティを強化してくれ、と言われます。この携帯番号はセキュリティ強化のためなので、他のユーザーに公開される可能性は低いですが、あまり知らないサービスなどで携帯番号を登録するなら、念のため設定で公開になっていないか確認したほうがいいと思います。通常はSNS以外では、携帯番号を公開するようなことにはならないんですが、非公開にしていても検索対象になる、ということは結構あります。
たとえばFacebookの場合は、それが「プライバシー設定とツール」で「電話番号を使って私を検索できる人」という項目です。設定を確認しておきましょう。

 

観察期間

ツイッターが初めての方は、まずツイートする前に興味があるジャンルの有名なアカウントを30くらいフォローしてみましょう。新聞やネットメディア、ツイッターの有名人などです。有名人のアカウントなどを紹介するサイトがあります。で、タイムラインに流れてくるツイートを読みましょう。あまりネットも使わない、SNSもはじめて、という人は、三ヶ月くらいは観察だけにしておいたほうがいいかもしれません。

ツイッターは、かなり優秀な情報収集ツールでもあり、速報性にも優れた「読み物」でもあります。無理に誰かとやりとりをしなくても、ニュース速報はテレビなみのスピードで飛び込んできますし、日本語の勉強もできれば、好きなことの情報収集もできます。タイムラインに流れてきたものだけでなく、検索すれば、そのテーマ(災害、テレビや上映中の映画の感想、刊行されたばかりの本やマンガの感想、ゴシップなどなど)についてのつぶやきが秒単位で流れてきて、普通の人の声を聞くことができます。自分はほとんど何も書き込まず読むだけのアカウントのほうが圧倒的な多数派なはずです。

リストの活用

個人アカウントをフォローすると相手にフォローしたことが伝わります(相手の設定によりますがメールなどであなたがフォローしたと通知が行きます)。新聞社などはフォロワー数が数千、数万なのでフォローするのは気が楽ですが、個人アカウントにあなたがフォローしたことを知られるのはちょっと気が引ける、という場合は、「リスト」機能を使います。「リスト」はフォローせずにアカウントのツイートを読む方法で、好きなだけ名前をつけて作れます。リストに入れると、やはり相手に伝わってしまいますがフォローよりは伝わり方がおだやかです(メール通知はいかないけど、Web通知、つまりツイッターの画面で操作をすれば知ることができる程度)。

で、このリストは「非公開」にできます。(デフォルトは「公開」)非公開リストを作り、そこに入れる。これだと相手に伝わりません。どんなリストを作っているかも自分以外の人には見えません。こっそり好きなタレントのツイートを読みたければ、非公開リストを使えばいいわけです。

例えば、あなたにリプライしてくれた人、話してみたいなという人、話しかけてきた人、この人をフォローしてみたいな、話してみたいなという人、また会話をした人などは、挨拶程度にリプライしておいて、ひとまず、フォローはせず「フォロー候補」などと名付けた「非公開リスト」に入れて、どんなツイートをする人か少しの間、観察するみたいな使い方もできます。

ツイッターを活用している中級者になってくると、リスト中心に使う人が増えてきます。読みたいアカウントが300を越えると、フォローだけで記事を追うのは大変になってきます。そこで必ず毎日チェックしたいアカウント、その次くらいに大事なアカウント、みたいな区分けと、ジャンル別の区分けのリストを作って、リストだけで記事を読むほうが合理的だからです。

 ミュートといって、特定のアカウントのツイートを表示しない機能も便利です。フォローするされるは、お付き合いでやむなく、ということも多く、実際はフォローしているけど、ミュートしていてツイートは読んでいない、という人も多いようです。フォローしたけど、必要とは思わなくなった、でもフォローをはずすと差し障りがある、みたいな時はミュートが無難です。

 BOTといって、あらかじめ登録しておいたツイートを自動で定期的に流すアカウントもあります。このBOTが無料で作れるサービスもあります。 #twitter #bot #作り方 でいろいろ出てきます。日本語教育では単語や漢字のBOTもかなりあります(BOTにはリプライしてもあまり意味はありませんので注意)。

 日本語学習者のアカウントを非公開リストでこっそり登録してウォッチするということもできます。英語圏だけでなくスペイン語やインドネシア語で(オンライン辞書で引いて)「日本語」で検索して、いくつかピックアップすれば日本語学習者が同じ趣味で同世代の日本語のネイティブと知り合いになって…というようなプロセスなど、ツイッターを使ってどう日本語を習得しているかを観察することができます。

スパムアカウント

アカウントを作ると、あなたのアカウントをフォローしてくるアカウントが現れます。ほとんどの場合、ツイートを投稿した後にあなたの投稿で使った単語を手がかりに自動的にフォローしたり「いいね」をしたりというプログラムによるものです。ほとんどの場合フォロー元はスパムアカウントです。ほうっておいてもいいんですが、何かの宣伝に使われるのも癪ですしブロックしたほうがスッキリします。(ブロックのやり方はググって調べて下さい。 #ツイッター #ブロック #スパム

スパムの見破り方はいろいろあります。いくつかのダウト(疑わしいこと)が重なると黒と判定していいと思います。

1)フォローしているアカウントが1000以上の人は、軽いダウトです。普通はツイートを読める限界は300くらいです。ただし、人によってはフォローは1000くらいで、リストで読む人もいます。すぐにスパムとは断定できませんが、可能性はある。ダウトがひとつ、と考えていいと思います。1000という数はスパムを疑うひとつの目安になります。

2)プロフィールやどんなアカウントをフォローしているかをみて、あなたの関心とまったく違う場合は、もうひとつダウトです。はっきり

3)はっきりしない場合、その人のホームに行って、どんなことをツイートしているかをみます。ホームはツイッターのタイムライン上なら、その人のアカウント名(@webjapanesejなど)をクリックするか、アカ名の上にマウスを置いて出る小窓のアカウント名を新しいタブで開くなどで(下の画像参照)行けます。宣伝だけとか、ツイートがかなり少ない場合もスパムと判断してブロックしてもいいと思います。プロフィールの写真に見合ったツイートを自動的に流したり、自動的にリプをするプログラムもあるので、誰かとやり取りしているだけではわかりません。会話のキャッチボールがあれば大丈夫ですが。

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ここまででだいたいスパムかどうかは判定できます。

4)スパムアカウントはよく、笑顔の写真をアイコンで使っていたりします。女性の写真が多い傾向もあるように思います。このアイコンの写真がオリジナルじゃないことがほとんどです。若い女性の写真が大半。それがオリジナルかどうかは、Googleの画像検索である程度わかります。画像の上にマウスをおいて右クリック(Windowsの場合)してメニューを出して検索できます。

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これで、例えばアイコンがいろんなアカウントで使われていたりするとほぼアウトです。この画像検索は、パクリツイートのパクリ画像やデマツイートの画像(例えば、災害時にインパクトがある写真をツイートしているけど、実は別の昔の報道写真だった、みたいなことはよくあります)の確認にも使えますので、ぜひこの「Google画像検索で確認する」方法を覚えておいてください。

例えばアイコンの画像検索の結果(黒判定)はこんなカンジ。ツイッター以外でいろいろ使われるケースももちろんあります。

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ともあれ、よくわからない場合は、すべてブロックでいいと思います。
相手が非公開設定だとどんな人かわかりにくいですから、非公開設定からのフォローはすべてブロックする人もいます。ダウトがいくつかあって非公開なら無条件にブロックでいいのではと思います。普通にフォローしてくれた人をブロックしてしまうかもしれませんが、最近は一般のアカウントも簡単にスパムと見分けがつかないので仕方ないです。ブロックは解除できますから、気軽に使いましょう。
   

 画像の右クリックでの検索ができない場合は、アイコンの画像をダウンロードして(マウスでデスクトップにドラッグするだけ)Googleの画像検索で「画像で検索」「画像をアップロード」で検索してください。

 フォローではなく、あなたに向けて、あなたのプロフィールを読んだ上でとはっきりわかるようなリプライをしてきた人は、ひとまずスパムではないと判断していいと思います。ただ、もちろん良い人なのかを判断するのは早計です。。。

その他アカウントいろいろ

フォローはしてこないけど、うっかりRTしないほうがいいアカウント、というのもあります。他の人のツイートをそのままパクってツイートしているアカウント、著作権無視で画像、映像、フレーズを勝手に名言、決定的瞬間、かわいい画像、おもしろ画像、動画、などとツイートするアカウント、自分のブログやYouTubeの動画に誘導して #アフィリエイト を稼ぐためだけのアカウント…。

新規の人をターゲットに、過去にさんざんRTされた画像や話題を最近のものだとしてブログに掲載したりツイートしたりも多いので、正体がわからないアカウントのツイートは、面白いと思ってもRTしないようがいいと思います。RTの前にプロフィールをみて、母体のサイトがないとか、あっても怪しげならフォローやリストチェックからも外した方がいいと思います。「ネットのいろんな人達」を参考にしてください。

 

観察期間の次に

ツイッターの世界を覗く段階から、一?踏み出してみましょう。
観察期間に「フォロー候補」のリストに入れた人で大丈夫だと思った人をフォローしてみましょう。相手がフォロワーが少ない人なら、あなたがフォローしたことが伝わります。フォローするということは「あなたに興味がある」という最初の小さなメッセージという役割を果たしてくれます。

で、フォローしただけでリプライが来ることは通常はありません。仮に来たら「ありがとうございます。今日から気がむいた時はツイートしてみます」などとリプライしてもいいと思います。

誰をフォローするかは、もうあなたの考え方次第です。きちんとした内容でリプライをくれたので試しにフォローしてみるとか、趣味や興味が共通でやりとりしてみたいなという人を、とか。プロフィール検索で探して、とか。

昔は「フォローさせていただきました」みたいなリプライを送ったりという人もいましたが、今は、もう公開アカウントなら勝手にフォローしてもまあ大丈夫、という不文律があると思います。気になる人は非公開リストを作って、そこに入れて読めばいいのです。フォロワー(フォローしている人)が多い人は気がつかないかもしれませんが、百桁くらいなら多分認識はしているはずです。

私どもの出版部門のツイッターアカウントではリストを公開しています。学習者向けに作ったものです。(一部重複あり)日本語教育関係者の興味をひきそうなリストはNihongo3でしょうか。参考にしてください。

https://twitter.com/webjapaneseB/lists

Nihongo1 かんたん (初級日本語学習者が辞書ひけば読めそうなアカウント)
Nihongo2 いっぱん (日本で有名なアカウント)
Nihongo3 せんもん (上級、日本語教育関係者むけのアカウント)
Eigo1   (英語の日本語関連アカウント)
Media (内外のメディアや個人のアカウント。主に日本語と英語)

 大手メディアのアカウントはもちろん、個人のアカウントは、こちらがリプライしても、フォロー数やフォロワー数が多い人は、リプライは返ってこない可能性が高いです。人とのやりとりを好まないユーザーも結構いますので、返事が返ってこなくても気にしないこと。期待せず書いてみるくらいがちょうどいいと思います。

クラスタとそれぞれの「空気」

 ツイッターでは、#クラスタ という語を時々みます。これは、「あることに興味がある人達のグループ」というような意味です。機能としてそういうジャンル分けがあるわけではなく「あの鉄道に興味がある人達」ぐらいの意味で、そういう人達を例えば「鉄道クラスタ」と呼んだり、自分で「私はどちらかというと鉄道クラスタと廃墟好きクラスタに所属しているのかなあ」とうっすら自覚したり、というイメージです。

「日本語教師クラスタ」は、2013年あたりから、だんだん出来てきたかなという印象です。業界の話題について自説を書いたり、それを引用して意見を書いたり、横のつながりもうっすらとあるようです。活発にやり取りに参加しているのは30人いるかどうか、というところでしょうか。引用RTやリプでのやり取りが多く、実際に会ったことはほとんどない人達が多いかなという印象です。

「言語学クラスタ」と呼んでもいい個人アカウント群もあるようです。大学の研究者を中心に、活発につぶやいて、意見交換をしているかなというコアなアカウントが30あるかどうかくらい、周辺のアカウントを合わせて100くらい、院生などの新規参加者がチラホラ、というところでしょうか。
ここは、もう少し距離感があります。リプライでのやり取りは少なく、なんとなく誰かが呟いたことに関連して、誰に言うでもなくツイートする、それを誰かが受けて、これもリプライや引用するでもなくツイートする、という #エアリプ でのやり取りが多いようです。議論が起きるというよりも、タイムラインからふんわりと話題を誰かがピックアップしてエアリプでそれぞれがあれこれとツイートしたりする、という平安時代の和歌のやり取りみたいなムードがあります。興味、関心がある対象がだいたい重なっていて、「このへんまでの知識はあるはず」というものが共有されていて、知り合いではなくても学会などで会う可能性はあって、という関係性があって、エアリプが成立するのかもしれません。実際に会う可能性があるクラスタのほうがネット上では距離を置いたやり取りをする、というのは、他でもそうとは限らないようですが、ひとつの現象として面白いなと思います。

アイドル関係のクラスタはいろいろと細分化しています。数が多く、イベントの実況を軸に、数人の有名人のアカウントがあり、有名人同士はやり取りしたりケンカしたり、それを読んで、その他大勢が、それぞれがボソッと呟いてその他大勢同士でリプで少しやり取りがあったり、という「コアな論客」と「それを読む人達」という構成になっていることが多いようです。

クラスタという集まりの共通項は、趣味や嗜好、世代ということの他に、このネット上での距離の取り方の違い、みたいな要素も大きいような気がします。趣味嗜好のクラスタでも、リア充系、そうでない系とさらに分かれていることもあります。

いずれにしても「コミュニティ」というほどハッキリしたものではなく「所属する」というほどの実体はありません。そういうアカウントをたくさんフォローしていて、意見交換に加わったりすると、なんとなく、あなたが、そのクラスタに所属していると誰かにうっすらと意識されるようになるのかな、という程度です。クラスタ内のやり取りの場合は、専門用語も容赦なく使うことが多いので、そこでのやり取りだけを楽しむでもいいですし、時々つまみ食い的に参加するということもありみたいです。

もちろん、そういうこともなく、ただ、読むだけだったり、自分の考えをツイートするだけという人もたくさんいます。何かに詳しかったり、何かを書きたいという人も、専門家相手にしか書かない人や、その他の一般の人を意識して書く人など、いろいろあります。私どもの公式日本語アカウントは、原則交流はせず、発信だけという使い方をしています。使い方もひとそれぞれです。

 プロフィール検索はあまりいいものがないんですが、代表的なサービスであるツイプロ
http://twpro.jp/
で「日本語教師」で検索すると1459ヒットします(2017年1月時点)。このうち日本語教育の仕事をしていて、日常的に活用しているアクティブなユーザーは、300くらいではないかと思います。

 

ツイート、やり取りなど

では、ツイートしてみましょう。

ツイッターは、一度投稿したものは、後から編集できません。これは英語圏で作られる掲示板などもそうなっていることが多いです。日本の掲示板は投稿後の編集ができる機能が多かったという印象です。ここにはある種の文化の違いがあるような気がします。
それはともかく、もし間違ったことを投稿してしまったら削除するしかありません。誤変換や多少のミスは通じるならそのままでもかまわないと思いますが、思いもよらない解釈をされて、怒られたりということはあるので、投稿したツイートは、一度は見直しましょう。可能な限り140字の中で完結して誤解が少ない文章を書くのが安全です。

140字で足りない時は「連続したツイートだよ」と示したほうがいいです。これは、連続するツイートのひとつ前の自分のツイートにリプライをする形でツイートするとか、ツイートの最後を「~」で終えて、次のツイートを「~」ではじめるとか、ツイートの最後に「(続く」と書き、次のツイートで「承前)」で始めるとか、いろんな方法があります。たくさん同じテーマで書く場合はツイートの最初に【**について その1】などとする人もいます。

最初のツイートは「ツイッター始めましたよろしく」というようなあいさつ的なことが多いのですが、これは結構大事です。知り合いなどが「**さんがツイッター始めたよ」とRTして広めてくれる可能性があります。なので、ツイッターを始めたことだけ書いて短めでまずツイートしておく。でいいと思います。2つ目から自由に書いていきましょう。

後は、自分や他人の個人情報を漏らしたりだけ気をつけて、好きなことを書けばいいと思います。もちろん、別につぶやかなくてもいいんです。一般的に、怪しいアカウントと思われる二大特徴として、1)アイコンが初期設定のまま 2)ツイートしてない と言われるんですが、それが気になるならアイコンを変えて、プロフに「あまりツイートはせず読むのが中心」などと書くか、たまに「買い物行った」などとツイートしておけば大丈夫だと思います。

知人にツイッターはじめたよ、というと「じゃあアドレス(「@****」のこと)おしえて」となりますし、何人かからフォローされるかもしれません。で、もし何か書いてみたいと思ったら、ツイートしてみてください。日本語教師だとプロフに書いた場合は、変な日本語は書けない、などと考えてしまって誤変換とか「てにをは」の間違いは修正したくなるかもしれませんが、通じるならそのままでも、ツイッターでは「まあよくあること」とスルーしてくれます。気にしなくていいと思います。

ネットで何かを発信するということは、他人の個人情報を漏らす加害者になる可能性があるということです。名前、住所、電話は気をつけても写真は本人の了承なしに掲載するということが時々あるみたいです。注意してください。基本、写真をネットに出す時は了解をとって、事前にナンバープレートなど個人情報が特定される可能性があるものが何かが写ってないかはザッと確認したほうがいいと思います。

もし、あなたが500人からフォローされてれば、あなたのツイートは500人が目にしている「可能性」はあるのですが、全員、毎日チェックしているわけじゃないし、たくさんフォローしている人のタイムラインは早いですから読まないこともあるし、ということで、実際は読むのは500人なら、フォローしている人の10%くらいだと思います(フォローされている数が増えるとこの%は下がっていくはずです)。自分のツイートをどのくらいの人が読んでいるか、引用したリンクをどのくらいみたかは、ログインしたままツイッター社が提供する「アクセス解析」にアクセスして、上のメニューの「ツイート」をクリックすると各ツイートがどのくらい読まれたか、URLを入れたなら、どのくらいクリックされたか、などのデータがでます(解析ページからはアイコンをクリックすれば自分のホームに戻れます)。

 アクセス解析はログインした状態で以下のURLで見ることができます。
https://analytics.twitter.com/about

□ ツイッターで投稿できるもの

ツイッターに限らず、今はたいていのSNSで画像と動画は投稿できます。それぞれに上限などが違うだけです。SNSごとのこの種のローカルルールは基本、拡大していく傾向です。最初は写真1枚だったのが、4枚に、他のサービスが写真が一定時間たつと自動的に消えるオプションをつけたら、マネするところが出たり、という具合です。

ツイッターの場合、2016年夏の時点では、画像はjpg,gif,png大丈夫です。動画は、mov,mp4はOKです。ただし、動画は、movやmp4形式でも、細かい仕様が違うと投稿できないケースがあります。動画の画質も大幅に落ちます。動画ファイルは重くなるので、軽く安定して投稿できるフォーマットであるアニメgifに変換して投稿する人が増えています。

実写の動画をアニメgifにするのは、#動画 #gif #変換 などで検索すると、いろいろ出てきます。こういうサイトとかこういうソフトで簡単に変換できます。

画像は4枚までです。また、投稿時に画像にツイッターのアカウント名でタグをふる(Aさんの写真が写っているよ、という「しるし」)ことができます(タグをふるとその人に通知されます)。動画はひとつで、2分20秒まで。URLも複数入れられます。URLがどんなに長くても自動的に短縮されます。

2015年に投票システムが追加になりました。あまり使われてないので消えるかもしれませんが、選択肢は4つで投票期限を設定できます。

英語では140字だと、メディアの記事の見出しとURLが収まらないことが多いので、文字数を増やそうと、テストが行われています。文字数はいつか増えるかもしれません。

リプライ(リプ)とリツイート(RT)、引用RT

リツイート(RT)や引用RTの具体的なやり方はググって調べてください。ここでは概要だけ。

@webjapanesej リプライの例です。

文頭にIDを入れてツイートすればリプライです。リプライは相手がハッキリしていて、その人に向けて何かを書き、両人ともフォローしている人にはそのやり取りを見ることができます、相互フォローしあっているようなクラスタ内ではリプのやり取りも共有されることになったりします。(2016年中には、フォローしている人のリプライはすべてタイムラインに流れてくることになりそうです)

また、リプライで時々みられるフレーズでリプライする際に
「フォロー外(あるいはFF外)から失礼します」
「突然のリプ、失礼します」
と書いてリプライするケースを時々見ます。「フォロー外」というのは、「あなたをフォローしていないのですが」という意味で、FF外とは「フォローもしてないし、されてもいない」という意味です。この挨拶的なフレーズが必要なのか不要なのか、微妙なところですが、リプライをする相手が迷惑リプに疲れているような人なら書いた方がいいのかもしれません。

RTマークをクリックしてコメントなしで投稿すれば、公式RTです。

公式RTの際に、コメントを書いて投稿すると引用RTになります。ツイートのフォロワーが1000人を超えるような人は、リプライしても返信が帰ってくることは稀ですし相手が読んでるとも限りませんから、そういうい人のツイートを引用RTで「今話題になってるこのツイートについて私はこう考える、感じた」と使う人が多いようです。ただ引用した人に通知で届く可能性は高いので、当人とのやり取りの可能性は0じゃありません。リプライほど直接的ではないけど、引用したツイート主に自分の考えを伝えたい、伝わってもいい、ということと同時に自分のフォロワーにも、このツイートについて自分はこう感じた、考えたということを伝えたい、というニュアンスが引用RTにはあります。

声の大きさというか、相手に何かを伝えたいという気持ちの濃淡はだいたい、リプライ、引用RT、公式RTの順で薄くなっていくのかなと思いますが、人によっては、全然順番が違うかもしれません。

 RTする場合は、そのツイート主のホームに行って、過去のツイートやプロフを覗いてからのほうがいいと思います。たまたま「猫がかわいい」というツイートを目にしたとしても、普段は「**死ね」みたいなツイートばかりという人もいますから。。。

 非公式RTというのもあります。「RT」でその人のアカウントとツイートを自分のツイートに含めて、感想などをツイートする方法です。これだと、引用したツイートがツイートした本人は削除できずネット上の残ってしまいますので、あまり推奨されてません。ただそれを逆手にとって、相手が削除できないように、記録するためにこれを使う、という方法もあります。ブロックされている人のツイートは基本読めませんし、公式RTできませんから、別のアカウントでその人のツイートにアクセスし、コピペで引用する、みたいなこともあるようです。

RTされる恍惚と不安

RTされると「次もRTされたい」「より多くの人にRTされたい」と考えるようになる人は多いようです。だんだんRTされるようなことを書こうということになり「嫌われるようなことは書くまい」となり、よそ行きのツイートが増え、時間が経過していくに従って過去の自分のツイートに縛られはじめる、という沼に落ちていく人がいます。

なるべく落ち着いたネット生活を長く楽しむためには、RTされようが、批判されようが、褒められようが、好きなことを好きな時に書く、敵も味方も探さない、好きな人とやり取りする、というスタンスを守るほうがいいと思います。

RTは同意とは限らない、とプロフでことわっている人もいますし、RTした次のツイートで反対意見を述べるアカウントも多いです。自分の意図とは違う形で理解されているケースもよくあります。積極的に支持したというより、自分で考えるのが面倒くさいという人がなんとなく自分はだいたいこう考えている、とRTしただけかもしれません。フォロワー数と同じくRTもクールに受け取るほうが無難です。

英語のツイートをみていると、一般の人も研究者も、実名で身分もあかしつつ好き勝手に書いてる人が多いです。政治も映画の感想も食べ物や商品の感想も、あけすけで率直です。「某会社のチョコレートは」みたいなメーカー名などを不必要に「某」と書いたりするのはあまり見ません。あそこのあれは、まずかった、つまんなかったと書いてます。人の意見に対して「そんな書き方はないと思う」的な(つまり批判内容ではなく、表現方法とか批判することそのものへの)批判もほとんどみたことがありません。公の場で書く以上は反論されたりはあります。そういうリスクは負いつつ、書くのも書かないのも自由、好きにやりましょうよ。

 

やりとりが始まったら

相互フォローの関係になると、DM(ダイレクトメッセージ)なども送り合うことになるかもしれません。ただ、最初は個人情報などは、伏せたほうがいいと思います。もし、情報収集が主な目的なら、DMは使わず、ツイートだけでやりとりすると決めておいたほうがいいかもしれません。

DM(ダイレクトメッセージ)は、原則として相互にフォローしあっていれば使えます。文字数は一万字までです。設定によって、フォロー関係がなくても受け取れるように変更できます。メールするほどじゃないという場合に便利です。ただ、知り合いとDMでのやり取りが頻繁になってきて、そっちがメインになってきたら、DM的なやり取りが基本のLINEに移行するほうが便利かもしれません。

 ツイッターでは顔文字もよくみます。慣れてない人は #顔文字 で検索してみてください。あと、wとか、www、wwwwwwww というのもよくみると思います。これは面白い、笑っています、という意味です。地面に草が生えているみたいなので、草生える!草生えた!とか大草原!といったりします。顔文字も絵文字もいろいろ。新たな記号は今後も作られていくはずです。

 

ツイッター周辺のサービス

ツイッター社が提供しているものとしては
高度な検索:例えばIDを入れて特定のアカウントのツイートを対象に過去ログ検索できます。ツイッターの検索窓で検索した結果画面から行けます。通常のツイッターの検索などでは数年前のツイートを掘り出すことは難しいのですが、この検索だと可能です。
https://twitter.com/search-advanced

ツイート解析:上でちょっと説明しました、ログインした状態でここを開くと自分のツイートのアクセス解析を見ることができます。
https://analytics.twitter.com/

ツイッター、PCでは、ブラウザーでみる人が多いようですが、ツイッター社じゃないところが提供するアプリやソフトがあります。こういう、ツイッターのようなサービスやアップルのようにハードソフトを作る会社の周辺で、許可を得てやってる会社群のことを #サードパーティと呼びます。

SNSに限らず、サードパーティと本体の会社の関係は、最近はどこもあまりよくありません。共存共栄というより、買収して取り込むか、買収の価値がないなら消えて欲しい、というところです。特にSNSは広告を掲載するスペースをきちんとコントロール下におきたいので、アプリでそのスペースが消えたり、変わったりすると困る、みたいな事情があるようです。審査は年々厳しくなってるらしいです。

ともあれ、そういうサードパーティが作っているツイッターを閲覧するアプリがあります。こういうのを #クライアント とか #クライアントアプリ と呼んで複数アカウントを使い分ける人には便利なサービスがあります。これは、各OSでいろいろあるのですが、まずは、ツイッターが買収して今は自前で出している複数アカウントに対応したTweetDeckがあります。ブラウザーの外で使うものは今は、Janetterくらいです。モバイルOSでは定番の人気アプリがあります。iOSだと、Tweetbot、Android だと、Twicca、Twitcle などが使われているようです。

過去のツイートを記録するのもツイッターでやってくれます。設定画面から過去の自分のツイートをダウンロードすることができるのですが、それをネット上で公開して他の人に示すことができるサービスとして、ツイログというサードパーティのサービスがあります。

http://twilog.org/

これは、過去のツイートを調べたりするのに便利です。いちいちダウンロードして検索するのは大変ですし、ネット上に公開されているので、自分の過去のツイートをネットを介して人に示すのにも使えるという利点があります。アカウントを作っている人は、
http://twilog.org/
の下に@を取ったID名を入れるとTwilogのデータを見ることができます(私達もアカウントを作っています)。
http://twilog.org/webjapanesej

他にも、リストを管理できるとか、影響力の指標を出すとかいろんなサービスがありますが、ツイッターアカウントでログインが必要だったり、アプリの連携の登録が必要だったりするものは、ネットのあれこれに慣れないうちは避けたほうが無難です。使う際にそういうツイッターアカウントの登録情報が必要なものの中には、アカウントを乗っ取るようなタイプのものがあるので。

 「なんとか診断」みたいなものも流行っています。いろんな種類があり、タイムラインで話題になったものをアレンジして作られます。その人の過去のツイートを収集して作るので、自分のツイートの傾向を知ったりすることができるのも人気の理由かもしれません。ただ、いろんな人が作るので、たまにこれを利用したアカウント乗っ取りもあるようです。気をつけて下さい。

ここから先はおまかせします。私は地味な使い方、すなわち、「フォロワー数やRTされた数を競うのではなく」「情報源として有益なアカウントを200くらいフォローして」「5人以下くらいの人とやりとりする」くらいが楽しく有益な使い方だとは思いますが、活用方法は人それぞれです。関わる人が増えるとリスクも増えますので注意してください。

いやな思いをするかもしれませんし、よい友人がみつかり、スカイプなどで話しましょう、会ってゴハン食べましょうとなるかもしれません。最初から、実名のやりとりをしたいと思う人にはFacebookのURLをDMで送ってFacebookでやる、などツイッターと使い分ける方法もあります。あとは at your own risk で。

ツイッター社が製作した安全に使うための手引きです。10代の若者向けですが説明が親切です。ブロックやスパム報告など詳しいことが載っています。

https://about.twitter.com/ja/safety

 

その他 ーツイッターあれこれー

□ 炎上

炎上は昔はブログが火元でしたが、今はツイッターなどの投稿に対してリプライが殺到してということが多くなりました。ブログの場合はコメントできないようにしたり、記事を削除で済みましたが、ツイッターはツイートを削除しても、リプライの数が増えると対応できなくなり、アカウントそのものを消すことになったりします。ブログの批判は記事に対して行われることがほとんどですが、ツイートへの批判は、書いたことだけでなく、発信者本人にも向かう傾向があるようです。

特に有名な人でないかぎり炎上したりはしないのは確かですが、やはりうっかりヘンなことをツイートすると、フォロワーが少なくても、なにかのきっかけでボヤ騒ぎくらいにはなります。政治的なトピックや「日本語というものは」「男っていうのは」こういう「そもそも系」のツイートは危険度が高いかもしれません。その人の個人的な考えならそれでいいという気もするんですが、やっぱりスキがあると、そこをつきたいという人はいるものですし、そういう人を探してリプライするのが好きな人もいるので。

オカシナことを書いてしまったと思ったら、いいわけをせず、素直に「反省してます。該当ツイートは削除します」とツイートして、削除すればいいのではと思います。中には「削除して逃げた」と言う人もいるので、反省ツイートに自分の該当ツイートを非公式RTで自ら引用して、間違いだった、と記録には残る形にしてから該当ツイートそのものは削除、が最もフェアなやり方かもしれません。で、指摘してくれた方に、感謝と謝罪のリプライをすれば終わるはずです(が、なかなかそうはいかないケースもあるんですが…)。

自分のツイートに問題はないと思うなら反論すればいいと思います。ツイッターは公の場なので、堂々と反論するのもひとつの選択肢です。ただ相手が特定できる場合は、まず、そのアカウントの過去のツイートを読んで、ちょっとダメな人だなと思ったらあまり相手にしないほうが得策です。匿名でも実名でもダメアカウント相手に何を言っても体力を消耗するだけ、ということになります。パッと逃げちゃう人も多いですし。個人的には「反論する、議論する場合は5ツイートまで」などと決めておいたほうがいいと思います。なにごともアッサリやるほうがいいです。

あと話題のトピックというのはウオッチしている人が多いことに注意してください。フォロー関係がなくてもキーワード検索してツイートが読まれる、反対派、賛成派みたいに分かれて盛り上がっている話題でうっかり一方にRTされると巻き込まれる、ということがあります。それを読んだ人から「バカ」「情弱(情報弱者、という意味)」みたいなリプライを浴びたあげく、悪趣味な人にTogetterなどでおかしなツイートのサンプルとして晒されるかもしれません。ご注意を。

 ここでは、自分が炎上してしまった場合、を書きました。人の炎上は、せいぜい野次馬的に眺めるまでにとどめておいて、ノーリアクションでスルーが正解だと思います。

□ クソリプ

ツイッター特有の「クソリプ」とは何か?結構難しいです。的外れな批判、という大きな意味で使われることもあれば、趣旨とあまり関係ない細かい間違いを指摘するみたいな意味で使われることもあります。意味は揺れている最中でしょうか。有名人がちょっと豪華な食事の写真をツイートしたら「貧しくてそんなものを食べられない人もいるんだから」と非難するリプライが来ることもあるそうです。こういう「そりゃそうかもしれないけど…」というようなリプライはわりと典型的なクソリプと分類されるようです。

悪意がなくても、間違いの指摘でなくても、なんとなく余計なお世話、お節介、的なリプライをクソリプと呼ぶこともあるようです。間違いを訂正したり、アドバイス、激励、みたいな気持ちでついリプライをして、メンドクサイ人だと思われる、ということでしょうか。日常生活では知らない人はもちろん、知人にもやらないような「お節介」をSNSでは、ついしてしまうということはあるようで、そういうものが「クソ」な「リプライ」と考えられているというわけです。

基本的に、静かに活用するだけでいいのなら、知らない人にいきなりリプライをしたり、引用RTをするのは避けるのが一番ですが、使い方はその人次第なので、何ともいえません。

□ フォロワー数とは。。。

アルファツイッタラーというあまり使われない語があります。「アルファ」はAlphaで、影響力が大きい、有名な、というような意味で使われます。アルファブロガーという語が転じて、アルファツイッタラーとなるわけですが、ツイッタラーという語自体はあまり普及してません。英語圏では、Alpha よりもA-list という表現のほうが一般的みたいです(それもあまり使われてるとは言い難い)。

ともあれ、有名なツイッターアカウントというのがあります。

ただし、数千単位でフォロワー数がいる人がすべて有名人というわけではないようです。何かのタイミングで有名な人にRTされたりでフォロワーが100を越え、300,500となってくると、スパムフォローも増えます。それをほうっておくと、だいたい年に100~200はスパムフォロワーにフォローされますので、すぐに1000、にはなります。フォロワー数を増やしたいと考える人は、自分から積極的に知らない人をフォローする傾向があり、フォローされたらフォロー返しをしなければと考える人も多いです。そういう空気を利用しながら、フォロワー数を増やそうとしている人は結構いるようです。#フォロワーを増やすコツ で検索するとそういうノウハウを書いた記事が山のように出てきます。フォロワーを増やしたくない方は、こういう記事の逆をやればいいわけです。

フォロワー数を売る商売もあります。数万のフォロワーで数万円とか(つまり、こういうビジネスをしている人がスパムアカウントをバンバン作ってるわけですが)。フォロワー数の売買は海外が主ですが、日本でもビジネス書周辺とかコンサルの個人アカウントなどでまったく知らない人が万単位のフォロワーがいたりしますから、いろいろあるんだなという気がします。

企業が新しくアカウントを作ると、フォロワー数を増やさねば!と、どんどん人をフォローしはじめます。1年くらいで2000とか3000にはなっているようなので、2000くらいというのは、仕事だと割り切って、なりふり構わずあれこれやれば、そのくらいにはなる、という目安にはなりそうです。フォロー数とフォロワー数が同じくらいで2000とか3000というアカウントはよく見ます。

普通はスパムをまめにブロックして地味にやってだと、20とか30、増えても100いかないくらいが普通。よほどのことがないかぎり増えても500ぐらいじゃないでしょうか。

芸能人など、有名な人はニセアカウントも出回ります。本物かどうかはある程度フォロワー数(日常的にTVに出ていれば1万人くらいはいてもおかしくない)でだいたいわかるのですが、本人だとツイッター社が証明マーク(名前の右にある青いチェックのマーク)をつけてくれることもあります。

例えば、2016年のある日、#Robot #AI #fintech というハッシュタグが入った英語のツイートをRTしたら、一瞬で10のアカウントのリストに入ったとWeb上で通知が来てました。「このワードが入ったツイートした人は自動的にリストに入れる」というアカウントがあります。これはフォローされるのと違って、いちいちブロックしたりスパム報告するのは大変なので、放置するしかないんですが。どういうワードがヒットしてスパムを誘発するかわからないんですね。

□ 災害時

災害時、特に地震の時などは一気にタイムラインは活発になります。ツイッターは報道されていることだけでなく、現場の人の生のつぶやきがいち早く読めるかもしれませんから、地震になるとツイッターを見る、という人も多いです。ただ、災害時は通話は、通信環境のためにも必要のない電話はしない、ということは知られています。通信に関しても、今のところ、ツイッターやFacebook、LINEは、災害時のアクセス状況でダウンはしていませんが、かなり負荷がかかっていることは間違いないようです。

災害時こそ情報のシェアや発信をやる!と考えても、被災者やその周辺の人達は、情報はNHKや大手メディア、政府系アカウントから得ようとするのが普通です。デマも増え、その判断が一番つきにくい時でもあります。残念なことですが、2011年の震災以降、大きな災害時は人々にもっともスキが生まれる稼ぎ時と考える人達も増えたような気がします。

個人的には「拡散希望」のたぐいのツイートは平常時も災害時も拡散しないほうがいいと思います。

「どこそこで孤立」「こういう物資が足りない」という情報も拡散する意味はほとんどないはずです。孤立情報はあなたが目にするころは、すでにしかるべきところに届いていますし、真偽もわからないので現場が混乱するかもしれません。必要な物資は刻一刻と変わるので、ツイートをみて個人で送っても届くころにはたいていミスマッチになってしまうのは311の時に起こったことです。輸送が難しい状況でミスマッチのものを送ることに手間をかけるようなことに、結果、なってしまう可能性があります。

フォロワーが多かったとしても、NHKや政府など確実なソースのツイート以外をRTする必要もほぼないと思います。少し落ち着いた頃に出てくる「ええ話」もスルーが正解です。デマとまでは行かないまでも無理やり作り込んだようなものが多いのです。

フォロワー数が多い人は、少ない人よりも発言に気をつけるべきか?という、ツイッターでよく話題になるトピックがあります。私は、原則として責任の重さはフォロワー数とは関係ないと考えていますが、災害時はやはりフォロワー数が多い人は慎重になったほうがいいように思います。

災害時は、公的な機関を通じて物資を送り、赤十字を通じて募金をする、必要なければ電話しない、災害情報のツイートはしない、拡散もしない、ネット上では基本、見守るだけ。で問題ないと思います。ただ首都圏が壊滅みたいなことになれば、事情は変わってくるかもしれませんが。

 外国語が得意であるなら、その言語の情報を集約したページを案内したり、自らリンク集を作ることは有益かもしれません。例えば自治体のサポート言語はほとんどの場合、英語、中国語、韓国語までです。災害時はこの3つの言語でも情報は不足気味です。おそらく外国語で公的な情報ソースなどを紹介するような情報提供は価値があります。特にベトナム語、インドネシア語を使う人は、技能実習生なども多数国内に生活しています(残念なことにまともな日本語教育は行われていません)。それらの言語で情報を集約したページを作り、そのURLを定期的に、ツイートすることは有益だと思います。

 地震は震源地はわりと特定されますので、「揺れた」などと安易にツイートするとあなたの住んでる地域、親戚や実家の所在地を公開してしまうことになります。この点にも注意してください。

□ スルー力(りょく)

おかしなリプライや引用をされた場合、基本スルーするのが無難ですが、これはきちんと反論しておきたいと思えばしてもいいと思います。ただ、私は、ツイッター上で誰かが何か指摘を受けて、素直に過ちを認めて終わった。よかったよかった、という場面はほとんど見たことがありません。反論は相手を説得するというよりも、該当ツイートを読むであろう人達にむけて、「自分の考えも表明しておいたほうがいいだろう」というくらいのスタンスでやるのがいいと思います。ずるずると続けても得るものは少ないので、最初の件できちんと反論できたと思ったら、早めに終わらせるほうが無難です。面白がっていろんな人が寄ってきたりすることもありますし、消耗するので。
ネットではスルー力が大事、などと言います。怒らせることが目的みたいな愉快犯がいるので、楽しく続けるには、基本、細かいことは気にしない、スルーする能力が必要というような意味です。

□ ツイートの著作権

これは、基本、個人にあるのですが、ツイートのデータは、ツイッター社のハードディスクの中にあります。それぞれの政府、ツイッター社、いろいろと考えがあり、違いがあります。SNSは大きくなればメディアとしての公の役割を担わされるという部分もありますし、ユーザー数が命なのでユーザーの総意に逆らうことはできず、あまり強いことは言えないという側面があるように思います。

TwitterでのTweetの著作権について…
http://togetter.com/li/355934

私の印象ですが、ツイートを公開している限りツイートを引用されるのは仕方ない。引用するなと言ってもいいが、引用した人が引っ込めるかどうかはその人次第。ブログやTogetterのように非商用であれば、引用が違法とまでは言えない。ただし故意に一部だけ引用して、本来の主張を歪めたりとなると訴えられたら負ける可能性はある。他人のツイートをそのまま自分のものとして使うことも訴えられれば負ける可能性がある(しかし、訴えても扱ってくれるかはわからない)。アイコンの画像は著作権上問題があるものは当然ダメ。というところです。

□ ハッシュタグ

ハッシュタグとは、半角英数の#に続けて文字を入れてツイートすると「このツイートはそのキーワードに関係のあるツイートですよ」という目印になる、というものです。タイムライン上では、リンクと同じ色で表示され、クリックすると、そのタグがあるツイートだけが並びます。
本来、ツイートから効率よく情報をピックアップするためのマークとして使うもので、災害時などはそれなりに役に立ったりしますし、英語のハッシュタグは多少は利用されていますが、日本語ハッシュタグは大喜利のお題みたいな使われ方も多いようです。ツイッターの検索機能はイマイチなんですが、少しづつよくなってますし、ハッシュタグを使うほどじゃなくなったのかもしれません。

□ トレンド入り

ツイッターの画面では左に今流行ってる(多くツイートされている)キーワードとハッシュタグというのが表示されます。訃報をこれで知ったりすることもあります。このランキングもただその語やハッシュタグが使われている順番というわけではなく、いろんな要素を加味して自動的に選ばれるようになっているようです。ここに入れるために好きなアイドルの名前を入れてたりハッシュタグを作ったりしてツイートしまくるファンがいたりして、時間帯などによっては、わりと簡単にトレンド入りすることもあります。

□ ソース、エビデンス…

料理用語みたいですが、ツイッターでよく見る語です。いろんな情報が飛び交うため、「ソース(情報元)を示せ!」とか「エビデンス(それを証明する根拠となる科学的なデータ)が無い!」などと「!」付きで使われます。確信犯的な完全なデマはもちろんアウトですが、ツイッターは文字数が少ないという言い訳ができるからか、個人のアカウントであっても、有名人のツイートでも、偏った編集、切り取り方をしたものが目立ちます。

例えば、ツイッターで流れてくる「あいつ(有名人、政治家など)はこんな酷いことを言った」というのは、ひとまず疑っておいて、本格的に怒る前に新聞のサイトなどで全文を探して文脈を確認しましょう。

□ アカウント乗っ取り

自分のツイッターアカウントに誰かがログインして呟いていたりすることです。アカウントを作る際に携帯の番号を登録しておけば、ほとんど避けることができるらしいんですが、簡単なパスを解読されたり、ツイッターの変な外部サービスを使ってしまって乗っ取られることがあります。自動的にプログラムが乗っ取って宣伝ツイートをするみたいなタイプ(有名なのはレイバンのサングラスの宣伝をする乗っ取りプログラム)もあれば、狙いを定めて乗っ取る、でフォロワーとのDMを覗いたりする、というケースもあるようです。今のところは乗っ取って勝手にパスを変更したりということは少ないようなので、気がついたらログインして、パスを変更する。ログインできなくなった場合はツイッター社に問い合わせるしかないようです。ご注意を。

 ツイッターを辞める際は、アカウントをちゃんと削除しないと、自分のアカウントが永遠にレイバンのサングラスを宣伝しつづけることになります。そのうち変なものも宣伝しはじめるかも。

□ その他いろいろ

「Tsuda(つだ)る」というのは、ジャーナリストの津田大介氏が、ツイッターで現場で起きていることをツイッターで実況したことを指す言葉で、他の人が同じようなことをやるときも「ツダる」と言ったりしていました。この呼び方は廃れつつあって、今は「(ツイッターで)実況する」でしょうか。スポーツイベントなどツイッターで実況をする人は今もたくさんいます。

「落ちる」は、最初のほうでもちょっとふれましたが、ウェブサイトなどを置いているサーバーコンピューターが故障してアクセスできなくなることです。ツイッターもサービスそのものが利用できなくなることがたまにあります。Facebookやツイッターぐらいの規模になると、サーバーも分散してますし、例えば世界同時に使えなくなることはほとんどないようですが、たまに国内だけ一時的に重くなったり1時間くらい投稿できなくなる、=落ちる、ことはあります。2010年前後はよく落ちていました。その頃は落ちたときにクジラの絵が出たので「クジラが出た」などと言ってました。震災以降、インフラとしての価値が認められてきて、SNSのセールスポイントにもなり、かなりサーバーも強化されたようです。

□ タイムラインは世界か?

長くやっていると忘れがちですが、ツイッターのタイムラインは、基本、自分で選んだものなので、あまり自分にとって不快なものは流れてきません。ツイッター全体を眺めてみても、社会の縮図、とまでは言い切れないところがあります。ツイッターで多数に支持される政策が採用されないことはしばしばですし、タイムライン上で専門家などのツイートでニセモノと認定されている健康食品や科学物質も、テレビではタレントが何の問題もなく勧めていたりしますし、ツイッターで絶賛されている映画が早々に打ち切りになったりします。「ツイッター界隈」はまだまだマイナーな世界で、タイムラインはそのマイナーな世界の一部をあなたの都合で切り取ったものに過ぎないと、どこかで頭の隅に置いておいたほうがよさそうです。

 

LINE (ライン)

概要

ライン(LINE)は、ツイッターと似ていますが、今のところは、ツイッターやFacebookより身内で使うツールとして棲み分けられているようです。若いユーザーが多いですし、「流出!」とか「スタンプ」みたいなことが強調されて、オモチャっぽく紹介されますが、メールより便利で簡単なメッセージツールだと思います。プライベートだけでなく仕事でも便利です。

1)基本、携帯の電話番号ひとつにつきひとつしかアカウントを作ることができない。

2)アカウントと携帯電話の個人情報とは紐ついているが、ネット上での匿名は守れる。

3)ツイッターのように公に向けて何かを書いたり、不特定多数の人と知り合うというより、知ってる人同士の連絡でメールの代わりに使うことが多い。

4)相手が自分のメッセージを読んだか(既読かどうか)がわかる。(ツイッターやFB、メールではわからない)

5)簡単にグループをいくつも作ることができ、やり取りの閲覧をグループ内だけに限定できる。

6)海外でもうっすら使ってる人はいるけど、ほぼ国内ユーザーだけ。

5)は、ツイッターやFacebookなどのように、基本オープンな場をユーザー全員で共有するのが前提のサービスでは作りにくく、LINEのようなパーソナルなメッセージが軸のサービスならではです。グループに入れる、外れるも簡単。そして、これがかなり便利なのです。

例えば学校で活用するなら、「学校全体」「クラス」「教師」「事務」「保護者」とグループを作ることができ、さらに個人的なグループも自由に作れます。メッセージはグループ内では共有されますが、外には漏れません。グループ内で新着のメッセージがあれば知らせてくれるので、そのグループを覗けばいい、というような具合です。これに4)の既読かどうかわかる機能があるので、情報が行き渡ったかを確認もできます。例えば、保護者間や生徒向けにメールで作る連絡網の管理を考えると圧倒的に楽です。仕事でも部、課、プロジェクト単位、というように応用できます。

6)にあるように、海外ではLINEと同じようなメッセージツールでもっとシェアが大きいものがあります。その日本版がLINEで、世界的にこの「LINEのようなサービス」はブームというより、すでにメールでのやり取りを越えつつあり、今後確実に定着することを疑う人はいないのではと思われます。

もちろん画像、動画、PDFなどの文書も添付できてプレビューも可能です。スマホとの結びつきがつよく、電話と同じくメッセージがあれば着信音やバイブで知らせることができるので、アカウントを持っている人は、電話やメールの代わりに使うことがほとんどです。リアルでの知り合い用の連絡ツールでもあり、ネットで知り合って、継続的に連絡取り合いたいという人にはラインのIDを教える、ということになっているようです。

若者用の連絡ツール、みたいなイメージを持つ人が多いですが、スマホを使う人にとっては手軽だし、相手が読んだかどうかわかるというのは仕事でも便利な機能です(私達もツイッターとは別に活用しています。出版の仕事で密に連絡が必要な人とはほとんどLINEです)。まずはリアルの知り合いで使っている人がいたらIDを交換して連絡用に使ってみて下さい。携帯番号がない場合は、Facebookのアカウントでも作れます。

いずれにしても、アカウントをとって使い始めれば簡単に覚えられますし、メールより操作も楽でわかりやすく便利です。むしろパソコン苦手な高齢者向きだと思います。誰かに練習相手になってもらってぜひ挑戦してみてください。

 ただ、人にIDを聞くというのは、電話番号を聞くようなことなので、ツイッターのアカウントほど気軽には聞けない空気はあります。

 ラインは電話もやっています。050に似たネット回線経由の無料電話と携帯品質のLINE電話です。ショッピングの決済もできるようになったので、だんだんと知り合いの連絡ツールからオープンなソーシャルネットワーク的な方向でも拡大しそうです。

 LINEを仕事で使う時に大事なのは、既読、未読は確認できるので返信がほしい時「いつまでに」「こういう返事がほしい」と書くことにしたうえで、基本、既読スルーをデフォにすることです。「返信がない」などと言い出すと無駄なやり取りが増えますし、既読未読がわかるメリットが生かせません。

 

ブログ

ブログは2002~4年ごろから流行し始めて、簡単で手軽だったこともあり、それまで自分でホームページを作っていた人達がこぞって移行しました。新たにHTMLの知識なしで自分のページが持てるので新規のユーザーの参入も増えたのですが、2010年以降、SNSの流行で、より「楽な」ツイッターやFacebookに移行する人が続出しました。現在はやや廃れ気味です。

とはいえ、無料のブログサービスもまだありますし、SNSを補完する自分のネット上の本住所的な場所として作っておけばいいと思います。ブログは日記みたいなものだと思っている人が多いですが、更新しなくても問題ありません。SNSは投稿したらすぐに過去ログになってしまいますので、ブログは何か記録したり、長めのものを書いたり、ファイルを置いて配布したりする場所として棲み分けして活用すればいいと思います。

また、SNSはアカウントを持っていないと基本、閲覧できませんし、Google の検索の対象としては弱く、検索結果にあまり反映されません。ブログの評価が高まり、Googleで検索して上位に来るようになれば、社会に対する影響力はSNSよりも大きいと思います。ネットユーザーすべてに、より多くの人に、伝えたいことがあるならブログです。

日本国内のブログのサービスは、基本、広告が表示されます。容量の上限はだいたい2,3GB。ブログに時々画像を貼り付けるぐらいなら、気にしなくても大丈夫です。動画をアップするのは厳しいです。どこも説明は丁寧だと思います。たくさんありますが、代表的なものを。

エキサイトブログ
http://www.exblog.jp/
はてなブログ
http://hatenablog.com/

いずれもオーソドックスなブログです。日記的なつくりなので、更新がないと停滞しているように見えるのが弱点です。About us などで自己紹介を書くスペースもあるのですが文字制限があって団体や組織の紹介には足りないという印象です。

広告ベースのビジネスなので、いろいろと問題もあります。ブラウザの機能拡張で説明した広告ブロック系のものを入れているユーザーには読ませないというブログサービスもあります。正直、ブログ関係のビジネスは今後厳しいという気がします。

私は海外のフリーのブログのほうがいいかなと思ってます。あまり「カワイイ」デザインにはできないし、ぶっきらぼうなところはありますが、慣れればやれることは多いし、大手(Google,Wordpress)なので安定感があります。拡張性も高く、基本的な使い勝手に慣れれば、学習コンテンツも作れるところまでできるので、挑戦してみてください。

https://www.blogger.com

は、Googleがやっているブログのサービス。日本のブログのように日記的な作りです。広告は入りません。

https://wordpress.com/

WordPressは、ブログのシステムを作っているところで、世界シェアトップです。大手企業のサイトなど、ほとんどのウェブサイトやブログはこれで作られています。今、ウェブ制作で仕事をしている人はみなこれが使えないとまずい、ということになっています。
おそらくですが、他のレンタルブログのサービスが修了してもここはまだこの先長く続けるはずです。このブログもWordpressで作ってます。

WordPressのレンタルブログはライト版で、フル機能は使えませんが、一般的なレンタルブログよりも多機能です。アカウントを取得すれば無料で利用できます。日記的な記事の他に「ページ」と呼ぶ固定のページを作ってそこに常に参照してほしい情報を置けるので、会社や学校のメインのブログには向いていると思います。無料サービスだとプラグインがあまり使えず拡張性が低いみたいな制限がありますが、将来、ネットで何かをしようと思うなら、基本的な使い方に慣れておく意味でもここでブログを始める意味はあると思います。世界シェアトップなので説明しているサイトもブログも多いのも大きなアドバンテージです。アクセスすれば、ブログを開設するリンク先があるので、クリックして登録すればブログがスタートです。ブログもツイッターと同じく、最初は匿名ラインではじめたほうがいいと思います。

 レンタルのWordPressは、有料コースもありますが、元々フリーのスクリプトですし、有料コースをやるなら、レンサバを借りて、自力でWordPressをインストールしたほうが安上がりだと思います。(このブログもWordpressです。レンサバにインストールなのでフル機能が使えます。上のメニューから参照できる部分が固定ページ。この記事は日記的な更新部分です #レンタルサーバー #wordpress #活用 などで検索してみてください。

 ファイルを配布することだけ考えるなら、Googleドライブもひとつの選択肢です。ひとつ公開用のフォルダをつくって、そこにネット上で配布したいものを放り込む。共有用のURLをツイートしたり、ブログからリンクを貼ればいいだけです。アクセスしたページ上で再生でき、好きな形式でダウンロードできる、かなり便利な配布場所です。私どもの素材アーカイブで使い勝手を試してみて下さい。
https://goo.gl/slSSc9

 私達のサイトでもWordpressを使っています。レンサバを借りて自分でインストールする場合はフル機能が使えますが、ここでご紹介しているレンタル版は、機能に制限があります。
レンタル版もアカウントを作ってざっくりとサンプルを作ってみました。だいたいどんなことができるのか、「ページ」とはどんなものかちょっと覗いてみてください。
https://webjapanese.wordpress.com/

 

ネットのいろんな人達

 

ネットを使う際に、日常的にどういうことに気をつけているか、書こうとするとなかなか難しいものです。

シンプルにネットを情報源として利用するまでなら、あまり関係ないんですが、SNSも使う、ネット上で実名なり匿名でコメントしたり、あるいは、買い物も連絡も、あれもこれもネットで、となってくると、ネット社会にいるリスクは高まります。

あまりネットを利用しない人達は、一般的に、なんとなく家に引きこもりがちな「ネット弁慶」の人達がネットのマジョリティで、匿名をいいことに好きかってなことをしている、乱暴だ、恐い、感じているようですが、私は全然そうではない、気をつけるべきなのはそこじゃないのでは、と思ってます。

ネット上には、繁華街のように近寄らないほうがいいとか、怪しげな風体みたいな目印もありません。わかりやすく怪しいサイトはありますが、その種のサイトは、立ち去ればいいし、用心していれば、そのうち、なんとなく避けられるようになると思います。
ただ、最近は一見普通のサイトだけど…というようなことも増えてきました。だんだんと「こういうデザインのサイトは危ない」ということがわかりにくくなってきました。

ここでは、サイトの見かけからではなく、そういうサイトを作っている人達、実生活ではあまり出会わない、ネット以外ではあまり見ないような、ネットならではみたいなタイプの人達を思いつくかぎりピックアップしてみることにします。見分けるための基礎知識というわけです。

もともと素人だった人がお金がらみで、じょじょにネットに住みつくようになったみたいなことが多いようです。ステマ(ステルスマーケティング、広告とは気づかせない手法の広告のこと)は、そういう人達にとっての武器です。実社会では「あそこの**美味しかったよ」と言う人が、実は、その店から広告料をもらってる、みたいなことは、ほとんどないわけですが、ネットでは、それほど悪いことではないとされています。そのへんも許容するかどうかは別として慣れておく必要はあります。

私も全然詳しくないので、間違いも多いはずです。「当たらずとも遠からず」くらいだと思います。話し半分で目を通してください。

 このブログでもアマゾンへのリンクから商品を買うと、私に小銭が入ってくることになっています。だからといって紹介する本や商品を紹介料が多いものにしたりはしませんが。ともあれ、油断大敵ですよ!

 レンタルブログではないドメインがあるサイトは、こういうところで、ドメイン取得者とか取得年まではわかります(ドメイン取得者の情報は原則ネット上で公開されることになっているので)。ブログやツイッター、YouTubeなどのアカウントは匿名性が高いのでフォロワーやコメントでいろいろと推測するしかありません。

 

アフィリエイト周辺の人達

ふとしたキッカケでネット上でやり取りが始まった。チャレンジ精神旺盛なさわやかな若者だと思っていたけどなんか変だ。。。

アフィリエイトというのは、広告を置いて、それをクリックしたら、とかクリックしてその商品を買ったら、商品の価格の3%程度を振り込みますというものです(表示するだけで払う的なものもまれにあります。アダルト系とか)。いろんなタイプがありますが例えばアマゾンだと本で3%、kindle本やビールで8%といった形です。広告や流通をカットした分をネット上の紹介者に払う、というシステムです。

アフィリエイトは、このブログでも、アマゾン(では「アソシエイト」という名前です)をやっていますし、Googleのキーワード広告も表示される設定にしています。ドメインとって、そこそこの規模のサイトを維持費だけでも出ればという気持ちでやっている人は多いです。ただ通常は、本を紹介するのでアフィリエイトを経由のリンクにするくらいでは、維持コストに見合う収入を得るのはほぼ無理です。このサイトも1997年から一度も黒字になったことはありません。

で、サイト作りのモチベーション維持程度で終わればいいんですが、検索して、結構儲かるらしい、ちょっとしたコツで数万にはできる、などと次の段階を目指してしまうと、ブロガーからアフィリエイターのレールに乗ることになります。田舎で急に何かを売り出して友人を失う人がいますが、それのネット版です。

アフィリエイトはアマゾンと楽天、グーグルが有名ですが、企業との仲介をしているウェブ広告会社がやってるアフィリエイトのほうが料率がよく、アフィリエイトで稼ぎたい人は、そっちをメインにしています。かつては競争が激しい業界の新規参入が多く、原価が安いもの、などは料率(りょうりつ。紹介料のこと)も高いですが、広告バナーが派手でした。基本、広告する商品、提供する会社、バナーの画像、広告の文面などの品格と料率は反比例するのですが、最近はネットもそこそこ儲かるようになって競争が激しくなったせいか、トーンを抑え気味のインチキ商品バナーも増えているので、広告だらけのブログでも、パッと見は、スッキリしてきました。

ベースになるのはブログです。アフィリエイトへの情熱の度合いによって呼び名が変わります。私の印象だと

ブログを書く人 →→→ ブロガー →→→→→→→→→→→→→→→→→ アフィリエイター

(右に行くほど小銭に対する情熱が高い)

ブロガーと自称する人達には、もちろん、何かを書きたい、書かなければならないという人も多いのですが、実生活で稼ぎが苦しくなってくると、やはり広告収入に色気が出始めます。

ただ、最近は、最初からアフィリエイターを目指してブログを始める人が多く、そういう人達がアフィリエイターになると(もちろん自分ではブロガーと名乗るわけですが)とにかく、いかにアクセスを増やし、広告をクリックさせるかで、何を書くか、何か書かないか、を決めるようになってきます。元々それほど書きたいことも、書くこともないみたいな人がそうなるのかもしれません。SEO(Search Engine Optimization、サーチエンジンに最適化すること。具体的には、Googleで上位に表示されるためにサイトにほどこす細かいノウハウ)のことが頭から離れません。

どうやれば効率よく稼げるのかをネットで調べだします。通常はブログの右か左に入れる広告も、上だけでなく、大きく改行して、文中にも入れ始めます。そうなると、もうアフィリエイターの仲間入り、という気がします(文中のほうが広告のクリック率が圧倒的に高いそうです)。
スマホのほうが広告の規制もゆるく、広告カット機能がPCほどじゃないので、間違いでのクリックを含めた広告クリック率も高く、ブログをスマホ対応にするのは必須です。結果、そのへんに強い、Wordpressを使う人は多いです。広告が目立たないように、かつ効率よく入れやすいデザインは限られるので、選ぶテンプレ(デザインの雛形)も似てくるようです。 PC画面でみると大人しいんですがスマホで見ると、結構行儀の悪い広告がチラチラ動いたりして、指がすべったらリンクを踏んでしまう、みたいなことが起こります。

炎上を経て堂々たるネットの有名人になると、サイトもお金かけて作るのでいろいろ個性が出てきますが、そうなりたいけどまだ途中、みたいな人達のブログはだいたいこんなカンジです。

afiri

 クリックすると縮小された画像が浮き上がってきます。フルサイズで見たい場合は、画像を右クリックで新たなタブで開いたうえで、画像をクリックして拡大してください。◆ は画像作者による註です。

#ブログ #フリー #写真 で検索して出てくるような写真のアーカイブで探した写真をトップに載せるという文法を守る人が多いです。結果、おんなじデザインになるんですが個性よりも「みんなが知ってる例の読みやすいブログのパターンです」という目印になるほうを取るみたいなことでしょうか。記事の薄さをカバーするためにタイトルにはこだわります。といっても記事が書けないわけですから、タイトルも凡庸なものになります。例えば「絶対に知っておきたい」「たったひとつの」「必ずやりたい~」「~のための7つの道具」「(私のような普通の、あるいはダメな人でも)簡単にできた」的な「ヒキが強い」とされているタイトルの記事が死ぬほどあります。

とにかくネットにおける存在感を高めるために、ネット界の有名人(キーパーソン、インフルエンサー、アンバサダー、オピニオンリーダー、いろいろな呼び名が…)という人達にツイッターやブログで引用されたり言及されるために、あれこれと策を練っています。フォロワーの多い人にツイートされたりすると「バズッった!(buzzという「話題」「話題になってる」という英語のスラング由来)」と喜びます。
ネット上で影響力を持つためには、マーケティング的なセンスもある人物だと認知されなくてはならないと考えるようになり、そういう話題も増えてきます(「もう**の時代じゃないよね」みたいなこと言いがちです)。

例えば災害が起きたり大規模な炎上が起きたりすると、その流れで何か記事を書いて新規を獲得する!とか、有名な人に引用ツイートされたら、ちょっと待ってアクセスを稼いで、まだアクセスが多い間に、即更新してアフィリエイトの料率が高い何かを紹介する記事を投稿する、とか、アマゾンでセールがあったら、便乗して本の紹介記事は絶対に投稿すべし!みたいなテクニックが身についてきます。

そのうち、健康食品、美容関係、クレジットカード、旅行代理店、ホテル、留学関係、みたいな紹介料が高い広告を置くようになり、だんだんブログの内容もそういうモノの紹介が増え「既存の古いもの、大手メーカーより新しいチャレンジを応援したいから」みたいな発想とあやしげな健康食品の紹介が理屈の上でもリンクしはじめたりします。アフィリエイト仲間でリンクをクリックしあったり(互いのブログに行ったら、クリックでお金が発生する広告をクリックするのが不文律になっているという噂も)、何かを買うなら仲間の広告経由で、というような劇団の人達がチケットを買い合うようなつながりもあるそうです。また、そこそこアクセスが増えると企業から直で広告を出さないかと持ちかけられたり、小さな広告会社からステマ記事を書かないかと誘われたりするそうです。

炎上を、注目を浴びる手段として意図的に起こすアフィリエイターもいます。最近は、無意識にやったことが炎上してしまうのではなく、ある程度意識して煽るような表現を選んだ結果、炎上している、というケースが増えてます。無知だ、不謹慎だ、バカだ、と言われても「炎上の記憶も75日」、結果、アクセス数が増え、フォロワーが増えれば、収支は上向く、という側面はネットではありますから。。。(そういう意味からも他人の炎上はスルーが正解なんですね)

予備知識として、こういう動機でブログとかツイッターをやってる人達が結構いるということは知っておいたほうがいいと思います。

アマゾンのアソシエイトは90年代からありました。2007年前後に個人が次々とブログを始める頃はまだそうでもなかったんですが、やがて、いろんなアフィリエイトプログラムが個人ユーザーに一般的になってきて、SNSの流行でブログが減って行く中、アフィリエイトの母艦としてのブログが増えてきました。
今はブログの半分くらいは(もっと?)アフィリエイト目的という印象です。とにかく細かく稼がないといけないので、一人でたくさんのブログやツイッターのアカウントを維持している人もいます。

リンクが広告経由なのかは、カーソルを置いて出てくるリンク先のURLでだいたいわかります。ちゃんとどのページから来たか追跡するための記号をいろいろと入れないといけないので、リンクのURLがやたらに長くなります。例えば、travelinchikisiteという会社を紹介しているはずなのに、そのリンクをみたらtravelinchikisiteという社名がリンクのURLのところに出てこない、みたいなことがよくあります。
アマゾンだと、リンク先のURLはやはり長くなり、ユーザーのアマゾンへのアソシエイト(アフィリエイト)の登録名が入ります。URLが不自然に長い場合はアフィリエイト経由と考えたほうがいいと思います。(アフィリエイトであることがわかるのを嫌って短くするところもあります。今後はそうなって、わかりにくくなるかも)
アマゾンや楽天などの大手の他のアフィリエイト広告を個人と契約する会社(ASPと呼んだりします)のサイトなどをみておくのもいいかもしれません。#アフィリエイト #ASPで検索してみてください。
(参考)
http://www.a8.net/
https://www.valuecommerce.ne.jp/
https://www.accesstrade.ne.jp/
https://www.affiliate-b.com/
http://www.linkshare.ne.jp/

 ただ、2015年に広告ブロックがかなり普及し、AppleやGoogleなどは、独自に広告をコントロールする方向に行きつつあります。広告をクリックしてるのはほとんどはクローラ(検索エンジンがページを収集してストックするためにネット上を巡回するプログラム)という論文も出ています。今後は、個人のアフィリエイターは、一部のセミプロ化した人達を残して、ジワジワ消えていくかもしれません。

 英語圏では(私は日本語の他に英語がなんとか読めるくらいなので英語圏のあれこれとしか比較できないんですが)、自分のサイトで商売する人はもうちょっと堂々としてます。ドメインとって、自分の本の宣伝をバーンとして、講演会とかDVDも売る、YouTubeでもカメラ目線で何かの勧誘をする、商品説明のプロとして、商品と自分の名前をグイグイ出す、みたいな。日本のアフィリエイトブログみたいに、なんとなく自分で自由に好きなことを書いている「テイ」で、シレッと広告を入れて、炎上も上等、アクセス稼いで数万円儲けたい、みたいなのはあまりみません。日本で極端に多いという印象です。

 

まとめ系

さすがネットはテレビと違ってタブーを恐れない記事が読める、と思っていたけどなんか変だ。。。

この種のサイトは2ちゃんねるとかツイッターのタイムラインなどを「ネットでこんな話題になっているよ」と引用して、まとめて、広告だらけのブログに投稿して日銭を稼いでいる人達によって作られています。

なかには芸能人の熱心なファンが善意で作っていたりするものもあり、役に立ったりすることもありますが、あまりよくわからない人が迷い込むといろんな仕掛けにはまりブラウザーを終了させるしかないみたいなことになることもあります。


matome

たいていの場合、スゴいバナー広告が上下左右でギラギラしているんですが、ネットでは、そういうことをかいくぐりながら進んだ先で面白い記事に出会ったりすることはまれにあるので、これも多少は慣れが必要です。しかしネットそのものになじみがない間はスルーしておいたほうがよいと思います。

このまとめ系サイトのせいで、2ちゃんねるそのものにアクセスする人が減ったので、運営者ともめたりしてました。今は大手のまとめサイトはライセンス料を払って作ってる人達がほとんどらしいです。スポーツ、アイドル、芸能、スキャンダル、など、一部の有名なサイトは、運営者は数百万の収益を広告で稼いでいると言われています。その周辺に無数の2軍、3軍のまとめサイトがあり、スポーツ、アイドル、芸能スキャンダル、などメジャーなジャンルを複数運営して、月に数千円~数十万円くらいの広告収入だそうです。有名まとめサイトは複数人で運営してもそこそこ元がとれそうですが、1人でやってるケースがほとんどで、1人で数十のパッとしないまとめサイトを運営してなんとか生活している、みたいな人もいるらしいです。

まとめ系サイトは、ほとんどの場合、読みたい記事にたどり着くまで何度もリンクをクリックする仕組みになってます(その回数がお金になってるわけですが)。有名まとめサイトのリンクを適当にクリックして、2軍、3軍の無数にあるまとめサイトに飛んでしまうと、その中をグルグル回るだけになります。タチの悪い広告が多くアクセスするのは控えたほうがいいと思います。少なくとも、まとめ系サイトが出てきて、すぐに記事が出てこないページなら立ち去って二度と行かないことです。特にスマホやタブレットなどのモバイルOSでこの種のサイトに行くと最悪です。画面中が広告になり、ちょっと指がすべると知らないオンラインゲームのページに飛ばされたり、ということになります。

 2ちゃんねるには実況というカテゴリがあります。ライブ、イベント、スポーツなどの現場の人がスマホなどでリアルタイムで書き込むところです。これをまとめた実況まとめもありますし、まとめサイトが実況を引用することもよくあります。

「ハムスター速報」が男女の閲覧割合でトップに まとめブログに関するアンケートの結果発表 – ねとらぼ
http://ow.ly/Tgah308m6yg

 

ワードを入れて下さい系

ネット界の有名人はさすがに先見性がある。既成概念に囚われない発言が面白い、と思っていたけどなんか変だ。。。

SNSやブログなど、あるいはテレビなどのメディアで有名な人達、芸能人、芸能事務所などを介して「ふだんの書き込みにこの商品名、企業名、店の名前を入れてくれれば、いくら払います」というビジネスがあります。

やはり健康食品、美容方面などが多いみたいです。エステ、あやしげな施術、サプリ…。大企業も新製品をさりげなく食べたことにしてくれ、感想が無いほうが自然でいい、というようなことを中小の芸能事務所の人に頼む、みたいなことはあるみたいです。事件にもなりましたが、広告を仕掛ける側もいろいろ学習してわかりにくくなってきています。正式に契約してやってること(守秘義務付き)となると、もうテレビや映画、雑誌のタイアップと同じですし、倫理的にどうなのかわからなくなってきます。

芸能人がちょっとしたオマケの代わりに、インスタで美容師との写真を流すみたいなのは、見ているほうもなんとなくわかるし、罪はないんですが、ICTのご意見番的な肩書きの人がさりげなく特定の企業のパソコンとかタブレットのことを話す、みたいなのは分かりにくいです。いわゆる文化人的な人も、契約しているという話しはあります。金銭的なやり取りがなくても、発売前の機種を貸してもらえるとか、発表会に招待される、広告で感想として掲載する、みたいな地味な便宜をはかったりみたいなことがあったり、人脈作りでやってるみたいなことだと開き直っていたりといろいろです。

 

評判を操作するのが仕事という方々

評判の悪い会社を検索してみたら、意外と褒めてるコメントも多い、でもなんかみな似ている。なんか変だ。。。

これはもう法人としてたくさんあるようです。

大企業から零細企業、個人まで、依頼主は多様です。特定の商品や企業のマイナスイメージになるようなコメントを探して削除要請したり、個人を装ってそれとなく宣伝したり、というようなことです。スポンサーの商品に対してネガティブなことを書いた個人のブログやツイッターアカウントなどを相手に抗議したりもするそうです。あるということは知っておいたほうがいいと思います。有名人のブログを置く会社など、とにかく仕事として、ネットに接続して、コメントを消したり、投稿したり、をしている人達が、思っているよりたくさんいます。

ここまでなら、企業などが自分のサイト周辺でもやりそうですし、ありそうなことだと言う人は多いのですが、ここ数年は、もうちょっとグレーな仕事を法人として請け負ってやるみたいなことが一般化してきているようです。

例えば、Googleは、デジタルミレニアム著作権という考え方に基づいてフォームで著作権などの侵害を受け付けており、申し立てをすれば、わりと簡単に検索結果から削除されたり、検索の順位が落ちたりということがあるそうです。
https://support.Google.com/legal/answer/1120734

これもかなり悪用されています。企業や政府組織などから不都合なサイト、評判をなんとかしてくれと請け負ったところは、ここで、「不都合なサイト」を問題あり、と申し立てをするわけです。
このサイトでは、Googleに対して、どこが、どういう申し立てをしているかが検索できます。
https://www.lumendatabase.org/

ある会社がちょっと新聞沙汰になった後など、ここでその社名で検索すると、大量の申し立てが出てきたりします。申し立てをしているのは、たいていの場合、当事者ではなく「そういう仕事を請け負った会社」です。もちろん正当なものもあります。

また、SNSには、必ず問題のあるユーザーを報告するフォームや方法がありますから、これもフルに活用します。ターゲットのユーザーが、問題だ、中傷している、著作権侵害が疑われる、と報告しまくる。ツイッターだと大量のアカウントを作り、そのアカウントからスパム報告を大量に送ったり、嫌がらせのリプをしてアカウントを停止させたり、です。また、いろんなネット上の評価やレビュー、Yahoo知恵袋などでは、悪評を検索結果から削除するのは難しいので、よい評判を大量に投稿して、悪評ログを「ちらす」ことによって悪評記事にアクセスしにくくしたり、などなど。。。

こういう会社はドメインも大量に持っていて、それぞれ違う名前で仕事の請け負っていることが多く、ネット上での本当の活動はほぼ特定できません。#中傷 #対策 というワードで検索すると、いろいろと出てきます。一見、弱者の味方的な体裁で、ノウハウ伝授かと思うと、相談受け付けます(その先は有料)となります。

SEO対策を請け負うところもあります。あなたのサイトのアクセス増やします、というようなことで、サイト作りのテクニックだけでなく、自社の大量のドメインやSNSのアカウントを通じてアクセスしたり引用したり、自前のアカウントを使ってフォロワー数を増やしたり、専用のプログラムで自動的に顧客のページに大量にアクセスして数を増やしたり、同様にプログラムを使ってYouTubeの再生回数を増やしたり、、、どれも、それぞれのサービス内のローカルルール違反ではあっても、法律的に追求されることは(今のところは)ほぼないので、やれることは何でもやるというところがあります。

ネット以外でも、請け負った会社を通じていろいろなプレッシャー、例えば、意味なく内容証明を送ったり、都合の悪い記事を書いた人の所属組織に連絡したり、場合によっては直で家に来てそれとなく来たことがわかるようなことをしていったり、ということもやるところがあるそうです。

ネット上であれ不当な誹謗中傷、あるいは著作権侵害があれば、対策会社などではなく警察か弁護士に相談すればいいことなのですが、大げさにしたくない、時間がかかりそう、お金がいくらかかるか不透明、というところにつけ込んだ「てっとりばやく解決するよ」という商売です。知らずにうっかり相談してしまうというようなケースも多いようで、ストーカー被害が解決した(そういう仕事「も」してるようです)とブログで宣伝してしまう人もいます。もし、ネット上で誹謗中傷を受けても、こういうところではなく、警察、弁護士に相談、ということを選択すべきです。

 

ユーチューバー

自由に生きていく人達、21世紀の若者らしい生き方だ、と思っていたけど。。。

YouTubeにオリジナル動画をアップして再生回数に応じて貰える広告料は、だいたい1回で0.1~0.3円と言われています。誰も知らないユーチューバーががんばって動画を作り続けても、せいぜいうまくいって1万回、固定客がついてきて人気が少しでてきても10万回です。、熱が冷めたらあっという間に数千になってしまいます。

ユーチューバーのかなりの部分の人達が企業から製品を借りたりして宣伝して再生回数の*%を受け取るみたいなことをしていると言われています。中にはそういうことを公言している人もいますし、強く否定する人もいます。

例えば、製品レビューの動画をあげるような人は、純粋に好きで批評したいというような人は少数派で、目指すはおこづかいという人が多いようです。発売前の機種を借りたりしている人は、悪口など言おうものなら、もう借りれなくなってしまいます。発売前にレビューするというアドバンテージを失うわけにはいかないので、かつての一部の自動車評論家のような、なあなあの関係が生まれることは明らかです。

厳しく検証したり批評したりはなく、「あまり詳しくないんですけどね」「専門的な知識はないんスけどね」と言いつつ「いやー、すげえカッコイイですよね!(ガッとカットが変わる)ほらこの角度!(カットが変わる)これっ!」みたいな、みな似たようなリズムの編集で10分くらいの動画を作ります。企業のCMでははっきりとは伝わりにくい大きさとか重さ、手に持った印象をざっくり伝えたりしつつ「実感ベース」で何かを言うんですが、基本、ちょっと詳しい素人の「感想」ですし、最初の印象だけなので長期的に使ってどうなのかはわかりません。もちろん決定的な悪口は言えません。

だんだん有名になってくると、オリジナルのギャグを入れたりして、口調もテレビショッピングの人のようになめらかになり、肌の荒れもドーランやライティングで飛ばしたり、背景が襖からフローリングの部屋に変わったりします。ライトが増えたりカメラの質があがったりレビューの製品の値段が高くなったりしていて、リアルタイムでサクセスストーリーを見ているような気分を味わえます。

ユーチューバーという人達が作るものは、そういうものだとして見るのが正解だと思います。ただ、よほど有名人で十万、百万単位の再生回数の動画をコンスタントに作れないと稼げないようです。そういう意味では、たとえメーカーの人達とつながっていようと、いちおうは独自のコンテンツを作っているわけですから、好き嫌いは別として、アリだとは思います。

それより、有名動画をパクってYouTubeにあげてるほうが効率的みたいな人達のほうが問題です。

 

ユーチューブを荒らす人達

海外のおもしろCMとかサッカーや野球のシーン、テレビのバラエティーが日本語で検索できて見られるなんてスゴいと思っていたけどなんか変だ。。。。。。

特に2013年あたりから、目立ってきました。面白半分でテレビ番組をアップロードするというようなレベルではなく、完全に計画的な広告収入目当てです。2015年以降は、もうYouTubeの再生回数上位は日本人がパクった動画がずらりという状況です。YouTubeは、自分のアカウントで広告契約をすれば(オンラインで簡単に誰でも無料でできます)、アップした動画の再生回数に応じて広告料金が入ります。

これを利用して、かつて人気があった動画をコピー、編集し、テレビの人気番組は即アップする、(おそらく組織的にやってる、あるいはそういう個人事業主がいるんでしょうけど)再生回数を増やし(手動であるいはプログラムで。「まわす」と呼ぶらしいです)十万、百万にして、「人気動画」に仕立てる、人気動画なのでさらに再生回数が増える、みたいなことをしてる人達がいるようで、プロフィールに「自宅で簡単に稼げる」みたいなことを書いてリンクを貼ったりしていることも多いので、微妙に「ゆるく繋がってる」のかもしれません。

テレビ番組などは、著作権侵害だとみつからないように工夫(枠をつけたり、倍速にしたり、画質落とすなど)してアップする。海外の人気動画をそのままパクって(ダウンロードして編集ソフトで加工して)日本語でタイトル(【衝撃】「ぶち切れ」「セクシー動画」【感動】)をつけて自分のアカウントにアップする、みたいな人達がたくさんいます。アカウントを削除されても、別のアカウントを作ってまたやる。アップする動画の元動画が手元にあれば簡単にできますから。。。

多分、ツイッターでパクる人達よりも稼いでいるはずです。直で収入になるので。これもそういう人達がいるということは知っておいたほうがいいでしょう。「面白い動画があった」とSNSで引用して書き込んだりしないほうがいいような気がします。元々YouTubeにはオリジナルの動画なんて少ないんですが、あからさまなパクリで小遣い稼ぎみたいな動画を引用しなくてもいいのではと思います。

 

パクる人達

 #パクツイ #パクリアカ

全然知らない海外のおもしろ画像とか動画とかがコンパクトにまとまって便利なアカウントだと思っていたけどなんか変だ。。。

YouTube以外では、ツイッターで画像やツイートそのものもパクる人達がいます。パクツイなどと呼びます。おもしろ半分でやっている人や知らずにやってる人もいますが、ほとんどの場合確信犯で、フォロワー数の多さを商売に利用することで、稼ごうというようなことです。おもしろ画像、動物、かわいいなんとか、みたいなタイトルで画像や動画をツイートしてます。手動ではなく、BOT(定期的にツイートするプログラム)中心です。

ネット周辺には少々行儀の悪いことをしても「投稿を見ている人の数が多いことが力なり」というような田舎の政治家のような思想が根強くあり、実際にお金になるので、なかなか無くなりません。

例えば、アフィリエイターみたいな人達が最終的に行くつく場所としてネットの広告宣伝の肩代わりやコンサルをやるというのがあり、そういう人達や、評判を操作する系の会社が、いろんなブログやツイッターのBOTを運営していることは多いようです。フォロワーが多いツイッターアカウントを持っているということは、売りになりますし、そういうアカウントから引用されたブログは、Googleでの評価が上がったりします。Googleやアマゾンのランキングなど、SNSからの引用数を重視するところは多いので。

日本語教師は、あまりネットのあれこれを知らないし、ナイーブな人が多いので、そういう「ネットはチョロい」みたいに考えている人達のターゲットになりがちかもしれません。よくパクツイをRTしてる教育関係者、教師をみます。もしかしたら単に著作権意識が低く、パクリと知っててやってるのかもしれませんが。

もちろん、私も気づかずにRTしたりします。気をつけてはいますが、巧妙にやられたら、画像や音声、テキストがオリジナルかどうかをきちんと見極めるのは難しい、ツイッターだとRTする前にアカウントのホームをチラと覗いて、プロフもテキトーで、URLがないというような疑惑のポイントが多いとこならRTをやめるぐらいしか対策は思いつきません。気がついたらブロックするとか、該当ページ、ツイートなどを削除したりで対処する、というくらいのスタンスで望むのがいいのではという気がします。(パクリアカウントをRTしやがって!とか、してしまった!あー!とキリキリするのではなく)

 基本、フォロワーが増えたりたくさんRTされたりが最初の目的で、その先にいろいろと主にお金がらみの野望があるわけですが、最近では、写真だけでなく動画も合成が簡単になってきて、いろんなインチキ画像、動画が増えています。YouTubeで再々回数がトップ10に入ればいろんな媒体で紹介されちょっとしたお金になるということで、家庭ムービー風を装って、動物の足などを釣り糸などで固定して「かわいい動画」を撮ったり、というようなことです。こういうことは昔からありましたがネットでより簡単に大きなお金になるようになったということです。とにかく「カワイイ」だけで、安易にRTしたり拡散しないほうがいいと思います。

 

カタカナの方々

 

IT方面のグッズに詳しい、専門知識も豊富だし商売っ気もあまりないし、ジャーナリスティックな雰囲気もある人だと思っていたけどなんか変だ。。。

「エバンジェリスト」という言葉があります。信奉者で伝道者、というような意味で、アップル周辺に多かったんですが、今はIT関連企業全般に広がってます。その会社の製品のファン代表として活動するわけですが、会社とも契約関係があったりなかったりのようです。何があってもそのメーカーの可能性を信じ、いいところを探すみたいな使命感を持っている、という「テイ」で何でも発言するのが「仕事」なので、会社と契約してなくても、イベントやライターとして生活できるというカラクリになってるようです。高級なアフィリエイターのようですが、技術的な解説も求められるので、簡単にはなれないようです。周囲も「あの人はそういう人だから」という了解の元なので、ステマというわけではないのですが、知らない人は知らないので、ICTのセミナーに呼んだら、ずっとアップルのことばかり話されてビックリみたいなこともあるようです。

「キュレーター」を自認する人もいます。

フリーランスや契約社員など終身雇用に不安がある人、わりと知的な職業の人がこれに走りがちみたいです。あと専門家としてアレコレ語るにはちょっと…みたいな人も。今はネット上で個人で発言する専門家はいろんなジャンル(原子力からカップラーメンまで)で大学関係者などちゃんとした人が発言するようになってきたので、ちょっと詳しいくらいではウッカリ発言できない、そういう人達が「深くはないけど広くバランスが取れている」という方向での知的自己表現欲求みたいなものを満たす枠として存在しているようです。

ただ、SNS上では、なんというのか、、、「社会全体、メディアに対しての目利きの人」「情報を仕分ける人」みたいな意味で使われます。ツイッターなどで、ニュースをRTしたり、RTして「良い記事だ」などと感想コメントを添えてツイートしたりします。デマや危うい理論などはちゃんと見分けが付きますというのが売りで、一般の人は詳しくないから私を介してニュースをみれば、私をフィルターにすれば、正確でバランスのとれたモノの見方が獲得できますという自負があるようです。

が、当然、間違えたりして炎上することもしばしばです。

最近は、自らキュレーターと名乗る人こそ減りましたが、自分は人々のために情報の仕分け役をしているのだ、という意識でツイッターをしてる人は結構いるようです。ほとんど自分の考えは述べず、時々「メディアは正しい報道をしてほしい」みたいなことを、つい、書いていたりします。

最近は、キュレーションメディアみたいなことをうたうサイトがあります。旅行や食べ物などのジャンルで世界中から記事を集めたり、記事を書いたりしているようなセレクトショップのようなサイトです。女性がテーマ、ファッション、健康などなど、基本広告がとれそうなジャンルが多く、最初はバナー広告収入でスタートするみたいですが、だんだん企業から直で広告料をとるようになったりするようです。最初から広告会社がいろいろ請け負ってやってることも多いらしく、個人のアフィリエイトブログとたいして変わらないことをコンセプトを絞ってちょっとお金かけてやるみたいなことになっています。今のところは(そしてこういうところのライター仕事をアフィリエイターがやっていたりします)。

 キュレーターは元々美術関係の言葉で美術の目利き、紹介者、というような意味です。アート界隈では「キュレーター」という肩書きで仕事をしている人がいます。

 最近は、「オウンドメディア」という企業や組織が自らのブランディングのために立ち上げた「一見企業色が少ないサイト」みたいなものもあります。ネットのゴーストライターの仕事はどんどん増えているわけです。

 

「セルフブランディング」に走る方々

 

特に商品を売ろうということもなく、何でも詳しい、教養あふれるバランス感覚を持った知的な人だと思っていたけどなんか変だ。。。

個人の業績やスキルを書いたり、コンテンツを作ってアピール、というところまでなら、普通のことなんですが、だんだん、厚化粧になってくる人達がいて、そういうことを許容する理屈としてセルフブランディングというものがあります。

デジタル対アナログならデジタル、年寄り対若者なら若者の味方。ネット上では、単に多数派に与しているだけなんですが、こういう色分けはネットで受けますから、無理やりそういう対立に持って行くこともしばしばです。IT系の企業に自分を自分の業界への窓口として使ってくれという目くばせみたいな意味もあるようで、基本、IT方面は強い批判はできません。ネットの空気に反することを書く時も、野党第二党くらいまでの意見、と、だんだん言えることが限られてきて、ホントに何か言いたいことがある人にとっては、息苦しいスタンスですが、特に書きたいことがない人には時流に乗れている感を味わえてそれなりに楽しいということもあるようです。

アフィリエイターよりも野望は大きいので、慎重です。自分の宣伝といっても、とりあえずは例えば「すべての人にITの恩恵を!」みたいな使命感を背負っているテイで何かを語るみたいなパターンが多いようです。ある程度ブランディングに成功すると、自分のフォロワーを減らしたくないという心理が働くのか、フォロワーに嫌われるようなことは言わないように気をつけるようになり、フォロワーを増やしてきたプロセスにおける自分の言動にも縛られます。ちょっと違うことを書くと「そんな人だとは思いませんでした」などとリプライが来たりして臆病になるらしいです。

しかし、フォロワーはファンでもあるので、たとえヘンなことをしても「納豆を海に投げ捨てることよくありますよね(笑)」とか「元々自然のものなので何の問題もないと思います!」というような応援のリプライが来たりして、だんだん善悪の判断がつかなくなっているような人もいます。フォロワーを喜ばすようなことを書き、RT数をみて安心するみたいなことにもなってくるみたいです。

また、ブランディング系の人は、正面きってのロジカルな批判に弱いという特徴があるように思います。議論を避けるため、タイムライン上で話題になっていることに対して「ワッ!」と自分の支持者が喜びそうなことを書いて、反応は全部スルー、という手法もあれば、最初から強い主張は避ける、議論になって自分のイメージを毀損するリスクがあるようなことは言わないほうが得、という人も多いようです。

ブランディングの人というのは、自分に対する批判は単に自分のブランドを毀損するものなので悪です。最終的に、SNSの使い方、発言を基本、損得で判断する人、と私は捉えてます。

ツッコミが激しいツイッターより、おだやかなFacebookのほうを主戦場にしている人も多いです。ただ、一般の社交的な人と、なかなか見分けがつきません。#セルフブランディング で検索してそういう人達がどう行動しているかを頭の中に入れておくといいかもしれません。

ブランディングをするなんて、そんな高みを目指してないという方でも、誰かを「バランス感覚にあふれた人だ」「若者の味方だ」と思っていたら、いつのまにか、メルマガとか有料コンテンツとかセミナーとか本などにジワジワと誘導されているかもしれません。そこまで行かなくても少なくともあなたはその人に「自分のブランドを高めてくれる自分の支持者」と勝手にカテゴライズされているというわけです。

パーソナルブランディングという言い方もあります。Wikiによると「セルフブランディングの目的は「認知度の獲得」に比重を置く。対して組織の中の個として行うパーソナルブランディングは、「所属組織のイメージ向上」を目的」とのことで、後者は守りに入りがち、とのことですが、使い分けている人はあまり見ません。

 

ありがちなサイト

日本語教育関係を例に考えてみます。
特にネットに弱い人が多い日本語教育業界では、コンサルとか外注先に言われるままに作ったような広告サイトがいくつもあります。安く外注するせいか、だんだんどこも似てきます。でも日本語教師志望者もあまりネットに詳しい人はいないので作り手も「まあこんなんでいいんじゃないの?」と気を抜いているような気もします。お金がないので、一度作ったら何年もそのままです。

日本語教師という仕事について興味をもってあれこれと検索して出てくるサイトの特徴をつめ込んでみました。最近はもうちょっとデザインは洗練されてきてますが、中身はあいかわず、という印象です。

養成講座をやってるところで?なところは、こんなカンジ。

aruarusite

コツ教えます、日本語教師になるには?みたいなタイトルのサイトだけど実はステマというのはこんなカンジ。

sutema

この種のステマサイトは、アフィリエイトで個人が作るより、広告会社に委託して作らせるパターンが多い模様。リンクで養成講座のページに飛べば記録され、広告会社に実績として紹介料が入る的なものもあれば、自社制作もあるようです。Googleで「日本語教師」で検索すると養成講座をやってる学校以外でヒットするサイトにも多いようです。。今は10校ぐらいですが、ネットに強いベンチャー企業も日本語教育に参入しはじめていますし、そのうち、もっと巧妙なステマサイトが出てくる可能性はあります。

一見広告じゃないノウハウ伝授的なサイトで、ちょこっと伝授した後はじわじわ広告に、というのは他のジャンルでもあるので、「キーワードで検索してたどり着いた人がそこそこ満足するノウハウ的なことを書いて、広告誘導」は、ひとつのパターンだと覚えておいてください。

日本語教育関係、個人でも民間の学校でも大学でもこういうサイト、多いんですよね。こういうサイトが全部アウトということもでないですし、これが洗練されたからといって信頼できるというわけではありませんが、2016年の記録として。

 

番外編 タブレットで再スタート

 

(昔作った動画です。iPadの初代機での操作です。今はアプリもいろいろ出てますが、こんなことが出来ますよという参考までに)

経験があってもネットが使えない日本語教師は近い将来駆逐される、みたいに脅かす人はいますが、そんなことはないと思います。少なくとも日本語教育でデジタル方面詳しいみたいな人達がやってることは、せいぜいスライド作ったり、ライブ配信してるくらいです。そもそも教材のほとんどは紙ですし、教室にWiFiすら来てませんから。
いろんなことが、ちゃんとはじまるのは、教室で学習者がタブレット持ってるのがあたりまえになってからだと思います。そして、そうなったらタブレットを活用することなんて、難しいことじゃありません。導入時に研修があるでしょうし、研修でやれるようになります。

とはいえ、今すでに音声は自分で取り込んでMP3化ぐらいはできないとまずい、ということになりつつありますし、ハードに関しても、多少の対応力はつけておいたほうがいいのは確かです。タッチパネルの操作にも慣れておいたほうがいい。

ただ、これまで日本語のアレコレでさんざん勉強してきたのに、また勉強するのはいやなもんです。

以下は、もう一段階デジタル方面活用するためにも、入門どうこうじゃなくて、とりあえずタブレット買って、また、いろいろイジるところからはじめるのはどうですか?という提案です。パソコンやネットとの冷え切った関係を取り戻せる力がタブレットにはあるような気がします。それにタブレットは日本語教師に、パソコン登場以来、ホントにかなり役立つ「使えるツール」なのです。グータラでデジタル苦手な人向きで、スマホよりも「教師向き」のハードです(私もかなりグータラなので、20年パソコンを使って来たんですが、今ではプライベートではタブレットばかりです)。

スマホは数万円の価格と契約する通信費(月5000円は一人分の電気代より高い。1年で6万円)があります。画面と文字は小さいので、日本語の教科書を表示して読むのは不可能です。文字を拡大できますが、そもそもの画面が小さいので使い勝手が悪い。。日本語教師にとって使える機能はせいぜい辞書くらいです。

タブレットはAndoroid系でそこそこ動くもので、2~3万くらいです。ちょっと重いとか分厚い、ダサイが我慢できれば1万くらいで大丈夫です。契約が必要なわけじゃないので、維持費はナシ。アマゾンで買えば届きます。8インチくらいなら、日本語の教科書の1ページを表示して読めます。しかも自宅はWiFiがある場所ではではネットに接続できる端末として使えます。ノートPCより起動は速いし、画面は大きいし、指での操作も慣れれば楽です。500gくらいなので寝ころんで見られますし、持ち運べます。

タブレットは、日本語教師にとってパソコンよりも恩恵は大きいと思います。タブレットをいじっているうちに、あれもできるかも、とパソコンでは開拓されなかった好奇心が生まれるかもしれません。まずは、タブレットに日本語教材を全部入れてしまいましょう。重い教科書を運ぶ必要がなくなるだけでも、タブレット買って良かったと思うはずです。

simフリーのタブレットを持てば、外出時でもテキストのやり取り(メール、ツイッター、LINE))ができるようになります。通信はsimフリータブレット、通話はハードオフで安いガラケーを買って、ガラケーで一番安い契約でと、使いわければいいと思います。通話たくさん使う人だと微妙ですが、待ち受けが多いなら、simフリータブレット(月1000円)+ガラケー(2000円)のほうが維持費は圧倒的に安いはずです。

タブレットはどういうものか、もうそこから説明する人はいなくなってしまいました。2010年、最初にタブレットを発売したアップルの紹介動画に広島弁の吹き替えをつけた動画をどうぞ。

 タブレットに親しむためには、タブレットをパソコンの延長線上で考えることをやめることがポイントだと思います。そして、タブレットの時は長い文章は書かないと割り切ることも大事です。LINEのアカウントをとれば、自然と短い文で人とやり取りするようになりますし、短い文用で、思い切ってタブレットの時はフリック入力にすることもオススメします。キーボードより早く入力するのは無理ですが、1時間くらいで基本的な操作は覚えられますから、それで三ヶ月くらい過ごせばなんとかなります。このわずかの努力で今後数十年は対応できる「基礎体力」がつきます。

 

自炊関連

jisui01

*写真は、yoga tablet2 10.1インチ

本をスキャナーでスキャンしてPDFなどにする「自炊(じすい)」についてちょっと書きます。本を送ればPDFにしてくれるサービスはグレーから黒になりつつあります。自分でやるなら基本的には紙の本をコンビニでコピーして使うのと同じなのでセーフです。

日本語の教科書はかさばるし重い。辞書も紙なら下手するとバッグは3キロ越えです。しかしほとんど電子化されていない。なんだかんだ言っても、日本語教師にとって最大のITの恩恵は「使う教科書を全部自炊してタブレット(300~500g)に入れて持ち歩ける」ということです。今のところは。

自炊は、電子書籍化が進んでない過渡期の方法として数年前に流行りましたが、日本語の教材は未だに全然電子化されてないですし、古い教材は改訂されないまま消えそうですから、デジタル化しておく意味はあります。自炊は日本語教師にはまだまだ有効な方法です。このためだけにスキャナー(2万円~)を買ってもいいと思います。

教科書だけでなく、絵カードのたぐいも、スキャンして、タブレットで画面をトンと指でタッチしてめくる的なことも可能になります。スキャナーで雑誌や広告、電気料金の請求書など取り込んでPDFにして、教材に、ということも簡単にできます。一旦電子化すれば、タブレットと大きな画面のモニターと接続して手元の画像を大画面で映すなんてことも簡単。自炊も自力でやれるようになれば、何でもビシビシ取り込もうという気になります。

日本語の教材くらいなら、現役で使う可能性があるもので50冊くらいでしょうし、自分でやれます。概要だけ書いてみます。

教科書を解体する

スキャナーは自炊用として最も評判のいい富士通のScanSnapシリーズが間違いないと思います。自炊をする人御用達で、「自炊 scansnap」で検索すれば、お薦めの設定ややり方などの解説ページや動画が出てきます。私は1300系を買いました。上位機種よりスキャンするスピードは遅いですが、数十冊くらいなら十分です。

非力な方は裁断機あったほうがいいかもしれませんが、普通はカッターとはさみで十分です。

やり方は、、、心配ならググって下さい。要するに、大きめのカッターとはさみで本を1ページづつに解体して、スキャナーで読み取ってPDFにする、というだけです。

1)表紙を剥がす。中を5ミリくらいのページ数単位でベリベリと手かカッターで根元から剥がす。
2)根元から、のりがついてる部分を1センチくらいはさみかカッターで切る。
  (根元から長めにとって切ったほうが、1枚づつ離れやすくなります
   揃わなくても大丈夫なので5ミリから1センチくらいでテキトーに)
3)銀行員がお札を数えるように縦横でクネクネして1ページづつバラす。
 (きっちりバラしておかないとスキャンする時くっついてしまう)
4)スキャナーに通して両面読み取りでスキャン。
5)慣れるまでエラーなども起こる。バラけたら付属ソフトで1冊分に結合して
  表紙もスキャンしてPDFの最初に置いて表紙にして完成。

というのがおおまかな手順です。標準的な設定で、「みんなの日本語」は1冊65MBでした。タブレットでは64GBのSDカードが使えることが多いので、みんなの日本語は1000冊近く入ることになります。

以下は、Japanese for busy peopleをバラすまでの動画です。スタッフ用に昔作りました。思っているより簡単に本は解体できるとわかっていただけるでしょうか。

 拡大したい時は、右下のVimeoのところをクリック。

 動画には3)のお札クネクネがありませんが、最後に揃える前にやったほうがいいです。ノリでくっついてることがありスキャナーで引っかかります。きっちり1ページづつばらけるように。

バラすのが一苦労で、後はスキャナで読み込むのは設定を決めたら、あとはスキャンする紙を流し込むだけなので、慣れれば楽です。
YouTubeで「自炊 解体」で検索すればカッターで「自炊 裁断」なら裁断グッズでバラすもっときれいな動画が出てきます。

解体したものをスキャナーで読み取る

あとはスキャナーの設定を決め、バラした本をセットするだけです。
スキャンする時間は以下の動画を参考にしてください。(両面スキャンです)

もちろん、スキャナの設定とかやり方を写真や動画で丁寧に説明したサイトもあるので詳しくはそちらを。日本語の教科書は表紙はカラーでちょっといい設定(スーパファイン)でスキャンして、本編はモノクロのノーマルかファインで十分だと思います。取り込む際の質によってスキャンのスピードが違うのでスキャンする量によって、時間のあるなしで選んでください。

 Scansnapはロールで流して読み取るので、原則本はバラして紙にしないと読み取れません。コピー機のような形(フラッドヘッド式)のスキャナのほうは、本をそのままスキャンできます。ただ、自炊のようにそれなりの量をやるのはセットして自動で50枚くらいスキャンしてくれるほうが圧倒的に楽です。

 作ったPDFは、標準設定でスキャンしてPDFにしたものだと、テキストデータではなく本を写真で撮ったような「絵」という状態なのでテキスト検索はあまり機能しません。最高画質でスキャンして、できれば付属ソフトではなくAdobeなどのいいソフトでPDFにすれば、OCR機能が高いので、90%以上正確にテキストデータ化されるそうです。が、ものすごく時間がかかるので、私はやってません。資料や辞書的なものをPDF化するならテキスト検索できたほうがいいですが、教材を持ち歩くだけなら、標準で画像PDFで十分。テキストデータとしての利点は電子化されるまで待つしかないかなと思います。このへんは個々の判断で、実際にテストしながら決めてください。

 自炊したPDFは勝手にコピーして誰かにあげたりするのは著作権法上アウトです。著作権法というのは解釈いろいろあるんですが自炊が本をコピー機でコピーして使うような「私的複製の範囲」とみなされそうなのは、多分、「自分で買った本を自分でバラしてスキャンしてPDFにする、それを自分だけが使う」までだと思います。この範囲からちょっと出るケースは人により解釈は様々です。

 


タブレットは何を買うべきか

Amazonのタブレットストア

買うなら

日進月歩(今は半年でスペック的には型落ちに)なので、機種のお薦めを書くのは無理です。私は初代iPad買って、即自炊して日本語の教科書入れて、その後、NEXUS7,iPadmini,kindle fire,yoga tablet,zenPadと、数枚(タブレットの数え方は枚?)使いました。今のところ、自宅ではデスクトップ、外出先で仕事まではしないので、ノートパソコンは不要。しばらくはAndroidの普及機を使い続けるつもりです。

PCの寿命は今は5年くらいいけますが、タブレットは進化中ということもあり、短いです。最新のもので、2~3年ぐらい、買った時に入ってたOSのバージョン(小数点より上の桁)がひとつ上がるところまでが目安でしょうか。

安く済ませるなら、液晶フィルム貼ってカバーしてきれいに使って1年半くらいで中古で売って買い換えるやり方でしょうか。現行機種なら5000円程度になる可能性はあります。3年使い倒して、使わなくなったらベッドで動画みてツイッターやる用か、車載用かトイレにでも貼ってYouTube流すか、と思っても、動画がもっさりしたタブレットは結局使いにくいもんです。親戚の子供にあげても喜びませんし。。。

型落ちを安く買うよりも、買いたい時に価格コムで評判のいいものを調べて、機種が決まったら、アマゾンなどで現行機種(できれば半年以内に発売された機種)を買うのが無難だと思います。アマゾンは、PC関連もかなり最安値に近いです。

画面サイズ、その他

自炊のPDFを読むには、10インチは何の問題もありませんが、7インチはPDFは縦表示だと自炊した日本語の教材がなんとか読める(けどふりがなは無理)横で分割して読めば大丈夫というところです。大きめの図版があると全部は表示されない、やや使いにくいです。8インチだと、縦でも、文字は小さくなりますけど、なんとか読めます。7と8の差はかなり大きい。これは実際に店舗で確認したほうがいいと思います。同じインチでもメーカーや型番によって微妙に違います。縦長より横にも膨らんでいるほうが自炊したものは読みやすいです。

まずは10.1インチ、iPadと同じサイズです。レノボ yoga tablet2 解像度は1200×1920です。
scansnapで標準画質(モノクロのノーマルかファインくらい)で自炊した日本語の教科書を表示したもの。左からPDFで1ページをそのまま、ちょっと120%暗いに拡大して画面いっぱいにしたもの、2倍くらいに拡大したもの。です。ちょっと画質は悪いですが、写真をクリックして拡大してみてください。

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MinNichi120
MinNichi200

10インチなら十分です。

次は同じ設定で自炊したPDFです。ASUS zenPad 8.0 。ASUSの8インチはやや縦長です。解像度は800×1280。1ページと2倍。解像度は低いですがyogaの1年後で液晶の解像度以外のスペックが高いので体感ではこっちの方が見やすかったです。

100
200

8インチなら自炊PDFを参照する程度ならサイズ的にも及第点。解像度は800×1280でも十分という気がします。

2015年以降に発売されたものなら、解像度で文字が読みにくいということはないと思います。2017年は、普及機で800×1280、そこそこいいので、1200×1920、高級機、最新機種でそれ以上、というところですが、800×1280でも十分自炊のPDFは(自炊のクオリティにもよりますが、標準的なものなら)読めます(ちなみにkindleのモノクロのリーダーで自炊したPDFを読むのは厳しいです)。ただおそらく長時間本を読むとなると、解像度が高く高く、高性能の機種のほうがいいとは思いますが、そもそも液晶タブレットは長時間テキストを読むのは向かないと思います。それならPaper White系を別途電子書籍のリーダーとして買った方がいいです。

容量ですが、デフォルトに近い標準的なクオリティで自炊した場合「みんなの日本語」で60~80MBくらい、厚めの総合教科書で100MB行かないくらい。つまり仮に30冊自炊したPDFを入れるなら3GBで済むことになります。ただ、もうちょっと図版や絵、写真がある本を資料として持ち歩きたいとなると、+5GBくらい。10GBあればだいたい入れておきたいものを持ち歩けるというところです。今は、普及機でもだいたいデフォルトで16MB、システムその他で数MB使うので残り10GBあるかどうかです。PCにストックしておいて、使うPDFだけを出し入れすればいいんですが。入れっぱなしで使いたいなら、SDカードスロット(カードを買えば最低でも32GB、最大128MBくらいまで拡張できる)があるタイプにしたほうがいいと思います。

 例えば、私は、教科書の他にニッポンの名前―和の暮らしモノ図鑑とか、カラー版 英語でつくる和食―寿し、天ぷら、豆腐料理…日本の代表料理からマナーまでとか、雑誌、新聞の折り込みチラシ(食品、家具、、、)もPDFにして入れています。

メーカー

AppleはOSもシンプルでわかりやすい。買ってそのまま使えて、ほぼ同じように使い続けられ、ストアの管理もしっかりしていて、おかしなアプリも少ないです。Androidはメーカーによってアレコレと全体の操作に影響を与える自社アプリを入れてくるので、メーカーによって操作が微妙に違ってきます。ちょっとごちゃごちゃしてるところがあります。WindowOSのタブレットは今後どうなるかまだ未知数です。予算に余裕があれば、デジタル苦手な人は、iPadが無難だと思います。いろいろと見分けつつ使いこなせそうだと思うならAndroidでも大丈夫ですが。(ただし、Appleはちょっと割高。後で説明するsimフリー機種もちょっと割高)

というわけで、iPadは値段も一定、使い方もアレコレとネットにありますし、ちょっとメンドクサイAndroidを中心に説明します。

Android やWindowsでは、タブレットは高級機と普及機で二極化しつつあります。高級機はiPadと同じかちょっと高いくらいの価格帯で、ソニーやサムソン、マイクロソフトなどが作っているものが評判がいいようです。自社アプリの出来もいいし、邪魔にならないとのこと。余裕がある方は、素直にiPadか、このへんから選ぶのがよいのでは。8インチで4、5万、10インチで5,6万~ぐらいです。iPadと同じく、買ってすぐ使えるものが多いようです。

 基本的にタブレットの操作は、アンドロイドのOSにあるアプリで十分で、あとはフリーのアプリを少しいれればいいだけなんですが、この「各メーカーが入れてくる自社アプリ」の使い勝手がメーカーによってかなり違います。使いにくく削除もできないものがあり、かなり面倒です。

その他のメーカーは基本普及機(7インチで2万ちょっと。8~10インチで3,4万)が軸です。それでも国産メーカーは割高でやや中途半端という印象。PCのようにパーツを交換して延命するのは無理ですし、2,3年で寿命が来るものなら、やはり台湾、中国産で安いのを買って、寿命が来そうになったら中古で売って買い換えるのがコストパフォーマンスはいいような気がします。台湾、中国産のタブレットは、品質的に何の問題もありません。レノボ、ASUS、Huaweiなど。保証も対応も国内や大手メーカーと変わりません。ただ、普及機は、まれに思わぬ機能の制限(AndroidOSでは可能なはずのことが出来ない、とか)があったりするので、やや例外的な使い方をする場合は、事前に確認したほうがいいと思います。

DellやHPのタブレットも、大きな問題があるという記事はみません。可も無く不可もなく、安いのはちょっと重い、くらいでしょうか。
普及機を中心に作るメーカーは、液晶周辺の初期不良がわりとあるという印象です(私は2度ありました)。買ったら早めに確認して、ちゃんと映らないなど、怪しい場合は保証期間内に交換してください。手続きすればアッサリ機種交換してくれます。あと、台湾、中国製の普及機は、使い勝手の悪い自社アプリを入れてくるケースが多いという印象です。削除できなかったりします。これは慣れるしかないようです。

 アマゾンのfire系タブレットは割安ですが注意が必要です。Andoroidのアプリはそのままでは使えないことが多いですし、特にGoogle系(含YouTube)のサービスと相性が悪いようです。

 

アプリいろいろ

いろいろありますが、例えばタブレットを持ち歩いて出先でプライベートレッスンなどで授業をする場合、使えるアプリは結局、それほど多くない、というのが今のところの私の結論です。ホワイトボード系、文字表示系、辞書、くらいです。基本的なものなので、iOSでも、Androidでも、探せば無料でいろいろあります。

□ 黒板、ホワイトボード系

要するに指でパッと書けるボードがひとつあると便利です。例えば以下のようなもの。

Android
https://play.Google.com/store/apps/details?id=com.miyaware.kokuban&hl=ja

iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/id374235211?mt=8

* 電子黒板と連動!とか書いたものをクラウドに保存!みたいなものは不要だと思います。書いて消せればOK。

□ 筆談パッド

対面式で、半分に画面が分割され、自分が指などで書いた文字が反転して相手に見える。
一対一のレッスンで向かい合って座る時などに便利。

iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/bi-tanpatto/id367196546?mt=8

*同じようなものはアンドロイドにはない模様。(探せば海外製であるかも)

□ 文字を入力して大きく表示する。

日本語のレッスンなどで、あなたの字がそれほどうまくないなら、ゴシック体で拡大してみせるのが親切。

でか文字
Android
https://play.Google.com/store/apps/details?id=com.sumyapp.dekamoji&hl=ja

iOS
https://itunes.apple.com/jp/app/dekamoji/id316715188?mt=8

□ 青空文庫を読む系

アプリのストアで「青空文庫」で検索して使いやすそうだと思ったものを。
(このアプリには500円くらい出してもいいかも。1万冊を無料でよめるリーダーですし)

□ 辞書は、無料のアプリは、ほぼネットの辞書サイトに接続してデータを取得するタイプです。この接続系アプリは、wifi経由でも、もっさりなので、よく使う人は、やはりインストールするタイプのものをひとつは買ったほうがいいと思います。人気が高いWisdom英和和英で2000円前後、ポルトガル語などちょっとマイナーな言語で4000円前後です。無料の辞書アプリは、基本、ネットに接続して語釈だけ拾ってくるタイプです。多言語で必要ならGoogle翻訳で英訳するのが早いかもしれません。

□ その他の基本的なアプリ

有料版やアプリ内課金がない無料アプリ(つまりどうやって利益を得ているかわからないもの)には注意してください。最悪ウイルスが仕込まれていることもあります。善意で作ったものであったとしても、先々開発やサポートが続くかどうかはわかりません。あれこれ入れずに最小限でいきましょう。

iPad,iPhoneのアプリはそこそこ安心なんですが、Android系のアプリは玉石混交です。とりあえず、Android系で使ってみて問題なかったアプリをずらずらとあげてみます。

Adobe,google,amazon,LINE,SKYPEなどのアプリは問題ないとして、、、

Avast mobile security(セキュリティアプリ)
JuiceDefender(節電アプリ)
Photo Editor(写真編集)
Snapspeed(写真編集)
MX Player (動画再生プレーヤー)
twitcle (plus) (ツイッターアプリ。有料)
Weblio 英和和英(英語辞書)
Poweramp(音楽用アプリ)
QuickPic(画像閲覧アプリ)
ES ファイルエクスプローラー(ファイルを閲覧するアプリ。通常は不要)
Yahooカーナビ
CiNii論文検索

ほとんど無料ですが、一部機能で有料版はもっと機能が増える、みたいなタイプが多いです。有名アプリと似たような名前の無料インチキアプリも多いです。ユーザー数などで判断してください。その他、複数のブログで定番としておすすめされているアプリは大丈夫だと思います。

 

入力の問題

IMEは、iOSでもAndroidでも、付属のものでそれほど問題はないんですが、やはりGoogle入力に慣れておいたほうがいいと思います。将来、機種を変えても同じIMEが使えるメリットは大きいです。

タブレットは無理にキーボードで入力しようとするとストレスが溜まるんですが、思い切ってフリック入力にしてみると、楽になる場合があります。最初は慣れないのでイライラしますが、そこそこ入力できるようになるとキーボード入力より遅くても「これでいいか」という気になります。

キーボードに慣れた人がフリックも覚える時のコツは、、、

・キーボード並みに早く打つのをあきらめること。
・長文を打つのをあきらめること。

だと思います。10本の指に人差し指だけで対抗するのは無理です。
そのかわり、覚えることはかなり少ないです。ローマ字入力だと英語に最適化されたアルファベットの配列を覚えるしかないわけですが、フリック入力は日本語の50音が基本ですから。

無理やりソフト的に再現したキーボードが本物のキーボードを越えることはありません。それよりも、元々、タッチパネル向けに作られたフリックのほうがスマホやタブレットでは入力しやすくなっています。狭いスマホやタブレットで使うスペースも小さいのも大きな利点です。多分、1時間練習すれば単文ならそこそこのスピードで書けるようになります。キーボードの練習は(練習と意識しなくても)かなりやったはずです。それより簡単なので、せめて3時間くらいは練習してみましょう。YouTubeで #フリック入力 #入門 で検索すれば、早打ちとか入門的な動画がたくさんでてきます。人差し指だけ、親指も使う、両手使う、両手の親指だけ、いろいろありますが、スピードは追求せず、せっかく片手で入力可能な方法なので、まずは人差し指で覚えて、後は好きなやり方で。

キーボードに慣れている人はキーボードのスピードを越えることはないので、そこは割り切ってタブレットやスマホなどのタッチパネル端末ではフリックでやる方向で検討してみてください。日本語教師の方なら、フリック入力を体験することで、フリックならではの誤入力がわかるようになるのは仕事の役に立つと思います。

フリック入力がどうしても合わない方は、50音とかGoogle独自のGODANというのもあるので、試してみて下さい。GODANのほうが、キーボード入力からは移行しやすいかも(ただ人気がないので、消えるリスクもあります)。

どれもしっくりこなければ、普通にキーボード入力で。

 


Simフリータブレットに挑戦してみる

タブレットは、基本的にWiFi対応です。自宅では無線LANで接続して使います。
学校やホテルなど、wifiがあるところは、パスを聞いて登録すれば使えるようになります。

外出時、カフェなどはどうか?
スタバ、コンビニ、ファミレスなどでは、登録すれば無料で1時間くらい使えることになってます。ただ、無料のスポットを渡りあるくのは、いちいち別にユーザー登録をして、その場所に行ったら、それぞれでログインして…となります。結構面倒です。

というわけで、東京や大阪では、WiFiサービスに加入することになります。月3000円前後。ただし都市圏だけですし、確実に繋がるわけじゃありません。

旅行先でWifiが期待できるのは、基本ホテルぐらいです。観光地に増えてきた無料Wifiサービスは事前の登録などが面倒です。速度はASDLくらい。自宅が光回線の人はやや遅く感じると思います。

で、タブレットは、外出時は、sim(シム)カードで接続する、という方法をお薦めします。simカードは、携帯の回線を利用する通信専用のカード&契約形態です。難しそうですが、こっちのほうがwifiに接続する度に、あれこれやるより設定も簡単ですし、テキスト系の情報を得るだけ(メール、ライン、ツイッター)なら、速度的にも問題ありません。携帯ほどバシッと繋がりませんが、日本中、かなりの山奥でも何もせずに、接続できるというのは楽です。月額1000円くらいです。ただし、simフリー対応という機種を買わないといけませんから、まだタブレットを持ってない方は検討してみてください、ということです。

携帯の会社で月額数千円でタブレットを売ってますが、初期投資も通信費も割高です。自力でやればかなり安くなります。simフリーでもdocomoやsoftbankなどと通信契約するのが義務というハードと、そうでないのがあります。ここでは「そうでないもの」の説明をします。割高でいいなら通信契約が必要なもののほうがいろいろやってくれて楽だとは思いますが。

1)タブレットを買う時に「simフリー」という対応機種を買う。

→ これは同じ機種でsimフリー対応があるのとないのがあります。iPadやASUSなどはsimフリー機種があります。もちろんWiFiも対応しているので、simフリー契約せずに使うこともできます。家電量販店などで尋ねてみてください。小さいところはあまり置いてないのでネットで買うほうがいいかもしれません。

アマゾンでのsimフリーのタブレットの検索結果

2)simカードを買って、契約する。

→ カードはアマゾンで900円前後で買えます。契約は月額1000円くらいのコースからです。とりあえずOCNの980円のコースで始めればいいと思います。有名どころ、ユーザーが安定して多いところが無難です。カードを買って、sim対応のタブレットのスロットに入れて、、、あとはOCNのサイトをみて、わからなかったらOCNのサポートを使って下さい。普通はOCNみたいな有名なsimカードであれば、タブレットの設定に最初から接続先として選択肢があるので、それを選んでおくだけで、後は自動的に自宅ではWiFiで、外出先では、G4(もしくはG3)回線に繋がるようになるはずです。

3)設定が済んだら、外出時は携帯がつながるところならどこでもインターネットに接続できます。

以上です。ちょっとハードルが高いと思うかもしれませんが、できそうだと思ったら挑戦してみてください。外出してネットを使う度にWiFiの設定をしたりするより圧倒的に楽だと思います。私はsimフリータブレットは、IT苦手な人に向いていると思います。sim フリーのAndoroidタブレットだと2,3万からありますし。

 月980円のコースだと、接続できる上限が決まってます。たいてい一日*GBまで、というのか、月*GBまでというような形で選べます。この範囲内ならLTEレベルで接続できるので、自宅と同じくらいの環境で、画像を見たり、写真をSNSに上げたりもできます。上限を超えたら接続できなくなるのではなく、遅くなりますが、LINEとメールぐらいならなんとか使えるかなというところ。ただ、外出先で1~2時間メールをチェックしたりツイッターを覗くくらいなら、上限まではいかないはずです。

 そして今のところは、個別に契約した場合は、携帯関係で悪名高い「解約時の違約金」は、ほとんどの場合ありません(ただし事前に確認しましょう)。月単位の契約です。これも、ハードを買って、自力で契約する大きなメリットです。

 


 

さて、基礎編はこれで終わりです。

ネット上で実名、匿名のプロフィールを作り、ツイッターを始めて、simフリータブレットを持ち歩くようになれば、もう十分に「ネットを活用している」と言ってもいいと思います。外出する時もなんとなくタブレットを持って出て、ショッピングモールで注文したらベルがなるまでツイッターを眺めるようになるかもしれません。

次の自立編は、何かを作って、それをネット上でシェアしたり、売って商売にすることもやってみましょう、ということを書いています。これも実は簡単ですし、お金もかかりません。日本語の教材や動画を作ることを例に説明していきます。教材でなくても自作動画や本を作ったり、それを自費出版で売ったりする方法は同じなので参考になると思います。ぜひ、読んでみて下さい。

 

ライセンスと免責事項

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
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・公開にあたり、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン事務局 (https://creativecommons.jp/ )にライセンスや記述に関してご質問をいたしました。とても丁寧なご回答、アドバイスをいただきました。ありがとうございました。

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