大学

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大学

状況によって変わるが、以前から修士の取得だけで別科や学部で採用される保証はない、近年、論文など業績が厳しく問われる傾向は高い。また、当然留学生が減れば厳しくなり増えれば席も増える。上で指摘されているように期限付きが普通で、労基法の無期転換の5年や大学での10年を越えないような求人がほとんど。早稲田や大阪大学など語学系教員は無期転換をさせないという訴訟も多い。特に日本語教員は多い。

大学は留学で入るパターンと、大学付属の日本語研修機関に入るパターンがあります。後者は「留学生別科」などと呼ばれ、主に日本語教育の修士号を取得した教師が教えています。日本語教育の世界には「修士をとって大学で教えると安定する」という神話がありますが、早稲田大学などでも日本語教師の雇い止め(5年以内に雇用契約を解消すれば常勤として雇わなくてもいいという法律を利用して5年未満で契約を解消すること)があって訴訟騒ぎになったりしています。

今は修士号だけでは、海外でも就職は難しく、博士をとり大学でも授業をするようなことにならないと安定するとは言い難いようです。しかし、ポスドク問題として語られるように、博士号を取得したからといって何の保証もありません。

留学生別科について:文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1370888.htm

非常勤の時給については首都圏大学非常勤講師組合が収集、公開している以下のものがある
非常勤講師給・最低賃金(週1コマの月額)経年変化表 [Excel] (2011改訂)(エクセルファイル。クリックするとダウンロードとなります。)

これは、学部生相手の非常勤講師なので、留学生別科などで日本語を教える語学講師はもっと低いことがほとんど。時給5000円前後という話をよく聞きます。コマ数が少ない人の年収は大手の日本語学校の専任よりも低いこともある。ちなみに大学の非常勤講師が民間の日本語教師養成講座で講師をする場合の求人もみておきましょう。だいたい4000円くらい。3000円の場合もあります。

大学の非常勤講師は週5日で働いても月20~30万。年収で300万くらいでこれも日本語学校の専任と変わらないケースもあります。大学で働くからといって給料がよくなる保障はありません。あるジャンルのトップの大手の専門学校の日本語学校で働くほうが年収が高いというケースはあります。

大学の経営状況は、一般論として、定員充足率は5割を切ると破綻必至、7割を切ることが続くと再生は難しいと言われています。「安全圏」と言えるのは9割以上で、多い場合も、110%くらいまでとのこと(多すぎると補助金がでなくなったりと問題が出てきます。過去には留学生を大量に入学させて定員を大幅に超過し問題となったケースがあります。多すぎるところもダウトです)。大学は法律で定員充足率をウェブサイトで公開しなければならないことになっています。それをまとめてくださってるブログがありました。2015年2016年

林 凌 (Ryo Hayashi) - 【掲載決定】若手研究者のキャリア形成における非常勤講師職の役割 - 論文 - researchmap
https://researchmap.jp/hayashiryo/published_papers/37060250

本当はヤバイ!日本の大学の財務
http://daigakuzaimu.com/

留学生別科というのは大学内にある日本語学校のようなもので、普通の日本語学校と同じく、ほぼゼロ初級から入学して修了すれば、同じ大学に進学するケースもありますが、他の大学や専門学校に進学することもあります。告示校ではなく、告示の規制下ではなく、大学のひとつとして管理対象となっています。

留学生別科について:文部科学省
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1370888.htm

私立大学留学生別科
https://www.shidai-rengoukai.jp/s_courses/index.html

別科 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A5%E7%A7%91

しかし、昔から別科に留学生を入れまくるという大学はあり、それは昨今、また増えており、いろいろと問題が出ています。東北福祉大は別科的なところで在籍している学生がほぼ失踪したりした事件がありました。

「消えた留学生」問題でベトナム人青年が味わった絶望(出井 康博) | マネー現代 | 講談社(2/4)
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/64422?page=2

第12回:留学生別科はどこへ向かうのかー前編(2021年5月10日) | 日本語教師センター 垣内 哲
https://www.n-k-c.info/news/591/

その他、日本語教育の言語政策の「新たな規制の動き」を参照。

大学の過去の不祥事(留学生に対するセクハラ、アカハラ含む)の記録はネット上には残らない。学内の処分で終わることがほとんどで、大学では処分の記事はすぐに削除される。以下は、その主の不祥事を記録しているサイト。
大学職員.net -Blog/News-
http://blog.university-staff.net/archives/1/cat19/

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作田 奈苗 東京外国語大学 非常勤講師
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  • 最終更新: 2023/01/31 08:34
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