就労場面で必要な日本語能力の目標設定ツール

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就労場面で必要な日本語能力の目標設定ツール


現在制作中です。年内にはもうちょっと整備します。

就労場面で必要な日本語能力の目標設定ツール

上のPDF版

2021年6月 厚労省が出したもの。基金の生活Can-doとは違う指標になっている。レベルも本家の改訂版を意識したのか、さらに細かくなっている。「参照枠」という語ではなく「目安」という語が使われている。来日前と来日後では違う指標でやる?

👉 以下、厚労省のサイトから抜粋

就労場面で必要な日本語能力の目標設定ツールを開発しました
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18220.html

  • 就労Can do リスト(めやす)
    • 就労場面において日本語を使ってできること(言語活動)を「~することができる」という表現で示した文を「就労Can do」といい、「使い方の手引き」に掲載している「就労Can do リスト(めやす)」はその49項目を一覧にしたものです。
    • 49項目のリストは目安です。
  • 就労場面における日本語能力:参照表
  • 「就労Can do リスト(めやす)」の49項目を表で示しており、就労場面で日本語を使って行う7つの言語活動※1を縦軸にし、7つのレベル※2を横軸に表したものです。
  • 就労場面で必要な日本語能力を網羅しているものでも、絶対的なものでもありません。
  • 目標設定する場合には、表にあるすべての言語活動を網羅する必要はありません(就労場面によって、必要な言語活動も、そのレベルも異なります)。
A1A2.1A2.2B1.1B1.2B2.1B2.2

上の表があり、Aは基礎段階の言語使用者でBは自立した言語使用者となっている。

あくまで参照枠となっているが、今後、就労系でも在留資格の延長などと試験の合格が紐つけられれば、参照枠は終わり、単なる指標となる。参照枠を維持するために、紐つけに反対する日本語教育関係者はいるだろうか?

「てびき」によると開発者は以下のとおり。文化庁の参照枠の会議の参加者は金田氏のみ。

https://webjapanese.com/dokuhon/files/kooroocando.png

  • 大木 栄一 玉川大学経営学部国際経営学科教授
  • 金田 智子  学習院大学文学部日本語日本文学科教授
  • 近藤 彩 麗澤大学国際学部教授 
  • 品田 潤子 公益社団法人 国際日本語普及協会(AJALT)
  • 島田徳子 武蔵野大学グローバル学部グローバルコミュニケション学科教授
  • 谷山慎一 学校法人 服部学園 YAMASA 言語文化研究所 所長
  • 長山 和夫 一般財団法人 国際協力センター 国際協力推進部 部長
  • 森島 聡 株式会社デンソー コアスキル開発部 次長

-文化庁国語科 -篠藤亮、藤原暁子、石原かおり、古賀慎子、西澤一徳、鶴貝貴子

👉 島田氏が座長。JF日本語教育スタンダードのタスクフォースのメンバー。

国際交流基金が特定技能の試験である国際交流基金日本語基礎テストのために作った「生活Can-do」 とは、区分けの段階も内容も(厚労省のは2018年の改定準拠?)違う模様。生活と就労でCan-doも分けるということ?これは文化庁がオブザーバーとして参加ということなので、厚労省+文化庁の作品で、生活日本語は外務省の作品として別ということ?

例えば、書く、オンライン、という項目があり、翻訳ソフトを使う想定になっているが、キーボード入力とかフリック入力の習熟はCan-doには無い。「やさしい日本語」は雇用者側の配慮として「やったほうがいこと」として出てくるのみ。

いろいろ謎が多いが、もうとにかく国内の日本語教育政策はCan-doでやることにはなったらしい。いつ、日本語教育関係者の間でそういう合意ができたのかはわかりませんが。

基金の生活Can-doとの整合性に疑問

同じ就労系の「指標」である基金(外務省)のhttps://www.jpf.go.jp/j/urawa/j_rsorcs/seikatsu.html\特定技能向けの生活Can-doとの整合性、関係はわからないまま。

👉 このページに関連する私達の出版物のご紹介です。


日本の大学で研究活動をしていた中国人研究者による、日本における技能実習生制度と、実習生の日本語学習に関する詳細な調査と報告です。

栄苗苗(えい みょうみょう)聊城大学(中国)講師 著
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研究

  • 就労場面で必要な日本語能力の目標設定ツール.txt
  • 最終更新: 2022/09/29 01:56
  • by webjapanese