How to read e-book (電子書籍の楽しみ方)

 

概要

私どもの電子書籍は、アマゾンで出しています。基本的にはアマゾンのプラットホーム上でしか読むことはできませんが、専用のハードだけでなく、携帯やタブレット、PC上で、アマゾン提供の無料のアプリで読むことができますので、なにかしらの端末があれば大丈夫です。

出版社が同じISBNで改定まではいかない、ちょっとした修正をマイナーアップデートとしてした場合、購入した書籍をストアと同期させれば、最新の情報に更新されます。この同期は意識しなくてもできる場合がほとんどです。

専用ハードであるkindleとその他の端末のアプリでは若干機能が違いますが、基本的な機能は共通しています。印刷版の本と違い、いつでも目次を出すことができ、好きなページにジャンプすることができる、という電子書籍の基本の他に、特定の場所にメモを書いたり、そのメモを同じ書籍を買った人と共有したりできます。

 

kindleの使い方

基本的に、kindleでもアプリ上でも、本文を範囲指定して、指でずっと押したままや右クリックでメニューが出てきますから、そこから、辞書、メモ、シェア、みたいものを選んで、先に進めばできるようになります。詳しい方法は、kindleというワードと組み合わせて「シェア」「辞書」「メモ」というワードと共に検索すれば基本的なことはわかると思います。文字の説明がいやならYouTubeで検索してください。Word-Wise機能というのは、難しい言葉をやさしい言葉で説明する機能で英語にはありますが、日本語にはありません。読み上げなど英語書籍でないと対応していない機能もあることを覚えておいてください。

ただこれらの機能は機種によっても違います市、頻繁に変更されますので、ここで細々と説明しても、すぐに古くなってしまいます。より詳しく知りたい人は、やはりアマゾンのサイトの使い方を見るのが一番です。以下にあります。

kindleのヘルプ専用端末に関するヘルプ

kindleアプリのヘルプ:専用端末じゃないアプリに関するところ。

デジタルデバイスフォーラム:顧客からの質問などに誰かが回答するコミュニティです。ここで検索するのが一番早いかもしれません。

 

その他の情報

 

iOSのkindleアプリ上の画像のバグ

小さい画像は電子書籍のルールに従って 例えば幅を width=”60%” などと%で縮小を指定しますが、iOSのkindleアプリに限って動作しないバグがあり、画像が大きく表示されることがあります。これはkindleアプリのバグというより、AppleがePub(電子書籍の公的規格)を守らないことで起きているようで、今のところ、対処の方法がほぼありません。iOSのアマゾンアプリではなく、PCのkindleアプリなどお読みください。

kindleの専用リーダーやPC、Androidアプリ上では正常に動きます。ただし、あくまで%での指定なので、画像化した外国語の文字などは、他のテキストのサイトはバランス的に同じにはなりません。ご了承ください。

&size(12){&color(grey,white){👉 このバグ回避の方法はあるようなのですが、それで解決すると、今度は海外製(特にアジア製)のスマホやタブレットなどではうまく動かないことがあるようですので、難しいです。};};

 

引用

引用も可能です。論文などでは電子書籍の引用のルールをどうするかは議論があるようです。電子書籍の引用については日本語教師読本Wikiのテキスト関連というページにまとめていますが、以下、引用します。最新情報はWikiで確認してください。

電書の引用は困難

よく引用されるこの記事によると、「その審査団体(大学や所定の機関)が定める方式を正」となっており、国内の決まった定義はなさそうです。 どうやってkindleを学術的に引用するか – timemo

印刷版があれば印刷版からやるのが無難です。電子書籍しかない場合は、固定レイアウト(雑誌などでPDF的なファイルを元に作られているタイプ)はページ番号があるので、それで。リフロー(一般的な文字が可変のテキストデータを元にしたもの)は避けたほうがいいということになります。

電子書籍しか無い場合

ePubは、基本、ページ概念がないので場所を示す方法はありません。ただし、amazon や楽天など、電子書籍を提供しているプラットフォームによっては、位置情報的なものがあることがあります。これも使えますが、ただし、あくまでそのプラットフォーム内でしか機能しない「ローカルルール」なので、位置情報と共にサービス名を書く必要が出てきます。

またDRMによっては、他のプラットフォームが提供する端末で読むケースも出てきます。そうなるとあるサービスの位置情報は他のサービスの端末では機能しません。

👉 アマゾン内でもkindle端末だけでなく、各OS版やら、互換ソフトやらがあるので、すべての端末で確実に動作するかはわかりません。不具合が出るかもしれませんし、そもそもアマゾンのプラットフォームが30年後にあるのはわかりません。

研究ジャンルなどによって違う

電子書籍を論文などで引用する場合のやり方はその研究ジャンルによって違いますので、学会などの規定を読んでください。例えば東大の法学部の電書の引用ルールは以下にあります。

文献の引用方法 – 法学政治学研究科 – 東京大学

《執筆者名》『《書名》(《版表示》)』《該当頁》(《発行者》,《発行年》)(ebook-利用サービス名)。

となっています。kindleのように位置情報がある場合は以下のようにそれを追加せよ、となっています。

《執筆者名》『《書名》(《版表示》)』loc.《該当ロケーション番号》(《発行者》,《発行年》)(ebook) (「《該当箇所の冒頭》…《該当箇所の末尾》」)。

しかし、これだと形式的に引用箇所を特定することは出来ても、実際の引用箇所を探す際は同じプラットフォームで同じ版を買わないといけないということになります。電子書籍の「版」のルールは曖昧で、版が同じでもマイナーアップデートなどでバージョンによっては場所がずれることがよく起きるはずです。つまり、電子書籍上で無理に引用箇所を確定するのは無理があるような気がします。

結局書籍名まで

章ー節がある本なら、章と節まで書けるとは思います。何番目のパラグラフかを書くという意見もありましたが、これパラグラフもマイナーアップデートで変更されたりする可能性もあります。

どのようなプラットフォームであっても、書籍にある章や節は同じなので、電子書籍の場合は

書名:版表示:発行者:発行年:章や節

といううところまで、しかないような気がします。場所の特定は検索すればわかりますから。引用箇所で検索して2箇所出てくるようなことかないか確認したほうがいいのかもしれません。同じ章、節で出てきたら、それを区別できるように補足を追加するしかなさそうです。

紙の本でも同じ内容で異なる判型で出せばページ数は違うことがあるので、どちらの場合も、ページ数は無くてもいいことにして、章や節まで、それも無い場合は、書名と著者と版だけでもいいのでは?と思います。しかし、引用の作法を決めるのはそれぞれの組織なので、そこに説明がなければ「どうするのか?」と上のようなことを説明して基準を作ってくれと言うしかないような気がします。その場合(決める人達がわかってないなら)上のような事情を説明して、書名と著者名、判名ぐらいでOKにしないと、意味がないということを伝え、そういうルールを作って貰うのがいいと思います。

👉 ただ、一般書籍を引用元として使うことが担保されるためには、この世に存在していないとダメということがあるようです。印刷版の本は出版時に印刷の本を国立国会図書館に寄付することになっており、それがこの「存在している」ということを保証しています。今のところ、電子書籍にはこれがないので、電子書籍しかない本は引用元として論文などで使うには危ういということになってしまっています。電子書籍の寄贈システムは早く作られるべきだという気がします。印刷本の寄贈は出版元にとっても結構な出費(1冊数千円)になるので。

 

電子図書館

欧州には電子書籍の公的な図書館がありますが、日本国内でも徐々に整備されていっています。

電子図書館について | 電子書籍の情報をまとめてみる

その他オンラインで読める読みものについては、日本語教師読本Wikiに、出版社系のものはデジタル素材系サイトに、論文は論文と研究者というページにまとめています。


コメントは受け付けていません。