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googleアラート

https://www.google.co.jp/alerts

地味でいつ廃止になるかわかりませんが、情報収集に便利です。Googleでキーワード検索した結果の最新情報をメールやフィードで送ってくれるサービス。メールはわかりやすいので、ここではフィードについて説明します。

フィードとフィードリーダー

註 フィードは、2010年代中頃からあまり使われなくなってますが、2023年の時点でも主要メディアは一応配信はしているところが多いです。SNSの低迷もあり再び脚光を浴びていますが、どうなるかはわかりません。

Feed(フィード)はウェブサイトの更新情報を配信する機能で、サイト制作側が配信のペース、配信する記事、見出しなどを決めて設定します。個人のブログと新聞などの新しく記事が投稿され更新されるようなサイトは、ほとんどの場合、これで最新更新情報を配信しています。配信の方式がいくつかあり代表的なものがRSSもしくはAtomという方式で、フィードを配信とか、RSS配信、というように呼ばれます。AtomとRSSは同じ配信の規格でAtomのほうが新しいです。どっちでもいいのですが、ここでは、より知られているRSSで説明します。

フィードリーダー、RSSリーダーというもので登録をすると、配信したニュースが受け取れます。新聞社のサイトをブックマークしてアクセスして読まなくても、重要なニュースを一日に数十件くらい配信してくれるので、サイトに行かなくても、そのリーダーを開けば基本的な新着の記事はチェックできます。フィードリーダー上では、要旨が表示されます。詳しく読みたい場合は配信元の新聞社などにも飛べます。今は、ツイッターなどSNSから記事に飛ぶほうが多く、このフィードリーダーで読む人は減りつつあるんですが(googleがリーダーを廃止したのが大きな転機になりました)、個人のブログの更新情報などは、このフィードを利用してフィードリーダーで読むのが効率的です。

配信しているかどうかは、サイトにアクセスした時に、ブラウザーのURLのバーの近辺に小さなマークが出ることでわかります。

File:Feed-icon.svg - Wikimedia Commons https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Feed-icon.svg?uselang=ja

→ 2020年代以降、ブラウザーでは出なくなってます。

この記事もありましたが、結局、フィードは採用されなかった模様。 RSSフィードリーダーがデスクトップ版「Google Chrome」にやってくる! - やじうまの杜 - 窓の杜 https://forest.watch.impress.co.jp/docs/serial/yajiuma/1434168.html

この右のマークは、世界共通のFeedのマークです。このマークが出てきたら、あるいはオレンジになったら「このページはFeedで配信していますよ」ということです。これはChrome ではデフォルトでは出ません(Googleはフィードリーダーも止めたし、Chromeもデフォルトで対応しないし、で、そもそも、このfeedの配信システムは過去のモノだと考えているフシがあります)が機能拡張を入れれば出ます。

機能拡張 RSS Subscription Extension by Google

新聞社やウェブメディア以外でも配信しているところはあります。上の画像のURLはCi Niiという日本の論文のアーカイブです。アーカイブとかアマゾンみたいにサイトが大規模でそこに大量のデータがあって検索できるようなところは、Googleの検索ではひっかからないケースが多いので、このFeedシステムを利用すると便利です。

速報性ではソーシャルメディアに負けるのですが、確実に興味がある分野のニュースを拾っていく確率は高いと思います。 受け手(あなたのことです)は、チェックしたいメディア(朝日新聞とか来日するスターの速報的な情報発信の情報発信ブログとか)を登録しておけば、パソコンがオフでも勝手に24時間収集してくれます。 で、朝なり夕方なりにフィードリーダーを覗いて、収集してきたニュースを読む。という使い方をします。

代表的なフィードリーダーにFeedlyというのがあります。これで説明します。おおまかな仕組みがわかれば、他のフィードリーダーでもできます。まずはアカウントを取得してください。

https://feedly.com/

Feedlyのアカウントをとったら、ChromeのFeedlyの機能拡張も入れます。

これで、フィードに対応しているページにアクセスすると自動的に右下にアイコンが出ますので、それをクリック。すると、縦長のバーが現れます。それの一番上の+をクリックするとFeedlyに飛んで、登録画面になります。

もしくは、さきほど紹介したGoogleのRSS用の機能拡張経由で追加もできます。 URLのバーの右にオレンジのフィードのマークが出るようになります。それをクリックして登録します。デフォルトではFeedlyが登録先に入ってないので

これで、Feedlyにも自動的に追加できるようになります。

どちらの登録方法でも、Feedlyに飛んだ後はやることは同じです。 追加しようとしているフィードと過去の記事の一覧がでます。そのタイトルの右に +Feedlyというボタンがでますので、それをクリック。カテゴリを選ぶ画面になるのでカテゴリを指定して登録で終了です。(この最後の「カテゴリを選んで登録」を忘れがちなので注意してください)

私は、10くらいのカテゴリに分けて150ぐらいのサイトを登録しています。これで、だいたい毎日200くらいの新着情報が届きます。ただ大手の新聞は配信記事が多いので、登録せずに、ツイッターのほうで速報を得ることにしています。このへんはお好みで。

フィードリーダーは、まだそこそこ生き残っています。 → フィードリーダー

論文の更新情報をフィードリーダーで

Feedlyに限らないのですが、フィードリーダーはサイトの更新状況だけをキャッチするのではなく他にも便利な使い方があります。例えばさきほどの論文のデータベースのCi Nii で、興味がある分野、例えば「語彙 習得」などと検索します。その検索結果が表示された画面でもブラウザーの右下のFeedlyのマークが出ますのでそれをクリックしてフィードリーダーに追加すればその語で検索して出る論文に新しいものが追加されたら自動的にFeedlyに送られます。つまり興味のあるジャンルの論文の更新状況も見張ってくれるというわけです。アーカイブなどがあれば、フィードがあるか確認してみてください。

GoogleアラートをFeedlyで受けとる

さて、ここからが、Googleアラートを利用して、Googleの検索結果の新着を配信しFeedlyに登録する方法です。

https://www.Google.co.jp/alerts

1)アクセスする(Googleにログインした状態なので、送り先のGmailアカウントが表示されています)

2)キーワードを入力する(下にどんな記事が上位にくるか表示されます)

3)どう収集するかを設定するかを決める。

頻度は収集するペース。ソースは収集の対象などです。デフォルトのままで大丈夫ですが、例えば、ここを「ビデオ」にすると動画だけを対象にします。好きな設定に。ただし最後の配信先はデフォルトだとメールアドレスになっていますが、これを「RSS フィード」にします。(メールアドレスのままだとそこにメールでお知らせしてくれる、というわけです。ここではfeedlyでまとめて受け取ることにします。メールだと複数設定するとたくさん来たりして大変なので)

4)RSS フィードにしました。アラートを作成ボタンを押します。

5)これで設定完了ですが、RSSフィードで受け取ることにした場合は、この結果のフィードアイコンをクリックするとFeedlyに追加する画面になるのでFeedlyを選んで登録し、7へ。(ならない場合はURLをコピーしますして次の6へ。)



ここから先は、Google Alertが収集した最新ページの情報をどうやって整理するかです。これを個人のフィードリーダーでやるなら以下になります。

6)コピーしたURLをFeedlyのAdd content に貼り付けてリターンで以下の画面。+をクリックします

7)左の画面でどのカテゴリに入れるかを決めて登録で終了です。

これで、Feedly に一日1回程度、検索して上位に来たニュースが配信されます。あとは時々(2日に一度とか?)Feedlyを覗いてチェックするだけです。



これをフィードリーダーではなく、他の方法で整理する方法もあります。ブログに表示させるとか、日本語教育ニュースにあるようなwikiに表示させる方法です。これはサイト製作のスキルが必要です。


備考

Googleは、googlereaderを廃止したり、Bloggerにはあまり力を入れてなかったりと、RSSなどを軸にしたものには消極的です。このGoogleアラートも廃止される可能性があるかもしれません。

ひとつのワードでの検索でうまく意図するサイトがピックアップされない場合は、Google アラートの設定で、ワードを増やすなどして調整してみてください。例えば「家具」みたいな大きなワードでは、ワード追加は有効です。ただページがヒットしなくなることもあるので、増やす方向ではなく、1ワードから、スパム的なサイトが使うようなワードを「~を除いて検索」指定をしたほうがいいと思います。指定は「-ワード」です。除くワードはスパムサイトをざっとみて、多様される語、共通して使われる語でやります。

代替

サイトの更新情報をチェックする巡回アプリ的なものはいくつかあります。

Distill Web Monitor - Chrome ウェブストア

https://chrome.google.com/webstore/detail/distill-web-monitor/inlikjemeeknofckkjolnjbpehgadgge?hl=ja

webjapanese ICT HOME(要申込み)