
友達か恋人か──とてもデリケートな問題だ。何度かデートをしていて自分は恋人のつもりでいても、相手は友達プラスアルファ程度にしか考えていない場合もある。幸いにも双方、その関係を恋人と捉えていたとしよう。しかし、さらに関係が深まると、今度は交際しているだけなのか、それとも同棲に片足を突っ込んでいるのか、という問題が生じてくる。もちろん、両者が相談のうえで同棲をスタートさせたなら問題はないだろうが、どちらかの家になんとなく泊まるようになって、週末のお泊まりが定着して、そこからなし崩し的に完全同棲に移行したらどうだろうか。当初は週末だけだったお泊まりが、週の半分は泊まるようになり、知らず知らずのうちに室内に相手の私物が増えていって、いつしか自宅に戻るのは必要なものを取りにいくときだけになったりする。
猫にまつわる連載なのに、何の話をしているのかと思う向きもあるだろうから、ここで種明かしをしておこう。