私どもは、1997年にサイトをスタートし、98年にwebjapanese.comドメインを取得。2000年代後半に外部サービス活用という方針に展開しました。(なんといっても楽でしたから…)2010年までは、自サイト上でオープンソースを中心にオンラインオフィスを作ったりしていました。
SNSは、2010年前後に、原則、発信のみの運用という方針でスタートしました。SNSが輝きを失いつつあった2010年代後半、2018年の3月末でそれまで多少やり取りをしていたのも終わりにし、BOT中心の運用にしました。2023年にSNSや外部サービスの活用から、自前でオープンソースを活用してあれこれやっていく、という方針に再び転換しました。春からいろいろ進めており、2024年からはほぼ新体制になる予定です。
自前で発信していくといっても、今のところ、SNSのネットに対する情報発信機能の代替となるものはなく、外部サービスの利用も、SNS以前の2000年代のものに一時退避するしかなさそうです。ただ、かつて使っていたオープンソースの大型の掲示板のようなものを再び使う時間的余裕もない(基本英語版で日本語化やらメンテやらアップデートで大変なんです)ので、SNSのアカウントは最小限にして、2000年以前の原始的な方法、すなわち、SNSの情報収集と発信はフィードで、slackはニュースレターで、ということにしています。
とはいえ、SNS時代は当分の間、続くと思います。楽で人が多い、というアドバンテージは大きいです。私どもは、もともとSNSでは、最初から誰もフォローしないという運用で、フォロワー数を増やすことを目的にしているわけでもなく、イイネ欲しい的な考えもないので、しばらくは淡々とした運用は続けます。
ネット上で自分のサイトを持っている個人の人達(特にプログラマーなどデジタル強めの英語圏のネット住民的な人達。私どもが90年代から付き合いのある人達)も、今、元々懐疑的だった外部サービスへの依存の2010年代を悔いているという印象です。この人達は、再びオープンソースでの運用に戻れるのでまだ大丈夫ですが、大多数の人達は今の外部サービス依存から抜け出すのはもはや難しくなっているわけで、今後、いろいろ混乱しそうです。頼みの綱のGoogleももう長いこと新規事業に成功しているとは言いがたいですし、検索、ブラウザー、AIと、ジリ貧っぽいですし…。
日本では、ほとんどすべてのウェブ上のサービスは米国など勝ち組の国にあるので、円安が進むと外部サービス依存はコスト的にも厳しくなるというハンデもあります。
このコラムも、実は今後のためのいろんなテストを兼ねており、ここで運用を続けるかはわかりません。もうちょっと違う形がいいのかなと考えています。
というわけで、年内は、いろいろ流動的です。
10月8日 さっそくこの記事のタイトルをブレストコラムからmemoに変更し(コラムというほどのものではなかった)、掲載場所も(URLも)変わりました。そのうちまた変わる可能性があります。