ことばに関する本2_新書

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「ことばに関する本2 新書」ページについての補足


ことばに関する本2 新書

新書は21世紀に入って日本の出版業界でエース的存在となっており2020年の時点で100社近くが新書を出しています。アマゾンの新書のベストセラー:を見ると、出版社のブランドは関係ないようで、出版界の最前線の戦場みたいな雰囲気があります。今は、岩波新書と中公新書には古くからの名著がある、ということを除けば、今は出版社ごとの特徴はほとんどないと言ってもいいと思います。クラレとかプリマーというカタカナ新書的な「弟分」みたいなバリエーションも増えています。ともあれ今は新書は、出版社より書き手で選ぶのが正解という気がします。

日本語関連は安定して人気があるジャンルなので、かなり冊数も多いです。また、最も電子化が進んでいて、古めの本もわりとkindle版があります。だいたい2017年あたりを境にkindle版がデフォルトになり、それ以前のものは売れるものはkindle化されているという出版社が多く、中には絶版を避けるために電子化(あるいはオンデマ化)しているみたいなところもあるようです。(ただ値段は印刷版とほとんど変わらない)。歴史的名著と呼ばれるものもあります。

かつては、語源とか日本の起源を探る的なもの、正しく美しい日本語、みたいな、確かに売れそうだけど信憑性に欠けるのでは…というものも多かったのですが、21世紀になって、論文も専門書も新書も書くみたいな超人的な言語学の専門家の方々が複数現れ、新書を出しまくっていて、高い専門書は買いにくいし難しいと感じてる日本語教師にとっては、ありがたい、ちょうどいいジャンルとなっています。

「知っておきたい正しい日本語」的な路線から脱却できているかは新書を出している出版社のカラーをみる上でひとつの判断材料になりそうです1)。また、著者がどういう人でどういう専門なのかはリサーチマップで名前で検索すればわかります。

以下、出版社別に日本語関連の本をピックアップしてみます。kindle化されているかどうかは、アマゾンに飛んで確認してください。

👉 小さめの図書館で、言語関連の本が少ないところでも、新書の日本語関連本はかなり人気なこともあり、わりと置いてあります。

👉 新書365冊(朝日新書)新書百冊(新潮新書) という新書ガイドの新書、というものもあります。

岩波新書は、日本語や言語関連の本の数が最も多く、歴史的名著と呼ばれるものをはじめ新旧いろいろあります。ほぼすべてが電子書籍化されています。岩波ジュニア新書は中高生向けに書かれたものですが、内容は普通の新書と同じでよい本が多いと思います。

新書の色はこちらに詳しい説明がありますが、「赤版は1938年の創刊以来46年まで101点、青版は戦後1949年から1000点、黄版は1977年から396点刊行されました。そして1988年からは新赤版として新たにスタートしました。2006年4月に、色はそのまま、全体をツヤ消しにし、現在に至っています」

B面の岩波新書|Web岩波新書|岩波書店 岩波新書の楽屋裏的なページ https://www.iwanamishinsho80.com/

Twitter:@Iwanami_Shinsho

外国語学習の科学―第二言語習得論とは何か

  • 出版年:2008
  • 著者:白井 恭弘

「英語、韓国語、中国語など外国語を学ぶ人は多く、また日本語教育に携わる人も増えている。だが各種のメソッドや「コツ」は、果たして有効なのだろうか。言語学、心理学、認知科学などの成果を使って「外国語を身につける」という現象を解明し、ひいては効率的な外国語学習の方法を導き出す、「第二言語習得(SLA)」研究の現在を紹介する。」

やさしい日本語――多文化共生社会へ

  • 出版年:2016/08/20
  • 著者:庵 功雄

「人口減少を背景に,移民受け入れの議論が盛んになっている.受け入れるとしたときに解決しなければならないのがことばの問題.地域社会で共通言語になりうるのは英語でも普通の日本語でもなく〈やさしい日本語〉だけ.移民とその子どもにとどまらず,障害をもつ人,日本語を母語とする人にとって〈やさしい日本語〉がもつ意義とは.」

日本語の歴史

  • 出版年:2006
  • 著者:山口 仲美 (著)

「現代の日本語はどのようにして出来上がってきたのだろうか。やまとことばと漢字との出会い、日本語文の誕生、係り結びはなぜ消えたか、江戸言葉の登場、言文一致体を生み出すための苦闘…。「話し言葉」と「書き言葉」のせめぎあいからとらえた日本語の歴史。誰にでも納得のいくように、めりはりの利いた語り口で、今、説き明かされる。」

ラインナップ

もののいい方西東 | 伝えるための教科書 | 日本語のニュアンス練習帳 | 日本語スケッチ帳 | 日本語の考古学 |女ことばと日本語 | 横書き登場 | 遊ぶ日本語 不思議な日本語 | 日本語ウォッチング | 日本語はおもしろい | ことばと文化 | ことばと国家 | 日本語の古典 | 日本語練習帳 | 実戦・世界言語紀行 |日本語と外国語 | 日本語の起源 新版 | 日本語の教室 | 日本語の文法を考える | テレビの日本語 | 日本語はおもしろい | 日本語と時間——〈時の文法〉をたどる |ことばの由来 | 語感トレーニング——日本語のセンスをみがく55題 | 日本語ウォッチング | 百年前の日本語——書きことばが揺れた時代 |日本語スケッチ帳 | 日本語雑記帳 | 日本語の構造—英語との対比 | 日本語の考古学 | 日本語はどう変わるか——語彙と文字 | 幼児期—子どもは世界をどうつかむか | 曲り角の日本語 | ことばと思考 | ことばと国家 | 言語と社会 | 外国語上達法 | 漢字—生い立ちとその背景 | 子どもとことば | 言葉と歩く日記 | ことばとイメージ 記号学への旅立ち | 英語でよむ万葉集 | ことばの力学−応用言語学への招待 | 現代「死語」ノート | 現代“死語”ノート〈2〉1977‐1999 | エスペラント—異端の言語 | 言語学の誕生—比較言語学小史 | 敬語 | 辞書を語る | 日本語のレトリック—文章表現の技法 (岩波ジュニア新書) | ことばの力—しゃべる・聞く・伝える (岩波ジュニア新書) | コミュニケーションの日本語 (岩波ジュニア新書) | 日本語の〈書き〉方 (岩波ジュニア新書) | 日本語のレトリック—文章表現の技法 (岩波ジュニア新書) | 日本の地名 | 日本語 新版(上) | 日本語 新版(下) | 翻訳語成立事情 | 手話の世界を訪ねよう (岩波ジュニア新書) | 労働法入門 新版 |

岩波新書に並ぶ新書の老舗。中央公論社は1999年に現在の中央公論新社となり読売グループ傘下となった。「大学生になったら読むべき本」と呼ばれるものが多数ある。バリエーションとして、中公PC新書、「弟分」と紹介されている中公新書ラクレなどがある。ほぼkindle化されている。

出版社の新書のトップ https://www.chuko.co.jp/shinsho/

ラクレ|中央公論新社 https://www.chuko.co.jp/laclef/

ラクレのポータル http://www.chuko.co.jp/laclef/online/

Twitter:中公新書@chukoshinsho

ラクレ@chuko_laclef

外国語を学ぶための 言語学の考え方

  • 出版年:2016
  • 著者:黒田龍之助 (著)
  • 備考:言語学習に関する最新の知見。

「誰もが近道や楽な方法を探そうとするが、結局は地道な努力しかないと思い知らされる外国語学習。だが、それでもコツは存在する。本書は、そのヒントとなる言語学の基礎知識を紹介。「語学には才能が必要」「現地に留学しなければ上達しない」「検定試験の点数が大事」「日本人は巻き舌が下手」といった間違った「語学の常識」に振りまわされず、楽しく勉強を続けるには。外国語学習法としての言語学入門。」

理科系の作文技術

  • 出版年:1981
  • 著者:木下 是雄
  • 理科系に限らず大学生が論理的な文書を書く時に読む定番的な本。「リフロー版」とは電子書籍でテキスト主体のオーソドックスなものという意味(マンガや雑誌のように画像が貼り付けてある式じゃないという意味)。

「物理学者で、独自の発想で知られる著者が、理科系の研究者・技術者・学生のために、論文・レポート・説明書・仕事の手紙の書き方、学会講演のコツを具体的にコーチする。盛りこむべき内容をどう取捨し、それをどう組み立てるかが勝負だ、と著者は説く。文のうまさに主眼を置いた従来の文章読本とは一線を劃し、ひたすら「明快・簡潔な表現」を追求したこの本は、文科系の人たちにも新鮮な刺激を与え、「本当に役に立った」と絶賛された。2016年には紙の書籍がついに100万部を突破した、不朽の文章入門。」

ことばから誤解が生まれる 「伝わらない日本語」見本帳

  • 出版年:2011
  • 著者:飯間浩明 (著)
  • 辞書でおなじみの著者による日本語の本。

「「ムショクですか」は無職か、無色か?「部長も絵はお上手ですね!」は出世できない言い方?「ことばから誤解が生まれるのは避けられない」と語る日本語学者が、そのしくみを徹底分析。」

ラインナップ

言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学 | 外国人による日本論の名著―ゴンチャロフからパンゲまで | 赤ちゃんはことばをどう学ぶのか | 知的文章とプレゼンテーション―日本語の場合、英語の場合 | 日本語を翻訳するということ 失われるもの、残るもの | なんのための日本語 | 常用漢字の歴史 教育、国家、日本語 | 日本語のコツ ことばのセンスをみがく | 日本語作文術 伝わる文章を書くために | 知的文章とプレゼンテーション 日本語の場合、英語の場合 | 統計は暴走する | 日本の方言地図 | 詭弁論理学 改版 | 日本人の発想、日本語の表現―「私」の立場がことばを決める | 漢字百話 | かなづかいの歴史 – 日本語を書くということ | 身ぶりとしぐさの人類学―身体がしめす社会の記憶 | 消滅する言語―人類の知的遺産をいかに守るか | 言語の脳科学―脳はどのようにことばを生みだすか | ロラン・バルト * 言語を愛し恐れつづけた批評家 | 日本語の個性 | コミュニケーション技術―実用的文章の書き方 | 近くて遠い中国語―日本人のカンちがい | 0歳児がことばを獲得するとき―行動学からのアプローチ | 職場のハラスメント なぜ起こり、どう対処すべきか | 統計分布を知れば世界が分かる * 身長・体重から格差問題まで | 外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史 |

現代新書は60年代からある老舗の新書。話題性が高いものが中心で入門書も多い。著者は研究者というより言論方面の人などが多い?kindle化は2010年以降のものやロングセラーのものはほぼされているが、その他は半々くらい。言語関係はあまり多くない模様。21世紀に入って新書としてはちょっと勢いが。。。

講談社の本の紹介サイト。一覧性はここ。 講談社現代新書 作品一覧|講談社BOOK倶楽部:

特設サイト。新刊紹介などはここも充実している。 特設サイト

+α新書は93年に文庫としてスタートしたが2000年に新書版もできた。ただ+α新書もそれほど新しいシリーズとは言えずkindle化されてないものも多い。 α新書

自然科学系はブルーバックスという棲み分けになっている。 ブルーバックス ◆ 講談社

Twitter:@gendai_shinsho

はじめての言語学

  • 出版年:2004
  • 著者:黒田龍之助

「あなたは「言語学」に何を期待しますか? 語源「正しい日本語」、マルチリンガル、哲学・思想……ありがちな思い込みをただし、外国語学習者はもちろん「ことば」に興味ある全ての人に贈る「入門の入門」。」

性的なことば

  • 出版年:2010
  • 著者:斎藤 光 (編集), 澁谷 知美 (編集), 三橋 順子 (編集), 井上 章一 (編集)

「愛人、不倫、ちちくる、アダルト、くろうと、ストリップ、四十八手、すまた、やりまん、SM、わかめ酒……広辞苑では絶対にわからない、Hな言葉の起源と変遷!」

日本語の森を歩いて フランス語からみた日本語学

  • 出版年:2005
  • 著者:F. ドルヌ (著), 小林 康夫 (著)

「ちょっと待った!はなぜ過去形をとるのか。玄関先は玄関の先なのか。言語学からみた日本語の不思議を、日本語が専門のフランス人言語学者とフランスの表象文化が専門の日本人研究者の夫妻が二人で解説する」

ラインナップ

2001年に生活人新書(薄い黄色)という名前でスタートし、2011年にNHK新書(オレンジ)となる。売れ線の本も出しベストセラーも出しているが、全体に「あんまり変なことはできない」という抑制的な空気を感じる。日本事情の関連本に関しては岩波や中公よりも充実している「穴場」的な新書。電子化されているのは160冊くらいで、NS新書という愛称(?)がある模様。

NHK出版のサイト https://www.nhk-book.co.jp/

@nhk_shinsho

👉 NHKブックスも日本語関係の良書が多い。

日本語と論理  哲学者、その謎に挑む

  • 出版年:2019
  • 著者:飯田 隆 (著)

「なぜ「多くのこども」と「こどもの多く」は違う意味になるのか? なぜケーキを三個「食べてよい」は「以上」で、「食べなくてはならない」は「以下」を意味するのか? 「三人の男」ではなく「三冊の男」で意味が通じる理由は? オスは卵を産めないのに「ペンギンは卵を産む」と言えるのはなぜか?ありふれた日常の表現に潜む奥深い「謎」に、言語哲学の大家が満を持して挑む。通巻600号にふさわしい前代未聞の一冊!」

国語力トレーニング400問

  • 出版年:2007
  • 著者:NHK放送文化研究所日本語プロジェクト (著)

「あなたの国語力、大丈夫?大好評「国語力テスト」第3弾!楽しみながら問題を解けば、自然と磨かれる日本語力。いつも使っているのに、意外に心もとない日本語の知識。大好評のNHK放送文化研究所「国語力テスト」第3弾は、趣向を凝らした多彩な問題が全部で400問。解答には豆知識満載の丁寧な解説がつけられ、楽しみながら自然と国語力が磨かれます。日本語の“いま”が見えてくるアンケート調査「あなたは、どっち派?」を併せて収録。」

ことわざから読み解く天気予報 生活人新書セレクション !

  • 出版年:2003
  • 著者:南 利幸 (著)

「晴れたり曇ったり、突然の嵐がやって来たり、今日のような天気予報がない時代、人々は空を眺め、きっと不思議に思っていたに違いない。近代的な天気予報が発表されるまでの予報といえば、それは古来伝えられてきた「ことわざ」だった。いまだ色あせずに残ることわざを読み解くことで、先人の知恵と観察力を学ぶ。」

ラインナップ

外国人労働者をどう受け入れるか「安い労働力」から「戦力」へ | 暴走するネット広告 | 天皇の「まつりごと」 象徴としての祭祀と公務 | 大人のための言い換え力 | 新・敬語論  なぜ「乱れる」のか | 世界史を「移民」で読み解く | 声のサイエンス  あの人の声は、なぜ心を揺さぶるのか | マインド・ザ・ギャップ! 日本とイギリスの〈すきま〉 | 世にも奇妙なニッポンのお笑い | 火山入門  日本誕生から破局噴火まで | 写真と地図でめぐる軍都・東京 | 踊る昭和歌謡  リズムからみる大衆音楽 | ビジネスマンへの歌舞伎案内 | 古語と現代語のあいだ ミッシングリンクを紐解く | 浮世絵で読む、江戸の四季とならわし | ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死 | さよならニッポン農業 | 俳句いきなり入門 | 戦争で読み解く日本近現代史 | 日本の魚は大丈夫か  漁業は三陸から生まれ変わる | 超巨大地震に迫る  日本列島で何が起きているのか | 常用漢字の事件簿 | 茶の湯の不思議 | 大名行列の秘密 | アジア人との正しい付き合い方 異文化へのまなざし | 暦に見る日本人の知恵 | 日本人の好きなもの データで読む嗜好と価値観 | 崩食と放食  NHK日本人の食生活調査から | ふしぎ日本語ゼミナール | 「ニッポン社会」入門  英国人記者の抱腹レポート | 「流行語大賞」を読み解く | 文楽のツボ | 民話で知る韓国 | わかりやすさの本質 | 下級武士の食日記 | ウチナーグチ(沖縄語)練習帖 | 京都、唐紙屋長右衛門の手仕事 | 旧字力、旧仮名力 | ことばおじさんの気になることば | いろはカルタの文化史 | 病気が変えた日本の歴史 | 声のトレーニング  歌える!話せる!自信がつく | 季語の底力 | 続 日本・食の歴史地図 | 旧暦はくらしの羅針盤 | 「お坊さん」の日本史 | 訪ねてみたい日本・かおり風景100選 | 昭和下町人情ばなし | 蕎麦屋のしきたり |

1999年スタートの新規参入組。日本語や日本事情関係では質が高い本が多い。新しめのものはkindle化されている。ただし、なぜか紙版とkindle版が別々で統合されてないことがあるので、kindle版があるものは、リンクはkindle版にした。kindle版があれば紙版も必ずあるので、紙版が欲しい人は検索してください。2009年5月に装丁が赤からスカイブルーになった。赤版はkindle 化されていない模様。

出版社の紹介トップ https://www.heibonsha.co.jp/series/sinsho.html

出版社の検索トップ: 平凡社 https://www.heibonsha.co.jp/search/s5644.html

Twitter:@heibonshashin

平凡社は新書の他にも、平凡社ライブラリー東洋文庫コロナブックスなどのシリーズがあり、別冊太陽などのムックもある日本事情に関しては国内外でトップの出版社。写真も美しいものが多く、日本語教授の副教材として注目すべきものが多い。

出版社のホーム https://www.heibonsha.co.jp/

👉 アマゾンを覗いたら別冊太陽の古めのものは古本で100円程度、「日本を知る101章」は1円でした(2020年の7月)。どちらのシリーズも写真が美しく貴重なもの。(できれば新刊で)まとめ買いして日本語学校に置くべきでは?

オノマトペがあるから日本語は楽しい―擬音語・擬態語の豊かな世界

  • 出版年:2009
  • 著者:小野 正弘 (著)

「もしも、オノマトペ(擬音語・擬態語)がなかったら…ビールの「ぐびぐび」という旨さも、憧れの人に会う「ドキドキ」も、どう表わせばいいのだろうか?生き生きした“感じ”が伝わるオノマトペは、実は『古事記』や『万葉集』にも登場している。オノマトペは日本語の「へそ」、日本人はその達人なのだ。“感じる”言葉を探ってみたら、日本語が、日本人がもっと面白くなる。」

日本マンガ全史: 「鳥獣戯画」から「鬼滅の刃」まで

  • 出版年:2020
  • 著者:澤村 修治 (著)

「マンガは日本の大衆文化の重要な一翼を担ってきた。古来からあった戯画の伝統にせりふを加え、ポンチ絵や新聞マンガなどマスメディアの一部としても発達したことで、戦後、マンガ文化は大きく花開いて現在に至る。巨人・手塚治虫の功績、少年マンガ誌の隆盛、女性向けに特化して発展した少女マンガ、アニメ・映画とのコラボレーション。その表現方法と題材の広さ、深さは特筆に値する。「のらくろ」「鉄腕アトム」から最新作までを網羅。大衆エンターテインメントの代表、広大なマンガの世界を知ろう!」

通じない日本語 世代差・地域差からみる言葉の不思議

  • 出版年:2017
  • 著者:窪薗 晴夫 (著)

「言葉の変化/進化の裏には必ず法則があった!略語、ズージャ語に見られる若者言葉や新語から、方言の豊かな世界まで。笑わずにはいられない数々の身近な実例をもとに、ときに外国語や昔の日本語との比較も交えつつ、「通じない」日本語の特徴を分かりやすく解説する。誰もが主人公になれる、日本の中の「異文化コミュニケーション」への誘い。」

ラインナップ

筑摩書房による1994年スタートの新書。文芸、日本語方面に強い。ちくま新書と学生向けのちくまプリマー新書がある。2018年あたり以降の新刊はほぼkindle化されているが、2010年以前のものはロングセラー以外はkidle化されていない。日本側関連に限っていうとkindle化は半分くらいという印象。

新書のツイッターアカウント

ちくま書房の特設サイトの新書の書評のページ ちくま新書|webちくま

日本語全史

  • 出版年:2017
  • 著者:沖森 卓也
  • 備考:

「日本語の全史を一冊でたどる初めての新書。日本語の変遷を古代(前期・後期)/中世(前期・後期)/近世/近代という時代ごとに、総説・文字・音韻・語彙・文法の五つに分けて整理していく。日本語は世界の言語の中でも比較的、古代からの変遷が少ない。であればこそ、現代語との関わりのなかで、日本語史を記述していくことが可能となるのだ。日本語の変遷の全体像がわかるだけでなく、現代の一部の慣用表現や方言などに残る過去の日本語の痕跡をたどっていく謎解きとしても楽しめる一冊。」

ことばの発達の謎を解く

  • 出版年:2013
  • 著者:今井むつみ
  • 備考:

「単語も文法も知らない赤ちゃんが、なぜ母語を使いこなせるようになるのか。ことばの意味とは何か、思考の道具としてどのように身につけていくのか。子どもを対象にした実験の結果をひもとき、発達心理学・認知科学の視点から考えていく。」

ルポ 技能実習生

  • 出版年:2020
  • 著者:澤田晃宏 (著)
  • 備考:

「中国にかわり技能実習生の最大の供給国となったベトナム。「労働力輸出」を掲げる政府の後押しもあり、日本を目指す農村部の若者たち。多額の借金を背負ってまで来日した彼らの夢は「三〇〇万円貯金する」こと。故郷に錦を飾る者もいれば、悪徳ブローカーの餌食となる者もいる。劣悪な企業から逃げ出す失踪者は後を絶たない。日越の関係機関、実習生、支援団体を取材し、単純労働者の受け入れ先進国・韓国にも飛んだ。国際的な労働力移動の舞台裏を全部書く。」

ラインナップ

デジタル時代の著作権 | 煩悩の文法─体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話 | 日本語はどんな言語か | 翻訳教室―はじめの一歩 | 時間の言語学─メタファーから読みとく | 漢語の謎─日本語と中国語のあいだ | 人間のトリセツ─人工知能への手紙 | 言語学講義─その起源と未来 | 万葉集から古代を読みとく | 日本文法体系 | 「超」入門!論理トレーニング | その一言が余計です。─日本語の「正しさ」を問う | 大学生からの文章表現─無難で退屈な日本語から卒業する | 日本語の哲学へ | 中高生からの日本語の歴史 | 5日で学べて一生使える! レポート・論文の教科書 | 辞書からみた日本語の歴史 | 漢字の歴史 ─古くて新しい文字の話 | 古典を読んでみましょう | 漢字からみた日本語の歴史 | 受験生のための一夜漬け漢文教室 | 現代日本の小説 | 数え方でみがく日本語 | ちゃんと話すための敬語の本 | 日本語基礎講座―三上文法入門 | 日本語の近代 はずされた漢語 | 日本の文字―「無声の思考」の封印を解く | 心づくしの日本語 和歌でよむ古代の思想 | はかり方の日本語 | 変わる方言 動く標準語 | 高校生のための論理思考トレーニング | ありえない日本語 | ネーミングの極意―日本語の魅力は音がつくる | 性と愛の日本語講座 | ことばの花道―暮らしの中の芸能語 | さすが!日本語 | 日本語案内 | 教養としての大学受験国語 | 高校生のための評論文キーワード100 | 日本語の謎を探る―外国人教育の視点から | ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 | 18歳の著作権入門 (ちくまプリマー新書) | データはウソをつく―科学的な社会調査の方法 |

光文社の新書のトップ https://www.kobunsha.com/shelf/shinsho

日本語関連は多いという印象。講談社の子会社なので、現代新書の別働隊的な位置づけ?

日本語は「空気」が決める~社会言語学入門~

  • 出版年:2013
  • 著者:石黒 圭 (著)
  • 備考:

「特に日本語は「正しさ」より「ふさわしさ」……場の空気を的確につかんだ言葉選びが重要だ。社会言語学では、生きた言葉が、出身地や性差、職業、社会階層、状況、手段、相手などにより多様に使い分けられていることを研究する。なぜ方言は羨ましがられたり馬鹿にされたりするのか。自分を「オレ」と言ったり「ボク」と言ったりするのはなぜか。上手に敬語を使うには? 身近な日本語を分析しつつ「伝わる」日本語のコツをつかむ。」

著者は光文社新書で

も出している。

ラインナップ

新潮新書

2003年の新規参入組。売れ線の本をどんどん出していくという方針のようで「美しく正しい日本と日本語」的な路線の本も多い。kindle化率は高く、紙版は絶版でもkindle版として残っているケースも多い。

新潮社の新書のトップ https://www.shinchosha.co.jp/shinsho/

新書のトップページ(検索結果) https://www.shogakukan.co.jp/books/series/A10051

2008年スタート。おもしろ路線で日本語関係は少ない。kindle化は半分以下という印象。装丁はドラえもんカラー。

リモートワークの日本語

  • 出版年:2022
  • 著者:石黒 圭
  • 出版社:小学館
  • 備考:

出版社の紹介ページ https://www.shogakukan.co.jp/books/09825378

「【編集担当からのおすすめ情報】なぜオンライン会議は疲れるのか? リモートワーク時代の「理想のオンライン会議」「理想のビジネス文書」とは? 日本語研究の第一人者が、最新ビジネスコミュニケーションの技術を徹底解説。 もうオンライン会議は怖くない! ビジネスメールで悩まない!」

その他、ラインナップ

代表的な出版社と書籍の紹介。電子化はだいたい半分くらい?

大阪的(幻冬舎新書) | ことばの危機 大学入試改革・教育政策を問う(集英社新書) | ニッポン景観論 (集英社新書) | 新語死語流行語―こんな言葉を生きてきた (集英社新書) | 盗作の言語学 表現のオリジナリティーを考える (集英社新書) | かなり気がかりな日本語(集英社新書) | 日本の古代語を探る―詩学への道(集英社新書) | 国家と移民 外国人労働者と日本の未来(集英社新書 | 金田一家、日本語百年のひみつ (朝日新書) | 知っておくと役立つ街の変な日本語 (朝日新書) | 日本語は生き残れるか 経済言語学の視点から (PHP新書) | ほめことば練習帳 (幻冬舎新書) | 日本語は本当に「非論理的」か (祥伝社新書) | 日本語から考える英語表現の技術―「言いたいこと」を明確に伝えるための5つの処方箋 (ブルーバックス) | 日本語の活かし方 (星海社新書) | 日本人も悩む日本語 ことばの誤用はなぜ生まれるのか? (朝日新書) | 手話ということば もう一つの日本の言語 (PHP新書) | 適当な日本語 (アスキー新書) | 日本語は生き残れるか(PHP新書) | はじめての著作権法 (日経文庫) | [三訂版]わかる!使える!労働基準法 PHPビジネス新書 | 知らないでは済まされない! 「働き方改革関連法」早わかり (PHPビジネス新書) | 外国語を話せるようになるしくみ シャドーイングが言語習得を促進するメカニズム (サイエンス・アイ新書) |

研究


1)
とはいえ、やはり売れるので作られ続けるとは思いますが…
  • ことばに関する本2_新書.txt
  • 最終更新: 2022/09/29 00:15
  • by webjapanese