ことばに関する本1_言語学系の本

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「ことばに関する本1 言語学系の本」ページについての補足


ことばに関する本1 言語学系の本

一般の読者も想定して作られているのかな、という本です。だいたい2000円前後。

「あ」は「い」より大きい!?—音象徴で学ぶ音声学入門 https://amzn.to/3VLov7N

  • 出版年:2017
  • 著者:川原繁人 (著), 宮山由佳(ブックデザイン) (その他)
  • 出版社:ひつじ書房
  • 備考:

「「ワマナ」さんと「サタカ」さんは、どちらが優しく、どちらが気が強くサバサバしているだろうか? 聞いたことの無い名前からでもその印象を感じることができる、この現象は「音象徴」と呼ばれ、ことばの音と意味の関係を考える上でいま注目を集めている。本書では、「メイド喫茶のメイドさん」「ポケモン」「ピコ太郎」など音象徴の身近な題材を例にしながら、音の科学である「音声学」という学問へと誘う。これまでにない楽しく分かりやすい音声学入門。」\ \

👉 書評『「あ」は「い」より大きい!? 音象徴で学ぶ音声学入門』

新敬語「マジヤバイっす」: 社会言語学の視点から https://amzn.to/4am8f1c

  • 出版年:2020
  • 著者:中村 桃子 (著)
  • 出版社:白澤社
  • 備考:

「男子大学生たちの会話、ウェブサイトの書き込み、テレビCMでの「っす」言葉の使われ方を分析し、単なる若者言葉だとみなされている「っす」言葉が実にさまざまな表現を担っていることを社会言語学の視点から明らかにする、初の「っす」言葉研究書。「っす」言葉は正しい日本語ではないと思っておられる紳士淑女の皆様、本書を読めば、「っす」言葉からのぞいたワールドには思いがけず豊かな世界が広がっていることがわかります。」

働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」 https://amzn.to/3U4Bj7S

  • 出版年:2017
  • 著者:川添愛 (著), 花松あゆみ (イラスト)
  • 出版社:朝日出版社
  • 備考:

「なぜAIは、囲碁に勝てるのに、簡単な文がわからないの?そもそも、言葉がわかるって、どういうこと?中高生から大人まで「言葉を扱う機械」のしくみと、私たちの「わかり方」を考える。」

トートロジーの意味を構築する 「意味」のない日常言語の意味論

  • 出版年:2012
  • 著者:酒井 智宏 (著)
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「あなたのまわりにいる日本語が通じない困った人たち。彼らにはなぜ「意味」が通じないのか。明晰な論述により著者が描き出すコミュニケーションの実像は、言語と人間に関心をもつ人すべてを瞠目させずにはおかない。」

日本の言語景観

  • 出版年:2009
  • 著者:庄司 博史 (著), フロリアン クルマス (著), ペート バックハウス (著), Florian Coulmas (原著), Peter Backhaus (原著)
  • 出版社:三元社
  • 備考:

「公共空間における「書き言葉」の西欧化・国際化・他民族化。その歴史と現状から、日本社会の変容を読みとっていく。」\ \

日本語社会 のぞきキャラくり (Word-Wise Book) https://amzn.to/3PQlRcO

  • 出版年:2011
  • 著者:定延 利之 (著)
  • 出版社:三省堂
  • 備考:

「使い分けが望まれる敬語表現などとは違って、変わらないことが期待さ れているもの―キャラ(人物像)。時に人々が悩み苦しみもするキャラと言葉の関係に迫る、三省堂辞書サイトの人気連載、待望の書籍化。」

「キャラ」概念の広がりと深まりに向けて

  • 出版年:2018
  • 著者:定延 利之 (著)
  • 出版社:三省堂
  • 備考:

「学校ではこんなキャラ、バイト先ではあんなキャラ…「キャラ」についての学際的研究4章11篇! 」\ \

「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語まで https://amzn.to/3PPI5Mf

  • 出版年:2011
  • 著者:田中 ゆかり (著)
  • 出版社:岩波書店
  • 備考:

「関西人でもないのに「なんでやねん」とつっこむ。九州人でもないのに「お引き受けしたでごわす」と男らしく受け止める──こんな方言コスプレが旬の話題となって久しい。方言の価値の変遷、小説・マンガ・TVドラマなど創作物における方言イメージの蓄積と流通。意識調査とコンテンツ分析から、日本語社会のいまを読み解く。」\ \

話し手の意味の心理性と公共性: コミュニケーションの哲学へ

  • 出版年:2019
  • 著者:三木 那由他 (著)
  • 出版社:勁草書房
  • 備考:

「誰かが何かを意味するとはどういうことなのか? グライス以来の「話し手の意味とは何か」という哲学的問いに新たな解答を提示する。従来の議論では「話し手の意味」が話し手の意図を通して理解されてきたのに対し、本書ではそれを話し手と聞き手の共同体において生じる公共的な現象として捉える。話し手の心理と深く結びつきつつ、自らの意味したことをおおやけに引き受けなければならないという意味で公共的でもあるという両側面を説明しうる新しい理論を構築する。」\ \

新版 論理トレーニング (哲学教科書シリーズ

  • 出版年:
  • 著者:野矢 茂樹
  • 出版社:産業図書
  • 備考:

「論理トレーニングは進化している。多くの問題を新しくしてヴァージョン・アップ。楽しみながら挑戦すれば確実に論理力が身につく。」\ \

論理トレーニング101題 https://amzn.to/3PR8HMZ

  • 出版年:
  • 多言語:
  • 著者:野矢 茂樹
  • 出版社:産業図書
  • 備考:

「 「解説書なんかいくら読んだって論理の力は鍛えられない」と言って論理の実践的な訓練を推奨する著者が、好評だった前著『論理トレーニング』を編み直して、練習問題を101題にまとめたのが本書である。 今回は練習問題のすべてに解答がつけられ、取り組みやすいよう体裁も整えられている。論理を構成する各概念の解説もとっつきやすい表現に直されていて、前作にあった教科書風の素っ気ない印象が薄まっている。全体は、「議論を読む」と「論証する」に大別されている。前者では接続表現や議論の骨格について、後者では論証構造や演繹・推測、論証の批判について取り上げている。 本書で身につく論理の力にはさまざまな効用がある。たとえば、論証の段で強調している「異論」(相手の主張と対立するような主張を立論すること)と「批判」(相手の立論の論証部に対して反論すること、対立ではない)の使い分け。ここで双方の言葉の概念を正確にとらえ、練習問題によって使い分けが可能になれば、討論のときなどにきわめて有用だ。本書はこうした論理の奥深い世界に読者を案内してくれる。教科書として作られた本書に、個人で取り組む人が多いというのもうなずける。ひとり本書に向かって言葉と格闘し、煩悶(はんもん)し、その筋道をたどる作業が論理の力を鍛えてくれるはずだからだ。「頭の回転が速い」とか「知性的」というのは、こうした地道なトレーニングの積み重ねに負うところが大きいのだろう。通勤、通学時の1冊としてもおすすめである。(棚上 勉)」\ \

夫はバイリンガル失語症: 日本語教師が綴る闘病と回復の五年間

  • 出版年:2013
  • 著者:ロコバント 靖子 (著)
  • 出版社: 大修館書店
  • 備考:

「日本語堪能なドイツ人大学教授が脳梗塞で倒れ、失語症に。目標は職場復帰、そのためには日本語を取り戻さなければならない。日本語教師の妻は病院の言語リハビリと並行して家庭での言語訓練を開始、症状とその回復過程を克明に記録する。症状を認識できないという症状。ドイツ語と日本語の綱引き。奇妙な論理。奇妙な行動。失語症は果たして言葉だけの問題なのか?そして失語症は「家族の病」と化す…。脳と言葉をめぐる様々な不思議。壊れた言葉と壊れた心に翻弄される家族の思い。」\ \

言語を生みだす本能(上) 言語を生みだす本能(下)

  • 出版年:1995
  • 著者:スティーブン ピンカー (著), Steven Pinker (原著), 椋田 直子 (翻訳)
  • 出版社:NHKブックス
  • 備考:

「すべての子どもは、文法の基本原理を生まれつき持ちあわせて誕生するが、3歳までにどのように天才的に言葉を習得するのか。脳内のどこかに文法の遺伝子を見出せるのか。人類史上、言語はなぜ、いかに発生、進化したのか。スラングや方言などは、言語の堕落を招くのか。世界をリードする少壮の心理言語学者が、言語本能論に基づき、言葉についてのさまざまな疑問に明快に答える。」\ \

言語が違えば、世界も違って見えるわけ (ハヤカワ文庫NF) https://amzn.to/3vwmNMT

  • 出版年:2012
  • 著者:ガイ ドイッチャー (著), Guy Deutscher (原著), 椋田 直子 (翻訳)
  • 出版社:インターシフト
  • 備考:

「古代ギリシャの色世界から、未開社会の驚くべき空間感覚、母語が知覚に影響する脳の仕組みまで―言語が世界観を変える、鮮やかな実証。年間ベストブック多数受賞。」\ \

Nihongo ニホンゴ

https://webjapanese.com/archives/6532

webjapanese(このwikiを作ってる出版グループ)製作の日本語の本です。日本語版と英語翻訳版があります。英語で日本語について説明したい時の参考書に。

著者

  • 中川奈津子 国立国語研究所非常勤研究員(博士:言語学)
  • 寺崎 知之  同志社大学 講師(博士:言語学)

監修

  • 橋本 洋輔  国際教養大学 助教(博士:日本語教育)

言語類型論という、いろんな言語の特徴を比較するジャンルの研究者に「日本語のことをまったく知らない人に、日本語とはどういう言語か?ということを説明する本を書いてください」と頼んで生まれた本。文字や音声の特徴、文の作り方、漢字の役割、日本語のルーツなどなど。最後の章は、この本を読んで「勉強してみろうかな?」と思った人にむけて、編集部が、デジタル時代に日本語の学習方法はどう変わったか、その日本語の勉強のやり方を整理しました。

こんな人に向いています。

  • これから日本語の勉強をはじめるという英語圏の人
  • 日本語の勉強に煮詰まっちゃった人
  • 日本語を勉強する気はないけど、日本語について知りたい人
  • 日本語について英語で説明できるようになりたいという人
  • 日本語教育的な視点ではない日本語の見方に興味がある日本語教育関係者

英語版と日本語版がありますから英語版を学習者にお勧めしたら日本語版も読んでみましょう。

世界各国のアマゾンストアで販売中。サポートサイトでは基本語彙500のリストと音声ファイルをCCで配布中。

日本語版の説明はこちらに。 英語版の説明はこちらに。

👉 語学というとすぐに勉強、教科書を買って、語を覚え、文法を知り…となりますが、その言語について「読む本」があってもいいと思いました。昔、国際交流基金からこの種の読み物入門書的な本は出ていたと記憶しています。

岩波書店のシリーズ。言語以外の本も多い。

言語に関する本は日常を専門的な味方で見るとどうなるか、というようなテーマのものが多い。著者は言語学の研究者。

出版社の紹介ページ https://www.iwanami.co.jp/search/s7789.html

あいまいな会話はなぜ成立するのか

あいまいな会話はなぜ成立するのか (岩波科学ライブラリー) https://amzn.to/4aySmVe

  • 出版年:2020
  • 著者:時本 真吾 (著)

「日常会話は遠回しな表現でみちているにもかかわらず,聞き手は話し手の意図を直ちに理解する.なぜ言葉になっていない意図を推測できるのか? なぜ推測はほどほどでおさまるのか? なぜ遠回しな表現をするのか? 3つの不思議を念頭に,哲学・言語学・心理学の代表的理論から,現代の脳科学にもとづく成果まで紹介する.」\ \

ちいさい言語学者の冒険――子どもに学ぶことばの秘密

ちいさい言語学者の冒険――子どもに学ぶことばの秘密 (岩波科学ライブラリー) https://amzn.to/3xl1EFH

  • 出版年:2017
  • 著者:広瀬 友紀
  • 備考:

「「これ食べたら死む?」どうして多くの子どもが同じような,大人だったらしない「間違い」をするのだろう? ことばを身につける最中の子どもが見せる数々の珍プレーは,私たちのアタマの中にあることばの秘密を知る絶好の手がかり.言語獲得の冒険に立ち向かう子どもは,ちいさい言語学者なのだ.かつてのあなたや私もそうだったように.」\ \

オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで

オノマトペの謎――ピカチュウからモフモフまで

  • 出版年:2017
  • 著者:窪薗 晴夫
  • 備考:

「スクスクとクスクスはどうして意味が違うの? オノマトペにも方言があるの? 外国語にもオノマトペはあるの? モフモフはどうやって生まれたの? 日本語を豊かにしている擬音語や擬態語。8つの素朴な疑問に答えながら、言語学、心理学、認知科学など、さまざまな観点からオノマトペの魅力と謎に迫ります。」\ \

外国語学習に成功する人,しない人-第二言語習得論への招待

外国語学習に成功する人、しない人―第二言語習得論への招待

  • 出版年:2004
  • 著者:白井 恭弘
  • 備考:

「巷には語学の教材や学習法の情報があふれているが、本当に有効な外国語学習法とはどんなものだろうか。「外国語が身につく」とき、学習者にはどんな変化がおきているのだろう。言語学や心理学などの知見を基盤としながらも独自の研究分野として発展してきた「第二言語習得研究」の最前線を紹介する。」\ \

音とことばのふしぎな世界-メイド声から英語の達人まで

音とことばのふしぎな世界-メイド声から英語の達人まで

  • 出版年:2015
  • 著者:川原 繁人
  • 備考:

「「あ」と「い」はどっちが大きい? あるいは,「ゴジラ」と「コシラ」ではどうですか? こんな質問をされたら,あなたはどう答えますか.文字そのものには大小がないはずなのに,音で聴くと母語が何であるかにかかわらず大小を判断するそうです.その他,存在しない音を聴いてしまう脳の機能など,最先端の話題を楽しく紹介します.」\ \

新版 アフォーダンス

新版 アフォーダンス

  • 出版年:2015
  • 著者:佐々木 正人 (著)
  • 備考:

「眼だけで見ているのではなく、耳だけで聞いているのでも、皮膚だけで触っているのでもない……?人工知能、モノづくりからアートまで、多分野で注目を集めるアフォーダンス理論をわかりやすく解説。ヒトをいわば「知覚システムの束」ととらえ、知性の本質に迫る。ロングセラーに20年ぶりの大改訂を加えた決定版!」\ \

勉強法の科学――心理学から学習を探る

勉強法の科学――心理学から学習を探る

  • 出版年:2013
  • 著者:市川 伸一 (著)
  • 備考:

「どうしたら上手く覚えられる? やる気を出すにはどうする?――自分に合った勉強法の見つけ方を、教育心理学者が手ほどきします。人間の記憶のしくみや理解するときの知識の使われ方などを知れば、コツがつかめて勉強が楽しくなります。受験に役立つと大好評の『心理学から学習をみなおす』の待望の改訂版。」\ \

広辞苑を3倍楽しむ

  • 出版年:2014 2018
  • 著者:岩波書店編集部 (編集)
  • 備考:

「コンペイトー、錯視、ピタゴラスの数、あめふらし、靫蔓、でんぐり返し、猩猩、レプトセファルス、鳩居、野口啄木鳥……。収録項目数24万を超える『広辞苑』の多種多様な項目から「話のタネ」を選んだ、各界で活躍する著者たちの科学にまつわるエッセイを、美しい写真とともに紹介。『科学』の好評連載から50本を厳選。[カラー版]」\ \

論理学超入門

論理学超入門

  • 出版年:2019
  • 著者:Graham Priest (原著), グレアム プリースト (著), 菅沼 聡 (翻訳), 廣瀬 覚 (翻訳)
  • 備考:

「とっつきにくい印象のある〈論理学〉の基本を概観しながら,背景にある哲学的な問題をわかりやすく説明する.問題や解答もあり.好評「《1冊でわかる》論理学」にチューリング,ゲーデルに関する二章を加えた改訂第二版.」\ \

協力と罰の生物学

協力と罰の生物学

  • 出版年:2014
  • 著者:大槻 久 (著)
  • 備考:

「排水溝のヌメリから花と昆虫、そしてヒトの助け合いまで。この世界はうるわしき協力の姿であふれている。容赦ない生存競争の中で、生きものたちはなぜ自己犠牲的になれるのか。ダーウィン以来、この謎に果敢に挑んできた研究者たちの軌跡と、協力の裏に見え隠れする、ちょっと怖い「罰」の世界を生き生きと描く。」\ \

記憶をコントロールする-分子脳科学の挑戦

記憶をコントロールする――分子脳科学の挑戦 (岩波科学ライブラリー) https://amzn.to/3xvMnSu

  • 出版年:2013
  • 著者:井ノ口 馨 (著)
  • 備考:

「記憶の研究が目覚ましい.ついにDNAに連なる分子の言葉で語れるようになった.記憶を消したり想起させたり自由に操作できる日も夢ではない.そもそも記憶は脳のどこにどのように蓄えられるのかに始まり,短期記憶と長期記憶の違いは脳のどのようなメカニズムに由来するのかなどを語る.記憶研究から人間とは何かがわかる.」\ \

「あっ,忘れてた」はなぜ起こる-心理学と脳科学からせまる

「あっ、忘れてた」はなぜ起こる: 心理学と脳科学からせまる (岩波科学ライブラリー 133) https://amzn.to/3xvMrBI

  • 出版年:2007
  • 著者:梅田 聡
  • 備考:

「行きがけに手紙をポストに投函しようと思っていたのに,すっかり忘れていた──こんな経験は誰にでもあるだろう.なぜ人はそのような失敗をするのか.裏を返せば,どうして「しようと思っていたこと」を「タイミングよく」思い出せるのか.日常的な記憶経験を出発点に,心理学と脳科学の成果から,そのメカニズムを探る.」\ \

オンデマンド方式(注文があった分だけ印刷して売る方式)で出版するシリーズ。岩波では絶版を避けるためにオンデマンド方式で残すという方針がある模様。注文から2~4週間で手元に届くとのこと。価格は2000円台。

出版社の紹介ページ https://www.iwanami.co.jp/search/g8559.html

アクセントの法則

岩波科学ライブラリー 118 アクセントの法則 https://amzn.to/3xoImiO

  • 出版年:2018
  • 著者:窪薗 晴夫
  • 備考:岩波オンデマンドブックス)

「どんな言語や方言にも,それぞれに美しい規則の体系が備わっていて,私たちは日々,無意識にその規則を操ってことばを話している.標準語や鹿児島弁のアクセントを例に,一見混沌とした言語現象に潜む法則を探ってみよう.」\ \

さえずり言語起源論 新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ

さえずり言語起源論 新版 小鳥の歌からヒトの言葉へ

  • 出版年:2016
  • 著者:岡ノ谷 一夫 (著)
  • 備考:岩波オンデマンドブックス)

「ジュウシマツの歌には「文法」がある――これが転機をもたらす大発見だった。進化的な起源の異なる小鳥の歌が言語進化の謎に迫るカギとなるのはなぜなのか。初版刊行から七年半を経て性淘汰起源説に相互分節化仮説が加わった。「言語の起源は求愛の歌だった」とする進化のシナリオを、苦労・喜び・興奮満載の研究者人生とともに描く。」\ \

同じ岩波書店の言語に関するシリーズ。こちらは言語に特化したシリーズで、どちらかというと読み物的なもの。著者は言語学の研究者が多い。

出版社の紹介ページ(特に特設ページはないので検索結果)

相席で黙っていられるか――日中言語行動比較論

相席で黙っていられるか――日中言語行動比較論 (そうだったんだ!日本語) https://amzn.to/3TMTgq1

  • 出版年:2013
  • 著者:井上 優 (著)
  • 備考:

「「娘と息子、どっちがかわいい?」日本人が首をかしげる中国人の質問。「これ誰の?」と聞かれて「うーん、誰のかなあ」と答える、中国人にとって不思議な日本人の会話。理解に苦しむお互いの言動も、対照言語学的な「比べ方」をヒントに考えれば、きっとわかりあえる。それぞれの特徴を浮き彫りにして、公平な見方を考える。」\ \

近代書き言葉はこうしてできた

近代書き言葉はこうしてできた

  • 出版年:2013
  • 著者:田中 牧郎 (著)
  • 備考:

「1895年、多彩なジャンル、一流の執筆陣で創刊され、日本社会の近代化に大きな影響を与えた総合雑誌『太陽』。大正期までの『太陽』をデータベース化し、生き物のように変化しゆく言葉の様相を、最新の手法で映し出して行く。言文一致、新語の誕生と廃れ、似た意味を持つ言葉の縄張り争いの過程が、つぶさに明らかになる。」\ \

日本語の観察者たち 宣教師からお雇い外国人まで

日本語の観察者たち 宣教師からお雇い外国人まで

  • 出版年:2013
  • 著者:山東 功 (著)
  • 備考:

「大航海時代に来日した宣教師たちから、オランダ商館の人々、幕末の外交官、明治のお雇い外国人まで。鋭い〈外〉からの視点は、国内の研究者たちに日本語を相対化し探究する動機を与えることにもなった。LとRの発音の区別がない、格変化や性・数の別がないと驚きながらも、辞書や文法書を作り、海外に日本学の種を播いた彼らに光を当てる。」\ \

旅するニホンゴ 異言語との出会いが変えたもの

旅するニホンゴ 異言語との出会いが変えたもの

  • 出版年:2013
  • 著者:渋谷 勝己 (著), 簡 月真 (著)
  • 備考:

「世界にはさまざまな日本語がある。新天地を求めて移住した日本人とその子孫の使う日本語。日本による統治下で日本語教育が行われ、日本人が去っていった後で、現地の人々の共通言語として使われるようになったことば。ハワイ、カナダ、ブラジル、台湾、パラオ――現地の人々の生活に今も息づく、ニホンゴをめぐる旅へ!」\ \

じゃっで方言なおもしとか

じゃっで方言なおもしとか

  • 出版年:2013
  • 著者:木部 暢子 (著)
  • 備考:

「質問するときは尻下がり。すぐ上の兄と姉だけ特別な呼び方。「ぐっすり眠り込んではいけない」という意味の別れのあいさつ。誰かがものをくれるときも誰かにものをあげるときも「くれる」。方言に見つかる多様な論理の表現は、標準語の言い方が自然という思い込みから解き放ってくれる。じゃっで方言なおもしとか(だから方言はおもしろい)!」\ \

子どものうそ,大人の皮肉 ことばのオモテとウラがわかるには

子どものうそ,大人の皮肉 ことばのオモテとウラがわかるには

  • 出版年:2013
  • 著者:松井 智子 (著)
  • 備考:

「3歳ともなると子どもは一見会話らしいやりとりができる。だが、ことばで自分の意図をきちんと伝え、ことばから相手の意図を正しく理解できるようになるのは、まだ何年も先のこと。それは大人にとっても簡単ではなく、誰でも失敗したことがあるはずだ。発達途上の子どものことばを手がかりに、伝わる理由・伝わらない理由を探る。」\ \

黒船来航 日本語が動く

黒船来航 日本語が動く

  • 出版年:2013
  • 著者:清水 康行 (著)
  • 備考:

「〈開国〉は、西洋型の論理と対峙し、齟齬のない日本語表現を生み出すべく奮闘するという、真剣な実験の場をもたらした。どの言語をもって調印するのかという「正文」意識を覚醒させ、漢文という権威の失墜や、公的文書の定型表現を激変させる事件でもあった。『日米和親条約』以降の幕末外交文書を言語研究の俎上に載せた刺激的な書。」\ \

正書法のない日本語

正書法のない日本語

  • 出版年:2013
  • 著者:今野 真二 (著)
  • 備考:

「正書法とは正しい書き方のこと。日本語にはそれがない。漢字と二種類の仮名があり、あてられる漢字も一つとはかぎらないから選択肢が複数あり、どれを選んでも間違いではないのだ。現代でこそ唯一表記への強い志向がはたらくようになったものの、日本語には万葉集以来ずっと書き方の多様性があった。表記を通してみた日本語の歴史。」\ \

コレモ日本語アルカ?――異人のことばが生まれるとき

コレモ日本語アルカ?――異人のことばが生まれるとき (そうだったんだ!日本語) https://amzn.to/3TOyOoG

  • 出版年:2014
  • 著者:金水 敏
  • 備考:

「「これながいきの薬ある。のむよろしい。」――この台詞を見ただけで中国人が思い浮かぶ人は多いだろう。だが現実の中国人は今こんな話し方をしない。フィクションの中で中国人を表象するこうした言葉遣いは、実在した話し方が元になっているのか。また歴史的にどのようにして中国人と結びつけられるようになったのだろうか。」\ \

日本語は親しさを伝えられるか

日本語は親しさを伝えられるか (そうだったんだ!日本語) https://amzn.to/3PTXD1t

  • 出版年:2013
  • 著者:滝浦 真人
  • 出版社:
  • 備考:

「わたしたちが普通だと思っている標準語の所作はずいぶんと丁寧で堅苦しくはないだろうか。「敬して避ける」ための敬語はあっても、「親しく交わる」ための言葉は育んでこなかった。「作法」に寄りかかってきた日本語のここ百年をたどり、成熟した「親しさのコミュニケーション」への変化のきざしを見いだす。」\ \

中公DD

中公DDは雑誌などから電子書籍化したもの。

中公DD 英語一強時代、日本語は生き残るか

中公DD 英語一強時代、日本語は生き残るか

  • 出版年:2017
  • 著者:水村美苗 (著), 会田弘継 (著), 宇野重規 (著), 三上喜貴 (著), 隅田英一郎 (著), 内田麻理香 (著), ロバートキャンベル (著), ハロルド・メイ (著), 楊逸 (著), ボビー・オロゴン (著), 春香クリスティーン (著)
  • 出版社:中央公論新社
  • 備考:

「水村美苗氏(作家)インタビュー「言語の植民地化に日本ほど無自覚な国はない」、会田弘継青山学院大学教授・宇野重規東京大学教授による対談「“ポスト真実”時代の言語と政治」、三上喜貴長岡技術科学大学教授による「データが示す世界の中の日本語」、情報通信研究機構(NICT)フェローの隅田英一郎氏とサイエンスライター内田麻理香氏による対談「-自動翻訳が拓く未来-英語を勉強しなくてもいい時代がやってくる?」、ロバートキャンベル氏(国文学研究資料館長)による「日本語を学習するとどんなメリットがあるのか」など、さまざまな角度から日本語の未来を考察。また、ハロルド・メイ氏(タカラトミー社長)、楊逸氏(作家)、ボビー・オロゴン氏(タレント)、春香クリスティーン氏(タレント)によるコラム「複眼で視る日本語」も掲載。」\ \

→言語学専攻の学生から専門家までを対象にしていると思われる本で、日本語教育に近いところを中心に。価格はやや高め。kindle化もほぼされていない。

日本語、日本語教育、言語学で、どんな本があるかは、いくつかの出版社のサイトを眺めるとわかります。日本語教育に近い本も出すところだと…

などが有名です。ただ、サイトは古く、本が探しにくい、あまり本の情報がない、ということがあります。

日本語の教科書の出版社とかなり違ってきます。文藝春秋、新潮社、講談社というような大手の出版社は言語関係は、新書など一般書が少しあるだけです。

言語学を学ぶ人のために https://amzn.to/3xl4YAW

  • 出版年:1986
  • 著者:西田 龍雄
  • 出版社:世界思想社
  • 備考:言語学オススメ基本図書 Togetterで推薦されていた入門書のひとつ。その他、多数の人から推薦がありました。

「言葉へのアプローチ。近年、研究の多様化著しい言語学を各分野ごとに概説し、同時に現在の問題点と研究方向を平明簡潔に紹介した入門書。巻末の文献解説は言語学小史の役割をも果たす。」\ \

言語学 第2版 https://amzn.to/4aBZUWU

  • 出版年:2004
  • 著者:風間 喜代三 (著), 松村 一登 (著), 町田 健 (著), 上野 善道 (著)
  • 出版社:東京大学出版会
  • 備考:これも言語学オススメ基本図書 Togetterで推薦されていた入門書のひとつ。その他、多数の人から推薦がありました。

「言語学の基本になる考え方を知るための入門.日本語の用例によって平易に解説する.形態論,統語論,意味論,類型論,歴史言語学,音声・音韻論にわたる全体像を示し,危機言語,コーパスを利用した研究といった近年の動向も盛り込む.諸言語の地図・解説などの資料も充実.テキストの決定版.」\ \

ことばの認知科学事典

  • 出版年:2001
  • 著者:辻 幸夫 (編集)
  • 出版社:東京大学出版会
  • 備考:これも言語学オススメ基本図書 Togetterで推薦されていた入門書のひとつ。その他、多数の人から推薦がありました。

「言語研究のすべてが一望できる。人工知能、心理学、脳科学など時代をリードするさまざまな分野で研究されているテーマ―「ことば」。本事典は、各界の第一線で活躍する気鋭34名が総力をあげて書き下ろした初のハンドブック。「キーワード解説」つき。学生・研究者必携。」\ \

象は鼻が長い ―日本文法入門 (三上章著作集) https://amzn.to/4aBFNsF

  • 出版年:1960
  • 著者:三上章
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

その他三上章著作でアマゾンで買えるものの一覧はこちらに https://amzn.to/3eUPWmy

その他、くろしお出版に案内があります

『象は鼻が長い』入門: 日本語学の父三上章 https://amzn.to/4cKOhyT

  • 出版年:2003
  • 著者:庵 功雄
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「三上の生前の作品の主張をわかりやすく解説。著名な文法家の引用をまじえながら、若い世代の視点から三上作品を評す。また、三上が掲げた問題点から、今後の研究者・教育者が文法学・文法教育においていかに考え、何をすべきかであるかを論じる。」

世界の言語と日本語 改訂版―言語類型論から見た日本語

  • 出版年:2009
  • 著者:角田 太作
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「本書の内容は「言語類型論の観点から見た日本語」と言える。本書の主な目標は以下の二つである。(a) 日本語を世界の諸言語と比較して,似ている点,異なる点を見る。換言すれば,日本語を世界の諸言語の中に位置づけて,日本語を幅広い視野から見る。(b) 文法の考え方を学習する。従来,学校等で習った文法にとらわれずに,自由で柔軟な考え方で,文法を,特に日本語文法を,見直す。 (はしがきから)」\ \

三上文法から寺村文法へ: 日本語記述文法の世界 https://amzn.to/4cHmv6t

  • 出版年:2003
  • 著者:益岡 隆志 (著)
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「寺村秀夫と彼の師である三上章。2人の日本語文法研究者はいかなる目標のもとにどのような方法で日本語文法研究に立ち向かい、その結果得られた文法体系はどのようなものであったのか、また、両者の文法体系の繋がりを論じる。」

認知言語学への誘い―意味と文法の世界

  • 出版年:2016
  • 著者:李 在鎬 (著)
  • 出版社: 開拓社
  • 備考:

「あらゆる言語表現には話し手の認識や判断が含まれるが、その全体像を一貫した立場で明らかにしている言語理論は認知言語学が登場するまで存在しなかった。本書では、認知言語学が言語の問題と認知の問題をどのように結びつけ、どこまで明らかにできたのか、具体的に示している。」\ \

新ここからはじまる日本語学

  • 出版年:2016
  • 著者:伊坂淳一
  • 出版社:ひつじ書房
  • 備考:

「1997年初版の大幅な改訂版。図表・写真などをふんだんに取り入れた、日本語のさまざまな事象を題材にして「思考し、表現する」テキスト。具体的な表現の事例から出発する例題「ここからはじめよう」→例題の考え方→やや専門的な知識を身につける「広げよう・深めよう」→再び日本語を見つめ直す「課題」という流れによって、自然なことばのとらえ方をめざすことができる。」\ \

出版社の紹介ページ:http://www.hituzi.co.jp/hituzibooks/ISBN978 * 4 * 89476 * 710 * 2.htm

応用社会言語学を学ぶ人のために

  • 出版年:2001
  • 著者:ダニエル ロング (編集), 中井 精一 (編集), 宮治 弘明 (編集)
  • 出版社:世界思想社
  • 備考:

「日本の社会言語学はこれまで日本語教育にどのように関わり、また今後どのように応用されるべきか。科学的方法によって収集された社会言語学の最新の研究成果を日本語教育に携わる人々のための格好のテキスト。」

社会言語学入門<改訂版> 生きた言葉のおもしろさに迫る

  • 出版年:2009
  • 著者:東 照二 (著)
  • 出版社:研究社
  • 備考:

「生きた言葉にスポットライトを当てる社会言語学の世界を英語を中心に平易に解説し、ご好評をいただいている入門書の改訂版。男女の会話スタイル、セールス現場の言葉、裁判でのやりとり等々の分析を通して、言葉のおもしろさが見えてくる。言語学・英語学の入門テキストとしても最適。改訂に当たっては、古い情報をできるだけ新しいものに代えたほか、コラムを大幅に追加した。」

意味ってなに?:形式意味論入門

  • 出版年:2015
  • 著者:ポール・ポートナー (著), 片岡 宏仁 (翻訳)
  • 出版社:勁草書房
  • 備考:

「意味を形式化して考えるツールとして言語学や分析哲学で広く使われていながら、へんてこな記号が乱舞する形式意味論。気になるけれどなかなか入門できずにいる読者を、形式意味論の核心に手引きします。論理記号は控えめ、図解はたっぷり。語り口はくだけているけれど、いたって大まじめです。」

[現代意味論入門

  • 出版年:2012
  • 著者:吉本 啓 (著), 中村 裕昭 (著)
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「意味論について、それを学ぶ上で欠かせない論理学や数学の概念から身につけられるよう工夫された自習可能な入門書。重要な用語や概念には説明を付し、また具体例を豊富に解説するなど、論理意味論の世界をわかりやすく説明している。」

ベーシックコーパス言語学 第2版 https://amzn.to/3PN7MNi

  • 出版年:2016
  • 著者:石川慎一郎
  • 出版社:ひつじ書房
  • 備考:

「コーパス言語学(corpus linguistics)は、1990年代以降、急速な進展を見せ、現在、言語や言語教育に関わる幅広い研究分野に大きな影響を及ぼしています。本書は、英語コーパスと日本語コーパスの両者に目配りしつつ、初学者を対象に、豊富な実例を通して、コーパスの諸相やコーパスを生かした言語研究の方法論について平易に解き明かしています。」

ワークブック 日本語の歴史

  • 出版年:2016
  • 著者:岡﨑 友子,森 勇太
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「日本語の歴史について上代から現代まで学べる書き込み式ワークブック。全30講。各講が見開き2ページで構成されており使いやすい。項目によって「基礎」と「応用」が分かれているため、幅広い学習者に対応。解答および切り取って使える課題付き。」\ \

ポライトネス入門 https://amzn.to/49qNBfk

  • 出版年:2008
  • 著者:滝浦 真人
  • 出版社:研究社
  • 備考:

「日本においても近年よく言及されるようになったポライトネス理論をやさしく解説した待望の入門書。ブラウン&レヴィンソンの理論の解説のほか、「距離」という概念を用いた著者ならではの視点によって、ポライトネス理論を日本語研究にどのように適用すればいいのかを詳説する。単なる理論の入門書におさまらず、これからの日本語研究に役に立つ解説を展開し、大学生・大学院生・ 日本語研究者のほか、日本語について知りたい人も楽しんで読むことができる。」\ \

言語の主観性 ―認知とポライトネスの接点

  • 出版年:2016
  • 著者:小野正樹,李奇楠
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「『言語の主観性─認知とポライトネスの接点─』という本書名には、語用論研究の大きな流れ、「主観性」「認知」「ポライトネス」といった3つのキーワードを含めています。言語化において主観とは認知そのものでもあり、対話において主観的な表現にコミュニケーションの摩擦が起きることもあります。認知の記述にあたっては、個人レベルだけではなく、ある言語集団の中で共通した仕組みがあるとも思われます。それを伝える場合にもある慣習的な用法が存在し、それが言語集団の中で求められるポライトネスです。 ~」\ \

日本語文法研究のフロンティア https://amzn.to/3U5S6aP

  • 出版年:2016
  • 著者:庵功雄,佐藤琢三,中俣尚己
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「今後の日本語文法の分野の活性化のために一石を投じるような、現代日本語文法とその周辺領域の開拓的研究を収めた論集。文法研究の新しいフィールドを開拓すべきことを主張してきた野田尚史氏をはじめとする16名による饗宴。」\ \

続日英比較 話しことばの文法

  • 出版年:2001
  • 著者:水谷 信子 (著)
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「1985年くろしお出版から発行の『日英比較話しことばの文法』の続編。日本語と英語の話しことばを、構造面にかぎらず運用面からも考察しようという試み。85年に今後の課題として残した問題を、まとめた。ディスコースを中心とした見方をとったこと、小規模ではあるが数量的な分析を加えたことが特徴である。」\ \

新しい日本語学入門 ことばのしくみを考える 第2版

  • 出版年:2012
  • 著者:庵 功雄 (著)
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 備考:

「初版刊行以来ご好評いただいている『新しい日本語学入門 ことばのしくみを考える』の第2版です。本書は、初版と同様、現代日本語を研究対象とする「日本語学」を学ぶ上で知っておきたい基本的な概念についてわかりやすく解説することを目的としています。第2版では、この10年間の研究成果を反映させ、古くなった部分を見直し、最近注目を集めている「日本語教育文法」と「コーパス」のセクションを追加しました。日本語学や言語学の研究者を目指す大学生、大学院生、また、日本語のしくみについてさらに深く知りたいと考える教師の方におすすめの一冊です。」\ \

徹底比較 日本語文法と英文法

  • 出版年:2016
  • 著者:平田一郎 (著), 寺田寛 (著), 岸本秀樹 (著), 本田謙介 (著), 田中江扶 (著), 今仁生美 (著), 畠山雄二 (編集)
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「日本語文法と英文法を並べて比較し、類似点や相違点を通して双方の文法が学べる新しいタイプの文法書。日本語文法を通して英文法がわかり、英文法がわかることで日本語文法を見直せる。」\ \

日本語文法ファイル * 日本語学と言語学からのアプローチ

  • 出版年:2015
  • 著者:鈴木 孝明 (著)
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「日本語学を理解するために必要な情報だけを厳選。多くの用語で混乱しないよう、専門用語の配置の仕方にも留意。日本語学と一般言語学の両方の基礎知識をまとめて得られる。練習問題、用語相互参照、キーワード、索引付。」\ \

メンタル・コーパス ―母語話者の頭の中には何があるのか

  • 出版年:2017
  • 著者:ジョン・R. テイラー (著), 西村 義樹 (編集, 翻訳), 平沢 慎也 (編集, 翻訳), 長谷川 明香 (編集, 翻訳), 大堀 壽夫 (編集, 翻訳), 古賀 裕章 (翻訳), 小早川 暁 (翻訳), 友澤 宏隆 (翻訳), 湯本 久美子 (翻訳)
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「=本書帯より=この本はたとえば“The farmer kills the duckling“(農夫はアヒルの子を殺す)という例文を使って考える文法の議論を信用しない。そういう文は文法書のなかにしかなく、実際にはまず誰も言わないからである。ルール先行ではなく、言語の現実に即してルールをしなやかに組み立てていく現場にこの本は立ち会わせてくれる。専門用語は最低限に留められ、しかも翻訳が見事。たとえば ready to goが「もう出られる」と訳される柔軟さは、この本の議論のしなやかさにぴったり呼応している。 (柴田元幸・東京大学名誉教授)」\ \

ネーミングの言語学 ― ハリー・ポッターからドラゴンボールまで ― (開拓社 言語・文化選書) https://amzn.to/3U2s5ZS

  • 出版年:2008
  • 著者:窪薗 晴夫 (著)
  • 出版社:開拓社
  • 備考:

「本書は人名(キャラクター名、芸名、愛称)や会社名などのネーミングに言語構造・規則がどのように関わっているかを考察した本である。ハリー・ポッターやドラゴンボールといった人気の小説・漫画や、日常的な言い間違い、赤ちゃん言葉などから具体的な例を引いて、日英語のリズムや音節構造を解説した。」\ \

日本文法の系譜学―国語学史と言語学史の接点

  • 出版年:2012
  • 著者:斉木 美知世 (著), 鷲尾 龍一 (著)
  • 出版社:開拓社
  • 備考:

「近代日本に存在した「反普遍文法」の系譜。その煽りを受け不当に無視された松下大三郎の文法論。国語の本性を追求した山田孝雄。その個別言語主義と18世紀普遍文法論との意外な類似性。主観を排した近代文法の嚆矢、大槻文彦の日本文典。その大槻文法に垣間見える矛盾した言語観と西洋言語学の関係!斬新な視点から国語学史と言語学史を縦横に論じ、読者を言語研究の世界へ誘う。」\ \

認知と言語: 日本語の世界・英語の世界

  • 出版年:2016
  • 著者:濱田 英人 (著)
  • 出版社:開拓社
  • 備考:

「「ことば」は言語話者のモノや出来事の捉え方を反映しています。日本語話者は出来事を「見え」のまま認識するのに対して、英語話者は出来事をメタ認知的に捉える認識であり、このために世界の切り取り方が異なっています。本書ではこの認識の違いが日英語の言語的特徴に表れていることを具体的な事例を挙げて述べ、認知的側面から「日本語の世界」「英語の世界」の本質を明らかにします。」\ \

Google検索による英語語法学習・研究法

  • 出版年:2010
  • 著者:衣笠 忠司 (著)
  • 出版社:開拓社
  • 備考:

「英語の学習にインターネットをいかに役立てるのかということを主眼に、Google検索を中心にYahoo検索のやり方についても具体的に詳しく解説。」\ \

日常言語に潜む音法則の世界

  • 出版年:2009
  • 著者:田中 伸一 (著)
  • 出版社:開拓社
  • 備考:

「日常言語の中に音法則の不思議を発見する喜び、その不思議を納得に変える醍醐味を、日本語や英語を通して丁寧に解説した音韻論の本格的入門書。要素間の「関わりあい」という統一的視点から音韻理論のこれまでの歩みを辿りつつ、現在の最適性理論までに至る歴史的必然性も明らかになる。実証と理論をバランスよく配置した解説は、音の獲得、類型、歴史変化、社会的バリエーションに及ぶ。」\ \

ピジン・クレオル諸語の世界:ことばとことばが出合うとき

  • 出版年:2020
  • 著者:西江 雅之 (著)
  • 出版社:白水社
  • 備考:

「言語が出合い、言語が生まれる 言語学や文化人類学、音楽や写真など、さまざまな分野で活躍された著者が生涯にわたって追い続けた最大のテーマ、それが言語の接触によって生み出されるピジン・クレオル諸語。もととなる言語が何であれ、いずれも共通した文法構造が見られるなど、人間の言語を考えるうえで欠くことのできない視点を提供してくれます。世界各地で話されているさまざまな「ことば」に常に立脚点を置きながら、異言語接触と新しい言語の誕生をさぐる緻密な考察を積み重ね続けてきた著者による画期的な一冊。」\ \

  • 出版年:2015~
  • 著者:佐藤 郁哉 (著)
  • 出版社:東京大学出版会
  • 備考:

「質的・量的の別なく「筋のいい調査」の条件を、豊富な研究と、目からウロコの用語(概念)解説によって、はじめて学ぶ人にもわかりやすく語るテキスト。見たいものだけをみる安直な「アンケート」を脱し、私たちを発見に導く社会調査への入門。」\ \

*言語学系のシリーズもの [#v8b8308e]

言語学系の専門書シリーズも単独の本に比べると多少お買い得感があります。

英語と日本語をベースに言語に関するおもしろい視点の本が多く、2000円弱で買いやすい。かなりkindle化されているのが特徴。上の「言語学系の本」でもいくつかピックアップしています。アマゾンのセールでkindle版が安くなることが多いです。

出版社のサイト:http://www.kaitakusha.co.jp/book/sensho.html

90年代から続いているシリーズ。書名内のシリーズ番号はあったりなかったり。一部オンデマ化されている。kindle化されたものは見当たらない。各3000円前後

アマゾンでの「新日本語文法選書 くろしお」の検索結果

国立国語研究所による2000年代から現在まで続くシリーズ。各4000円弱、kindle化されたものは見当たらない。

出版社の紹介ページ

アマゾンでの「講座 日本語コーパス」の検索結果

この他、コーパスで学ぶ日本語学シリーズというものもある。

👉 各6000~10000円。250冊前後がアマゾンに。 Amazonのひつじ研究叢書の検索結果

以下、出版社の紹介ページへのリンクです(しかし言語学系の専門書の出版社はサイトは、シリーズの紹介ページがなく、書籍の検索結果のみのこともあります)

👉 「エクスプレスシリーズ」はシンハラ語、ロマ語、アイヌ語など、かなりマイナーな言語もあることで有名

👉 このページに関連する私達の出版物のご紹介です。

豊富な実例でわかりやすくバイリンガルについて解説。日本語教師、外国人児童を指導する小中高教師、二つの環境にいる子どもたちの養育中の方、またバイリンガルご自身など、バイリンガルについて知りたい方に。

日本語教師読本 11 : あなたの知らないバイリンガルの世界

呉 禧受(おひす) 名古屋大学 国際言語センター 非常勤講師
出版社による紹介ページへ



研究