中級以降の教材

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「中級以降の教材」ページについての補足


中級以降の教材

シェア書名初版ページ数多言語音声指導書問題集漢字電書化アプリスライド価格 /1p
28.9テーマ別91156(4)mp3××××2530円16.2円
26.9行こう学ぼう04589(1)CD/mp3×××××7480円12.6円
11.5ニュー02508×CD×××××5940円11.6円
8.1学ぼう!065564CD××××5885円10.5円
6.3できる133173CD××××××3740円11.7円
6.1みん日08451 8(2)CD/mp3×××××6160円13.6円
0.4中級の日本語943421CD×××××3520円10.2円
0.2まるごと16832(3)mp3×××kindle××8800円10.5円
0NIJ18200×mp3××××××2200円11.0円

👉 シェアは「2018年の日本語学校全調査(政府刊行物)」で調べたもの。詳細は日本語の教材事情を。日本国内の告示校で使われている「ざっくりとした」比率です。データ採取は2020年6月。多言語の数字は文法説明などがあるものでカッコ内は語彙リストや指示文までのもの。「/ 1ページ」は1ページあたりの価格。ページ数や価格は分冊のものは合計です。△は本冊ではないけど一部されている、というような意味です。行こう&学ぼうは3冊合計、学ぼう!日本語は初中級・中級・中上級3冊の合計の数値です。

  • 出版年:1991>2014(三訂版)
  • 多言語:日本語のみ
  • 著者:松田 浩志,亀田 美保
  • 出版社:研究社
  • 備考:最新版の三訂版とは、3rd editionのこと。

学習者の興味・関心に応えるようなテーマを設定し、教員と学習者がともに議論し、意見を述べ合い、その過程で日本語の総合力を伸ばす

出版社の説明ページ

音声ファイルと語彙リスト(英語、中国語、韓国語、ベトナム語)のPDFシートが登録無し無料でダウンロードできる。

日本語学校では最もよく使われているのではと言われている中級の総合教科書。20年以上前からの定番で、サイトでは2020年の時点で「累計31万部」と書かれている。

  1. 単語、テーマの提示があり
  2. 長文
  3. 文型的な練習
  4. まとめ

というような構成。総合教科書という体裁をとりつつも読み書き重視で、じわりと能力試験シフトで日本語学校ウケもいいのかな、という印象。これをとりあえずの軸として使いつつ、試験対策問題集なども入れつつ、そのまま同じシリーズの上級編(テーマ別 上級で学ぶ日本語)にというところも多いようです。能力試験のN1合格がゴールであるならひとつの選択肢ということかも。

出版社による紹介ページ:英語、中国語、韓国語、ベトナム語の新出語の訳がダウンロードできる。サンプルも。http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-38465-4.html

パンフレット

関連本

関連本2

(旧版の関連本?アマゾンでは品切れが多く、出版社のサイトでは関連本としては紹介されていない)

👉 2014年の改訂で三訂版(=ver.3.0)となったが、アマゾンでも出版社でも旧版(改訂版)が混在していてわかりにくいので旧版を買わないように注意(最新のものは「三訂版」)。本編の音声ファイルは出版社のサイトから自由にMP3をダウンロードできる。iTunes経由でも。ただ、教科書内の聴解部分は、ワークブックのCD別売りで4500円。高い。

概要

  • 出版年:初版2004年→2016(改訂版)
  • 多言語:–
  • 著者:平井悦子・三輪さち子
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 備考:2008年出版の「みん日中級」の前からあるが、2020年の告示校の採用学校数はみん日より多く、トップに迫る。

「中級へ行こう」の説明には「『みんなの日本語 初級I 第2版』『同初級II 第2版』を学び終えた学習者に最適の一冊です。」とある。みん日前提の初中級的な位置づけの模様。「学ぼう」の2冊が中級の上下ということになっている。

指導書とベトナム語の語彙リストなどが無償で提供されている。音声はCD付属だが、mp3で無料、無登録でダウンロードできる。

出版社による説明

関連本

中級に行こう 教師用指導書 PDF (出版社提供。フリー) http://www.3anet.co.jp/ja/5535/

中級を学ぼう 語彙 ベトナム語 PDF (出版社提供。無料) http://www.3anet.co.jp/ja/2161/

  • 出版年:2002年?
  • 多言語:日本語のみ
  • 著者:小柳 昇
  • 出版社:語文研究社
  • 備考:告示校での利用は11%とそこそこ高い。

説明と関連のシートのPDFがあるだけで、フレーム式でクリックするとPDFが右窓に表示されるという、おそらく1997年あたりに作られたサイトがあるだけ。初版が2002年という情報もあるが、改訂版として売られているものも2002年となっている。音声ファイル配布を期待するのは難しそう。 http://www.nihongo-net.jp/

関連本

  • 出版年:2006年(初中級)、07(中級)、09(中上級)
  • 多言語:繁体字、簡体字、韓国語、英語
  • 著者:-
  • 出版社:専門教育出版
  • 備考:専門教育出版はNAT-TEST主催者。初級のところで書いたが、在留資格や告示校の抹消事項に紐ついた試験の民間の主催者が試験対策的な本を出すことにはモヤモヤが残る。

「各教科書は3か月で学習。初級から上級までを1年半で修了する構成。語彙等は弊社の「1万語語彙分類集」、「漢字基準」に準拠し、文法項目は日本語能力試験のシラバスを一部修正して採用。」とのこと。

初級から上級まである教科書。初級のシェアは2.1%だが、初級~上級まであり、国内の日本語学校で、中級以降採用されるケースが多い教科書。国内シェアでは初級は「まるごと」や「げんき」より高く、中級では「みん日」や「できる日本語」より高い。みん日の初級を終えた後に、初級以降、乗り換えて採用する学校が多く、初中級、中級は8.1%になり、中上級まで使われることも多いとのこと。(初級の採用は、2018年の告示校では10校、2.1%)。

NAT-TESTを主催する専門教育出版による教科書。2017年以降の日本語教育政策の改革で、日本語学校のCEFR A2相当の試験として採用された。「この採用が続けば」使う学校も増えるかもしれない。

「初級から上級まで、「隙間なく、重複なく」をモットーに完全積み上げ方式の全6巻シリーズ。」とのこと。また「日本語版の他に、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、英語など各国語版を海外の日本語出版社と協力をして開発。● 中国:北京大学出版社 ● 台湾:尚昴文化事業国際有限公司● 韓国:進明出版社」とあるので、多言語版は現地で出版されている模様(日本のアマゾンにはない)

出版社のサイトは以下。(かなり古いシステムでサイト製作を行っている模様) http://www.aikgroup.co.jp/senmon/catalog/manabou/

関連本

概要

  • 出版年:2013
  • 多言語:多言語化は初中級までで、中級は日本語のみ。
  • 著者:できる日本語教材開発プロジェクト(監修 嶋田和子)
  • 出版社:アルクと凡人社。
  • 備考:音声は付属CDで提供。初中級は初級のほうで扱っています。教科書はアルクで、関連問題集などは凡人社。告示校のシェアは6%強で30校ほど。初級から中級までセットで使う学校がほとんど。中級の教え方の手引きは電子化されていない。

多言語化などの最新情報は以下のページにある。 http://www.dekirunihongo.jp/?page_id=175

サポートサイト

本冊の出版社のアルクと、編著の出版元サイトと2つサポートサイトがある。コンテンツは後者のほうが多い。ワークブックは凡人社。

関連本

問題点?

  • 執筆者の嶋田和子氏は、22年7月に江戸しぐさに関して、問題があるという指摘を受け、それを認識しており次回の改訂で対応する予定であるとツイート
  • また現在は削除されているが、嶋田氏は22年7月のツイートで教科書中の星新一氏の作品の掲載に関し、なんらかのトラブルがあり、一部販売ができなくなっていることを示唆していた。7月13日にアマゾンを確認したところ、中級の電子版のみが販売停止となっており、「調査中の商品」という表示があった。これは通常、著作権などの問題で指摘を受けて一時的にペンディングとなっている時に出るダイアログ。著作権管理をしている星新一氏の遺族は剽窃に関しては厳しいスタンスであることで知られているが、通常の利用はサイトには教材などでの利用のフォームもある。これ以上の情報がネットにはないので、この手続きが行われたかどうかも含め、経緯はわからないまま。

その後、以下のようなアナウンスがあった。

概要

  • 出版年:2008
  • 多言語:英、仏、独、西、伊、露、ポルトガル、韓、中、タイ、インドネシアの文法解説版あり
  • 著者:スリーエーネットワーク編著
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 備考:みんなの日本語の中級版。中級用教科書としては後発で、初級の圧倒的なシェアを考えると伸び悩みか?初版から12年改訂もない。しかし多言語対応がある中級の教科書はこれだけなので、そういう意味では貴重。

関連本

→ 初級と同じく、アマゾンへの登録はナンバーリングが安定しない。1やⅠ、〈1〉、2、Ⅱ、〈2〉がある。スペースが入る、入らないもバラバラ。おそらくは登録時の出版者側のミス。ただ、出版社のサイトによると、Ⅰ・Ⅱが正しい模様なので、このページではⅠ・Ⅱで統一した。

教師用

中級I 教え方の手引き 中級II 教え方の手引き

問題集

多言語版

語彙訳は初級と同じく800円で購入可能 https://www.3anet.co.jp/np/resrcs/280070/

発行言語:イタリア語、インドネシア語 内容:『みんなの日本語 中級Ⅰ 翻訳・文法解説』の各課の語彙部分の翻訳

  • 出版年:2015(初中級)
  • 多言語:
  • 著者:国際交流基金, 来嶋 洋美, 柴原 智代, 八田 直美(初中級)
  •     国際交流基金,磯村一弘,藤長かおる,久保田美子,伊藤由希子(中級)
  • 出版社:三修社
  • 備考:初中級と中級で著者が違うので、初中級は初級の復習的な位置づけか。

初級以降は、初中級、中級1、中級1の3段階(これで完結とのことなので、基金はそもそもB1までしかやらない?)。Webサポートも出版後5年経過で対応なしなので、初中級以降は教科書のみということかもしれない。

多言語化はこちらで紹介されている。2020年6月の時点では、初中級と中級版は、韓国、インドネシア、タイで指示語などが翻訳された版が出ているとのこと。

サポートサイト

「げんき」にはデジタル素材の豊富さでは負けるが、音声ファイルのダウンロードも最初から対応で、Web教材もオンラインコースもある。サポートサイトは初期は乱立し混乱していたが1)、徐々に整理されてきた。他の総合教科書と違って、ワークブック的なものはウェブで無料で配布される(要登録)。教師用指導書の代わりに1課につき1ページ程度の「教え方のポイント」が交流基金のサイトで「教師用リソース」としてPDFで配布されている。何か別途問題集などが必要。

1)メインサポートサイト

:ポータル的なサイトだったが、音声ファイル配布などここにデジタル素材も集約され、現在はサポートのメインサイトとなっている。 https://www.marugoto.org/

2)MARUGOTO Plus

eラーニング系のサブサイト。初級までなので初中級以降は対応は無い。 https://marugotoweb.jp/

3)MARUGOTO JAPANESE ONLINE COURSE

:「みなと」と連動したオンラインコースのサイト。しかし、これも初級までしかない。 https://www.marugoto-online.jp/info/

👉 MARUGOTO-NO-KOTOBAのような便利なツール的なサイトもあるが、今のところ初中級以降には対応していない。

  • 出版年:2018
  • 多言語:
  • 著者:西口光一
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

「基礎日本語教科書『NEJ』に続く、初中級・中級総合日本語教科書。日本語能力試験N4レベルの学習者対象。テーマ主導・自己表現活動中心のカリキュラムで日本語能力試験N3レベルへの到達を目指す。」とのこと。 出版社のサイトから音声ファイルが無料、無登録でダウンロード可能(しかしページに貼り付けてあったりして、デジタルに弱い人はわかりにくいのでは?)。

  • 出版年:1994
  • 多言語:英語
  • 著者:三浦 昭、マグロイン 花岡 直美
  • 出版社:Japane Times
  • 備考:英語圏向けとして使われることが多い教科書。

出版社のサイトから、漢字、助詞シート、スクリプト、語彙索引などがダウンロードできる。

関連本

文化中級日本語

  • 出版年:199?→2004→2012
  • 多言語:韓中
  • 著者:文化外国語専門学校
  • 出版社:凡人社
  • 備考:初級と同じく韓国、台湾で韓国語版、繁体字版が出版されている模様。

出版社の紹介サイト https://www.bunka-bi.ac.jp/text/original/

関連本

文化中級日本語I 練習問題集 文化中級日本語II 練習問題集

中級日本語・上級日本語

  • 出版年:1994→2015
  • 多言語:-
  • 著者:東京外国語大学留学生日本語教育センター
  • 出版社:凡人社
  • 備考:音声CD付き。東京外国語大学の初級日本語の中級編

「大学進学をめざす留学生や中級レベルの文型・文法をきちんと習得したい学習者向けの教材です。」とのこと。

東京外国語大学の紹介ページ http://www.tufs.ac.jp/common/jlc/project/textbook.html

J301、J501

  • 出版年:1995→改訂版(2016)
  • 多言語:英中韓
  • 著者:石沢弘子 新内康子 関正昭 外崎淑子 平高史也 鶴尾能子 土岐哲
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 備考:音声CD付き。

「初級を終了した学習者が、中級に移行するまでの橋渡しをする「読解」中心 の教科書です。」とのこと。

501は、韓国語版、中国語版があるが改訂もなく、品切れとなっている。301は英語版のみ。もはや推されてない?

サポートサイトでの紹介ページ 301 https://www.3anet.co.jp/np/books/3010/ 501 https://www.3anet.co.jp/np/books/3051/

関連本

日本語中級J301―基礎から中級へ 教師用マニュアル 日本語中級J501―中級から上級へ 教師用マニュアル

わかって使える日本語―中級レベル

  • 出版年:2004
  • 多言語:-
  • 著者:名古屋YWCA教材作成グループ
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 備考:「指導のポイント」の紙版は品切れらしく6000円前後で推移。

「学習者が文法項目の基本的意味とその機能を理解した上で運用できるようになることを目指しています。」とのこと。

出版社の紹介ページ https://www.3anet.co.jp/np/books/3302/

わかって使える日本語 指導のポイント〈デジタル版〉

コンパス日本語

  • レベル:B1,B2
  • 多言語:英語・中国語
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

出版社の紹介ページ https://www.9640.jp/nihongo/ja/detail/?902

「アメリカの高校で開発された、コンテントベースの日本語学習教科書シリーズ第1弾。文化的・社会的テーマを通し、日本や自国、自身について考え、まとめ、発表する力を養うワークブック。AP 試験対策やIB 教育にも最適!」

中級日本語カルテット

  • レベル:B1,B2
  • 多言語:語彙リストは中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、ベトナム語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語
  • 出版社:Japan times
  • 備考:有料アプリあり

出版社の紹介ページ https://quartet.japantimes.co.jp/

「『4技能でひろがる中級日本語カルテット』は、初級(250~300時間)を終了した学習者向けの中級総合教材です。課ごとに共通するテーマの下で、「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能をバランスよく伸ばし、上級につながる日本語力を目指します。」

関連本

4技能でひろがる 中級日本語カルテット I ワークブック

4技能でひろがる 中級日本語カルテット II ワークブック

中級向けのサブ教材として使われることが多いもの。

  • レベル:N4~B1,B2
  • 多言語:英語の説明
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 国際基督教大学 教養学部 日本語教育課程 著
  • 備考:全三巻で大学生向きとのこと。

出版社の紹介ページ https://www.3anet.co.jp/np/books/4040/

「初級レベルの学習を終えた大学生のための中級前期の総合教材です。全3巻を通してCEFRのB1、B2レベルの日本語の習得を目指すシリーズ第1巻。単に言語を学ぶのではなく、クラスメートと対話するタスクを通じて、日本語の力を高めるとともに、テーマについての理解や思考も深めることができます。各課には「旅行の計画」「違いについて考える」といったテーマに基づいた3ステップのタスクが設けられています。 語彙と文型・表現に英語訳付き。音声、練習シートや教師用指導書などWeb無料補助教材も充実。テーマ、タスクともに課が進むほど複雑な内容になり、本冊を通して勉強することで、初級終了レベルから中級前半レベルに自然とたどり着くことができます。単に言語を学ぶのではない、日本語を使って他者と対話することを通じて、大学で学ぶための思考力が身に付く一冊です。」

  • レベル:B1,B2
  • 多言語:英語・中国語
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 国際基督教大学 教養学部 日本語教育課程 著
  • 備考:ビジネス向け

出版社の紹介ページ https://www.3anet.co.jp/np/books/3330/

「「会社の同僚や友達と、もっと自然な日本語で話したい!」本書はそんな日本語学習者のための会話教材です。シェアハウスで生活する4人をとりまくストーリーを追いながら、普通体や縮約形、助詞の省略といった日常会話の自然な表現、談話展開を学びます。全10課構成で各課に2つのシーンを収録。それぞれのシーンにタスク・本文会話・表現・良好な関係を築くためのコミュニケーション上のポイント・談話練習があり、日常会話で使える自然な日本語を身につけます。翻訳(英語・中国語)有全漢字ふりがな付きなので、クラス授業だけでなく、自習用としても使えます。」

  • レベル:B1,B2
  • 多言語:英語・中国語
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:

出版社のページ https://www.9640.jp/book_view/?908

「日本人向けに書かれた「生の」文章を軸に、読解、語彙・表現練習、ディスカッション、考察、表現活動などを通して、日本語の分析力と運用力を養う。漢字、敬語、カタカナ語など「日本語」をテーマとした読み物で楽しく学べる。」

  • レベル:N4~N5
  • 多言語:本編内の要所での文法説明は日本語、英語、中国語、韓国語。
  • 出版社:アルク
  • 備考:原因、理由、許可、というようなカテゴリ別に文型を整理してある。初級をひととおり終えた時に整理するために便利。課のテーマごとに整理された学習項目が紹介され、個別に説明、練習があり、総合練習問題があるという流れ。音声ファイルの提供はなし。

200と500と辞典版(200と500の合本的なもの)があり、新装版、改訂版と複雑でわかりにくい。旧版もいりまじってアマゾンではゴチャゴチャ。 出版元のサイトで「どんなときどう使う」の検索結果によると、2020年6月の時点では、、、

  • 改訂版 どんなときどう使う 日本語表現文型200(2013)
  • 改訂版 どんなときどう使う 日本語表現文型500(2010)
  • 新装版 どんなときどう使う 日本語表現文型辞典(2010)
  • どんなときどう使う日本語語彙学習辞典(2014)
  • 改訂版 どんなときどう使う 日本語表現文型500短文完成練習帳(2011)

の5つが出てくる。改訂版と新装版、初版があり、印刷版とkindle版があったりなかったりする。さらにアマゾンでは旧版もあって、ゴチャゴチャ。

改訂版 どんなときどう使う 日本語表現文型200 印刷版(2013)

改訂版 どんなときどう使う 日本語表現文型500(2010) 印刷版(2010) kindle版(2010)

新装版 どんなときどう使う 日本語表現文型辞典 印刷版(2010) kindle版

どんなときどう使う日本語語彙学習辞典(2014) 印刷版

関連本

改訂版 どんなときどう使う 日本語表現文型500短文完成練習帳

https://webjapanese.com/dokuhon/files/Amaznon_tankiShuuchuu.jpg>https://amzn.to/2YxaaO0

短期集中初級日本語文法総まとめ ポイント20

  • 出版年:
  • 多言語:要点だけ英語、中国語、韓国語訳あり
  • 著者:
  • 出版社:
  • 備考:

上のアルクの200と500のライバル的存在のスリーエー版。訳があるのは、「時間の始点」というような文のみ。300レベルくらいの漢字にはふりがなはなく、既習事項の復習、整理用という印象。コンパクトにまとまっていて学習者にも評判がよかった。音声ファイルの提供はなし。

「「スタートテスト」で腕だめし。「ポイント」で文法知識の総整理。「練習問題」で実力養成。初級全体の総整理に、中級へ進むための橋渡しに最適。」とのこと。

出版社による紹介ページは http://www.3anet.co.jp/ja/1277/

  • 出版年:2007
  • 多言語:要点だけ英語、中国語、韓国語訳あり
  • 著者:友松 悦子, 和栗 雅子
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 備考:

上の「短期集中初級日本語文法総まとめ ポイント20」の中級編。上のアルクの200と500のライバル的存在のスリーエー版。既習事項の復習、整理的な構成。

出版社による紹介ページは:https://www.3anet.co.jp/np/books/3320/

  • 出版年:2001 > 2009(中級)/2010(上級)
  • 多言語:日本語のみ
  • 著者:佐々木 薫 (著), 安藤 節子 (著), 草野 宗子 (著), 田口 典子 (著), 赤木 浩文 (著), 専修大学国際交流センター (監修)
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 備考:

「勉学・研究のための日本語運用力を養成する目的で作成された教材。さまざまな背景、専門分野の人たちがいっしょに学べるように、多様な側面を包括したトピックを取りあげるようにしている」とのこと。

出版社のサイト https://www.3anet.co.jp/np/list.html?series_id=11

  • 出版年:2006(初版)>2016(三訂版)
  • 多言語:英中韓ベトナム
  • 著者:松田 浩志,亀田 美保
  • 出版社:研究者
  • 備考:

日本国内の日本語学校で、上級で総合教科書を使うところは、ほとんどこれを使っているという印象。大学で必要な表現を、と説明があるように進学を想定した教科書。

出版社による紹介ページ:http://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-38474-6.html

関連本

ワークブックの音声だけダウンロードではなく別売りらしい。

  • 出版年:2009
  • 多言語:英語
  • 著者:岡 まゆみ,近藤 純子,江森 祥子,花井 善朗,石川 智,筒井 通雄 (監修)
  • 出版社:くろしお出版
  • 備考:海外の大学などでは中上級用として多く使われている。

出版社による特設サイトがあり、音声ファイルやシートなどが無料でダウンロードできる。動画は要パスワード

上級へのとびら http://tobiraweb.9640.jp/

関連本

日本語上級話者への道―きちんと伝える技術と表現

  • 出版年:2005
  • 多言語:-
  • 著者:荻原 稚佳子, 斉藤 真理子, 増田 真佐子, 伊藤 とく美
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 備考:

上級の教科書はいろいろとふくらませる要素があって、かつペースメーカーとして骨格がしっかりしているものがいいと個人的には考えているのですが、これはまさにそういう教材でした。音声ファイルなどは無し。

  1. 状況、場面の説明
  2. ゴールと方法の検討
  3. いろんな例と語彙
  4. 定型文などの確認
  5. 設問
  6. 自由作文(会話)のための素材、シート

というような構成。

出版社による紹介ページ(補助教材のことばテストが以下からダウンロード可能) https://www.3anet.co.jp/np/books/3502/

日本語超級話者へのかけはし―きちんと伝える技術と表現 上級から超級へ

  • 出版年:2007
  • 多言語:-
  • 著者:荻原 稚佳子, 伊藤 とく美, 齊藤 眞理子
  • 出版社:スリーエーネットワーク
  • 備考:おそらく「超級」を冠する唯一の教材。

「上級話者が超級話者になるために何が必要かを具体的に示し、学習者にも、指導者にも、目標がわかりやすいようにしている。各課の話題に応じて、克服すべき点を明示。コミュニケーションの側面にも注目」とのこと。

  • 出版年:2012
  • 多言語:英語
  • 著者:鎌田 修, 冨山 佳子, 山本 真知子, ボイクマン 総子
  • 出版社:ジャパンタイムズ
  • 備考:『生きた素材で学ぶ中級から上級への日本語』の改訂版とのこと。

「「プロフィシェンシー」の考え方にもとづき、注意深く選択された適切な生教材を数多く読むと同時に、ディスカッションやレポートを通じて学習を深めることによって、総合的なコミュニケーション能力の向上をはかり、「中級」から「上級」への脱皮をめざす。」とのこと。

出版社のサイトでは、「生きた素材で学ぶ 新・中級から上級への日本語 Authentic Japanese: Progressing from Intermediate to Advanced [New Edition]」という書名でした。

おそらく2012年の改訂版はアマゾンの登録書名では「中級から上級への日本語」となっているので、これが最新版の正式書名だと思われる。ただ、旧版もアマゾンにあるし出版社の本の書名は旧版だしと混乱気味。

関連本

生きた素材で学ぶ 新・中級から上級への日本語ワークブック (MP3 CD1枚付き)中級から上級への日本語なりきりリスニング

研究

ー日本語の教科書が目指すもの 2017 筑波大学シンポジウムの質疑と資料ー

「みんなの⽇本語」:名須川典⼦⽒(⽇本語センター:インド)、「Situational Functional Japanese」:加納千恵⼦⽒(筑波⼤学)、「初級⽇本語 げんき」:⼤野裕⽒(⽴命館⼤学)、 「できる⽇本語」:嶋⽥和⼦⽒(アクラス⽇本語教育研究所)、 「NEJ テーマで学ぶ基礎⽇本語」:⻄⼝光⼀⽒(⼤阪⼤学)、「まるごと ⽇本のことばと⽂化」:⼋⽥直美⽒(国際交流基⾦)によるシンポジウムで、それぞれ事前資料としてPDFが配布されたが、当初のURLはすべてリンク外れとなっていました。残念です。

その他

『みんなの日本語』、あるいは文型シラバスは時代遅れなのか? - Togetter https://togetter.com/li/1096274

文型積み上げ式への批判に対する意見 | Shingo Imai's Idea Notes (今井新悟 blog) http://shingo-imai.blogspot.com/2014/12/blog-post.html

海外の大学日本語教育で使用されている初級教科書の紹介 – 旅する応用言語学 http://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp/?p=3304

日本語教育で使われる教科書について http://www.tenri-u.ac.jp/topics/oyaken/q3tncs00001n9qjw-att/GT227HP-ouchi.pdf

書店系

凡人社 http://www.bonjinsha.com/ :日本語の教材を日本語学校に販売している書店。自社で教材開発も。

にほんご書店そうがく社 http://www.sogakusha.co.jp/ :同じく教材を扱う書店

教材の出版社

スリーエーネットワーク https://www.3anet.co.jp/ :シェアトップの「みんなの日本語」を出している。元は経産省の関連団体から独立。

アルク http://www.alc.co.jp/ 「できる日本語」など日本語関連の教材がある。

アスク http://www.ask-books.com/ :問題集などを中心に日本語関係の教材を出している。

Japan times http://bookclub.japantimes.co.jp/ :新聞社の教材部門。一時日本語からは撤退と囁かれたが継続。「げんき」は特設サイトもある。

三修社 https://www.sanshusha.co.jp/ :「まるごと」の出版社。国際交流基金との関係が深い模様。

ひつじ書房 http://www.hituzi.co.jp/ :言語学専門の出版社。教師向け、大学向けの日本語教材も。

チャールズ・イー・タトル出版 http://www.tuttle.co.jp/ :老舗の出版社。英語圏向け。

ココ出版 http://www.cocopb.com/COCO/home.html :「にほんごこれだけ」の他専門書など。

Jリサーチ出版 http://www.jresearch.co.jp/ :問題集など。

くろしお出版 http://www.9640.jp/ :言語学が専門の出版社。テーマで学ぶ基礎日本語など。

光村書店 https://www.mitsumura-tosho.co.jp/shohin/nihongo/ :公立学校の国語教科書の他に中国語圏のシェアが高い標準日本語を扱っている

その他

専門教育出版 http://www.aikgroup.co.jp/senmon/index.htm :能試準拠試験(日本語NAT-TEST)を主催。や日本語学校のコンサルティングなどもやっている。

(株)語文研究社 http://books-online.jp/ :能試準拠試験(J.TEST実用日本語検定)を主催。対策問題集など。

中級日本語学習者が望む学習とは何か : 高等教育機関におけるアンケート調査 http://ow.ly/Xoug30i0SnZ

<論文>日本語中級教科書について http://ow.ly/DLW530i0ET

日本語中級教科書について http://ow.ly/XhaW30i0Ewh

日本語中級教科書の文型について http://ow.ly/jo7B30i0Evb

文章表現指導の観点から『中級日本語』の文型を考える: 東京外国語大学学術成果コレクション: http://repository.tufs.ac.jp/handle/10108/63377

日本語教育における「中級文型」: https://aska-r.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=7158&item_no=1&page_id=37&block_id=59

中級日本語教材に関する一試案 https://ci.nii.ac.jp/naid/110007124718

「『日本語表現文型』漢字語句一覧」作成について https://ci.nii.ac.jp/naid/110009496566

中級教科書の語彙・文型 https://ci.nii.ac.jp/naid/120000784933

「文脈化」にもとづく中・上級文型学習の枠組み試案: http://academicjapanese.jp/dl/ajj/AJJ3_99-107.pdf 日本語中級教科書の文型について:https://ci.nii.ac.jp/naid/110006337429

<論文>中級日本語教育について http://ow.ly/WjWj30i0Ii9

読解力・文章表現力向上のための語彙教育―外国学生用日本語教科書『分野別用語集』を使った授業の試み― http://ow.ly/g3m930i0Iiy

日本語中級学習者のための日本事情シラバス http://ow.ly/kCo230i0Ijv

日本語中級レベルの教科書に見られるオノマトペ http://ow.ly/W7fg30i0JJ7

中上級日本語教科書における口頭表現活動 : 総合教科書を中心として http://ow.ly/R7NG30i0KMA

中上級日本語教科書における非外来語のカタカナ表記の実態 http://ow.ly/8P6F30i0KV2

中級教科書改訂後の評価 http://ow.ly/Tr9m30i0Lcx

JSL中級教科書における読解力の育成–結束性にかかわる学習項目と指導方法の分析 http://ow.ly/vhRR30i0TaE

中・上級日本語教育と漢字 http://ow.ly/8Vmx30i0Tcz

中級Cクラスの授業―日本語教科書 中級Ⅰ,Ⅱを使って― http://ow.ly/iyxw30i0TqM

モジュール型中級後期教科書の学生による評価(2) http://ow.ly/8mss30i0Tw6

教科書作成について : 中級教科書改訂作業を機に http://ow.ly/1k2z30i0TgM

中級「漢字・語彙」クラスにおける自律学習の実践 : 日本語コースデザインの改善を通して: http://ow.ly/aUzI30hHwAa

モジュール型教材による中級後期日本語教科書開発プロジェクト実践報告(2015) http://ow.ly/wSmv30i0S8u

日本語学習者の「よ」「ね」「よね」について–日本語初級・中級教科書の機能分析を中心に: http://ow.ly/v19F30i0St1

中級日本語学習者の原因・理由を表す「ため」の使用に関する一考察: http://ow.ly/cjS730i0SXR

中級日本語の語法例集 : いくつかの日本語教科書から http://ow.ly/O9Ca30i0TN9


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かつて音声ファイル配布場所であった要登録のサポートサイトは現在は脱毛情報サイトになっている。
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  • 最終更新: 2022/11/22 08:28
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