ことばに関する本3_文庫・選書

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「ことばに関する本3 文庫・選書」ページについての補足


ことばに関する本3 文庫・選書

選書は新書と同じく学術的なものが中心で書き下ろしがほとんど。新書よりひとつ格上のシリーズ、出版社の看板という位置づけであることが多く、60年代から続くものも多数。価格は1000~2000円くらいで本のサイズは単行本くらい。翻訳物も多い。「売れなくても出版社の使命として作ります」的な部門?ただ、最近は新書におされて停滞気味?新書を読んでもっと関連本を読みたいと思ったら、専門書や論文の前に選書から探すという道がある。日本語事情関連の本は山ほどありますが、きりがないので代表的なものと、あとは日本語周辺に絞ります。

kindle化は新書ほどではなく、あまり期待できません。

  • 開拓社 言語・文化選書:言語と言語周辺に特化した選書。かなりkindle化されているのが特徴。上の「言語学系のシリーズもの」のところと「言語学系の本」で紹介しています。

国勢調査 日本社会の百年(岩波現代全書) | 差別の日本近現代史(岩波現代全書) | 戦後韓国と日本文化(岩波現代全書) | アジアの国家史(岩波現代全書) | 東アジア流行歌アワー(岩波現代全書) | 日本人の心を解く 夢・神話・物語の深層へ(岩波現代全書) | 説き語り 日本書史 (新潮選書) | 日本売春史―遊行女婦からソープランドまで― (新潮選書) | ヘボンの生涯と日本語 (新潮選書) | 非言語(ノンバーバル)コミュニケーション (新潮選書) | 日本語が話せないお友だちを迎えて – 国際化する教育現場からのQ&A (新時代教育のツボ選書) | 完全言語の探求(平凡社ライブラリー) | ことばの意味(平凡社ライブラリー) | 日本語の歴史(平凡社ライブラリー) | 山名の不思議(平凡社ライブラリー) | ことばでたどる日本の歴史(河出ブックス) | 和食とうま味のミステリー 国産麹菌オリゼがつむぐ千年の物語(河出ブックス) | 日本語にとってカタカナとは何か(河出ブックス) | 日本語の特質(NHKブックス) | 英語の感覚・日本語の感覚 (NHKブックス) | 比喩表現の世界 ─日本語のイメージを読む(筑摩選書) | 日本語の深層 ─〈話者のイマ・ココ〉を生きることば(筑摩選書) | 我的日本語 ─The World in Japanese(筑摩選書) | 数え方の日本史(歴史文化ライブラリー) | 「国語」という呪縛(歴史文化ライブラリー) | 読みにくい名前はなぜ増えたか(歴史文化ライブラリー) | 話し言葉の日本史(歴史文化ライブラリー) | はじめて学ぶ異文化コミュニケーション * * 多文化共生と平和構築に向けて(有斐閣選書) | 中学・高校教師になるための教育心理学 第4版(有斐閣選書) | やさしい教育心理学 第5版 (有斐閣アルマ > Interest) | 問いからはじめる発達心理学 (有斐閣ストゥディア) |

文庫は書き下ろしの新刊として出版されるものは少なく、ほとんどの場合、単行本として出された本の廉価版として作られる。ただ、現在は単行本や新書として出されたものは文庫を経由せず、kindle版が出て終わり、ということが増えました。

かつては書店の花形で、通勤通学電車で文庫を持った人がたくさんいましたが、単行本自体があまり出なくなったことと、新書で書き下ろしがどんどん出るようになり、現在は微妙な位置にいます。しかし学術系の文庫は翻訳ものの名著なども多数あり意外とkindle化もされています。日本事情的なものをピックアップしていくとキリが無いので、基本、言語関連を中心にしました。2020年の7月の時点でkindle化されているかどうかで分けました。

👉 古典的名著も多いが、青空文庫にあることもあるので注意。

  • 出版年:2020(文庫化)
  • 著者:時枝 誠記 (著)

「日本を代表する国語学者の代表作「口語篇」(1950年)と「文語篇」(1954年)を1冊に収録した初の文庫版。ヨーロッパの言語学に依拠した明治以降の国語学に抗して独自の体系を築いた稀代の学者・時枝誠記(1900 * 67年)。人間の心の中で起きる言語の働きに注目し、言語を実体的な対象として捉えることを拒む時枝は、文の構成要素となってそれに対応する意味を生み出す「詞」と、それを心の中で生きさせる働きそのものである「辞」を区別する。そして、「辞」が「詞」を包含し、そのまとまりがより大きなまとまりに包含されていく「入れ子構造」を基本に据え、「言語過程説」と呼ばれる独自の理論を築き上げた。言語過程説は『国語学原論』(1941年)として発表されたが、この一般理論は具体的な日本語を説明できなければ、単なる理論で終わってしまう。だから、時枝は口語と文語のそれぞれについて、文法の詳細な解説を形にする必要があった。それこそが、本書にほかならない。「時枝文法」の全容を明らかにした本書は、日本語に潜む文法の実相を、広い読者に向けて、全力で説き明かそうとした渾身の作であり、日本語について考える上で避けて通ることのできない不滅の古典である。読みやすさに配慮して旧字体は新字体に変えつつも、かな遣いについては時枝自身が望んだ「旧かな遣い」を保持した本文庫版を、前田英樹氏による情熱あふれる「解説」とともに味読する喜び。」

オノマトペ 擬音語・擬態語の世界 (角川ソフィア文庫)

  • 出版年:2019(文庫化)
  • 著者:小野 正弘 (著)
  • 備考:

「ふわふわ、ぴかぴか、ゴーン……オノマトペから日本語を豊かにとらえなおす

「ゴーン」などの擬音語、「ピカピカ」などの擬態語を総じて称する「オノマトペ」。誰もが日常的に使っているこれらの言葉、抽象的で単純で幼稚なものと思われるかもしれないが、実は奥が深い。『古事記』で登場する「もゆら」とは何の音?『ゴルゴ13』で「シュボッ」と火を点けるようになるまでの顛末は?川端康成はなぜ『伊豆の踊子』の踊子を「コトコト」笑わせたのか?豊富な例やエピソードから、日本語を深くほりさげる。」

考証要集 秘伝! NHK時代考証資料 (文春文庫)

  • 出版年:2013
  • 著者:大森 洋平 (著)

「織田信長がいくら南蛮かぶれでも、望遠鏡を使わせたらドラマは台無し。「花街」を「はなまち」と読ませたり、江戸っ子に鍋料理を食わせようものなら、番組の信用は大失墜。斯様に時代考証は難しい。テレビ制作現場のエピソードをひきながら、史実の勘違い、思い込み、単なる誤解を一刀両断。目からウロコの歴史ネタが満載です。」

その他

考証要集 2 蔵出し NHK時代考証資料 (文春文庫) | 峰打ちをしたら刀は折れる 時代劇の間違い探し (新人物文庫) | 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫) | 熟練校閲者が教える 間違えやすい日本語実例集 (講談社文庫) | 現古辞典: いまのことばから古 語を知る (河出文庫) | 論証のレトリック (ちくま学芸文庫) | 辞書から消えたことわざ (角川ソフィア文庫) | 漢和辞典的に申しますと。 (文春文庫) | 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方 (角川文庫) | 辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 (文春文庫) | 戦後日本漢字史 (ちくま学芸文庫) | たとえる技術 (新潮文庫) | 明治生まれの日本語 (角川ソフィア文庫) | 教科書では教えてくれない ゆかいな日本語 (河出文庫) | ことばとは何か 言語学という冒険 (講談社学術文庫) | ことばへの道 言語意識の存在論 (講談社学術文庫) | 二人であることの病い パラノイアと言語 (講談社学術文庫) | 言語と行為 いかにして言葉でものごとを行うか (講談社学術文庫) | わざとらしさのレトリック (講談社学術文庫) | レトリックの記号論 (講談社学術文庫) | 日本語と事務革命 (講談社学術文庫) | 風と雲のことば辞典 (講談社学術文庫) | 雨のことば辞典 (講談社学術文庫) | 東京語の歴史 (講談社学術文庫) | 方言の地図帳 (講談社学術文庫) | ソシュールを読む (講談社学術文庫) | 関西弁講義 (講談社学術文庫) | 論文・レポートの基本 | 沈黙するソシュール (講談社学術文庫) | あいうえおの起源 身体からのコトバ発生論 (講談社学術文庫) | 言語学者が語る漢字文明論 (講談社学術文庫) | 大日本人名辭書(一)~(五) (講談社学術文庫) | 漢文入門 (ちくま学芸文庫) | 改訂増補 古文解釈のための国文法入門 (ちくま学芸文庫) | 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで (ちくま学芸文庫) | よくわかるメタファー ──表現技法のしくみ (ちくま学芸文庫) | 言海 | ホンモノの日本語 (角川ソフィア文庫) | 日本語で一番大事なもの (中公文庫) | 日本語びいき (中公文庫) | 回文の国へようこそ―てのひら絵本 (中公文庫―てのひら絵本) | 忘れられた日本人 (岩波文庫) | 日本文化の形成 (講談社学術文庫) | 日本の歴史をよみなおす(全) (ちくま学芸文庫) | 日本語をみがく小辞典 (角川ソフィア文庫) | 思考をあらわす「基礎日本語辞典」 (角川ソフィア文庫) | 日本語をどう書くか (角川ソフィア文庫) | 概説文語文法 改訂版 | 辞書から消えたことわざ (角川SSC新書) | 方言の日本地図 | 言葉の海へ (新潮文庫) |

古代日本語文法・国文法ちかみち(ちくま学芸文庫)

オトナ語の謎。 (新潮文庫)

  • 出版年:2005
  • 著者:糸井 重里 (著), ほぼ日刊イトイ新聞 (著)
  • 備考:教科書的な日本語から漏れがちな日本語の宝庫。ビジネス日本語だけでなくすべての日本語教育関係者必読の本。

「なるはや?ごごいち?カイシャ社会で密かに増殖していた未確認言語群を大発見!誰も教えてくれなかった社会人の新常識。使用例付き。「バンザイ」と「バンバンザイ」の違いとは何か。家でも学校でも教わらないが、カイシャのオトナたちが、自由自在に使いこなす不思議で奇怪な言葉の数々。全国津々浦々のオフィスで密かに増殖していた未確認言語を大発見!オトナはときに「とんでもございません」とへりくだり、ときに「無理は承知」で果敢に攻める。言葉に込めたオトナの意図、意志、謀略を伝授する社会人の新教養。」

チョムスキー言語学講義: 言語はいかにして進化したか (ちくま学芸文庫)

  • 出版年:2017(文庫化)
  • 著者:ノーム チョムスキー (著), ロバート・C. バーウィック (著), 渡会 圭子 (翻訳)
  • 備考:

「言語能力はある一時期、ヒトのみに進化した。その仮説がいま、最新科学によって具体的に見えてきた──。知の巨人が言語の本質を語る格好の入門書。」

その他

日本を訪れた外国人による本。代表的なものだけを、だいたいの年代順で書名だけ。古いものは絶版で高価なものもあります。

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上記のような本を解説した本など

| 外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史 | 外国人による日本論の名著―ゴンチャロフからパンゲまで | 外国人がみた日本史 (ベスト新書) |




研究

  • ことばに関する本3_文庫・選書.txt
  • 最終更新: 2022/09/28 06:37
  • by webjapanese