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選書は新書と同じく学術的なものが中心で書き下ろしがほとんど。新書よりひとつ格上のシリーズ、出版社の看板という位置づけであることが多く、60年代から続くものも多数。価格は1000~2000円くらいで本のサイズは単行本くらい。翻訳物も多い。「売れなくても出版社の使命として作ります」的な部門?ただ、最近は新書におされて停滞気味?新書を読んでもっと関連本を読みたいと思ったら、専門書や論文の前に選書から探すという道がある。日本語事情関連の本は山ほどありますが、きりがないので代表的なものと、あとは日本語周辺に絞ります。
kindle化は新書ほどではなく、あまり期待できません。
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文庫は書き下ろしの新刊として出版されるものは少なく、ほとんどの場合、単行本として出された本の廉価版として作られる。ただ、現在は単行本や新書として出されたものは文庫を経由せず、kindle版が出て終わり、ということが増えました。
かつては書店の花形で、通勤通学電車で文庫を持った人がたくさんいましたが、単行本自体があまり出なくなったことと、新書で書き下ろしがどんどん出るようになり、現在は微妙な位置にいます。しかし学術系の文庫は翻訳ものの名著なども多数あり意外とkindle化もされています。日本事情的なものをピックアップしていくとキリが無いので、基本、言語関連を中心にしました。2020年の7月の時点でkindle化されているかどうかで分けました。
👉 古典的名著も多いが、青空文庫にあることもあるので注意。
日本文法 口語篇・文語篇 (講談社学術文庫) https://amzn.to/3TJJntd
「日本を代表する国語学者の代表作「口語篇」(1950年)と「文語篇」(1954年)を1冊に収録した初の文庫版。ヨーロッパの言語学に依拠した明治以降の国語学に抗して独自の体系を築いた稀代の学者・時枝誠記(1900 * 67年)。人間の心の中で起きる言語の働きに注目し、言語を実体的な対象として捉えることを拒む時枝は、文の構成要素となってそれに対応する意味を生み出す「詞」と、それを心の中で生きさせる働きそのものである「辞」を区別する。そして、「辞」が「詞」を包含し、そのまとまりがより大きなまとまりに包含されていく「入れ子構造」を基本に据え、「言語過程説」と呼ばれる独自の理論を築き上げた。言語過程説は『国語学原論』(1941年)として発表されたが、この一般理論は具体的な日本語を説明できなければ、単なる理論で終わってしまう。だから、時枝は口語と文語のそれぞれについて、文法の詳細な解説を形にする必要があった。それこそが、本書にほかならない。「時枝文法」の全容を明らかにした本書は、日本語に潜む文法の実相を、広い読者に向けて、全力で説き明かそうとした渾身の作であり、日本語について考える上で避けて通ることのできない不滅の古典である。読みやすさに配慮して旧字体は新字体に変えつつも、かな遣いについては時枝自身が望んだ「旧かな遣い」を保持した本文庫版を、前田英樹氏による情熱あふれる「解説」とともに味読する喜び。」
オノマトペ 擬音語・擬態語の世界 (角川ソフィア文庫) https://amzn.to/3PRzXL7
「ふわふわ、ぴかぴか、ゴーン……オノマトペから日本語を豊かにとらえなおす
「ゴーン」などの擬音語、「ピカピカ」などの擬態語を総じて称する「オノマトペ」。誰もが日常的に使っているこれらの言葉、抽象的で単純で幼稚なものと思われるかもしれないが、実は奥が深い。『古事記』で登場する「もゆら」とは何の音?『ゴルゴ13』で「シュボッ」と火を点けるようになるまでの顛末は?川端康成はなぜ『伊豆の踊子』の踊子を「コトコト」笑わせたのか?豊富な例やエピソードから、日本語を深くほりさげる。」
考証要集 秘伝! NHK時代考証資料 https://amzn.to/3J6oHqE
「織田信長がいくら南蛮かぶれでも、望遠鏡を使わせたらドラマは台無し。「花街」を「はなまち」と読ませたり、江戸っ子に鍋料理を食わせようものなら、番組の信用は大失墜。斯様に時代考証は難しい。テレビ制作現場のエピソードをひきながら、史実の勘違い、思い込み、単なる誤解を一刀両断。目からウロコの歴史ネタが満載です。」
考証要集 2 蔵出し NHK時代考証資料 (文春文庫) | 峰打ちをしたら刀は折れる 時代劇の間違い探し (新人物文庫) | 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫) | 熟練校閲者が教える 間違えやすい日本語実例集 (講談社文庫) | 現古辞典: いまのことばから古 語を知る (河出文庫) | 論証のレトリック (ちくま学芸文庫) | 辞書から消えたことわざ (角川ソフィア文庫) | 漢和辞典的に申しますと。 (文春文庫) | 学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方 (角川文庫) | 辞書になった男 ケンボー先生と山田先生 (文春文庫) | 戦後日本漢字史 (ちくま学芸文庫) | たとえる技術 (新潮文庫) | 明治生まれの日本語 (角川ソフィア文庫) | 教科書では教えてくれない ゆかいな日本語 (河出文庫) | ことばとは何か 言語学という冒険 (講談社学術文庫) | ことばへの道 言語意識の存在論 (講談社学術文庫) | 二人であることの病い パラノイアと言語 (講談社学術文庫) | 言語と行為 いかにして言葉でものごとを行うか (講談社学術文庫) | わざとらしさのレトリック (講談社学術文庫) | レトリックの記号論 (講談社学術文庫) | 日本語と事務革命 (講談社学術文庫) | 風と雲のことば辞典 (講談社学術文庫) | 雨のことば辞典 (講談社学術文庫) | 東京語の歴史 (講談社学術文庫) | 方言の地図帳 (講談社学術文庫) | ソシュールを読む (講談社学術文庫) | 関西弁講義 (講談社学術文庫) | 論文・レポートの基本 | 沈黙するソシュール (講談社学術文庫) | あいうえおの起源 身体からのコトバ発生論 (講談社学術文庫) | 言語学者が語る漢字文明論 (講談社学術文庫) | 大日本人名辭書(一)~(五) (講談社学術文庫) | 漢文入門 (ちくま学芸文庫) | 改訂増補 古文解釈のための国文法入門 (ちくま学芸文庫) | 言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで (ちくま学芸文庫) | よくわかるメタファー ──表現技法のしくみ (ちくま学芸文庫) | 言海 | ホンモノの日本語 (角川ソフィア文庫) | 日本語で一番大事なもの (中公文庫) | 日本語びいき (中公文庫) | 回文の国へようこそ―てのひら絵本 (中公文庫―てのひら絵本) | 忘れられた日本人 (岩波文庫) | 日本文化の形成 (講談社学術文庫) | 日本の歴史をよみなおす(全) (ちくま学芸文庫) | 日本語をみがく小辞典 (角川ソフィア文庫) | 思考をあらわす「基礎日本語辞典」 (角川ソフィア文庫) | 日本語をどう書くか (角川ソフィア文庫) | 概説文語文法 改訂版 | 辞書から消えたことわざ (角川SSC新書) | 方言の日本地図 | 言葉の海へ (新潮文庫) |
国文法ちかみち (ちくま学芸文庫 コ 30-3) https://amzn.to/4akNKSx
オトナ語の謎。 (新潮文庫) https://amzn.to/4akNWkJ
「なるはや?ごごいち?カイシャ社会で密かに増殖していた未確認言語群を大発見!誰も教えてくれなかった社会人の新常識。使用例付き。「バンザイ」と「バンバンザイ」の違いとは何か。家でも学校でも教わらないが、カイシャのオトナたちが、自由自在に使いこなす不思議で奇怪な言葉の数々。全国津々浦々のオフィスで密かに増殖していた未確認言語を大発見!オトナはときに「とんでもございません」とへりくだり、ときに「無理は承知」で果敢に攻める。言葉に込めたオトナの意図、意志、謀略を伝授する社会人の新教養。」
チョムスキー言語学講義: 言語はいかにして進化したか (ちくま学芸文庫) https://amzn.to/49nLd9c
「言語能力はある一時期、ヒトのみに進化した。その仮説がいま、最新科学によって具体的に見えてきた──。知の巨人が言語の本質を語る格好の入門書。」
生成文法の企て(岩波文庫) | 言語のレシピ――多様性にひそむ普遍性をもとめて (岩波現代文庫) | 振仮名の歴史 (岩波現代文庫) | 漢字とアジア (ちくま文庫) | 国語学史 (岩波文庫) | 三省堂国語辞典のひみつ: 辞書を編む現場から (新潮文庫) | 差別語からはいる言語学入門 (ちくま学芸文庫) | 無名人名語録 | 数学大明神 | 日本人と「日本病」について (文春学藝ライブラリー) | 米陸軍日本語学校 | 白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい (新潮文庫) | 白川静さんに学ぶ漢字は怖い (新潮文庫) | 古代日本語文法 (ちくま学芸文庫) | 世界のことば アイウエオ | 金田一先生のことば学入門 | 笑いのセンス――日本語レトリックの発想と表現 (岩波現代文庫) | ピジン・クレオル諸語の世界:ことばとことばが出合うとき | 擬音語・擬態語辞典 (講談社学術文庫) | 本を読む本 (講談社学術文庫) | 日本語擬態語辞典 (講談社+α文庫) | 日本語を書く部屋 (岩波現代文庫) | 全国アホ・バカ分布考―はるかなる言葉の旅路 (新潮文庫) | 放送禁止歌 (知恵の森文庫) | 表徴の帝国 (ちくま学芸文庫) | 日本文学史早わかり (講談社文芸文庫) | 驚くべき日本語 (集英社文庫) |
日本を訪れた外国人による本。代表的なものだけを、だいたいの年代順で書名だけ。古いものは絶版で高価なものもあります。
大君の都 上―幕末日本滞在記 | 明治日本体験記 (東洋文庫 430) | 📲日本奥地紀行 (平凡社ライブラリー) | ギメ東京日光散策レガメ日本素描紀行 (新異国叢書) | NOTO―能登・人に知られぬ日本の辺境 | ロチのニッポン日記―お菊さんとの奇妙な生活 (1979年) (有隣新書) | 日本事物誌 (1) (東洋文庫 (131) | 小泉八雲作品集〈1〉日本の印象 (1977年) | リヒトホーフェン日本滞在記―ドイツ人地理学者の観た幕末明治 | 📲江戸幕末滞在記 (講談社学術文庫) | 英国外交官の見た幕末維新 (講談社学術文庫) | 少年写真家の見た明治日本―ミヒャエル・モーザー日本滞在記 | レンズが撮らえた外国人カメラマンの見た幕末日本〈1〉 | F.ベアト写真集1 | モースの見た日本〔普及版〕 (モース・コレクション 民具編) | 英国公使夫人の見た明治日本 | 📲維新日本外交秘録 | アーネスト・サトウの明治日本山岳記 (講談社学術文庫) | フェノロサ美術論集 | 一外交官の見た明治維新〈上〉 (岩波文庫) | ベルツの日記〈上〉 (岩波文庫) | 菊と刀 (講談社学術文庫) | ニッポン日記 (ちくま学芸文庫) | 📲アメリカの鏡・日本 (角川oneテーマ21) | Faulkner Studies in Japan(英語) | 📲日本美の再発見 増補改訳版 (岩波新書) | 日本の経営 (1958年) | 表徴の帝国 (ちくま学芸文庫) | ひよわな花・日本―日本大国論批判 (1972年) | 📲ジャパン・アズ・ナンバーワン | British Factory * Japanese Factory | 📲「縮み」志向の日本人 | 日本 権力構造の謎〈上〉 (ハヤカワ文庫NF) | 📲Modern Japanese Literature: An Anthology(英語) | 日本を笑う | 日本を継ぐ異邦人 | 幻滅 〔外国人社会学者が見た戦後日本70年〕 | 明治維新を問い直す ──日本とアジアの近現代── (地球社会ライブラリ 1) |
上記のような本を解説した本など
| 外国人が見た日本 「誤解」と「再発見」の観光150年史 | 外国人による日本論の名著―ゴンチャロフからパンゲまで | 外国人がみた日本史 (ベスト新書) |