01 日本語教師、はじめました!

ブックレット < 日本語教師読本シリーズ < 日本語教師、はじめました!

 

書籍の紹介

目次
1章 日本語学校で 加藤 みゆき

1-1 日本語学校で働くということ
□ 日本語を教えるための準備とは? □ 学習目標を把握する □ コースの流れを把握する □ シラバス・カリキュラムに基づいたクラス作り □ シラバス・カリキュラムの作成へ □ 留学生が受ける試験 □ 日本語能力試験、日本留学試験 □ 面接対策も □ 教師間の連携と協働 □ 日本語学校は特別な世界ではない □ 日本語を教えることだけではない?
1-2 学習者のサポート役としての教師
□ マッチング作業ではない進学指導を □ 留学生の話を聞いてみる □ 進学に対する意欲の低い学生に対して □ 問題は一人で抱え込まない □ 「指導」「支援」「ファシリテーション」 □ 業務として任される生活指導 □ 学校全体で取り組める仕組みを考える
1-3 日本語学校での経験を糧に
□ 教師としての学び □ 外国語学習理論について学びなおす □ 日本語学習以外のことも □ 専門分野を持つ □ どうやって見つけるか □ 学校外にも視野を広げる □ どんな教師になりたいかを考える □ 語学を教えることに専念したい □ 学習者と関わりたい □ 何がしたいか、何ができるか

2章 日本語教師の毎日 作田 奈苗

2-1 日本語教師としての歩み
□ 新人は大変 □ ベテランと新人の違い □ とりあえず一人前に □ 職人としての日本語教師 □ 職人としての姿 □ 職人教師の落とし穴 □ 状況は常に変化する □ 学習者の母語や出身文化 □ 学習者の学習目的 □ 教師の資格 □ 教師自身の移動 □ 学習者の多様性 □ その先のもう一歩
2-2 日本語教師を続ける
□ 「なにごとも勉強」は本当? □ 授業にかける手間をどうするか □ ジレンマを解決する方法はない □ こんなはずではなかった? □ 新しい勉強が負担 □ 授業が思ったようにならない □ 待遇が良くない

3章 知識を更新し、広げ、深める 作田 奈苗

3-1 知識をアップデートするために
□ 何から始めるか □ まずは足場を固める □ その上でアップデートする □ 情報を集める □ 学会の話題をチェックする □ 気になる研究者や教師をフォローする □ 学会や研究会に参加する □ 他の教師と交流する
3-2 専門書を読む
□ どうやって本を探すか □ 人にきく □ 教科書の参考文献を見る □ インターネットで検索する □ 大学のシラバスを見る
3-3 論文に挑戦
□ 論文はネットで簡単に読める □ 学会の論集 □ 大学の紀要 □ 専門書の「参考文献」から論文を探す □ 論文検索システムを利用する □ CiNii □ J-STAGE □ Google Scholar □ Research Map □ ネット上にない論文の入手方法 □ 大学図書館を探す □ 論文の読み方 □ 論文の読み方を学ぶ □ 本や論文に書いてあるから正しい? □ 複数の資料を読む □ 都合良く読まない □ 資料を読むときに注意するポイント □ 断定的な口調 □ 資料の出所がない
3-4 変化にふりまわされない
□ 2000年代ごろからのキーワード □ 学習者中心 □ 経験主義 □ 社会構成主義 □ アクティブ・ラーニング □ 日本語教育はもともとアクティブ・ラーニング的だった? □ ファシリテーターとしての教師 □ ファシリテーターとは □ ファシリテーターの役割 □ 日本語教師はもともとファシリテーターだった? □ 実はこれまでの実践とは地続き □ 「流行」にどう付き合うか □ 大事なことは学習者を見ること

4章 その先の道 作田 奈苗

4-1 現場を極める
□ 現場でしか身につかない技能がある □ 経験が糧になる □ 知識も必要 □ 教師としての態度や行動 □ 日本語教師の専門性とは
4-2 研究する
□ 得意分野を作る □ 研究と実践のバランス □ 研究は実践より高級? □ 実践と研究の良い循環へ □ 大学院で学ぶ □ 進学の理由 □ 大学院は研究者の第一歩 □ 大学院は出たけれど □ 修士号があっても仕事があるとも限らない □ 論文が書けない危険も □ 博士号はいばらの道? □ 海外の日本語教育も厳しい □ 大学院進学はよく考えて
4-3 道を広げる
□ 教えることから離れることも □ コーディネーター □ 企業内のコミュニケーション支援 □ 学校教育の場での言語の専門家 □ 新しい道を探す

5章 日本語教師の現場の周辺 作田 奈苗

5-1 人権に関する常識
□ 性的役割分担 □ 性的指向 □ 人種、民族、容姿 □ 宗教 □ 学習者の個人情報 □ 学習者の安心と安全を守る
5-2 文化と言語
□ 伝統文化の知識は必要か? □ サブカルチャーの知識は必要か? □ 文化の定義は不可能
5-3 デジタルへの対応
□ デジタル機器の利用 □ パソコンが苦手なのは自分のせいではない 70
誰でも容易に使えないほうがおかしい □ 使えない人のことを考える □ インターネットでできること □ ネットがもたらす情報格差 □ SNSを活用する □ FacebookとTwitter

□ 電子書籍版 650円

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その他、各国(西カナダブラジルメキシコインド)のアマゾンストアで購入できます。

□ 印刷版 1500円

👉 価格は為替の変動の影響を受けることがあります。米アマゾンでドルで買う方が若干割安だと思います。

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*洋書扱いのため言語が英語など他の言語となっていますが、日本語で書かれた本です。*背表紙は原則としてありません。

その他、各国(西カナダブラジルメキシコインド)のアマゾンストアで購入できます。

👉 電子書籍は専用ハードがなくても携帯やタブレット、PC上で、アマゾン提供の無料のアプリで読めます。以下のアマゾンのヘルプをご覧ください。
http://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/display.html/ref=hp_bc_nav?ie=UTF8&nodeId=200127470

👉 私共はアマゾンの電子書籍出版サービスと米国のアマゾン関連会社の印刷版の本のプリントオンデマンドのサービスを利用して本を製作しており、リアル書店には並びません。

 

どんな本?

資格を取り、仕事を始めた教師のための「日本語教師読本シリーズ」第一弾は、日本語教師のための道案内「日本語教師、はじめました!」です。7万字前後。新書より若干文字数が少なくサクッと読めるブックレットスタイルです。

 

この本には「この方法ですべて解決!」「たったこれだけのことで劇的に変わる!」「これを知らないと時代に遅れる!」というようなことは書かれていません。

日本語学校で、大学で、海外で教えてきた日本語教師2人が、いろんな道で出会ういろんなことについて若い頃に知っておきたかったということを整理することからはじめました。日本語教師という仕事を長く続けていくために、大事なことを漏れなくピックアップし丁寧に説明しました。今いる職場で恥をかかないためだけのノウハウやコツではなく、長く、どこでも通用するような真の実力をつけるための問題との向き合い方を中心に、資格をとって教え始めた教師がゆっくりと、でも着実に力をつけていくためのサポートになるような本を目指しました。

新人教師が安心してまかせられる教師になり、その先の道をみつけるまでの手堅いガイド役となり、経験豊富なベテラン教師にとっても「この本を読んでおいてね」というものになっていればうれしいです。

  • 授業の準備で追われることからどうやって脱出するか?
  • 教える以外の仕事との向き合い方。
  • 新人を脱した教師にはどんなことが期待されているのか?
  • 中堅の教師となるための準備とは?
  • 現場の教師は「論文」とどうやって付き合っていったらいい?
  • 「古いやり方」「新しいやり方」という図式の問題点
  • ずっと日本語学校で教える?
  • 職人を極める、研究の道、コンサルティング、いろんな選択肢
  • 「パソコンが苦手」でも大丈夫

 

以下、本編からの一部抜粋です。

🗨 コースの流れを把握する
 通常、初級から上級へというようにレベルが上がっていくわけですが、その過程で、必要に応じて技能別クラスが設置されていることもあるでしょう。また、レベルが上がるにつれ、いわゆるアカデミック・ジャパニーズと呼ばれる、留学生が進学後に必要とされる技能、例えば、プレゼンテーションやレポートを書くなどの技能習得を目指すクラスもあります。
 突然、中級の聴解を担当してくださいとか、上級のプレゼンテーションをお願いしますと言われることがあるかもしれません。その時…
🗨 「先生」という言葉を英語にしようとすると、実はいろいろなものになります。少し考えただけでも、「teacher」「instructor」「facilitator」「proffessor」などに訳すことができます。私たちは、学校で教える人も、歯医者で虫歯を治す人も、スポーツクラブでヨガを教える人も、みんな「先生」と呼びますが、英語にしてみると、「先生」にはいろいろな役割があることに気づかされます…
🗨 複数の資料を読む
 一つの事実にもさまざまな要素があり、観点があります。ですから、最初に出会った知見だけを鵜呑みにして終わるのはやめたほうがいいです。少なくとも、少し留保を置いておいて、できれば、同じトピックで別の本や論文を読んでみてください。そうすると、どの部分がその分野での定説で、どの部分で意見が分かれているのかわかります。
 もし、どの本を見ても、どの論文を見ても、同じことを言っていれば…
🗨 この定義の最後の方にある「発見学習、問題解決学習、体験学習、調査学習等」、「教室内でのグループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワーク等」というところが、実際の授業のやり方を示していますが、語学の授業で実際に行われている言い方にすると、これらはプロジェクト型学習(Project-based Learning、プロジェクト・ワークなど呼び方にバリエーションがあります)や、ピア・ラーニングなどに…

 

著者紹介

作田 奈苗

お茶の水女子大学大学院人文科学研究科日本言語文化専攻修士(人文科学)。文部科学省所轄財団法人生涯学習開発財団認定ワークショップデザイナー。NPO多言語多読正会員。
香港中文大学非常勤講師、ジェトロ日本語アドバイザーなどを経て、現在、東京外国語大学などの首都圏の大学で、非常勤講師として、留学生の日本語、および、日本語教員養成課程の授業を担当。

加藤みゆき

日本語教育学(修士)、カウンセリング学(修士)取得。国家資格キャリアコンサルタント取得。台湾で日本語教師としてスタートし、帰国後、主に東京の日本語学校、専門学校、独立行政法人予備教育機関等で非常勤・専任として私費・国費留学生の日本語予備教育に携わる。2012年~2018年立命館アジア太平洋大学講師(学部留学生のための日本語教育)、2018年~現在東京外国語大学世界言語社会教育センター特任助教(国費学部進学留学生のための日本語教育)。

 

資料など

 

この本の出発点


*企画段階の文書です。

目次(要旨)
1章 日本語学校で

1-1 日本語学校で働くということ

□ 日本語を教えるための準備とは? □ 学習目標を把握する □ コースの流れを把握する □ シラバス・カリキュラムに基づいたクラDokuhon1Kikakuス作り □ シラバス・カリキュラムの作成へ □ 留学生が受ける試験 □ 日本語能力試験、日本留学試験 □ 面接対策も □ 教師間の連携と協働 □ 日本語学校は特別な世界ではない □ 日本語を教えることだけではない?

1-2 学習者のサポート役としての教師

□ マッチング作業ではない進学指導を □ 留学生の話を聞いてみる □ 進学に対する意欲の低い学生に対して □ キャリア教育の視点も □ 問題は一人で抱え込まない □ 「指導」「支援」「ファシリテーション」 □ 業務として任される生活指導 □ 学校全体で取り組める仕組みを考える

1-3 日本語学校での経験を糧に

□ 教師としての学び □ 外国語学習理論について学びなおす □ 日本語学習以外のことも □ 専門分野を持つ □ どうやって見つけるか □ 学校外にも視野を広げる □ どんな教師になりたいかを考える □ 語学を教えることに専念したい □ 学習者と関わりたい

2章 日本語教師の毎日

2-1 日本語教師としての歩み

□ 新人は大変 □ ベテランと新人の違い □ 職人教師の落とし穴 □ 学習者の母語や出身文化 □ 学習者の学習目的 □ 教師の資格 □ 学習者の多様性

2-2 日本語教師を続ける

□ 「なにごとも勉強」は本当? □ 授業にかける手間をどうするか □ 新しい勉強が負担 □ 授業が思ったようにならない □ 待遇が良くない

3章 知識を更新し、広げ、深める

3-1 知識をアップデートするために

□ 何から始めるか □ 情報を集める □ 学会の話題をチェックする □ 気になる研究者や教師をフォローする □ 学会や研究会に参加する □ 他の教師と交流する

3-2 専門書を読む

□ どうやって本を探すか □ 教科書の参考文献を見る □ インターネットで検索する □ 大学のシラバスを見る

3-3 論文に挑戦

□ 論文はネットで簡単に読める □ 論文検索システムを利用する □ ネット上にない論文の入手方法 □ 論文の読み方 □ 本や論文に書いてあるから正しい? □ 資料を読むときに注意するポイント

3-4 変化にふりまわされない

□ 2000年代ごろからのキーワード □ 学習者中心 □ 経験主義 □ 社会構成主義 □ アクティブ・ラーニング □ ファシリテーターとしての教師 □ 実はこれまでの実践とは地続き □ 「流行」にどう付き合うか □ 大事なことは学習者を見ること

4章 その先の道

4-1 現場を極める

□ 現場でしか身につかない技能がある □ 日本語教師の専門性とは

4-2 研究する

□ 得意分野を作る □ 研究と実践のバランス □ 研究は実践より高級? □ 実践と研究の良い循環へ □ 大学院は出たけれど □ 修士号があっても仕事があるとも限らない □ 博士号はいばらの道?

4-3 道を広げる

□ 教えることから離れることも □ コーディネーター □ 企業内のコミュニケーション支援 □ 学校教育の場での言語の専門家

5章 日本語教師の現場の周辺

5-1 人権に関する常識

□ 性的役割分担 □ 性的指向 □ 人種、民族、容姿 □ 宗教 □ 学習者の個人情報

5-2 文化と言語

□ 伝統文化の知識は必要か? □ サブカルチャーの知識は必要か?

5-3 デジタルへの対応

□ デジタル機器の利用 □ 使えない人のことを考える □ インターネットでできること □ ネットがもたらす情報格差 □ SNSを活用する

 


 

 

参考文献・資料など

3章 3-3
CiNii
J-stage
Google scholar
Reaserch map
その本図書館にあります!(Chrome拡張機能)
3-4
*中央教育審議会答申(2012年)「新たな未来を築くための大学教育の質的転換に向けて 用語集」
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2012/10/04/1325048_3.pdf

5章

*「平成29年度日本語教育機関における外国人留学生への教育の実施状況の公表について」
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/ryugaku/1382482.htm

 


 

このシリーズには編集部責任編集のオマケのWeb版のWikiがあります。読者だけでなく一般の方も読めます。このWikiで扱っている項目に関することを軸に今後、シリーズとして出版していく予定です。


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