02 ICT の基礎体力

日本語教師読本シリーズ < ICTの基礎体力

 

基本情報
基本的なファイルのフォーマットの知識から教育現場でICTを活用する上で必要なセキュリティや個人情報保護の基本的な知識、アクセス権の設定などもおさえていきます。

webjapanese編集部 著

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どんな本?

日本語教師の方々にイメージしやすいように、この本ではICTを活用する上の基本的な知識を、日本語教師になじみがある5段階(NではなくDigitalの「D」にしてみました)に分けました。この本で扱うのはD5からD3までです。0から始める人を意識しつつ、「慣れてるよ」という人が見落としがちなところも意識して書きました。

私たちは、この20年で、日本語教育の世界で、デジタル化、ネットの出現の恩恵を最も受けたグループであるとは思いますが、デジタルの不安定な世界に振り回された側面があることは否めません。この本には数々の挑戦と数多くの失敗と気が遠くなるほどの無駄な時間で得たほんの少しのノウハウが書かれています。

  • ハードとソフト。学校で何が必要か?
  • テキスト関連。PDFからePub、デイジーなど
  • 画像の加工はどこまでやれれば便利か?
  • 音声ファイルの扱い方は日本語教師必須。
  • テキスト編集より簡単な動画編集。」
  • 個人情報保護の現在
  • 日本語のネット社会とアカウント登録の基本
  • ネット上で文書を「共有」するってどんなこと?
  • 共有した文書の管理はどうやるのが正解か?

著者紹介

webjapanese編集部

93年に、プライベートレッスン専門のフリーランス日本語教師によるグループとして出発。1997年からレンタルサーバーを借り、98年にドメインを取得して日本語学習者のための学習コンテンツを作り始めました。1999年からすべての業務(日本語レッスン対応、出版業務全般)をオンライン上のオフィスで行なっています。

現在はここの自サイトと、Google Drive、Slackをベースに仕事を進めながら、日本語関連の本を中心に作っています。教材的な書籍では、自作の教材の音声ファイルや語彙のスプレッドシートなどをCCライセンスで配布しています。日本語教育関連のグループではこれまで最もWebを活用してきたところのひとつではないかと思っています。

 

中身を覗いてみよう
ここをクリックすると目次が出てきます!
目次

D5 ハードとソフト……003

OS ソフトの種類 ソフトの選択 パソコン タブレットとスマホ 周辺機器 学校のデジタル環境

D4-1 デジタル4技能……015

デジタル4技能 その1 「テキスト」……016
プレーンテキスト ワード的なもの スプレッドシート PDF形式 
HTML epub DAISY マークアップとマークダウン Latex
テキストデータの変換

デジタル4技能 その2 「画像」……025
画像の種類 その他の形式 グラフィック系ソフトについて 
身体でおぼえる

デジタル4技能 その3 「音声」……029
圧縮しないタイプ 圧縮するタイプ MP3の設定 ソフト 
音声編集ソフトの基本だけ 日本語教師と音声ファイル

デジタル4技能 その4 「動画」……035
どう活用するか 基本的なフォーマット 解像度とフレームレート 
編集ソフトの基本 編集ソフトでやれること 編集ソフトの種類 
学習動画の編集の考え方

D4-2 ネットの基本知識……045

ネットの住民登録……046
メールアドレス ネット上の窓口をどうするか サービスに登録する際の一般的な注意事項 アカウント登録とユーザー登録 パスワード プライバシーポリシー 設定の基本 課金への誘導

個人情報……055 
失われる匿名性 個人情報とは何か? 日本の個人情報保護の取り組み 国際的な取り組み 流出する個人情報 日本語教育と個人情報保護 学校における個人情報保護

オンラインサービス……064
教育:管理系 教育:学習系

世界のネット環境と日本のネット環境……068
日本国内のネット環境 世界のネット環境 日本語学習コンテンツを作る際の注意点

ネットで情報収集 7つの基本……070
1)検索エンジンはGoogleにする。 2)2語以上で検索する 3)「高度な検索」をデフォルトにする 4)期間を絞り込む 5)何で(動画、画像、地図、図表)が知りたいかが重要 6)怪しいと思ったら… 7)日本語教育の10のソース

日本語のネット社会……081
匿名性 相手の呼び方 ネット上の情報公開 日本語教育のコンテンツは十分か?
SNS ……088
日本語教師とSNS シェアとビジネスの境界線 研究者の発言は少ない 日本語学習者とSNS 日本語学習への活用

曲がり角の日本語のネット社会……095
リテラシーを身につければ解決できるという神話 日本語教育関係者とネット 2020年代のネット社会と日本語教育

D3 ネットを仕事場に……099

文書を共有する作業場……101
「共有」でできること 原稿を本として出版するまでを例に 作業場は配布場所にもなる

コミュニケーションをする場所……110
4つの要素 Slackの特徴

アクセス権の管理……115
共有は簡単。でも… アクセス権管理の基本的な考え方 アクセス権をどう設定していくか 共有作業の注意点 Google Drive特有のあれこれ

サービスの選択と運用……125
寄らば大樹で正解 フラフラしない 余計なカスタマイズをしない ルール設定は大事 仕事はテキストベースで
👉 開く時にクリックしたところをもう一度クリックすると閉じることができます。

 

本編からちょっとだけ…

🗨 デジタル4技能 その3 「音声」
…そして音声の編集は「デジタル4技能の中で最も簡単で安上がり」なのです。画像と違ってフリーのソフトでも音声ファイルを開ければ、0.1秒単位でのほぼ完全な編集、修正、コントロールが可能です。教科書の会話の音声ファイルの声色を変えたり、セリフの音声に、電車の音声ファイルを合成してセリフの背景に電車の音を流すみたいなことぐらいは、すぐに出来るようになるはずです。実は画像より格段に扱いやすいと思います。


🗨 プライバシーポリシー
「プライバシーポリシー 読み方」で検索するといろんな記事がでます。プライバシポリシーは似たような文言が続きますし、長いし面倒ですが、読む習慣をつけると「あれ?この会社は、位置情報の提供が義務になってるな」とか「日本に法人がないから米国の法律に従ってと書いてある」みたいなことに気づくようになります。個人情報に関しては、次の「個人情報」で詳しく書きます。ここでは簡単なポイントだけを。


🗨 「アクセス権の付与」の基本理解
アクセス権の設定の最初のステップはたいていの場合、文書や場所のアクセス権、Google Driveだとフォルダや文書の公開の度合いの設定です。よくあるのは4つのパターンです。Google Driveだと

全公開:誰でもアクセスできる。
限定公開:リンクを知っている人だけアクセスできる。
特定のユーザーだけ:指定した人だけアクセスできる。
作成者だけが見られる。非公開。


 

参考文献・資料

参考文献や関連資料はこの本の著者でもあるwebjapanese編集部制作の日本語教師読本Wikiの「デジタルのいろいろ」などをご覧ください。


▷ このシリーズには編集部責任編集のオマケの日本語教師読本Wikiがあります。テーマに応じた情報を随時追加&更新しています。


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