スリーエーのサイトの探検のしかた

世界シェア6割以上とも言われる日本語教育を代表する教科書「みんなの日本語」を作っている出版社です。1973年に経産省系の組織がそのまま民間に移行したと言われています。

トップページはこちら
http://www.3anet.co.jp/

スリーエーネットワークのサイトの設計に関しては、2015年にこちらにちょっと書きましたので、ご関心のある方は、ここのスリーエーのところをどうぞ。日本語の教材の出版社なので、顧客は日本語ができない人のはずですが、昔からほぼ日本語しかありません。アクセスは、月2万人くらい。関係者のみ、というところでしょうか。

日本語教材のウェブサポートへの提案
http://ow.ly/o9rx30gNVYO

しかし、いつまでたっても変わらないので、少しガイドを書きます。スリーエーのサイトは罠がたくさんあります。ネットが得意な人も、サイト内がどうなっているかわからないまま、で終わることがほとんどだと思われます。まして、ネットが苦手な人は、本の写真がある、というだけで終わりです。正直、30年近く、国内の日本語学校の初級の教科書のシェアを独占し続けている出版社としては、コンテンツは超少ないのですが、いろいろ貴重なコンテンツもあるので、死蔵させるのはもったいないと思いました。

 

1 日本語教科書活用講座という迷宮

一般の日本語教師にとって読む価値があるところはまず、日本語教科書活用講座ではないでしょうか。
http://www.3anet.co.jp/nihongo_text_kouza/
(このURLはブックマークしておいてください)

一覧とあるのに、書影がずらずらと並んでいて、ナンバーリングがあることも気がつきにくくなっています。しかも、これ、34からはじまって下に1があります。しかもナンバーリングが、21だったり、⑳だったりします

右上のみんなの日本語をクリックすると以下のページに飛びます。書影でも下のテキストリンクでもOKです。

あれ?講座がありません。ここで断念する人は多いと思います。さっきと同じく書影をクリックする人もいるはずです。しかし、書影をクリックするとどこかに飛びそうになるけど、どこにもいきません。ここで諦める人はいるはずです。

 書影のリンクが動かないのは、これまで20年間、何か情報があるかもしれないとサイトを訪れた日本語学習者の呪いかもしれません。

で、カンのい人は、書影の一番下の「こうやってます。~」という青いテキストがリンクなのでは?と考えるかもしれません(ただ、このレイアウトだと、註か何かに見えます)。クリックするとやっと講座のページに行けます。

まだ罠はあります。スリーエーのサイトの最大の特徴です。なんと、このページからは、さっきの日本語教科書活用講座に戻るリンクがないのです。だから最初にブックマークしてくださいと書いたんですね。。。

実は
HOME > 日本語教材(学ぶ)(教える) > その他関連情報
にある「その他関連情報」をクリックすると、さっきの一覧ページに似たページに戻りますが、そこは最初の日本語教科書活用講座とは違うページなんですね。つまり、この講座の一覧のページは2つあるわけです。どうしてそうなっているのかは、わかりません。

で、下のテキストリンクをクリックすると講座にやっとたどり着きます。

読めました。でも、もう、ここから最初の活用講座のトップに戻るのは不可能です。「その他関連情報」に行くしかありません。

 


 

もうひとつ。スリーエーのトップからこの活用講座を読むところに直にリンクはありませんが、トップで 「日本語を教える」というのをクリックすると、出てくるページの一番下にひっそりと「お役立ち情報」というのがあります。

ここの 「その他関連情報」と、「日本語教科書活用講座」は、さきほど出てきた、同じ内容の講座のトップページです。なぜ2つあるのかはわかりません。

また、日本語教師がスリーエーのサイトを訪れる理由があるとしたら、教科書関連の勉強ができるコンテンツ(活用講座的な)があるかな、ということと、フリーの補助コンテンツとか教材の活用の何かがないかな~というくらいだと思います。つまり、なぜかトップページではなく、ここにひっそりあるお役立ち情報は、日本語教師にとって唯一、お役立つ情報なんですね。

 

2 隠された秘宝 補助教材コンテンツ無料ダウンロード

上にあるお役立ち情報からいけるページにあります。トップからは行けません。運良く教科書の紹介ページにたどり着ければ、そこからは行けますが。しかし、気がつかない人は、一生たどり着けません。

http://www.3anet.co.jp/ja-teach-support/

こちらの一覧には、「ダウンロードはこちら」というリンクがあり、クリックすると、PDFがダウンロードできるページに素直に飛びます。ちょっとホッとします。

ダウンロードの一覧にも戻れます。しかし、油断してはいけません。うっかり「関連書籍はこちら」をクリックすると、その教科書の紹介ページに飛んでしまい。元に戻るのは、またいろいろと探さなければなりません。補助教材コンテンツというテキストリンクが正解ですが、ダウンロードとは書いてないので、迷います。なんせ間違ったリンクを踏むと、迷ってしまうわけですから。。。

 


 

スリーエーのサイトでは、来た道をバックボタンで戻るしか帰る方法はありません。樹海のような構造です。ちょっと横道に行ったら最後、自分の居場所はわからなくなり、仕方なくトップページに戻ると、トップページからは、行きたいところには、ほぼ行けない、ということになっています。

よくあるメニューの  AAA > BBB > CCC みたいなものが、スリーエーのサイトにもあります。あれは普通は、ディレクトリ構造に従ってあるのですが、スリーエーのは違います。なんとなくあるだけです。あてにしてはいけません。

サイトマップはあります。

しかし、ご覧のように、日本語関連は、なんと5つしかないという雑なもので、何の役にもたちません。

検索があるだろう、と思われる方も多いと思います。あります。しかし、教科書の名前で「日本語」「にほんご」「Nihongo」など本のタイトルどおりでないとまったくヒットしてくれません。

みんなのにほんご で検索すると。。。

みんなの日本語 ではどうでしょうか。これはさすがにたくさんヒットします。でも、新刊情報から、関連書籍で紹介したページまで、ごちゃごちゃです。なんと、肝心のみんなの日本語の書籍紹介ページがぜんぜん出てきません。スリーエーの検索は、目当てのページがアルゴリズムでドーンと出てくる可能性はかなり低いのです。90年代のサイトの検索がこんなカンジでした。単純に指定したディレクトリ以下から全文検索をして、並び順か何かで出てくるみたいな。

 この迷宮サイトへのリンクで作った、日本語ドメインの別サイトがありますが、この別サイトを作るヒマがあったら、本体をきちんと整理したほうが早いはずです。それほどコンテンツはないんですから。。。

 英語版は、一応あるんですが、トップページの一番下の 「会社案内」みたいなとこにテキストでリンクがあるだけです。英語版の検索はもう3年近く壊れたままです。

 トップページのバナーですが、左のスペースはクリックすると飛ぶんですが、右の小さな画像は一旦、左のスペースに表示されて、そこをクリックしないとダメ、ということになってます。こんなわかりにくいバナーは無いほうがいいと思います。ひとつ動かないと思うと、諦める人いますからね。

でも、見た目はスッキリしているので、日本語教育関係者は、文句をいいませんから変わりません。今日も、世界のどこかで検索した日本語学習者がトップページをみて、ガッカリしてると思います。

 


 

続く。。。(気が向いたらいつか追加します。なんとかしてほしいもんです)