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概要

地方自治体などが作っている教材は初級がほとんどです。その地域ならではの生活情報や地域を舞台にして作る意義は多少あるとしても、初級日本語の学習項目に関してはそれほど違いもないはずなので、各自治体が個別にお金をかけて同じようなものを作るべきものかはやや疑問です。地方自治体の教材がそこそこ充実しているのは、国が作った教材が小中高生向けで、古く、多様なニーズに対応できないことと、現状では日本語教育は地方自治体がやることになっている政策の結果ともいえます。

せめて各地域の日本語教育関係者がネットで教材やノウハウを共有できるようなネットワークがあれば(文化庁はそういうものを作る気がある?)、個別にちょこちょこかけているお金を集約した教材や学習者用のネットコミュニティやネットアーカイブなどが構築できるのでは、という気がします。おそらくしっかりした初級の教材(あるいは柔軟な構成の「まるごと」の採用で統一を計るか、別途文化庁などが「まるごと」的な地域日本語教育版を作るかという選択肢もあると思います)と、その上に地域の特色、方言などをモジュール的に追加できる中級、上級の教材を作れるはずです。地域で日本語教育に関わっている方には、ぜひデジタルに強くなって、共有できるものはする方向で検討していただければと思います。

👉 今後、自治体や民間による自作教材は爆発的に増えそうなので、ここでは、継続的に配布される可能性が高く、質量ともによいものだけをピックアップするだけにします。その他は検索して探してください。

政府系の組織が作ってるもの

文科省系

外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメントDLA

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/clarinet/003/1345413.htm

「にほんごをまなぼう」

90年前後に公立学校などで使われる前提で作られた文部科学省(当時文科省)によるもの。本冊はアマゾンで今も買えるようです。自治体の国際交流団体などが、副教材や翻訳版を作ったりということもあり、それなりの教材利用者のコミュニティの厚みはあるようですが、少なくとも、ネット上では使っている教師の声も皆無なので、よくわかりません。音声ファイルの提供はないようです。学校で使っているということでもないかぎり新たに児童向けとして買う選択肢にはならないのでは。

にほんごえじてん

難民に対する日本語教育の教材として作られた文化庁による教材
http://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kyoiku/nanmin_nihongokyoiku/kyozai_1/

その他

ひろこさんのたのしいにほんご 

凡人社によるもの。国内外の小中学校で使われているとのこと。 アマゾンでも本冊は買えるようです。この教材も「にほんごをまなぼう」と同じく自治体で多言語化されたりしているが、情報がなく、よくわからない。サポートサイト(?)で一部音声ファイルが提供されているようだが、別途CDやMP3でパッケージとしては提供されていない様子。しっかりとした音声ファイルの提供がないのは教材としては致命的かも。これも、学校で使っているということでもないかぎり新たに児童向けとして買う選択肢にはならないのでは。

「こはると いっしょに」

国際交流基金によるタイの年少者対象の日本語教材。週1回の授業で簡単な会話ができることを目的としたとのこと。

http://www.wochikochi.jp/report/2013/05/thai-koharu.php

「日本語ドレミ」「にほんごジャンプ」「にほんごチャレンジ」

ドレミは、7~10歳の子供が対象。ジャンプ、チャレンジは11~14、5歳対象とのこと。 海外日系人協会よる中南米で日本語を学ぶ日系児童のために日本語教科書 JICAの委託で作られたとのことなので、JICA経由で取り寄せ可能かもしれない。

http://www.jadesas.or.jp/nihongo/04text.html

「日本語みらい」

これも、海外日系人協会よる教科書。日本で暮らす日系人が対象とのこと。国内は取り寄せ可能。

http://www.jadesas.or.jp/nihongo/nihongo.html

総合サイトなど

かすたねっと

児童の日本語教育の教材などは文科省のかすたねっとに情報が集約されている。
http://www.casta-net.jp/

News

文化庁のNewsには、地域の日本語教育の活動が集約されている。
http://www.nihongo-ews.jp/

自治体などで配布されてる教材

以下、特に価格が書いてないものは無料。 児童用の日本語サポート関連が多いですが、児童の母語サポートも少しあります。個人のサイトで配布しているものもあります。

津市小中学校作成教材

ひらがな、カタカナ、基本的な語彙など。算数、社会も少し。 ポルトガル語スペイン語タガログ語ビサヤ語(セブアノ語)イロンゴ語(ヒリガイノン語)ベトナム語タイ語インドネシア語中国語モンゴル語英語
http://www5d.biglobe.ne.jp/~jikanwar/nihongokyozai/nihongokyozai2.html

岩倉市日本語適応指導教室

ひらがな導入。カードなど。 ポルトガル語
http://www.iwakura.ed.jp/nihongo/L12.htm

南アルプス市

中韓ポルトガル、スペイン英語
http://www.city.minami-alps.yamanashi.jp/shinsei-syorui/other/kokusaikoryu2/miru_asobu_nihongokyouzai.html

三重県

みえこさんの日本語 2分冊で65課、PDFで無料ダウンロードできる。 小学校を舞台にした教材で初級の学習事項が網羅されている。 文型と意味:ポルトガル語、スペイン語、タガログ語、中国語、韓国語、タイ語
http://www.pref.mie.lg.jp/GAKOKYO/HP/27461025557.htm

埼玉県

□ 外国人児童サポート事業 (英語・ポルトガル語・スペイン語・中国語・タガログ語)
http://www.pref.saitama.lg.jp/f2214/kikokugaikoku-nihongokyouzai240120.html

□ 日本の学校、学校の日本 学校の紹介。スペイン語、ポルトガル語
http://www.pref.saitama.lg.jp/f2214/nihon-no-gakko.html

□にほんごをまなぶ Books on Japanese as the second language - 埼玉県立図書館
https://www.lib.pref.saitama.jp/collection/mcult/learnJapanese.html

兵庫県国際交流協会

http://www.hyogo-ip.or.jp/

オリジナルの教材も豊富。他の自治体の無料教材のリストもある。

愛知県 あいち多文化共生ネット

ポルトガル語スペイン語中国語韓国語の母語学習サポート用学習冊子を実費で配布している。 概要は以下に。
http://www.pref.aichi.jp/0000060441.html

愛知県の多文化共生推進室は
http://www.pref.aichi.jp/syakaikatsudo/tabunka.html

大阪府

地域の識字・日本語学習教室向けに作られた「もっとしゃべろ!」という教科書をはじめいろんな学習用素材がある。初級はほぼカバーしているかなり質の高い教材。PDF。
http://www.pref.osaka.lg.jp/chikikyoiku/osyaberi/

*同ページには、日本語教材の選び方もあって親切。 日本語習得の支援2012―既成教材からテキストを選ぶときのために―
http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/12999/00000000/nihonngosyuutokunoshien.pdf

大阪府 きいて まねして はなして

きいて まねして はなして ― 「わたしたちが語る」20のエピソード ―
:こちらは日本語学習者を意識した新しい教材。
http://www.pref.osaka.lg.jp/chikikyoiku/osyaberi/manesite.html

横浜市国際交流協会(YOKE)

イラスト入りの日本語クラス用の素材がワード形式などで配布されています。
https://www.yokeweb.com/

茨城県

茨城県日本語e-ラーニング
https://nihongo-ibaraki.jp/

税金で外注丸投げで作ったeLearnigなのに茨城県内の企業のみ申込可能。そこで働く人でないと利用できないという驚くべきセコいシステム。英語,インドネシア語,ベトナム語,ミャンマー語対応。

https://nihongo-ibaraki.jp/form/
ここで申し込み外国人が県外に転出したら報告しろなどと書いてあります。IPでアクセス制限してる?

金沢市

金沢での暮らし | 金沢大学 外国人留学生サイト
:小学校入学のための準備ガイドブックなどもある。英、インドネシア、ベトナム、中国語
https://www.adm.kanazawa-u.ac.jp/ie/j/lifeinfo/kodomo.html

大学や企業が配布しているもの

東京外国語大学

外国につながる子どもたちのための教材 ポルトガル、タガログ、スペイン、ベトナム、タイ語版あり。
http://www.tufs.ac.jp/blog/ts/g/cemmer/social.html

宇都宮大学

中学教科の単語帳がある。ポルトガル語・スペイン語・フィリピン語・タイ語・中国語・ベトナム語 その他、ガイダンスや学校からのお知らせのペーパーの翻訳版も載っていて、翻訳のテンプレとしても 活用できそう。

http://www.djb.utsunomiya-u.ac.jp/

愛知教育大学 外国人児童生徒支援リソースルーム

教材、辞書(英語・ポルトガル語・スペイン語・中国語・韓国語)などがダウンロードできる。いろいろな情報も。

http://www.resource-room.aichi-edu.ac.jp/

仙台国際日本語学校

日本語で読む仙台・宮城 地域の文化を学ぶ教材とのこと。1260円。丸善、凡人社などで注文。
http://www.bonjinsha.com/goods/detail?id=11036

こどもの日本語ライブラリ

いろいろな学習素材の提供と指導の方法なども。
http://www.kodomo-kotoba.info/

NHK

NHK WORLD のEasy japaneseは、テキストと音声などがダウンロードできる(のを忘れてました) アラビア、ベンガリ、ビルマ、中国、フランス、ヒンディー、インドネシア、韓国、ペルシャ、ポルトガル、ロシア、スペイン、スワヒリ、タイ、ウルドゥー、ベトナム、英語。
http://www3.nhk.or.jp/lesson/

FUJITSU’s Guide to Japanese

富士通がサイトで配布している日本語のガイド本。豪華!

http://www.fujitsu.com/global/products/computing/servers/japanese/contents/index.html

その他

AOTS Useful Expressions

:挨拶、日常表現 (英語、タイ語、中国語、インドネシア語、ベトナム語)
https://www.aots.jp/jp-learning/aots/

多文化共生センター東京

中学数学学習用語集(英語、中国語、ベトナム語、ポルトガル語、タイ語)
http://tabunka.or.jp/sugakuyougo

fsi(Foreign Language Institute)

アメリカの政府機関の語学学習サイト。ちょっと古そうですが、パブリックドメインで日本語の教科書などがPDF形式で配布されている。メインテキスト(PDFで180ページ近くある)、音声、フラッシュカードも。
https://fsi-languages.yojik.eu/languages/cortina.html

以下は個人が配布している日本語の解説PDFなど。(中身はチラと覗いただけです。参考までに)

Tae Kim’s Guide to Learning Japanese

英語による詳しい文法解説がPDFで。(動画などもあり)
http://www.guidetojapanese.org/learn/grammar

An Introduction to Japanese~

An Introduction to Japanese Syntax,Grammar $ Language Michiel Kamermans

個人によるサイト。英語での文法などの解説。PDFで400ページ近くあり、書籍にもなっているようです。
http://pomax.github.io/nrGrammar/

きせつ

http://www.kisetsu.org/

出版元によるサンプル
http://www.kisetsu.org/textbook/sample/?lang=ja

■ アメリカで使われている中高生向けの教科書とのこと。サンプルをみるかぎりでは、初級からという印象。ハードカバー、オールカラーでかなり高いが、漢字教材、アプリもあり、サポートサイトも充実している。日本国内の販売はこちら。

研究

出版社

書店系

凡人社
:日本語の教材を日本語学校に販売している書店。自社で教材開発も。
にほんご書店そうがく社
:同じく教材を扱う書店

教材の出版社

スリーエーネットワーク
:シェアトップの「みんなの日本語」を出している。元は経産省の関連団体から独立。
アルク
「できる日本語」など日本語関連の教材がある。
アスク
:問題集などを中心に日本語関係の教材を出している。
Japan times
:新聞社の教材部門。一時日本語からは撤退と囁かれたが継続。「げんき」は特設サイトもある。 三修社
:「まるごと」の出版社。国際交流基金との関係が深い模様。
ひつじ書房
:言語学専門の出版社。教師向け、大学向けの日本語教材も。
チャールズ・イー・タトル出版
:老舗の出版社。英語圏向け。
ココ出版
:「にほんごこれだけ」の他専門書など。
Jリサーチ出版
:問題集など。
くろしお出版
:言語学が専門の出版社。テーマで学ぶ基礎日本語など。
光村書店
:公立学校の国語教科書の他に中国語圏のシェアが高い標準日本語を扱っている

その他

専門教育出版http://www.aikgroup.co.jp/senmon/index.htm
:能試準拠試験(日本語NAT-TEST)を主催。や日本語学校のコンサルティングなどもやっている。
(株)語文研究社
:能試準拠試験(J.TEST実用日本語検定)を主催。対策問題集など。

記事・資料

日本語の教科書が目指すもの 2017 筑波大学シンポジウム
http://www.intersc.tsukuba.ac.jp/~kyoten/symposium/20170910_shiryo/170901.pdf
『みんなの日本語』、あるいは文型シラバスは時代遅れなのか? - Togetter
https://togetter.com/li/1096274
文型積み上げ式への批判に対する意見 | Shingo Imai's Idea Notes (今井新悟 blog)
http://shingo-imai.blogspot.com/2014/12/blog-post.html
海外の大学日本語教育で使用されている初級教科書の紹介 – 旅する応用言語学
http://www.nihongo-appliedlinguistics.net/wp/?p=3304
日本語教育で使われる教科書について
http://www.tenri-u.ac.jp/topics/oyaken/q3tncs00001n9qjw-att/GT227HP-ouchi.pdf
日本語教材のウェブサポートに関する提案
https://webjapanese.com/blog/j/study/nihongosupport/

論文

 

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